ヒョウタンゴケは金を蓄積、資源回収に応用へ。 日本の「地上資源」と「都市鉱山」に金は約6800トン。全世界の金の埋蔵量の16%

2010.9.24 記事

■ ヒョウタンゴケが金を蓄積、資源回収に応用へ 理研など 2010.8.7 産経

たき火の跡などによく生えるコケの一種が、金を選択的に体内に取り込むことを、理化学研究所と非鉄金属大手「DOWAホールディングス」(東京都)の研究グループが発見した。最大で乾燥重量の約10%もの金を蓄積するという。貴金属をわずかに含む廃液から、金を再回収する技術として実用化を目指す。(原田成樹)

鉛の回収能力は最大で重量の70%。プラチナも数%回収できることが分かった。
廃液中の微量な貴金属の回収は、従来はコストに見合わないとされてきたが、DOWAホールディングス側から研究チームに加わった中塚清次さん(理研客員研究員)は「鉛の浄化に加え、金回収も視野に実用化研究を進める。化学物質でなく植物を使って処理できることが重要」と語る。


生物 ヒョウタンゴケ3_convert_20100814165327
金を体内に散りばめたヒョウタンゴケの原糸体(DOWAテクノロジー提供)



かなり前ですが、十勝平野の北のほうにある上士幌町で、
畑地の下の岩盤から金鉱が発見されたらしいと、地元紙に記事が出ました。


調べた結果、残念ながら、低品位鉱で採算に合わないとのことでした。


残念です。
もしかしたら…、ひょっとして… とすごく期待してました。

十勝の畑地の下に、金が埋まってるなんて、ロマンです。
十勝はどこを掘っても温泉が出るらしく、銭湯もほとんど温泉を使っているようですが、金まで眠っているとは。

低品位鉱の周辺を探れば、高品位鉱が見つかるのではないか とのことでした。
問題は、高品位鉱が見つかるまでどれだけ資金がかかるかわからないことで、資金量が豊かな企業が参入してくるかどうか… の ようです。


ずいぶん昔に、1回目にしただけの新聞記事でした。

検索したら、それらしき内容の記述が見つかりました。
十勝の上士幌町の勢多という場所です。

■ 勢多で金鉱床確認 (上士幌町史 その他の産業)

水銀鉱のある付近は金鉱床もあるはずだとは古くからいわれ、昔、勢多の山でも鉱脈をさがした人の話が残っている。
道開発局では、19689年(平成元年)から 町内勢多地区で、道立地下資源調査所に委託して、ゼオライトの分布状態や地熱利用の調査を進めていたところ、勢多地区国有林3.75平方メートルの範囲内で、金脈によく見られる石英脈や「石英質堆積物」が分布していることが判った。

地表の岩石を採取分析の結果、岩石1トン当りに、金が最大2グラム、銀が同49グラム含まれていた。

露天掘りの採算べースは岩石1トン当り、金が5グラム、銀が60グラムとされているところから、比較的低品位鉱が主であるが、開発局では深部に高品位鉱があることが期待されるとしており、上士幌町の未来へ、また、新しい夢が広がっている。





もしも、このヒョウタンゴケの性質を利用した資源回収の技術が完成し、
ひょとして金鉱の採算ラインが下がるかもしれません。

もしも、採鉱コストが下がることで、
ある程度まで 低品位鉱でも採算にのるようになったら・・・

低品位鉱は ふんだんにあるので、採算にさえ乗れば、
低品位鉱をどんどん掘り進むことができます。

そうしたら、そのうちに高品位の鉱脈にぶちあたるでしょう。



低品位な鉱石は、いままで ゼロ ではないです。
採掘にコストがかかるので、マイナス の価値でした。

ところが、低品位鉱からローコストで資源を回収できる技術が完成したなら、
日本の鉱産資源はきっと変わります。


低品位鉱に、プラスの価値が生まれるだけではないです。
低品位鉱をいつまでもどこまでも掘り進めるようになることで、お宝の高品位鉱の鉱脈にぶちあたる可能性が、掘るほど大きくなり、やがては見つかるでしょう。

鉱業は、もはや山師的な 当たり外れの運に作用されなくなります。
また、10年20年で高品位の鉱脈を掘りつくして廃山ではなく、末長く リターンが続く産業に進化するかもしれません。

鉱業は 斜陽…というイメージの産業から、
利益が続き どんどん発展する未来産業になっていくでしょう。



しかも、日本全国には、歴史に名前の残る 名 金山がいっっぱいあります、
ひょっとしたら、それらの金鉱のいくつかも復活するかもしれません。

採算のとれなかったはずの低品位鉱脈を掘って時間をかせいで、
新たな高品位鉱脈にぶちあたって、往年の名金山が復活するのです。


北海道なら、北見方面に、大正・昭和初期の頃に東洋一の金山と呼ばれた鴻之舞金山があります。



また、十勝には、大樹の歴舟川があります。
大樹の歴舟川は、江戸時代から和人がたくさん入り込み、ゴールドラッシュとなっていた地です。

砂金のかつての大産地、歴舟川の上流には、きっと高品位の大きな金鉱があると思います。
まだ、未発見ですが、低品位鉱さえ見つけれたら、あとは掘っていくうちに高品位な鉱脈(ツル)に出会える・・・ そんな想像が膨らみます。

