BBC番組が笑ったのは、日本の鉄道に比べ、イギリスの鉄道の底なしの駄目さ

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■ BBC、日本大使館に謝罪の書簡 二重被爆者笑った放送 2011年1月25日 朝日

大使館によると、書簡はBBCのトンプソン会長名で21日付。
日本人視聴者らの気分を害したことを陳謝する内容だったという。BBCはすでに番組制作会社と連名で、同様の謝罪声明を出している。




謝罪したんなら、もう それでいいじゃない。 
が、率直な感想です。



それに、投下したアメリカのテレビ番組ならともかくも、イギリスの番組だし。

アメリカの大統領が、核廃絶に向けて演説し、ノーベル平和賞を受賞する
世界的な理解がある状況なんでしょう。
そういう中で、イギリスのテレビ番組で 被爆が笑いの対象になったからって、
なにかの拍子や勢いで出たことなんでしょう。


その部分だけ切り取って、イギリスの番組の非を攻め立て、
鬼の首でもとったかのように 大騒ぎするのも… なんだかな と思います。
指摘さえすれば、
BBCも気がついて、気がついたなりのことをするでしょう。


そして、大騒ぎするならするで、
謝罪を引き出したなら、さっと 引き下がることが大事ではないでしょうか。

そうすることで、相手に 反省の気持ちの主体性というか、余地が残ります。
謝罪のあったあとは、あっさり引き下がると、そのあとが いいと思います。





でも…、核はダメの絶対正義を背にした 国内視点の政治家や、
広島や長崎市長は、そうあっさりと、引き下がろうはずもない でしょう。

人の心の機微など、察しないでしょう。
さぞかし、ねちっこく責めるか、激しく高ぶるでしょう。
その結果、相手に反省ではなく、反感を持たせることになる… かもです。


また、BBCのその番組を ユーチュブか何かで番組を丸ごと見れるように手配して、
どんな文脈や物語の筋の中で語られたかを検証する機会を、日本人全員に与えるような手配はされるのでしょうか。
 見ないでする批判は、間違うことが多くなる と思います。




しかも、相手は、ユーモアある対応が好きな国民性のイギリスです。

彼らからの失礼や無礼に対して、
どう上手に切り返そうかと考える、ウエットに富む 政治家や政党を期待したいです。

そういう表現の能力 って 大切と思います。





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はい はい。やっぱりね。
謝罪がBBCからあったのに、追撃を 入れてますね。

■ BBC番組「怒り心頭」=前原外相  2011年1月25日 時事通信

 前原誠司外相は25日の記者会見で、英BBCテレビの番組が広島と長崎で被爆した山口彊氏(故人)を「世界一運が悪い男」として取り上げたことについて、「怒り心頭というか、強い怒りと不快感を持った」と非難した。

 外務省によると、政府が在英日本大使館を通じて抗議したのに対し、BBCは謝罪した。
これに関し、外相は「おわびをするなら、テレビで笑いながら話していたコメンテーターは原爆被害の悲惨さをもう一度認識し、二度と起こさないための努力をしていただきたい」と述べた。




単純というか、何と言うか。


前原誠司さん、そのBBC番組を、
あなたは見て、それから非難しているのですか?

前原誠司さん、そのBBC番組を、
日本国民が見れるよう、動画にアップするように、外務省に命じたのですか?

どちらも、ノーでしょう。






そして、やっぱり、そう来ますか の長崎市。

■ 二重被爆者の記録映画、BBCに放送要請へ 長崎市  2011年1月27日 朝日

英BBCテレビが昨年末、広島と長崎で二重被爆した故・山口彊(つとむ)さんを「世界一運が悪い男」とお笑いクイズ番組で取り上げた問題で、長崎市は、山口さんのドキュメンタリー映画を放送するようBBCに要請することを決めた。市の幹部は「理解を広めてもらうのが被爆地の役割。これをきっかけに、関心を向けてほしい」と話している。

 昨年1月、93歳で亡くなった山口さんは晩年、語り部として活動。東京在住のプロデューサー稲塚秀孝さん(60)が活動を支えながら撮り続け、昨年末、記録映画「二重被爆~語り部・山口彊の遺言」を完成させた。長崎市は映画に英語字幕をつけたDVDとともに「公共放送機関として、理解を深める役割を果たしてほしい」と放送を要請する文書を近く送付する。

