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◆ ネットフォーラム(鵜野 日出男さん主宰)1 自分用資料

■ ネットフォーラム (鵜野 日出男さん 主宰) http://homepage3.nifty.com/net-forum/
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 ● ネットフォーラム(鵜野 日出男さん主宰)1 自分用資料 2009.3.1~ 2009.6.4
 ● ネットフォーラム(鵜野 日出男さん主宰)2 自分用資料 2009.6.4 ~ 2009.11.9
 ● ネットフォーラム(鵜野 日出男さん主宰)3 自分用資料 2009.11.9~ 2010.1.18
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鵜野 日出男さんのネットフォーラムは、過去の記事は数ページ分しか見れない。過去の記事は最新の記事数が増えると自動的に見れなくなってしまう。そのため、記録しておかないと、気になった記事が読めなくなってしまうための自分用の控え。
 このネットフォーラムでは、住宅性能の今後の方向性を模索している。
断熱や気密や湿度の見識者たちが投稿する内容は、非常に高度で、私にはほとんどわからないが、意見の交流からこれからの日本の家づくりの指針の一つが生まれていくように思う。
 最近の投稿は、一条工務店(1条工務店)のi-cube(夢の家のQ値改良型)や、そこに備わるロスガードという熱回収装置の性能のことが話題の中心か。
 ■ 住宅の性能とQ値    ■ 断熱改修・換気システム
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   2009年3月1日から古い順で、5月8日まで
   途中から、新しい順に 

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 住宅の性能とQ値
Q値だけで住宅の性能を語るのはどうでしょうか。
Q値は材料の持っている性能の熱伝導率だけを用いて計算されますが材料には他にも性能があるわけでして、それだけで全てを表している訳ではありません。
更に熱交で回収率を計算に反映させるとQ値は大幅に低くなります、しかし性能表示通り回収しているかどうか疑問があります、北海道では冬の間-5度以下になる日が多いからです、そもそも換気は室内の空気環境を良好に維持するために設置するものです、そこから熱を回収しようとすれば必ず吸気と排気が膜または金属板を介して接触するわけでして、漏気のリスクがつきまといます、住人の健康のリスクまで犯して熱を回収する事が良い性能と言えるのでしょうか。
もう一つ、北海道では正確な計画換気をするにはC値が重要と考える人が多いのですが、今度の長期優良住宅認定制度からC値が削除されるそうで心配しています、高いQ値を実現してもC値がお粗末ではQ値や換気システムは絵に描いたぼたもちとなってしまいますが、Q値は材料で決まりますが、C値は施工で決まるところが大きいので工務店のノウハウになってます、ここが大切ではないでしょうか。
数字を追求するのも悪くはありませんが、それだけで良い性能と決めるのは早計だと思いますがいかがなものでしょうか。Name : 北海道の人 Time : (2009年2月28日<土>18時05分)
 3種換気と1種換気 鵜野日出男
 北海道の人さんの言われることは半分賛成で、半分はおかしいと思います。
北欧で開発された温水パネルヒーター暖房はクリーンいで、輻射で、大変に素晴らしいもの。そして、ヒーターの上部に3種の換気の給気口がついているので、冷気が部屋に直に落ちない。3種換気は排気のダクトだけでよく、価格も安くて経済的。
オイルが豊富にあり、灯油の価格が安かった時は、最高の空調換気システムでした。
ただ、この場合は空気質を考えると、気密性はC値で0.5cm2以下であることが私は絶対条件だと考えています。
北方型エコが、国交省の反対で1cm2で我慢したようですが、北方型エコがこの気密基準を持っていることは、素晴らしいこと。出来たら将来は0.5cm2ぐらいにしてほしいもの。これは、消費者としての立場からの要望。

しかし、灯油が高くなり、CO2の増大からオイルそのものを焚くことが問題になってきました。パネルラジエーターを蓄暖に変えるという安易な考えでは対処してはいけなくなってきたのです。
どうしても熱損失係数を高め、平方メートル当たりの暖房費を2kWhないしは2リッター以下に抑えるというイノベーションが求められてきているのだと思います。
その代表例がドイツのパッシブハウスの15kWh/㎡。