また、山にだけ金があるわけではないです。
砂金の大産地、歴舟川の川沿いは取り尽くされていても、河口から流れ出た砂金は、周囲の海のドロや砂の中にびっしり見つかるはずです。

何万年、何十万年と雨と川が山の金鉱石を削り、砂金や低品位の金鉱石の砂として押し流した厖大な蓄積が、海の底の砂地に眠っているはずです。



低品位鉱でも採算が取れるようにする技術…って
「継続は力なり」を可能にする夢の技術です。



それに、現代の日本は、山や川沿いだけに金があるわけではないです。

家電製品や携帯には、金メッキや金の部品が使われていて、
日本のリサイクル場やゴミ埋め立て場には、金がどっさり埋蔵されてます。
これを、都市鉱山と呼んでいます。

この都市鉱山を、ヒョウタンゴケと組み合わせると、回収が破格に進むかもです。


そのうえ、日本の近郊の海底には熱水鉱床がいっぱいある様子です。
ここから採集したドロや砂からヒョウタンゴケを使って、ローコストで金を分離することもできるようになるかもしれません。

このヒョウタンゴケの研究が進むと、
日本は、ふたたび「東方見聞録」にある黄金の国になります。


北海道、そして十勝も、産金で経済が潤うようになるかもしれません。
産金が、北海道の経済の活性化に、発展につながると うれしいです。

日本がやがて、小さな政府となれば
地方交付税交付金や補助金が減ることでしょう。

国が小さな政府になるなら、
各地域は ただ座していてはならないでしょう。

アイデア 知恵 情報を集め、あらゆる角度から新たな付加価値を想像し、
地域振興に、経済発展に 自ら わきたたせなくてはならないです。




ヒョウタンゴケが金を蓄積する性質を技術的に取り出すことに期待します。
それに、生物が蓄積するのは、金だけではないです。

いろいろなレアメタルに対応した生物や細菌が いま どんどん発見されています。

金だけでなく、レアメタルの採掘や回収は、
生物を利用し コストを下げる技術へと応用されていくことでしょう。



技術の進歩やイノベーションは、
宇宙や軍事の分野に加えて、生物の未知の能力の研究からも来ます。

ヒョウタンゴケからの技術開発が楽しみです。





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 ヒョウタンゴケが金を蓄積、資源回収に応用へ   2010.8.7 産経
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■ 都市鉱山 Wikipedia

都市でゴミとして大量に廃棄される家電製品などの中に存在する、
有用な資源(レアメタルなど)を鉱山に見立てたもの
都市鉱山という観点から見ると、日本は世界有数の資源大国である。

独立行政法人物質・材料研究機構が 2008年1月11日に発表した数字によると、日本の都市鉱山に存在する金の総量は6,800トンで、これは全世界の現有埋蔵量の 約16 % にあたる。 銀は60,000トンで、これは世界の埋蔵量の22%にもおよぶ。同様にインジウムは世界の61%、錫は11%、タンタルは10%と、日本の都市鉱山には全世界埋蔵量の一割を超える金属が多数存在する
地域 都市鉱山 Wikipedia_convert_20100924093123








 













リンク切れ、記事削除のときの自分用控え



■ ヒョウタンゴケが金を蓄積、資源回収に応用へ 理研など 2010.8.7 産経

たき火の跡などによく生えるコケの一種が、金を選択的に体内に取り込むことを、理化学研究所と非鉄金属大手「DOWAホールディングス」(東京都)の研究グループが発見した。最大で乾燥重量の約10%もの金を蓄積するという。貴金属をわずかに含む廃液から、金を再回収する技術として実用化を目指す。(原田成樹)

金を取り込むのは、「ヒョウタンゴケ」というありふれた種。
世界中に分布し、特にたき火や火災の焼け跡でよくみられる。

 理研は、文部科学省の「経済活性化のための研究開発」(リーディングプロジェクト、平成15~19年度)として植物を利用した環境浄化の研究に取り組み、ヒョウタンゴケが生物に有害な鉛を回収する能力を持つことを発見。20年からDOWAホールディングスと共同で、コケを用いた重金属廃水処理装置の開発に乗り出し、ヒョウタンゴケが金も取り込むことを新たに見つけた。

 廃液から金や鉛を回収するには、成長した株ではなく、コケの赤ちゃんに相当する「原糸体(げんしたい)」を使う。研究グループは、原糸体を水槽内でクロレラのように培養する技術を開発し、2週間で300倍に増える量産性を実現した。

 家電やパソコンなどの電子部品の配線、電極には金メッキが多く使用されているが、通常の回収処理法では微量の取り残しが出る。研究チームの実験では、リサイクル原料を再資源化処理した後の廃液でヒョウタンゴケを育成、2週間後にはコケ重量の10%に当たる金14・8グラムを取得できた。

 鉛の回収能力は最大で重量の70%。プラチナも数%回収できることが分かった。多種の金属を含む廃液でも取り込む元素は限定され、蓄積される場所が大まかに分かれているので、回収上のメリットが大きい。

 廃液中の微量な貴金属の回収は、従来はコストに見合わないとされてきたが、DOWAホールディングス側から研究チームに加わった中塚清次さん(理研客員研究員)は「鉛の浄化に加え、金回収も視野に実用化研究を進める。化学物質でなく植物を使って処理できることが重要」と語る。