 この番組を巡っては、在英日本大使館の抗議を受け、BBCと番組制作会社が謝罪している。(仲村和代)





BBCは、恥ずべき 罪を犯した。
だから、それを償うために、このDVDを放映しろ って、送りつけたら、
BBCは どう感じるんでしょうか。

相手は、誇り高きBBCです。
北風じゃない対応、
太陽のような対応が、有効じゃないでしょうか。





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そもそも、長崎市長は、2009年5月25日の二度目の、北朝鮮の核実験のとき、
そういうような反核のビデオを、北朝鮮へ送りつけたのでしょうか?
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今回、元情報に近い 情報を提供してくれたのは、
ネット系メディアの、goo ニュースでした。


■ BBC番組がいかに二重被爆者を取り上げたか 彼らは何と言っていたのか
   2011年1月25日 goo ニュース

ことの顛末を知った多くのイギリス人は「なぜ謝罪?」、「何が問題なんだ?」と感じている。実を言えば私のイギリス人の知り合いたち、そしてネット上でやりとりするイギリス人の多くも、「なんでそんなに怒るの?」という反応でした。ことさらに保守でも、もちろん反日的でもないのに。「日本人が原爆でつらい思いをしたのはよく分かるけど、でもあの番組が笑っていたのは、日本の鉄道のすごさとイギリスの鉄道の駄目さ加減だったのに」と当惑していました。




そりゃそうでしょう。
そういう緩急をつけない抗議には、
やっぱり、こういうコメントが来るでしょう。

「何が問題なんだ? 
真面目な顔をしていないと原爆の話はしちゃいけないのか?」




こういうコメントするイギリスのかただって、
本当は、持って行きかた一つで

「今回は、ちょっと、表現がマズかったと思うよ。
1発の爆弾で10数万人が即死する経験は、
想像を絶する凄惨な体験だっただろうから…ね。
そこのところへの、デリカシーはほしかったよね」
という表明になったはず と思います。


他人へ、他国へ、安易に謝罪を求めるような
単純な抗議では 考えが浅はかで、ダメだと思います。


それに、謝罪が来たあとに、さらに追撃して、
お前は反省しているのか?
おそれいれ っていうのもダメだと思います。


反省したなら、恐縮するはずだ、
謹慎した態度を見届けないと気がすまない… というのは、
日本の伝統的な風土 っぽい発想かもです。

それにしても、そんな風な態度で接したら
いまどきの日本の家庭なら、子供や兄弟に反感を持たれる…
ことも多いんじゃないでしょうか。




謝罪したBBCに それ以上の恐縮を求める前原誠司さん、
さらには、それ以上のことを求める長崎市長

下策で、硬直的で、教条的で、
相手の機根に合わせて お話しできていないです。

自分の組織内の人への接し方ぽく、
それこそ 上から目線 ってやつにです。


自立した相手に、
しかも悪意のないミスなのに

前原外務大臣や長崎市長のような硬直した抗議では、
反省ではなく、むしろ 反感を招くでしょう。

残念です。





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■ BBC番組がいかに二重被爆者を取り上げたか 彼らは何と言っていたのか
   2011年1月25日 goo ニュース の内容

英語メディアが伝える「JAPAN」をご紹介するこのコラム、今週は日本メディアがロンドン発で一斉に報じてからここ数日話題となっている、BBC のコメディトーク番組についてです。

「二重被爆者の方を笑った」という報道がされ、
被爆者やご家族の方々を始め、多くの日本人が怒っているこの件を、英国メディアも伝えています。

このコラムではそれに加えて、
では番組で実際にいったい何がどう言われていたのかを少しご紹介したいと思います。

どういうことだったのか、よろしければ各自でご判断いただきたいからです。(gooニュース 加藤祐子)

 ○ BBCが謝罪した内容は

日本の主要各紙およびNHKが20日から21日にかけて伝え、ネット上でも大変な話題となった話なので、多くの方はすでにご存知でしょう。

英BBCに「QI」という、クイズ形式のコメディトーク番組があります。「QI」とは「quite interesting(なかなか興味深い)」の意味。世の中の様々な興味深い物事、森羅万象に付いて、詳しく知ろうじゃないかという番組です。昨年12 月の放送で日本の二重被爆者、山口彊(やまぐち・つとむ)さんを取り上げました。その最中に出演者や観客が笑っている様子を見た在英日本人が大使館に指摘し、大使館がBBCに抗議。日本メディアは、番組が山口さんの体験を「世界で最も不運な男」だと「冗談交じりに取り上げ」たと伝え、ご遺族などに取材。ご遺族や複数の被爆者の方々はBBCに対する怒りをあらわにしました。こうした事態を受けてBBCと番組制作会社が連名で謝罪。内容はこうです。