暖房費を限りなくゼロに近づけるには、まず開口部の熱貫流率を良くすること。ドイツでは0.8Wのサッシがリーズナブルな価格で簡単に入手出来ます。
これに対して日本は遅れすぎ。これは大手サッシメーカーに頼るのではなく、もっと北海道の地場業者がドイツなどを視察し、自力で開発する意欲が不足しているからだと私は思います。ドイツの地場メーカーの意欲とポリシーには頭が下がります。

そして次は、どうしても3種換気に、イノベーションの手を染めてゆかねばならない。何しろ0.3W/㎡に近い大量の熱が換気から損失しているのですから…。
ドイツでは最初はアースチューブで対応していた。北海道でもパッシブ換気グループでそれなりの成果を上げていると聞いています。
そして、このアースチューブに変わる92%以上の熱回収率の換気装置を生産してくれるメーカーが、ドイツとオーストリアで数社出現している。
その熱回収型の換気システムが、心配されているような、住人の健康状態に異常を与えるような空気質であるという報告は聞いていません。
ただ、寒冷地で凍結するとかプレヒーテングが必要だという議論は聞いています。また、設置費は給気と排気のダクトが必要で高くなります。
しかし、これらの設置費が、Q値が0.3W/㎡近く良くなることで10年以内に償却出来るとしたら、積極的に採用すべきだと思います。

熱交換システムの揚げ足ばかりを並べている設備業者がいます。だが、ビルダーは消費者の側に立って、正しく1種換気にトライすべきだと私は思います。
そして、内地の場合は北海道と違った意味で1種換気に切り替わるべきだと思っています。

内地のⅡ、Ⅲ地域のビルダーは、富裕層を対象にした場合には、給湯のパネルラジエーター暖房と各室に個別クーラーを付ける2重投資を行っています。
そして、給湯の熱源は灯油からヒートポンプに変わってきています。

この場合、Q値を0.8Wから0.9Wにすれば、給湯暖房が不要になります。
エアコンで冷房除湿が出来、いざという時に補助暖房としてエアコンを使えば良いわけだから、理屈の上では2重投資が必要なくなります。

ところが、輻射の温水暖房を無くし、3種換気のままだと、冬期は冷気がまともに床に落ちてきて室内に温度差が生じて大変に不快。
また、夏は各室に開けた給気口から、17gから20gという絶対湿度、つまり湿気がドバーっと入ってきます。
各室のクーラーを一24時間、弱除湿運転しておけばいいのですが、電気代がもったいないと言って切ってしまう。このため、25℃での冷房運転を余儀なくされ、痛い冷気で身体を痛めつけています。
そんなモデルハウスを訪ねると、私は冷気でいたたまれなくなります。

したがって、内地でこそ1種換気が絶対に必要だと言いたいのです。
ソフトな涼気の存在を知ってもらいたいのです。
そして、どうせ1種換気をやるのならセントラル空調換気にして、家全体の温湿度を計画的に管理出来るようにした方が、はるかに安価で快適。

ところが、ダクト工事の経験のない住宅メーカーやビルダーばかり。消費者の真のニーズに応えていない、というのが現状。

ランニングコストは3種も1種もほとんど変わりがなくなりました。
そして、施主の快適性を考慮せず、電気代だけで内地では1種換気は元がとれないと愚論を述べている人間のなんと多いこと。
設定温度が28~29℃で、相対湿度が45~50%という熱帯夜のない快適さ。

そのストレスのない室内の有り難さを知らない人は、関東以西の夏に関して一切の発言権がありません。「黙らっしゃい!!」なのです。Name : uno Time : (2009年3月01日<日>15時43分)