 ヒョウタンゴケが、なぜ金やプラチナを取り込むのかは分かっていない。理研の井藤賀(いとうが)操研究員は「通常の生き物は、そもそも細胞の中に金などが入らない」と首をかしげる。強い酸性やアルカリ性の過酷な環境でも生育するヒョウタンゴケは、進化の過程で有害な金属にも耐える能力を獲得したとも考えられる。

 井藤賀さんは「コケは4億年も前から、環境に適応しながら進化してきた。持続的社会を形成する上で、もっと学ばなければならない」と話している。


生物 ヒョウタンゴケ3_convert_20100814165327
金を体内に散りばめたヒョウタンゴケの原糸体(DOWAテクノロジー提供)

ヒョウタンゴケ 
ヒョウタン形の胞子嚢(のう)を持つコケで、世界中に分布する。灰への耐性が強く、火事場跡など他の草やコケが生えない場所によくみられる。国内では焼却灰などが埋められた廃棄物の最終処分地でも確認されている。










■ ヒョウタンゴケ 

ヒョウタンゴケは世界に分布する蘚類で、焚き火の跡などによく群生する。植物体は小さく、茎の長さは1cmに満たないが、胞子体の柄とはよく目立つ。葉は茎の先端に集まって付き、ちょうど樹木の冬芽のような形になる。
 いつも通勤している堤防上の道路が拡幅されてスーパー堤防と言いたいほどの幅広いものになった。その道路脇に光ファイバーが敷設された未舗装地が残された。光ファイバーの敷設のために掘返された場所の色が黄金色に変色してきた。なんだろうと気になっていたが、調べてみるとヒョウタンゴケであった。焚き火や火災の跡の炭にヒョウタンゴケが発生するのは有名であるが、工事の跡にも群生することをはじめて知った。図鑑には裸地にも生育すると記されているので、わかりにくかっただけなのであろう。 … 

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岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科 植物生態研究室(波田研)
■ http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/bryophyta/funariaceae/hyoutangoke/hyoutangoke.htm

















■  wiki

銅や亜鉛などは、酸化物および硫化物といった形で化合物として産出されることが多いが、金は主に自然金(しぜんきん、native gold、金の単体)として得られることがほとんどである。また金は、火成岩中にも極微量に含まれる。ただし、採算が取れるほど固まって産出されるのはまれであるため、銅や鉛などの精製過程における副産物として通常は得られる。
金鉱山として金を産出する場合は、金の鉱脈、あるいは鉱染を受けた岩体に沿って掘っていく。

経済的に金鉱山と言える物は 平均して1000kgあたり 0.5g の金を産出する必要がある。
典型的な鉱山では、露天掘りで1-5g/1000kg (1-5ppm)、通常の鉱山で3g/1000kg (3ppm) 程度である。
人間の目で見て金と分るには鉱脈型の鉱床で少なくとも30g/1000kg (30ppm) 程度の濃度が必要で、それ以下の金鉱石では鉱石内に金があることを人間の目で見分けることはほとんどできない。

日本ではかつて、比較的多く金が産出した。
マルコ・ポーロの東方見聞録などで「黄金の国」と呼ばれていたのも、日本産の金が出回っていたからである。しかしながら、江戸時代前期、すなわち寛永年間以降は国産の金山は徐々に衰え始めた。たとえば有名な佐渡金山もすでに採掘をやめ、現在は観光地化している。大正・昭和初期の頃には東洋一の金山と言われた北海道の鴻之舞金山は採算ベースに乗る金を全て掘り尽くし1973年(昭和48年)に閉山。
現在では、辛うじて1985年(昭和60年)から菱刈鉱山が採掘されるなどのみである。
この一方、現在海底の熱水鉱床からの産出が将来的に期待されている。

2008年1月現在、日本に「地上資源」ないし「都市鉱山」として存在する金は約6800トンで、これは全世界の金の現有埋蔵量の約16パーセントにも及ぶ量である。










■ 物質・材料研究機構わが国の都市鉱山は世界有数の資源国に匹敵

1、独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:岸 輝雄)、元素戦略クラスター長の原田 幸明 材料ラボ長は、危惧されている将来の金属資源の利用に対して、「都市鉱山」と呼ばれるこれまでわが国内に蓄積されリサイクルの対象となる金属の量を算定し、わが国の都市鉱山は世界有数の資源国に匹敵する規模になっていることを明らかにした。

2、 計算によると、

金は、約6,800トン と世界の現有埋蔵量42,000トンの約16%、
銀は、60,000トン と22%におよび、他にも
インジウム61%、 錫11%、 タンタル10% と世界埋蔵量の一割を超える金属が多数あることが分かった。

また、他の金属でも、国別埋蔵量保有量と比較すると白金などベスト5に入る金属も多数ある。

3、 計算には、海外との輸出入のデータである貿易統計が用いられるが、素材の場合は、部品や製品として輸出入されるケースも多い、特に製品輸出の多いわが国では、製品のかたちで輸出される素材量を見積もっておかないと過大な見積もりとなってしまう。
そこで、この計算では、産業連関表を用いて、部品や製品を通じて輸出される素材の割合を推定し、その割合を、工業統計から得られる部品などへの部材需要に掛け合わせることで、製品としての海外流出量を差し引いて計算した。

4、現状ではこのような国内の都市鉱山資源が、使用済製品としての随伴物の「廃棄物処理」との“あわせわざ”で本来得られる価値よりも安価に放出されている状況も見られている。それに対し、天然の鉱山の場合に粗鉱から品位の高い精鉱として輸出・利用しているように、都市鉱山資源を都市鉱石としてより積極的に有効活用していくことが必要である。












