※鵜野日出男さんは、タマホームの建築現場を見て、間柱が太いのに驚くと同時に、喜んでおられたのは、それが構造用合板の効果を引き出し、強い耐震性の家にする鍵だからです。
●タマホーム。 大手ゼネコンのマンションより耐震性があってエコで高性能。 ④
開口部は、構造用合板をくりぬいて使う大地震で壁紙や石こうボードが開口部(窓など)の4隅ひび割れたりしなくなる。
※鵜野日出男さんは、タマホームの建築現場を見て、開口部が構造用合板をくりぬいて使われていなかったので、非常にがっかりされておられました。せっかく、太い間柱を使っているのに、開口部がくりぬかれていないのでは、もったいないからです。 ツーバイフォー工法の地震に強さの秘けつを全て吸収して使っているのかと期待したのですが、そうではありませんでした。
●タマホーム。 大手ゼネコンのマンションより耐震性があってエコで高性能。 ⑤ 内壁の石こうボードを10センチおきに釘打ちし、開口部はくりぬいて使う。そのため、耐震性が上がる。 また、家の内部の間仕切壁も耐力壁になる。 ⑥ 床と天井が剛床でプラットフォームで、地震の時に変形しにくい。また、床や天井にかかった水平力を壁が支え6面で抵抗するので変形しにくい。(ダイアフラム効果)
これらの他に、金具の多用などがあり、震度7の阪神淡路大震災で倒壊ゼロ。
それどころか、ほとんど修理らしい修理することなくそのまま住めた、ツーバイフォーのけた外れ耐震性の強さになっています。
従来の日本の家づくりの工法
(在来木軸工法、在来工法、軸組工法、木軸工法、など言い方がいろいろです)に、
ツーバイフォーの構造用合板を使い、金具を多用する点だけが流れ込んで耐震性が向上してきていますが、実は、手ぬるいです。
面材の構造用合板の耐震性を最大限に引き出す上記の工夫
①~⑤は、まだ取り入れられていないところが大多数です。
いっそのこと、多少の技術の差のある在来工法の工務店の中から選ぶよりも、本家のツーバイフォー工法にしてしまったほうが耐震性の強い家が建つでしょう。
というわけで、
一条工務店は、i-cubeの前までは、従来の日本の家づくりの工法
(在来木軸工法、在来工法、軸組工法、木軸工法)でしたが、
i-cubeからはツーバイ工法に、
しかも一回り強いツーバイシックスの躯体にしたのです。
一条工務店には、じっくりと建て主に有利な家を検討し続けている研究者がいる感じです。
それも、役職の上位者か、キーパースンに対して発言力がある立場のようです。
その研究者は、ツーバイフォーからの技術導入で従来の工法を小手先で改善し続けるよりも、ツーバイ工法自体に切り替えたほうが、
家のどの性能面(耐震性能、防火性能、スキマ減らし、断熱性能、工場生産でのローコスト化)でも有利になると見極めたのです。
今までの立脚点に関係なく客観的に分析でき賢明と思います。
また、判断がいさぎよいと思います。
ツーバイフォーだと
家づくりの規定や規格がはっきり決まっているので、手抜きできません。
また、規格が決まっている分、工場でパネルを精密に安く量産することが可能になります。
また、点検し易いし、釘は長さごとに色分けなため、釘打ちのミスも隠れません。
それに、規定どおりに木を使うと、日本の従来の家づくりに使う木の量よりも多くなります。
柔道では、「力も技のうち」といって、
力の差がそのまま強さの差でもあることを表現していますが、
ツーバイフォーを言うなら、「釘の量と木の量が多いのも耐震性のうち」なのです。
釘の総本数で、ざっくり2倍違うわけですから、従来の日本の住宅よりもはるかに大地震に強いわけです。 単純でローテクな釘という部分で、2倍の耐震性の強さになってしまっているのです。
築80年の日本最古のツーバイ住宅は、神戸の東灘区深江南町にあって、阪神淡路大震災に被災しそのまま今も何事もなかったかのように使われていますが、昭和9年9月21日の室戸台風,昭和13年7月3-5日の阪神大水害,および昭和25年9月3日のジェーン台風においていずれも浸水して、3回も水害のダメージを受けていたりしています。
それでも震度7に平気でした。
震度7の大地震に耐え、修理しないで済むようなレベルでの大地震に強い家でなくては意味がないのです。
その点、一条工務店は、i-cubeは、ツーバイシックスです。
文句なしに、大地震に強い。
日本の最高水準の耐震性と言っていいでしょう。
●大半が最低の耐震等級1!大手ゼネコンの鉄筋コンクリートの建物(マンション等) ●家41 木造なら、地震にとても強い ローコストの家は可能。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■②