 「黙らっしゃい!!」について
 私が言いたかった相手は、消費者ではありません。
セキスイハウス、ダイワハウス、パナホーム、旭化成、住友林業、三井ホームをはじめとした大手メーカーに言いたかったのです。
先進国で、セントラル空調換気システムを標準装備としていないのは、日本だけです。
日本の大手メーカーが標準装備にして安く提供してくれていたら、日本人のほとんどの人が手軽に採用していたはず。
ところが、鉄骨プレハブも木軸工法も、工場でパネル化する時にダクトを配するのが難しいので、完全にサボってきました。責任を放棄してきました。
そして、ツーバィフォーのトップメーカーと自称している三井ホームも、このサボりに同調してきました。

北米のツーバィフォー住宅には、100%がセントラル空調換気システムが採用されています。
そのシステムを、嫌というほど見ていながら、サボってきた三井ホームの責任は非常に重いと思います。その気になれば、標準仕様にすることは、高額物件を対象にしていたからいとも簡単なことだった。しかし、本質が不動産屋で、技術屋のきちんとした意見をネグレクトした。
ツーバィフォーメーカーで、唯一頑張っているのが三菱地所ホームだけ。
東急ホームもスウェーデンハウスも、腰が引けています。

そして、この日本の情けない実態を知りながら、国交省関係の委員会に狩り出されている学者先生が、何一つ警鐘を鳴らしてきていません。
そして、どこまでも個別エアコンを前提に省エネが計画されています。

韓国よりも劣っている日本のセントラル空調換気。
「有り難さを知らせようとしないメーカーや学識経験者は、黙らっしゃい!!」と
書くべきでした。Name : uno Time : (2009年3月02日<月>13時36分)




断熱改修・換気システム
 鵜野先生,皆さん。
今,断熱改修の計画を進めていますが,実際に色々と計算してみて,改めて,換気システムの熱損失の大きさに注目しておりました。
それで,今回の改修には,是非とも,全熱交換型,ダクト方式を導入したいと考えておりました。
ただ,一つ頭を悩ませているのは,今までは風呂場とトイレは常時排気で対応していたのですが,全熱交換型の場合は,これらの場所はタイマー付きや人感センサー付きになるのでしょうか。
この場合,風呂場の湿気やトイレに臭いがこもる心配はないでしょうか。
それとも,全熱型でも全てを含めることができるのか,あるいは顕熱型で全てを含める方が良いでしょうか。
Name : アダチ/新潟 Time : (2009年3月02日<月>00時49分)


 アダチさんが採用されようとしているのは、一条が仕様書発注で作らせたダイキンの90%熱回収の全熱交換機だと思います。
 一条は、熱回収交換機だけをダイキンに作らせ、各室への分配機は自社でつくっています。したがって、換気だけに使おうということであれば、一条にお願いして、一条の分配機込みで使わせてもらうことになると思います。この場合、トイレ・浴室・台所などダーディゾーンからの排気を一体処理して良いかどうかは、一条のデータに頼るしかないと思います。
 私が一条の了解を得てダイキンの全熱交換機を使わせてもらったのは、あくまでもセントラル空調換気システムとしてでした。分配はエアコンの送風機で行いますので、一条の分配機は使っておりません。そして、ダーデーゾーンを含めた全てのリターン空気は、光触媒の中を通していますので、臭いや細菌の心配がほとんどないと考えています。
 これに関しては、YSさんにご感想を述べて頂くのが最適だと思います。
何回も訪れているS邸では、変な臭気は一切無く、今まで訪れているどの家よりも空気がすこぶる綺麗だと感じています。しかし、空気質を科学的に分析したことがないので、確言は出来ません。
現時点では、リターンダクトに光触媒機能を付加すれば、冬期の加湿という面から考えても全熱交で良いのではないかと考えます。テストを行えば、若干問題が発生するかもしれません。皆さんのご意見を伺いたいところです。
 しかし、冬期の加湿を、透湿膜などで処理できるということであれば、欧米のように顕熱交換機を採用する方がベターかもしれません。スティーベル社製はバイパス機能を持っており、ランニングコストも安く、イニシアルコストを別にすれば内地で使うにはかなり良くなったと聞いています。そのほか、スウェーデンからの輸入品の顕熱交換機は、価格的にこなれていて使いやすいという話を聞いています。
 いずれにしろ、便所と浴室の排気を別経路にするのは、風量のバランスという面からもおかしいのではないかと考えます。
Name : uno Time : (2009年3月02日<月>08時30分)