■ 菱刈鉱山 wiki

住友金属鉱山により1985年から採鉱
菱刈鉱山における推定の金埋蔵量は、250tと推定され、これは国内の他の主要金山全てを合計したものを上回る
菱刈鉱山の金鉱石の特徴は、その高品位にある。

通常の金鉱石の品位は、数グラム/tであるのに対し、菱刈のものは、鉱床探査の試錐で290グラム/t、鉱山の平均でも約50グラム/tと非常に高い。
この鉱脈は、マグマの活動に伴う熱水の活動によって形成されたと推定されている。











■ 歴舟川と砂金   山本 裕雪
http://rekitan.namara-hokkaido.net/entry.php?id=261

… 本格的な砂金採取も、明治10年代に道南部から始まりました。それを契機に、日高沿岸部の各河川へと広がり、それらの源流部から山越えをして明治20年代には夕張川上流地帯、空知川上流地帯へと広がっていきます。

やがて襟裳岬を通って、十勝の歴舟川などで砂金が採取されるようになります。大樹町地域では、歴舟川から流れ出た砂金がたまるアイボシマ付近の海岸で採取されたものが最初と伝わります。

そこでとれた砂金は浜砂金といい、川でとれる砂金を川砂金といわれ、別々のものとされていました。

歴舟川は明治になって、一大砂金産業地区となります。このことについては、広島で生まれた渡辺徹三という人物が深く関わります。

彼は明治13年、東京府庁の書記となり、明治18年に札幌県の郡書記となって北海道にやってきます。その後、退職してから海運や商業を手広く営み、明治27年に広尾郡に移住しました。

渡辺は広尾で事業を展開するかたわら、歴舟川の砂金採取の有望性に着目します。そして、いち早くその鉱区を取得していきました。

彼は、同郷の尾田又五郎、重太郎、房吉の3兄弟に歴舟川に砂金採掘を指示しました。その結果は、とても良好で将来的にも有望との知らせを受けます。この報告に渡辺は本格的に砂金採取の仕事に取り掛かります。

このころの砂金採取方法は一定であったようです。まず基点となる事務所を設け、第1現場、第2現場といわれる場所を定めます。次にその場所に拝み小屋と呼ばれる小屋を作ります。

この小屋は丸太や笹竹で骨組みが作られ、笹や雑草、フキなどで屋根や壁を作ったと伝わります。この小屋には生活必需品や食料も用意されていました。人々はそこに何日も暮らし、砂金を採取していきました。

当時の金の取り方は、流し掘りと呼ばれる方法でした。まず、ネコ板と呼ばれる板を川の中に沈めます。

次に川の中の砂金を含む砂礫を掻き出し、ネコ板の上に乗せます。そのようにして川の流れで不用な砂礫を取り除きます。昼食時に1回、夕食終了時に2回目の採金をする方法でした。

渡辺たちが行った砂金採取は良好でした。そのため明治27年から次々と採取人が歴船川に集まってきました。その中には、自称・山師のような事情のある人も多かったといいます。彼らの求めるものは、まさに一攫千金の夢でした。

明治32年、歴舟川の砂金採取はピークを迎えます。歴舟川周辺の尾田という地域は、大がかりな経営を行うものや、農閑期に掘り子として入ってきたものたちで1000人を超えるほどになりました。

尾田市街には繁華街が生まれるほどになりました。このような盛況から、歴舟川は、いつしか宝川と呼ばれるほどになっていきます。人々の夢を実現する川と認識されるようになっていきました。

このころの採取人の生活は豪華なものであったようです。砂金採取が終わって山から下りた人々の中には、1週間も酒を飲み遊んでいくものもいたといいます。また、代金は砂金で払うこともありました。

当時大きなものでは、1粒で5gという砂金もありました。最盛期には1日約100g、それが1週間も続くこともあったといいます。掘師の中には動力を使って大量に手広く採取する者もおり、相当の利益をあげたものもいました。

砂金採取の最盛期は、大正にかけてまでした。

最後の専門砂金採取者といわれる辻秀雄も大樹町出身です。彼は23歳で砂金採取を行っていました。特に日支事変が起きたころから砂白金採取に転向して、天塩、士別、妹背牛といった場所で実績を上げていきます。

こういった人々が活躍する中、川の埋蔵金にかげりが見え始めていくことになります。確実に砂金採取の量は減っていきました。それに伴って採取人も減少していき、戦前には30数名を残すだけになっています。

戦後になると採取人は数人だけとなり、日本最後の職業砂金掘り師である故辻氏が1971年に廃業することで、専門の砂金採取者はいなくなってしまいます。やがて歴舟川の砂金採取は、一部の人だけによるものとなりました。

現在では1日に100gもとれるということはありません。
しかし、今でも砂金はとることができます。  … 












■ 砂金掘りで町おこし      2007年8月16日 読売

「ほら、これが砂金」。
浅瀬から頭をのぞかせた岩盤を広瀬義朗さん(35)が指さした。
約1ミリ角の山吹色の小片が、黒い岩肌に光る。

山梨県南部の富士川支流。
毎週末、砂金に魅せられた人たちが集まる。
広瀬さんは神奈川県二宮町の会社員。
多い週は20人集まることもあるという。

隣では、群馬県太田市の自営業、川原敏夫さん(49)が、あっという間に15粒ほど見つけた。
砂金掘り歴5年。箱メガネを使い丹念に川底を手で探る「メガネ掘り」が得意で、仲間からは“ゴッドハンド”と呼ばれる。