「気分を害された方々に謝罪します。QIは番組で取り上げる人や話題に関して誰かを不快にさせるつもりなど決してありません。しかし今回の場合、日本の視聴者にとってセンシティブな題材である以上、番組で扱うのはふさわしくないと日本の人たちが感じた理由は理解します
(We are sorry for any offence caused. QI never sets out to cause offence with any of the people or subjects it covers. However on this occasion, given the sensitivity of the subject matter for Japanese viewers, we understand why they did not feel it appropriate for inclusion in the programme)」。

――これが日本で伝えられている概要です。


 ○ BBC謝罪について英メディアは

ことの次第について英メディアでは、
たとえばBBCニュースが「BBC apologises for Japanese atomic bomb jokes on QI(BBCがQIでの原爆ジョークに謝罪)」という記事を22日付で掲載。「コメディクイズ番組『QI』で交わされたジョークについて、BBCは日本大使館の抗議を受けて謝罪した。番組の回答者たちは、第2次世界大戦で広島とその2日後に長崎で被爆し、生き延びたツトム・ヤマグチの経験を、軽く扱った」と説明し、そして上述したBBCの謝罪を伝えています。

『スコッツマン』紙では「日本大使館から抗議されテレビ番組が謝罪」という記事で、経緯を説明。
とりわけ回答者が「爆弾がその人の上に落ちて、跳ねとんだ」とか「要はあれだね、コップは半分空だというか半分入ってるというかで。でもどちらにしても、放射能を帯びてるわけだ」と軽口(quip)を叩いて観客が笑ったことに、日本人が不快感を抱いたと説明しています。

ちなみに「コップは半分空か半分入ってるのか(is the glass half empty or half full)」というのは英語でよく使われる慣用句で、コップに半分水が入っているのを見て「半分入ってる」と前向きにとらえるか「半分空だ(つまり半分しか入ってない)」と後ろ向きにとらえるかはその人次第だと言う意味です。

英『タイムズ』紙(リンク先は豪『オーストラリアン』)の記者で日本取材の経験豊富なリチャード・ロイド=パリー氏は、「原爆生存者について冗談を言ったことをBBCが謝罪」という見出しで、経緯と共に、山口さんの長女・年子さんがNHKの取材に対し「許せないです。おもしろおかしくとりあげるってことは。核を持ってる国、落とした側に、運が悪いとかいいとか言われたくない」と語った様子を紹介。さらにロンドンの日本大使館の広報官が同紙の取材に答えて、「番組は、山口さんを笑っていた(mocking)というよりはイギリスの鉄道を笑っていたのだと承知している。しかし山口さんの体験をこういう番組で扱うのはまったく不適切で無神経だった」と話したことを伝えています。

保守系『テレグラフ』紙は、「原爆ジョーク」について日本から抗議されてBBCが謝罪したと手短に伝えています。同紙の場合、記事内容は事実関係のみですが、コメント欄が日本人には辛く厳しいものになっています。保守系の同紙だから、というのも多少はあるでしょうが、日本をよく知らない多くのイギリス人ならこの件についてこう反論してくるだろうと予想できるそのままの内容です。「なぜ謝罪?」、「何が問題なんだ? 真面目な顔をしていないと原爆の話はしちゃいけないのか?」など。さらには「慰安婦問題」や「日本軍による英兵捕虜虐待」や「南京虐殺」を引き合いに出して、彼らが「加害者」と思う日本人の反応を批判したり、当惑したりしています。

ことの顛末を知った多くのイギリス人は「なぜ謝罪?」、「何が問題なんだ?」と感じている。
実を言えば私のイギリス人の知り合いたち、そしてネット上でやりとりするイギリス人の多くも、「なんでそんなに怒るの?」という反応でした。ことさらに保守でも、もちろん反日的でもないのに。「日本人が原爆でつらい思いをしたのはよく分かるけど、でもあの番組が笑っていたのは、日本の鉄道のすごさとイギリスの鉄道の駄目さ加減だったのに」と当惑していました。まさに、『タイムズ』紙の取材にロンドンの日本大使館が答えたのと同じことです。

