「親日」台湾の幻想  酒井 亨(扶桑社)   台湾の古い世代の親日感は相対的

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どこのサイトで記事を見たのか思い出せないですが、
「台湾(中華民国)は、尖閣問題に関わってきます」
という紹介が印象に残り、興味を持ちました。

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「親日」台湾の幻想  (扶桑社新書) 酒井 亨


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  内容紹介
「台湾こそ『親日』『愛日』」は日本人の勝手な思いこみだ。
我々日本人は、台湾人が戦前の日本統治を高く評価していると思っているが、それは大きな誤解である。
実際の台湾人は、戦前の日本統治に対して強い批判や不満を持っている。

日本統治をもう一度経験したいかと言われればほぼ100%の高齢者が否定するだろう。
若者たちならば、即座に「いまの日本が良い。戦前の日本なら真っ平ごめんだ」という返事が返ってくる。

「日本統治時代が良かった」と言う人のほとんどすべては、あくまで「戦後中国からやってきた国民党に比べて  (…)  良かった」という相対評価なのだ。

日本のサブカルチャーが大好きな若者は、「哈日族」に代表されるが、台湾にはたくさんいる。
彼らの日本好きはかなりエスカレートしており、高校の第2外国語に日本語を選択する生徒がかなり多かったり、アニメで独自に日本語を勉強して相当なレヴェルに達している若者も多い。 日本全国津々浦々を旅する台湾人が出てきたり、これはもう「哈日族」というよりも「萌日族」といっても過言ではなかろう。

そんな台湾に居住すること10年を超える著者が、「正しい」台湾人の日本観、さらに アジアやヨーロッパの庶民レヴェルで 日本が大変高く評価されていることをレポートし、これから日本が世界でどのような立ち位置で 外交を展開していけばいいのかを提言していく。

  目次より
・「親日」ではなく「媚日」を期待?
・台湾人を無視した「親日論」
・「あるがままの台湾」を見ていない日本人
・日本による台湾統治の真実
・日本人の視点で見てはいけない
・二・二八事件がつくった「親日」
・一貫性のない台湾の「反日」勢力
・反日派の自己宣伝に利用される尖閣諸島問題
・外省人だからといって「反日」とは限らない
・日本語世代の正体
・哈日族
・若手世代の日本語人気
・『篤姫』人気から日本史への関心も
・日本津々浦々を旅する台湾人
・台湾独立派 増えず 日本 傾斜進む

・もはや反日政権でも変えられない「親日」
・台湾に中華人民共和国の影響力などない
・「萌日族」
・「平和日本」の国際的評価は高い
・西欧植民地主義への反発としての親日
・日本を代表する「ヘンタイ」?
・好戦的な米中とは距離を
・「中国軍事大国論」のウソ
・伝統的アラブ重視路線
・まずは近隣の台湾と韓国から同盟せよ
・米国を疑い、ドイツに注せよ
・中国にも憲法九条を!  ほか





■ 台湾の人々は条件付きで親日である, 2010/9/24 By Gori (東京都)

ともに、10回ずつ訪問しているが、韓国が反日色が強く、台湾が親日色が強いのは私の体験上は明らかである。しかし両方と条件付きである.
韓国の反日は教育による偏向と無知による反日である。
一方台湾の親日は、高齢の人々にとっては「国民党の統治と比べて」という条件が付くし、若い人とっては、「哈日族」(ハーリ-族、日本萌絵の人々) ちょっと危ない無条件のニッポン賛辞である。
また台湾の親日は王貞治氏と李登輝氏 二人の存在が大きいと思われる。

本書では、後者台湾人の親日について考察する。


■ なるほど, 2010/9/26 By MOO

扶桑社の歴史教科書が国際問題になったとき、市販版を購入して知ったのが八田與一という人だった。詳しくはこの本に書いてあるので、そちらを参照して欲しいのだが、日本はその統治時代にホントに台湾に「いいこと」をしたのだと思ったものだった。その後、『非情城市』という映画を見たのだが(台湾に興味があるのなら必見)、台湾の人たちの日本に対する想いというのは、我々の考える単純≠ネものではないと思った。ましてや中国国民党に対しては…… 本書は台湾在住10年を超える著者がまさにフィールドワークを重ねてカタチにした、真実の台湾人の日本観を描いたもの。掛け値なしで、台湾の人たちのありのままの日本観が描かれているのは秀逸だと思う。「日本はいい」「日本はダメ」どちらともいえないのが現実だと改めて考えさせられた。いま、キナ臭くなっている尖閣問題にも関わってくる話なので、我々市民レヴェルは勿論、僭越ながら、政治家の方々にも是非御一読頂きたい書だと思う。


■ 日本が現在の立ち位置を実証的に明らかにして、教えてくれる。2010/10/2 By zenji54

台湾に1回、韓国に2回観光で行ったことがある。

韓国に入ってからは周りの者全員が反日であるという警戒感から身構えていた。
見ただけで日本人だとわかるらしいところも不気味で不安な気持ちにさせられた。

案の定一人で歩きながら、水原で八達門への道順を韓服を着た年寄りに聞いたときには、険しい顔で韓国語で怒鳴るように何かを言われた。こちらは韓国語はさっぱりわからないので、表情から「このじいさんは何かぶしつけな言い方をしているな」くらいの印象しかなかった。

しかし、多くはあからさまな親しみの情は出さないものの親切だった。
解体工事が始まった時の旧総督府では、ロシア人の家族ずれとおぼしき数人は通さず、私を日本人と見たのか工事中で閉鎖中の裏門をすこし開けて中に入れてくれた。
タクシーのぼったくりにあわないように運ちゃんに何かいってくれた日本語の流ちょうな韓国人もいた。その結果、私の料金は1500ウオンで同行のもう一台は5000ウオン取られた。