 鵜野先生。
早速,有り難うございました。なるほどと,改めて感心させられました。光触媒は気付きませんでした。空調とセットにするのは,リフォームでは難しそうですが,光触媒だけなら空気清浄機と組み合わせることで,何とかなるかなと思いました。風呂は冬季は加湿器として考えることにして,夏季は若干厳しいでしょうか。キッチンだけは,レンジフードファンで対応せざるを得ないでしょうね。いずれにせよ,キッチンだけは別として,後は,集中換気に組み入れる方向で考えたいと思います。どうも有り難うございました。
Name : アダチ/新潟 Time : (2009年3月02日<月>09時54分)


 鵜野さん、アダチさん:
私は基本的には、全熱交換器をサニタリーの排気、特に浴室に繋ぐべきでないと思っています。
一条工務店のロスガード90も例外ではありません。
(実際、夢の家では浴室とトイレは個別換気です)
これは、光触媒やプラズマ処理による汚染物質の除去が未だ完全ではないからです。
このため、ごく一部のメーカを除いて、全熱交換器については浴室・トイレへの接続を基本的に接続不可としています。
  理由を箇条書きにすると以下の通りです。
(1) 臭い成分以外に水分子クラスターと同程度の大きさのホルムアルデヒド等の分子量の小さい水溶性物質の戻りが原理的に発生する。また、同時にウイルスや小さな大腸菌類も回収する可能性を否定できない。
(2) 全熱交換素子は基本的にセルロース等に水分を吸着透過させているため、浴室の石けんかすやカビ胞子等が栄養分となり、絶対湿度の高い素子材質内がカビ汚染されやすい。
(3) 夏期浴室排気時の潜熱回収による潜熱負荷増大。
  
 これらの根拠については一応次のように考えています。
(1)については、以下を再確認いただきたいと思います。
  http://www.iesu.co.jp/shinbun/2003/2003_10_25/031025HP-02.htm
(2)については、以下を再確認いただきたいと思います。
 http://www.dowkakoh.co.jp/quarterly/HE0049.pdf
  栄養分と水分と温度が共存できるところでは常にカビ発生の危険性があります。

また、例えば以下の特許のようにいろいろ改善の努力はしているが、
素子の材質は あくまで「紙」である。
  http://www.j-tokkyo.com/2002/F24F/JP2002-115882.shtml
 http://www.j-tokkyo.com/2008/F28F/JP2008-032390.shtml
もし、これらの特許が実際に実用化していれば、とっくに風呂とトイレは個別換気ではなくなっているだろう。だが、商品カタログでは未だそうなってはいない。

(3)については、除湿負荷増加分を計算してみました。
浴室から42℃90%RHを60m3/hで排気したとすると、容積絶対湿度は50.8g/m3となります。
ロスガード90の夏期潜熱交換率は71%なので、50.8*60*0.71=2164g/h、すなわち風呂に入っている間は毎時2.2リットルもの除湿を余計にしなければならなくなります。
  なお、この問題に対してはバイパス換気に切り替えて対処することが考えられます。
しかしながら、バイパスに切り替えた後の熱交換素子が濡れたままであった場合、やはりカビの発生が懸念されます。バイパスに切り替える前は十分に乾燥させるか、または熱交換素子を取り出して乾燥させておく等の措置をとることが賢明でしょう。
 以上はあくまでも個人的意見ですので ご了解下さい。
Name : hiro@首都圏 Time : (2009年3月03日<火>00時44分)