日本の新聞報道でも、番組の出演者たちが、広島原爆投下の翌日から鉄道が動いていた日本とイギリスの鉄道を対比していたと紹介されていました。では実際に番組で、彼らは何と言っていたのか。


 ○ 彼らは何を言っていたのか

24日朝まではYouTubeやBBCサイトで観られていた動画が、その後、削除されてしまったので、もはや実際に画像とテキストをつきあわせて各自が自分で検証するわけにいかなくなってしまいました。とても残念です。削除される前に私が動画を観て、(複数の方のご助力を得て)確認していた内容の一部を抜粋して、ご紹介します。

司会者の名前はスティーブン・フライ。
「SF」と表記します。その他のイニシャルの人たちは回答者(みんなコメディアンです)。(略)としているのはその間に言葉のやりとりなどがあったことを意味します。

SF: 世界で一番不幸な男の何が幸運なんだと思う?
 (略)
えーと、この人は見方によって、最も不運とも最も幸運とも言えるんだ。
 (略)
彼の名前は、ツトム・ヤマグチ。
2010年1月に93歳で亡くなっている。
ずいぶん長生きだったから、それほど不運だったとも言えないね。

(略)

AD: 爆弾がその人の上に落ちて、跳ねとんだとか。

(会場笑い)

SF: この人は原爆が爆発したときに商用で広島にいて、ひどい火傷を負ったんだ

 (略)

次の日、彼は汽車に乗って、ということは驚いたことに、原爆が落ちた翌日なのに鉄道は動いていたわけだよ。なので彼は長崎へ汽車に乗って、そこでまた原爆が落ちたんだ。

(会場笑い。回答者の一人ははすごいな……と言いたそうな表情で首を振っている。
背景には、二つのキノコ雲の写真とその間に山口さんの大きな写真)

SF: 彼は称えられ、ある種の英雄のように扱われて、でも二度被爆した人としてようやく正式に認定されたのは90代になってからだった。

(略)

RB: 要はあれだね、杯は半分空だというか半分入ってるというかで。でもどちらにしても、放射能を帯びてるわけだ。だから、飲んじゃダメだよ。

(会場笑い)(略)

SF: でも僕が何に驚いたって、広島に原爆を落としたのに次の日には鉄道がもう動いていたっていうのが。だってこの国だったら……。

(略)

BB: 枯れ葉が何枚か落ちただけで、もう終わりだ。

(訳注・イギリスでは英国鉄道が列車遅延の理由として、落葉や「the wrong kind of snow(雪の種類がダメ、違ってる)」と説明して国民に馬鹿にされるので。これに引っ掛けたジョークが以下続く)

(略)

BB: 爆弾の種類がダメなんですよ(It's the wrong kind of bomb)、爆弾の種類がダメなんです。
(みんな大笑い、以下ずっと笑いが続く)

SF: (駅アナウンスを真似して) 明らかに、爆弾の種類が合ってましたから(It was the right kind of bomb)。大丈夫ですよみなさん、心配しないで、爆弾の種類は合ってますから。


――などなどです。もっとほかにもやりとりはありますが、
引用の範囲にとどめようと思います。

イギリス人が「だってあれはイギリスの鉄道をバカにしてたのに」と当惑する理由が、これで少しでも伝わったならいいな、と思います。


この番組内容について、

日本では「二重被爆者を嘲笑」(時事通信)し、
「被爆者を愚弄」(日経新聞)し、
「二重被爆者を笑いのタネ」(共同通信、読売新聞)にした、
「被爆者を笑った放送」(朝日新聞)

だったと報道されました。

対して私は、嘲笑や愚弄というよりは、
日本人が被爆体験に抱き続けるヒリヒリした痛みと悼みに対して
無理解で無神経だったことによる、過ちだったと思っています。

過失です。
過失だからと言って免罪にはなりませんが、悪意はなかったと。
悪意がなかったからと言って免罪にはならないが、それでも悪意はなかったのだと。
擁護と言われれば擁護でしょう。
でも無罪判決を勝ち取ろうとしているのではなく、少しでも情状酌量してもらえないかと思っているのです。