一条工務店のi-cubeの躯体の寿命は、200年以上。家は、地震で倒壊するか、火事で焼失するか、結露で木が腐って、使えなくなります。
ですから、家の寿命は、地震と火事と結露を防ぐ性能で決まります。
ツーバイ工法は、地震に強いだけでなく、
内側の壁が不燃の石こうボードということで内部からの失火が燃え広がるのを防ぎます。
また、プラットフォームの床が気流止めとなり火事の延焼を止めるファイアーストップになり、
冬の寒いすきま風を防ぎ、結露を防ぎ木が腐らないようにしています。
ですから、ツーバイ工法で建てた家は、躯体は長い期間使い続けることができます。
どれぐらいの期間を使い続けれるかの目安は、100年から200年です。
平成8年の建設白書によれば、家の建て替え年数(寿命)の平均は、イギリス141年、アメリカ103年、日本26年とあります。
●木の記事・釘・ツーバイフォーの歴史つまり、アメリカの家のほとんどが、ツーバイ工法で建てられていますから、ツーバイ工法で建てた家は、アメリカの家のように平均で100年もつのは、間違いありません。
あるいは、中古価値が小さくなったからとそうひんぱんに建て替えをしないのなら、イギリスの家のように平均140年は持つということです。
一条工務店のi-cubeの躯体の寿命は、
少なくともアメリカと同じく平均で100年、アメリカのように中古価値を気にして建て替えないようなら、イギリスのように平均140年の寿命になります。
そして、地震に耐え、火事を防ぎ、結露なく乾燥したまま木が腐らなければさらにもっと長く使い続けることもできるでしょう。
いつまで、乾燥した木がもつのかは、誰にもわかりません。
少なくとも、現存する最古の木造建築の法隆寺の木は1400年間もっています。
樹齢500年の木を使おうが、樹齢50年の柔らかめの木を使おうが、木としては同じです。
樹齢だけ木はもつというのは実に控えめで非科学的な表現です。もっともちます。
■木の間違い知識 「千年かけて育った木は千年もつ」 木材の耐久性は使われる環境によって大きく変化します。
室内のようなマイルドな環境で使われるなら、40年生の木材でも、半永久的にもちます。
世の中には、「200年住宅」と聞くと、「それはありえない…」と冷笑する人たちがいます。
そうは仕方がないのです。
冷笑する人が建てた家は、震度7で倒壊の可能性のある耐震等級が最低の1ですから(笑)。
100年もたてば、孫が40歳から50歳、ひ孫が家を引き継ぐかどうかです。
100年もあれば、
震度7直下型の福井大震災や、全壊6600戸の宮城沖地震や、阪神淡路大震災の揺れ加速度700ガルの3倍の加速度を記録した新潟中越地震のような大地震に遭遇するでしょう。
耐震等級1の家は、大地震には、もたないです。
■震度7の地震の揺れで倒壊する確率。耐震等級1:28%、耐震等級2:7.9%、耐震等級3:3.5%●鉄筋コンクリのマンションの多数は耐震性が最低の等級1。東京財団の「建築基準法改正提言」あるいは、冷笑する人たちが建てた家は、真壁として木をあらわにすることで、内側の壁が石こうボードで覆われていないかもしれません。
たまたまの寝タバコや料理や子供の小さないたずらで失火すれば、火災は燃え広がり、家は焼失します。
ましてや、壁にファイアーストップが入っていなければ、またたくまに火は隣の部屋や違う階に燃え広がります。家を焼失するどころか、火の回りが早ければ家族の誰かが命まで失ってしまうかもしれません。
また、冷笑する人たちが建てた家は、床を切り欠いて柱が通る従来の構造かもしれません。
スキマが多く結露しやすいです。
おそらくは、建てた後にC値すら測定していないのでしょう。
確かにそれでは200年は持つはずがありません。
でも、冷笑した人は、自分の建てた家が、建築基準法すれすれの低い性能の家だからといっても、高性能の家まで同じように考えてはいけません。
一条工務店のi-cubeの躯体の寿命は、少なくとも100年以上あるでしょう。
大地震で倒壊せず、火事で焼失せず、結露がなく木が腐らない限り、躯体がもつからです。
同じツーバイ工法のアメリカの家の平均寿命が、100年です。
中古市場があり、価値が低くなった家はひんぱんに建て替えるのが混じっての100年です。
そして、特に建て替えなければ、200年以上躯体は持つことでしょう。
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■③
一条工務店のi-cubeのハイスペックの性能と設備。 鵜野 日出男さん 今週の本音より ■ 省エネ住宅のトップランナー・一条工務店の挑戦状(上) 2009年04月15日
■ 一条工務店の挑戦状・何が低価格を実現させたのか(中) 2009年04月20日