金は、鉄や砂より比重が重いため、段差になっている岩場や、
流れが緩くなるカーブの内側などに集まりやすい。
「寄せ場」と呼ばれるこのポイントを見つけられるかがカギという。

慣れた人が丸一日かけても、
採れる砂金の量は平均1グラム、多くて10グラム程度。

1個1グラム以上の塊ならグラムあたり数万円の値がつくこともあるが、
一獲千金、ゴールドラッシュとはほど遠い、大人の遊びだ。

砂金の源は、上流の金鉱脈。
甲斐金山の里として知られる地元・身延町は、この金を起爆剤に町おこしを狙っている。
話は18年前、竹下内閣が提唱した「ふるさと創生事業」にさかのぼる。

全国の市町村は配られた1億円で純金こけしを作ったり、温泉を掘ったりと、知恵を絞った。身延町(当時は下部町)が目をつけたのは金山だった。

毛無山(1964メートル)には武田信玄の軍資金となったという「隠し金山」伝説があったものの、多くは謎のままになっていた。

「実証されれば観光資源になる」という当時の町長の発案で、
約3140万円を投じた、3年がかりの発掘調査が始まった。

調査の結果、多くの採掘坑跡や当時の道具などが見つかり、
16~17世紀の採掘史の全容が明らかになった。

この成果を受け、1997年4月には町営「湯之奥金山博物館」がオープン、
今や町最大の観光拠点の一つになった。

谷口一夫館長は「10年で入館者は18万人を超えた。
『金の里』という意識が住民にも浸透しつつある」と胸を張る。

川の資源としての砂金が注目され、砂金掘りブームに火がついたのは、
2004年。広瀬さんが同町で技術講習会を開き、ノウハウを披露したことがきっかけだった。

2001年からは毎年、水槽に入れた砂金をより分けるスピードと正確さを競う全国大会も開催。
今年も8月4日に行われ、約100人が参加し盛況だった。

「将来は佐渡金山などとも連携して、
『黄金の国ジパング』を支えた金山遺跡群として世界遺産登録を目指したい」。
谷口館長の夢は膨らむ。

体験砂金掘り 湯之奥金山博物館によると、
砂金掘り体験のできる場所は新潟県佐渡市、愛媛県新居浜市など全国12施設ある。

いずれも、かつては金鉱山や砂金採掘で知られた地で、
今は地元自治体などが地域おこしに活用している。

人工水槽を使った疑似体験が大半だが、
中には北海道大樹町の歴舟川のように、川で天然の砂金掘りに挑戦できる本格的なところもある。

地域 砂金 大樹 歴舟川 富士川 山梨県 武田の隠し金山_convert_20100828204530
山梨県の富士川支流で、ひざまで水につかり、
川底に沈む砂金を探す人たち(高倉正樹撮影)


地域 砂金 大樹 歴舟川_convert_20100828204552
採取された砂金










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■ 環境ルネサンス    読売新聞
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■ 都市鉱山(上)希少金属 掘り起こせ 2009年2月24日 読売

携帯電話、電卓、デジタルカメラ……。
段ボール約10箱分で120キロ。今月2日、福岡県大牟田市の産業廃棄物処理会社の倉庫に使用済み家電が運び込まれた。金、銀など貴金属やインジウムといったレアメタルを取り出し、リサイクルの事業化に向けた研究に使うのが目的だ。

「初めての回収でこれだけ集まれば上々」。
同県循環型社会推進課の鶴弘之参事(50)は笑顔を見せた。スーパーなど30か所に回収ボックスを設け、市民に協力を呼びかけている。

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(川崎市)によると、2006年の日本のコバルトの消費量は世界の25%、ニッケルは13%。ほかのレアメタルの消費も多く、家電製品などへの「埋蔵量」は世界一とされる。

都市鉱山と呼ばれるゆえんだ。

この宝の山、今はほとんどごみとして捨てられている。
エアコンなど家電4品目は家電リサイクル法により、携帯電話などは通信事業者の自主事業で回収されているが、回収率はなかなか上がらない。燃えるごみに混ざって焼却されダイオキシン排出の原因になったり、海外に流出して環境汚染を引き起こしている。

研究は、経済産業、環境両省が昨年12月、大牟田市、茨城県日立市、秋田県大館市で、地元とともに始めた。種類や量を調べ、回収方法や処理技術を探る。

背景には、レアメタルの需給動向をめぐる危機感がある。
中国は2006年9月、大半の金属で輸出促進を目的とした免税を廃止し、輸出量を減らした。
これにより価格が高騰し、昨年9月の価格は5年前に比べ、インジウムが約3・1倍、タングステンが約3・7倍となった。その後、価格は戻りつつあるが、安定供給への不安は消えない。経産省リサイクル推進課は「レアメタル確保の成否が産業競争力を左右する」と言い切る。

物質・材料研究機構(茨城県つくば市)によると、日本の都市鉱山に眠る金は約6800トン。世界の埋蔵量の約16%にもなる。世界一の南アフリカの埋蔵量より多い。銀も6万トン、インジウムも1700トンとそれぞれ約23%で世界一の規模という。原田幸明・材料ラボ長(57)は「都市鉱山の量はすでに天然資源を上回っている。一刻も早く国を挙げてリサイクルに取り組むべきだ」と指摘する。