当時5000ウオンというのは日本人相手の最低基準料金だったらしい。
薄ぺらな韓国風お好み焼き1枚も5000ウオンだった。5000ウオンより安い買い物はなかった。
どうやら韓国社会の大気中には反日成分が含まれているので、日本人に親しみをあらわにすることははばかられたようだ。日本人に対する2重料金体系も存在した。

その点、台湾はそんな警戒感は全くなかった。
食べ物も安いしうまかった。

この本の著者は台湾在住10年の台湾と韓国の研究者です。
自分の体験も思い出しながら読んで見るとうなずけるところが多く、
説得力ある筆致で論を進める。

NHKのJapanレビューに関しても保守派の犬HK批判を批判し、
返す刀で左翼の自虐史観もばっさりと切って捨てている。

前4分の3で現代日本と台湾の関係のみならず、
韓国、東南アジア、中東、ヨーロッパに至るまで包括して論じている。

特に対中・対米関係については現在進行形の課題山積だけに読んで大いに参考になる。

後半4分の1は、日本が進むべき方向を提示している。
著者は、台湾語・中国語はもちろん、アラビア語にも通じているらしく、その論は、現地で直に肌身に感じた事実と歴史的、文明史的博学を持って実証的にすすめられるので非常に説得力がある。

日本の現状を憂う人は是非読むべき本であると思いました。
保守側に気持ちのいい本か左翼側に気持ちのいい本かどちらかに偏りがちなこの手の本が多い中で、この本を読んだのは新鮮な視点を提示された思いで読み応えがあった。


入稿が今年7月中旬、出版が9月1日だが、
そのひと月も経たないうちに起こった対中問題を著者はどう見るのだろうか。

軍事的な備えは必須だと思うのだが・・。





わたしは、台湾のことは、学校で習った記憶がありません。
大人になってから、小林よしのりさんの「台湾論」で知りました。

書籍 台湾論 小林よしのり_convert_20101003104439
■ 新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論  (小林 よしのり)

この本で、台湾の歴史と、農政家の新渡戸稲造が台湾でいい仕事をしたことを知りました。

新渡戸稲造は、台湾にサトウキビ栽培を広げ、製糖工場を作りました。
台湾の地を儲けさせ、現金をもたらしました。

発展途上の国々が、発展させできない原因は、
現金収入の方法がないか、少ないことです。

新渡戸稲造は、台湾に現金収入の道を拓き、
台湾が発展する礎を築いた…ことを、この本で知りました。




確かに、台湾(中華民国)は、尖閣問題に関わってくるかもしれません。
台湾について、知っておきたいと思いました。



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書籍 台湾論 小林よしのり_convert_20101003104439
■ 新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論  (小林 よしのり)

■ そういうことか、と、納得。 2004/9/25 By rituko2

1988年の初春、私は東京に住んでおり「人生のかなり辛い決断」をするために大阪に行った。その帰りの新幹線で、私は「リンさん」一家に出会った。というか、指定席の隣に同席したのだ。「タバコをすってもよろしいですか?」という一言から会話が始まった。
彼らが台湾から家族で観光に来たことがわかると、私は俄かに落ち着かない申し訳ない気持ちになった。日本は亜細亜諸国に酷いことをした、という教育ばかりされて育ってきた訳だから、当然ともいえる。しかし、彼の口から出る言葉は…まるで違っていた。日本統治時代がいかに素晴らしかったか、感謝と尊敬と、日本に対する期待、残念に感じる現在ではあっても、出来るならまた再び亜細亜のリーダーになってもらいたいという展望や…その余りの嘘偽りのない面持ちの彼の話に、私は心底驚くと共に混乱した。東京までの三時間はあっというまだった。私は最後に名刺をもらい、握手をして別れた。
いま、ようやくこの本を読み、あの日の「リンさん」の言葉を理解できた気がする。




■ 衝撃うけました, 2010/8/20 By たいわん

発売当初、本屋で何気なく手にとって、あまりの衝撃に2時間かけて読破。
30代ですが、学校で台湾について習った記憶がありません。
台湾って中国の一部?程度にしか理解しておらず、今思うと無知にも程がある。
同時期に、どちらも日本だった韓国と台湾。今はどうしてこんなに違うのか?
日本が技術指導すると、
「日本と同じ物が出来ました、是非見に来てください!」という台湾。
「日本と同じ物が出来ました、もう来ないでください!」という韓国。
本書のおかげで少しだけ理由が分かった気がします。
今は指導どころか、何の国策もないお陰で技術でもどちらにも負けそうなとこまで来てますがね・・。




■ 台湾入門書として捉えてます。  2009/11/5 By たくまっく "ん" (名古屋市)

台湾統治時代を、台湾人は日本人が思っているよりも複雑な思いを抱いている。
あの時代を手放しの礼賛するのでもなく、懐かしんだり、にがにがしく思ったり
よくも悪くも日本の兄弟のような国だと思う。

ただ、戦後の国民党時代と比較して、よっぽど日本統治はましだったと思わせる
歴史的経験が親日感情を育む土台になったのはたしか。

例によって、よしりん節全開なのだけれど
イデオロギーはとりあえず置いておいけば
複雑な台湾の歴史を理解するにはすぐれた入門書だと思います。

ところで、そんな兄弟の国と正式な国交を結べない日本国政府の無作為は
ほんと情けないと思います。  





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