■ 一条工務店の挑戦状 ・ グローバル化の対抗策(下) 2009年04月25日
より 以下 引用。
・
工法・構造は、2×6 耐震性は最高水準 外壁は206、屋根・天井は210材
地震などの外力を建物全体で分散・吸収する6面体モノコック構造。
阪神大震災の約1.5倍の揺れにも耐えることを実大実験で実証済み。
堅固な剛床。
2階には厚さ32mm、1階には厚さ24mmの構造用合板を梁や大引きなどに直接打ち付けて施工。
建築基準法をはるかに上回る剛性
・
Q値(省エネ性能)は、全地域0.76W/㎡・K 最高水準2×6材を用いた構造体に140mmの断熱材(EPS特号相当)を充填と付加の外断熱50mmの断熱材(EPS特号相当)。 外断熱と充填断熱で家全体を包み込むダブル断熱工法
※: EPS=ビーズ法ポリスチレンフォーム
断熱性や防湿性に優れた断熱材EPS特号相当※(一部高性能硬質ウレタンフォーム)を壁・床・桁上まで敷き込み。
Ⅳ・Ⅴ地域の次世代省エネ適合住宅は Q値(省エネ性能)が2.7。
Q値をは、0.76にすることで
暖房費を、次世代省エネ適合住宅の1/2~1/4に削減。
・
サッシ複層Low-Eガラス付樹脂サッシのアルゴンガス入り。
PVCの押出材を買ってきてサッシを自家生産
・
全窓に断熱スクリーンのハニカムシェード付き。ダブルハニカムブラインドを積水化学からハニカムサーモスクリーンを買っているのではなく、アメリカのメーカーから特許を買ってこれを内製。
高価で高機能のダブルハニカムブラインドを廉価に内製。
アルゴンガス入りのLow-EペアのPVCサッシ+ハニカムシェードでU値は約1.0W。
・
万全の結露対策 壁の湿度を逃がすエアーフローシステム
C値(相当隙間面積)は0.71cm2。 最高水準
・
熱交換換気システム「ロスガード90」 最高水準
全熱交換で熱回収率が冬期90%、夏期85%のをダイキン工業(株)へ仕様書発注。
温度交換効率90%以上、湿度交換効率71%以上。
24時間計画換気システム
分配器は1m3単位でコントロール出来るものを自社開発。
・ 24時間計画換気システムの給気口に取り付けている空気清浄フィルターは、
花粉除去率98%を誇る高性能フィルター
・ 電気ヒートポンプ式全館床暖房システムを標準装備(除く北海道)
「全館床暖房」
・ オール電化 (IHクッキングヒーター、エコキュートの採用)
・
シロアリ対策・・・最高水準 (ただし、アメリカカンザイシロアリ対策はまだ)
一条工務店では、防腐・防蟻処理のために安全性の高い薬剤である「ACQ」を加圧注入する方法を採用。木材を注入タンクに入れ、圧力をかけて薬液を浸透させる。木材の奥深くまで薬液が浸透して、効果は75年以上も続く。
通常の塗布処理の10倍以上の耐久性を発揮する加圧注入式防腐防蟻処理。
床下および1階の構造材のほぼすべてに、業界最高水準の「加圧注入処理」という防腐・防蟻処理を施。
断熱材にも防蟻処理を施す。
・ 気密性の高い住まいは、騒音カット効果も抜群。
業界トップクラスの遮音性能をもつ複層Low-Eガラス付樹脂サッシの実力ともあいまって、交通量の多い道路脇の騒音を静かな公園並みのレベルに変えるほどの遮音効果
・ 低ホルムアルデヒドのF☆☆☆☆グレードの床材を使用。
また、洋室には燃やしたときにも有害物質を発生させない「エコクロス」を、和室の壁には自然素材を生かした「珪藻土塗り」を、壁や天井のクロスにはゼロホルマリンの接着剤を採用するなど、シックハウス対策
・
基礎の立ち上がり幅は、公庫基準の120mmを大幅に上回る165mm。
主筋には16mmの異形鉄筋を配置。
もっとも負荷がかかりやすい隅部は
ホールダウン金物や
コーナーベースで強化。
・
真空断熱材を自家生産し、システムバスの槽と蓋に使用。
※札幌の真冬でも、一晩で風呂のお湯の温度がせいぜい2℃しか下がらない。・ 床暖房付きのシステムバスも自家生産
・ 自家生産木製建具はもちろん、
階段をはじめとした造作材、システムキッチンや収納家具、洗面家具、本棚付きや物置付の出窓セット、下足ユニット、床暖房用の下地セット
ノルウェー式サウナセットと大型スクリーンセット。
床暖房をしても永久に変色しない和紙を編んだ畳セット
・ 浴室とトイレは局所間欠運転
・ 札幌・手稲区明日の風町に建てられたi-cube宿泊体験棟
・ 2階のトイレも廊下も、1階のユニットバスの床にも床暖房がなされている。
とくに浴室の床暖房は、同社に限らず評判が良い。
地場ビルダーが、押入れ以外の2階を含めた全室の床に床暖房を入れて欲しいと施主に依頼されたら、おそらく200万円はかかるであろう。 ところが一条のオール床暖房費は60~70万円で上がる。
つまり、パネルヒーターよりも安い。 それは、工場で全室に配管下地がなされて出荷されるから。