二重被爆者の体験をこういう番組でこういう形で取り上げるべきではなかったと私も思うし、一部の回答者の軽口や会場の笑い声はとても不快でした。日本人がこの件でBBCを叱るのは当然で必要なことだと思う。それでも尚。被爆者に対する嘲笑や愚弄ではなかったと思うのです。少なくともスティーブン・フライについては。

スティーブン・フライという人は、イギリスでは誰もが知っているコメディアンであり知識人です。英コメディの大傑作と世代を超えて評価される『Blackadder』というシリーズにレギュラー出演していたほか、自分のヒット番組をいくつも持ち、自伝や小説や書評など著作も多く、博学で、社会問題についても深い見識と洞察を示してきた人です。そして(イギリスでは周知のことですが)彼は同性愛がまだイギリスで犯罪だった時代に生まれ、その中で自分が同性愛者だと自覚しながら少年時代を送った人です。学校になじめず詐欺罪で逮捕・投獄。自分を必死に立て直してケンブリッジ大に入学しスターになったものの、双極性障害に苦しむようになる。自分が生まれる前に親類がアウシュビッツで殺されていたことも、後から知るに至る。つまり彼自身が色々な意味でマイノリティであり、そういう姿を世間にさらしながら、自分の才能と知性で身を興した人です。

そういう彼の言動を以前から見ていた私は正直いって、このニュースを最初に聞いたとき、「スティーブン・フライともあろう人が、被爆者を笑いものにするはずがない」と強く思いました。そして日本で騒ぎになっていると知った複数のイギリス人知人が「彼はまともな人間だ。被爆者を嘲笑するつもりなんて絶対なかったよ」と私に連絡してきました。彼に対する信頼があるから、多くのイギリス人は「嘲笑じゃないのに」と思い、日本人の反応に当惑しているというのがまず一つあります。

そしてもう一つ。

これは日本とイギリスでの「笑い」に対する感覚の違いだと思うのですが、イギリスのコメディというのは、世の中の現実をありのままに赤裸々に語ろうとする表現方法です。世の中の様々な「負」を、バカバカしく奇妙でネガティブなものを、アイロニーを通じて浮き彫りにしようとする手段です。日本で思われているほど、題材そのものがアンタッチャブルだというタブーはありません。弱者・被害者をわざと傷つける表現方法は、もちろんタブーですが。

「笑い」というものはそういうもの、スティーブン・フライと言えばそういう人――と思っているイギリス人は、だからあの番組に多くの日本人が怒り悲しんでいると言われても、なかなかピンと来ないようなのです。このギャップをどうやって埋めたらいいのか、両国の心ある人たちの感情が不要にこわばらないためには、自分に何ができるのか、ずっと考えています。日本人として。イギリス生活経験者として。イギリス・コメディを愛する者として。そして再び、日本人として。
                   以上





gooニュースさん、そして、加藤祐子さん
貴重な、一次情報に近い情報、ありがとうございます。



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■ BBC、日本大使館に謝罪の書簡 二重被爆者笑った放送 2011年1月25日 朝日

【ロンドン=伊東和貴】英BBCテレビのお笑いクイズ番組が、広島と長崎で二重被爆した故・山口彊(つとむ)さんを「世界一運が悪い男」などと冗談を交えて取り上げた問題で、在英日本大使館は24日、BBCから陳謝の意を表す書簡を受け取った。

大使館によると、書簡はBBCのトンプソン会長名で21日付。
日本人視聴者らの気分を害したことを陳謝する内容だったという。BBCはすでに番組制作会社と連名で、同様の謝罪声明を出している。

番組は昨年12月17日に放映され、在英邦人の指摘を受けた大使館が今月上旬、BBCと番組制作会社に書面で抗議していた。問題が報道された後、インターネットの動画サイトで閲覧者が急増。被爆者を笑う意図ではないと番組を擁護する声がある一方で、批判の書き込みも相次いだ。






加藤祐子 東京生まれ。

シブがき隊や爆笑問題と同い年。8歳からニューヨーク英語を話すも、「ビートルズ」と「モンティ・パイソン」の洗礼でイギリス英語も体得。オックスフォード大学修士課程修了。全国紙社会部と経済部、国際機関本部を経て、CNN日本語版サイトで米大統領選の日本語報道を担当。2006 年2月よりgooニュース編集者。フィナンシャル・タイムズ翻訳も担当。英語屋のニュース屋。最新の訳書に「策謀家チェイニー 副大統領が創った『ブッシュのアメリカ』」(朝日新聞出版)









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