大牟田市はかつて石炭産業で栄えた。鉱石の精錬技術を持つ企業があり、大きな港もある。
「廃棄物の越境移動を規制する条約上の手続きをクリアし、アジア全域から廃家電を集めて事業化したい」。鶴参事は夢を膨らませる。

レアメタル
埋蔵量が少なかったり技術的、経済的に取り出すのが難しかったりする希少金属。
経産省の定義では、液晶パネルに使われるインジウム、携帯電話やパソコンの電池用のコバルトなど31種。世界の産出量で中国はタングステン鉱の86%、南アフリカは白金の80%を占めている。







■ 都市鉱山(中) ゴミ輸入 競う時代へ   2009年2月25日 読売

金属が溶け込んだ電解液から約1メートル四方の電極板が引き揚げられた。
そこには灰色に固まったニッケルがびっしりと張り付いていた。

茨城県日立市にある日鉱金属(東京)のレアメタルリサイクル工場。
溶液で貴金属とレアメタルを回収する「湿式」の工場としては国内最大だ。
約100億円をかけ昨秋一部稼働を始めた。
現在はニッケルのほか、スズ、アンチモンなど7種類を抽出している。
4月にフル稼働すればインジウムや白金など計16種類を回収できるようになる。

「金属の種類ごとに分離抽出方法が異なる。銅精錬で培った技術を生かせる」。
同社環境リサイクル事業部の日野順三副事業部長(56)は誇らしげだ。

同社の前身・日本鉱業は1905年に鉱山を開き、5年後には銅生産量全国4位に。最盛期には従業員約8000人の子供のために2000人規模の小学校や病院が建設された。だが海外から安い銅鉱石が輸入されるようになり81年に閉山、会社の規模も縮小した。

リサイクル事業は、社運をかけた新たな挑戦だ。
同部の中村年孝事業部長(59)は「レアメタルは利益率が大きい。将来的には台湾や東南アジアからも原料となる廃棄物を調達したい」と意気込みを語った。

秋田県小坂町にある非鉄金属大手DOWAホールディングスの子会社、
小坂製錬も昨年5月、約120億円を投じてリサイクル専用炉を設けた。これまでは銅と同じ炉にリサイクル原料を混ぜ白金やインジウムを抽出してきた。専用炉導入で、17種類のレアメタルを以前の5倍となる年最大15万トンの原料から抽出する。

1999年からリサイクル事業に取り組む同社の場合も、
強みはやはり銅の製錬で長年培った技術力だ。

プラスチックなど不純物を含んだ携帯電話からレアメタルを取り出す技術が売りという。
今年1月にはグループ企業がインドネシア、タイ、シンガポールの廃棄物処理会社計4社を買収。やはり将来はリサイクル原料をアジアから輸入する考えだ。

再生資源の中に有害ごみを混入させるなどしてたびたび問題化した先進国から途上国へのごみ輸出。それとは逆の途上国からの廃棄物輸入をも視野に、両社が積極投資に打って出るのは、将来の需要増を見込むからだ。例えば、レアメタルが多く含まれるリチウムイオン電池により大容量蓄電ができる次世代電気自動車が普及すれば、リサイクルの需要も膨らむ。

「いまビジネスの種をまかなければ流れに乗り遅れる」(DOWAホールディングス)
競争はすでに始まっている。







■ 都市鉱山(下) 「金」吸着剤 柿の皮から   2009年2月26日 読売

小ビンに入った透明な溶液の中にキラキラ光る金粉のようなものが浮いていた。
溶液には、柿の皮で作った茶色い粉状の吸着剤が沈んでおり、金がそこにくっついているのだ。

地域 経済 都市鉱山 金 レアメタル
柿の皮から作った吸着剤の小ビンを手にとる井上教授

果物に含まれるポリフェノールは金を吸着する性質がある。古紙に含まれるセルロースは、プラチナやパラジウムを吸い付ける」。貴金属やレアメタルの抽出を研究している佐賀大理工学部の井上勝利教授(65)(機能物質化学)はそう解説する。

従来の吸着剤では、金属を取り出した後、排水処理が必要だったり熱処理によってダイオキシンを発生させたりするなど環境への負荷が大きい。また複数の金属を同時に吸着してしまい、特定の金属だけを取り出すことが難しい。

井上教授が開発した方法では、果実の吸着剤で金を100%、
古紙セルロースではプラチナとパラジウムを80%以上抽出できる。


従来の3倍以上だ。
果実は搾りかすを硫酸と反応させた後、乾燥して粉砕する。
古紙も有機化合物と反応させるなどして粉砕するだけでいい。
費用は従来の半分程度で済むという。

都市鉱山のリサイクルは、金や銀など家電に比較的多く含まれている貴金属ではリサイクルが進む一方、少量しか含まれないレアメタルでは進んでいない。

理由は抽出が難しいからだ。

井上教授は「いかに効率よく回収するかがリサイクル成功の鍵」と語る。

大阪府立大の小西康裕教授(54)(化学工学)は、水中に溶け込んだ金属を体内に取り込む性質のある細菌を使って白金やパラジウム、ロジウムを回収する技術を開発中だ。企業と共同で実用化に向けた研究を重ねている。