それが標準仕様。そして、現場で簡単にパイプ配管がなされる。
・ 屋根材を葺き終えるまで丸2日しかかからない。
ハイムやトヨタホームのユニット住宅とほぼ同じ工期。
i-cubeは今までの同社の商品のようなプレカットではない。
サッシを取り付け、一部を除いて外装仕上げや内装の石膏ボードまでが施工された完全なプレハブパネル。 これを3メートルまでの長さで現場へ搬入。
以上、 鵜野日出男さんの記事からと、カタログから。
一条工務店のi-cubeは、これらの設備や性能が、ローコストです。
そして、これらが地震に強いツーバイシックスの躯体に盛りこまれ、躯体は100年から200年の長い寿命です。古くなった設備を取り替えながら、長く使っていけるのです。
ローコストは、一つの大きな性能です。
そして、躯体の長い寿命は、究極のローコストであり、大きな性能です。
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省エネ住宅のトップランナー・一条工務店の挑戦状(上) 2009年04月15日(鵜野日出男)
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家30 ローコストの哲学。 ローンの金利が複利で何百万円も違う。(kappa さん)・
家29 脱衣室が寒いと 脳卒中や心筋梗塞で年間3000人が死亡。・ 家28
鵜野 日出男さんにあてた書簡 2009年3月6日(金) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
鵜野 日出男さん
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■ オープンな木軸壁工法の可能性(中) 2009年03月20日
■ オープンな木軸壁工法の可能性(下) 2009年03月25日
☆ 日本の木造の家の将来像 140mmハイブリッド木構法の提示
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省エネ住宅のトップランナー・一条工務店の挑戦状(上) 2009年04月15日
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一条工務店の挑戦状・何が低価格を実現させたのか(中) 2009年04月20日
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一条工務店の挑戦状 ・ グローバル化の対抗策(下) 2009年04月25日
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Q値1.1W以下でのコストパフォーマンス 施主に登壇してもらうコツ(下) 2008年06月15日
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コメントありがとうございます。
>おまけに躯体が200年もつ・・・
とは、一条工務店では言っていません。
私が言っています(笑)
アメリカの家のほとんどがツーバイ工法ですから
アメリカの家の平均寿命がまずはあてはまるので、
100年は妥当なところです。
ところがアメリカは特殊な国で、中古市場が活発で、
家の新陳代謝も活発なのです。
イギリスのように不活発なら140年。
そして、木の特性を考えてということろからです。
結露で腐らなければ、紫外線で劣化しなければ、
法隆寺みたいに1000年1400年だってもってしまうですが、
誰もまだ試していないので、言い切れないだけです
200年持つはずがない…と冷笑しているのは、
もちの悪い耐震等級が最低の1の家を建てている人たちです。
そして、200年持つような家を建てている人たちは
窓の交換は、とか、排水や給水の配管の交換はとか、
電気の配線の交換はとか、基礎のコンクリの中性化はいつまで持つかとかを考えて
家は200年は・・・と口ごもっています。
木の構造の躯体だけなら 200年もつだろうことはわかっている人たちが、
だれも実証していないし、これから実証されていくことだしと謙虚なのです。
不遜な人が否定する200年と、謙虚な人の自信なげな返答がまどろっこしくて、
200年躯体が持つ家 と書いた次第です。
一条工務店では、200年持つとは言っておりません。
彼らがそれをアピールするときには、
屋根交換しやすい屋根の構造
ユニットバス、システムバスを交換しやすい風呂の構造
窓のサッシを簡単に交換できるヨーロッパのような窓の構造にしてから
200年使う途中の交換や点検をしやすくしてから、
うたうことと思われます。