金属は水の中にイオン状態で溶け込んでいる。
細菌がこれを取り込むと、体内で化学反応により金属の粒になる。
細菌を壊せば、金属の粒を取り出せる。超音波などを使うことにより10~30分で1リットルの溶液から回収でき、特定の金属ごとの抽出も可能だ。工場排水からのレアメタル回収も可能になる。環境省水環境課は「工場排水中のレアメタルの基準は定められていないが、生態系などへの影響は考えられる。環境悪化の防止に役立つ」と注目する。

企業が大学に資金を投じて行うレアメタルの研究は、景気後退の影響で規模が縮小しつつある。「実用化までには様々な実験や検証が必要。国も将来を見据えた戦略的な投資を行うべきだ」。小西教授はそう訴える。
(西部社会部 迫田修一が担当しました)












■ 沖ノ鳥島・南鳥島に港湾施設、海洋資源拠点に  2009年12月1日 読売
   http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091201-OYT1T01193.htm

政府の総合海洋政策本部は1日、日本最南端の無人島の沖ノ鳥島と最東端の南鳥島に港湾施設を整備する方針を決めた。 両島周辺の海底は、メタンハイドレードや希少金属などのエネルギー・鉱物資源が豊富に埋蔵されていると見られており、両島をこうした海洋資源の調査・開発拠点として活用することが想定されている。
鳥島に関しては港湾施設整備を前提とした調査は終了しており、来年度以降に測量などの着港準備を進め、5年後の完工を目指している。

沖ノ鳥島については島周辺の調査を開始し、港湾整備の可能性を探る。

中国はを「岩」だと主張しており、政府としては同島に港湾を整備して海底資源や周辺海域の漁業、気象観測の拠点として活用することで、日本の主権を明確にし、海洋権益の確保を図りたい考えだ。






政治 中国 海軍 活動 沖ノ鳥島 尖閣 沖縄_convert_20100918155530
日本の将来を真剣に語る より


政治 沖ノ鳥島5_convert_20100923232842
沖ノ鳥島










■ レアアース 別の金属使う技術   NHKニュース 2010.9.17
  http://www.nhk.or.jp/news/html/20100917/k10014042411000.html
  http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/b6321525cee7de0ba0bb8a9f941b44a6

レンズなどの精密なガラス製品を磨くのに欠かせない、「レアアース」と呼ばれる貴重な金属の輸出規制を中国が打ち出して、日本のハイテク産業の生産活動に影響しかねないという懸念が強まるなか、入手しやすい別の金属を使う技術が開発され、大きな注目を集めそうです。

この技術を開発したのは立命館大学の谷泰弘教授の研究グループです。「レアアース」と呼ばれる貴重な金属の一種の「セリウム」は、液晶テレビやレンズなど精密なガラス製品を磨くための研磨材として使われ、日本のハイテク産業に欠かせません。しかし、レアアースの90%以上を産出する中国が輸出を大幅に制限する方針を打ち出したことから、入手できなくなれば日本のハイテク産業の生産活動が制限されかねないという懸念が強まっています。
研究チームでは、セリウムに代わる研磨剤について調べた結果、入手しやすいジルコニウムという金属で置き換えられることがわかりました。さらに、今回、開発した技術を使うと、ジルコニウムのほうが、セリウムよりも効率よくガラスなどを磨くことができ、使用量を40%減らせるということで、研究グループでは来年度末の実用化を目指すことにしています。これについて谷教授は「産業界にとって大きな意味のある成果で、実用化を急ぎたい」と話しています。








■ NEDO、レアアース代替技術を開発   SankeiBiz 2010.9.17
   http://www.sankeibiz.jp/business/news/100917/bsc1009170505006-n1.htm

独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は16日、レアアース(希土類)の一種で液晶テレビのガラス基板研磨材に使われるセリウムの代替技術と使用量低減技術を開発したと発表した。レアアースをめぐっては産出国の中国が輸出を規制するなど、安定調達が大きな課題となっている。

開発したのはNEDOの「希少金属代替材料開発プロジェクト」に参画する立命館大学、アドマテックス(愛知県みよし市)、クリスタル光学(滋賀県大津市)、九重(ここのえ)電気(神奈川県伊勢原市)の研究グループ。

代替技術は、新しい研磨パッドを開発することで実現した。
ガラス研磨は、研磨パッドの多孔質ポリウレタン樹脂と、砥粒(とりゅう=除去作用を行う硬質な粒子)の酸化したセリウムを分散した液体を組み合わせて行われる。








■ モンゴルのレアアース開発、官民連携で…首相    2010年10月2日 読売

菅首相は2日夜、首相公邸でモンゴルのバトボルド首相と会談し、レアアース(希土類)などの資源開発に官民連携で積極的に協力する考えを表明した。

 会談には、三菱商事などの総合商社や東芝や新日鉄などの企業のトップも出席した。

 菅首相は「極めて高い潜在力を有するモンゴルの鉱物資源の開発は(日本・モンゴル)両国の国益にかなう。今月わが国の調査団がレアメタルに関する調査を行う予定だ」と述べ、民間企業と連携し、レアアースなどの資源開発に積極的に取り組む考えを示した。

 バトボルド首相は日本の協力を歓迎する考えを表明した。










■ レアアースなんかいらない!?調達ルート多様化、代替開発も 2010年09月30日産経

尖閣問題への“報復”として、中国から日本への輸出が停滞していたレアアース(希土類)の通関手続きがようやく再開された。商社や自動車業界からは安堵の声があがっているが、「中国リスク」が顕在化したことで、レアアースの安定供給への懸念はいっそう強くなった。中国への依存度を低下させるため、調達先をカザフスタンやベトナムに広げたり、代替品を開発するなど「脱レアアース」の動きも加速している。

 大畠章宏経済産業相は28日、「レアアースの約96%を中国に依存する状況に危機感が足りなかった。カナダや米国、ベトナムなどからの調達を増やし、リスク分散を図る必要がある」と述べ、中国依存からの脱却をめざす考えを示した。

 レアアースはエレクトロニクス製品に使われる蓄電池や磁石などの性能向上に不可欠な材料。ハイブリッド車やテレビ、LED、光磁気ディスクなど、日本が得意とする製品の多くにレアアースが使われている。

 この貴重な資源確保に向けて、商社はすでに調達ルートの多様化に動きだしている。住友商事はカザフスタンの国営原子力公社と共同で、ウラン残存物からレアアースを回収する事業を2011年末に開始する。住友商事は「中国以外の供給先を確保するのも目的の一つ」としている。

 豊田通商と双日は合弁会社を設立し、ベトナムでの権益確保に乗り出した。地元の化学公社と合弁会社を設立し、12年をめどにレアアース生産を開始する予定だ。

 中国の輸出規制を受け、開発を中断していた米国のほか、オーストラリアの企業も自国でのレアアース生産拡大の方針を表明しており、日本はこうした企業からの調達の道を探る。

 一方、「脱レアアース」の動きも加速。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と北海道大の研究グループは29日、レアアースを使わないハイブリッド車用モーターの開発に成功したと発表した。

 レアアースは、ハイブリッド車や電気自動車用のモーターに使用される磁石に必須となっている。

研究グループは、モーターの構造を変えることによって、レアアースを使わない従来型のフェライト磁石でも、高出力を実現できたという。フェライト磁石は安価で、モーターの低コスト化にもつながるという。










■ 日本がレアアース不要の次世代モーターを開発、中国依存に変化も サーチナ 2010年09月30日

日本の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と北海道大は29日、レアアース(希土類)を使わない次世代自動車用モーターの共同開発に成功したと発表した。環球時報が伝えた。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)で発生した漁船衝突事故をめぐり、中国からのレアアースの対日輸出が一時滞ったことで、日本を含め、世界中でレアアースの稀少性に対する危機感が高まった。世界で生産されるレアアースの9割が中国産であることから、米国では「中国がレアアースを武器化している」との報道も見られた。

 ハイブリッド自動車や電気自動車のモーターにはレアアースが必要不可欠だったが、NEDOと北海道大はモーターの構造を改良し、レアアースを使わずに高出力を実現させた。新しい技術の開発はモーターのコスト低減につながるだけでなく、レアアースをめぐる中国依存にも変化をもたらす可能性がある。(編集担当:畠山栄)








■ レアアース「脱中国」加速 日本から見返り期待、中国の思惑外れる? 2010.9.30 産経

 大畠章宏経済産業相は30日、日本経団連との意見交換で、平成22年度補正予算にレアアース(希土類)の安定調達策を盛り込む方針を明らかにした。今後、官民が一体となって、レアアースの過度な中国依存から脱却を図る考えだ。中国側は、レアアース供給で揺さぶりをかけ、日本から環境技術の移転を引き出そうともくろんでいたとみられるが、その戦略は修正を余儀なくされそうだ。

中国は1980年代から鉄鉱石やウランなどから採取されるレアアースの輸出に着手した。
安い人件費を武器に世界各国に供給し、昨年は生産量で世界の約97%を占めた。

 自動車や家電などハイテク製品の生産に欠かせないレアアースは、いまや中国の資源外交の切り札の一つとなっている。

 今年7月には、国内需要を優先するとの理由で、下期の輸出許可枠を大幅に縮小。さらに尖閣諸島での中国漁船衝突事件を受け、時事上の報復措置として、輸出を一時停止した。

 ただ、中国国内のレアアース生産をめぐっては、課題も多い。
無許可で参入する業者が後を絶たない上、放射性物質を含む鉱物を放置したり、化学薬品を垂れ流すなどで土壌や水質の汚染問題が深刻化している。

 9月上旬に訪中した経済界の日中経済協会は、中国政府にレアアース輸出制限の緩和を要望。これに対し、商務省幹部は「このまま輸出を続けると中国の埋蔵量はあと15~20年で枯渇する」と説明した。さらに、李克強副首相は「中国は国民1人当たりの資源量が少ない。資源の節約と環境保護が重要だ」と強調。その上で、「日本の技術に期待している」と、暗に見返りを要求した。

 経済団体関係者は「レアアースをエサに土壌改善など日本の環境技術を引き出す作戦」と解説する。

中国はレアアース生産量では世界一だが、埋蔵量は3割強にすぎない。
カザフスタンやベトナムなど世界各地に眠っており、12年には米国や豪州で新たな生産が本格化する見通しだ。

 桜井正光経済同友会代表幹事は「中国一国依存は企業経営上危険だ」と指摘。有力財界人は「中国の思惑通りにはいかない」と話している。









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コメント
No title
「勢多の金鉱床」は勉強になりました!身近に資源ありますね。
2012/02/18(土) 11:12 | URL | エル #-[ 編集]
No title
いただいたコメント
倉庫のほうだったので、移動しました。
コメント ありがとうございます!

2012/02/18(土) 11:43 | URL | いの #-[ 編集]
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