 ヒロさん。
いつも詳しい情報をどうも有り難うございます。とても助かります。そうしますと,全てを含めるには顕熱交換の方が良いでしょうか。何かヒロさんお勧めのシステムがありますでしょうか。全熱の場合,サニタリーを別にすると,風呂場やトイレを使っている時には,熱損失は大ということでしょうかね。そうであれば,排気をヒートポンプで回収するアイデアもありかなと考えたりもします。エアコンの室外機で排気熱を回収する実験では,熱は確かに回収しているはずなのですが,その評価はどうもハッキリしないままでした。コンプレッサーを稼働させるのに,かなりの電力が必要で,電気代自体は結構かかってしまいます。もっとも,その分,暖房効果は高いのですが,敢えて排気をぶつけることの損得勘定が見えてきませんでした。排気をぶつけたエアコンを稼働させた時と,普通のエアコンで暖房した時の,消費電力の差が,ほとんど分かりませんでした。どうも日毎の外気の温度差の影響の方が大きいようなのです。もっともQ値を改善すると,効果の差が出るかもしれませんが。
Name : アダチ/新潟 Time : (2009年3月03日<火>08時35分)


 にれさん。
あくまでも机上の論理でしたが,空気清浄機は,何かボックスを作って,その中で空気を清浄化して,と考えていました。つまり,ダクトの中間にそれを設置するというわけです。あるいは,トイレ自体をボックスと考えて,トイレに空気清浄機を持ち込んでというのも簡易で良いかなと考えていました。空気清浄機は最弱運転の場合は数Wなので,消費電力の心配はないかなと考えていました。もっとも,ヒロさんのコメントがありましたので,机上の論理に終わりそうです。
Name : アダチ/新潟 Time : (2009年3月03日<火>08時39分)

 hiroさん  にれさん
hiroさんの適切なご指摘、有難うございます。
一条が何故トイレ、浴室からの排気を別にしてまで、全熱交換機にこだわったのでしょうかね。
当然、顕熱であるべきなのを全熱にしました。
その点をダイキンの技術者に聞いても確答が得られませんでした。
たしかにTOTOなどの新製品の資料を見ると、臭気が少なくなってきています。
ホルムアルデヒドなどのVOCも問題がないほどになってきています。
だから大丈夫ではなかろうかと言われましたが、どうしてもと光触媒をつけました。
これで完全だとは考えていません。
 そして、hiroさんの計算で1ヶ所だけ納得出来ない数字があります。
シャワーを浴びている場合、相対湿度が90%になりますが、浴室の温度は室温と変わらないはずです。42℃というサウナ並のお湯温度ということはありません。
 ご指摘の結露が気になり、何度となくS邸をチェックしていますが、現時点では問題らしい問題が発生していません。
なお、「S邸のチャレンジ記録」のカテゴリ「空調換気」の「光触媒と排気フィルター」(2008/1/4)を開いていただくと、施工内容が理解いただけます。
 ベンティエールはプリーツフィルターを搭載しており、外からの花粉などのほこりがほぼ完全にシャットアウトしてくれます。
そして、リターンダクトにも簡単に掃除が出来るフィルターを光触媒の前にオリエンタルが装置してくれました。
そのせいか、今までのどの家よりも空気が澄んでいるように感じられます。
 しかし、hiroさんご指摘の懸念がありますので、一度は空気質の測定を行う必要があります。
かつてぱ簡単に自社で動けたのですが、メーカーに依頼するしかなく、簡単に動けないのが残念。
Name : uno Time : (2009年3月03日<火>09時33分)


 全熱と顕熱
エンタルピーで考えると全熱交換機と顕熱交換機の差は歴然としてます。
一条が全熱交換機にこだわったのは省エネを考えれば当然と思います。
顕熱交換機の機能は、エンタルピーの回収というよりも、吸気の温度調整による不快感の抑制ではないかというのが私見です。
以前に計算した結果を引っ張り出すと、夏冬の顕熱交換のエンタルピー交換効率は以下のようになります。(時間がないので計算条件は省略で失礼します。)
 夏:温度交換効率=90% --> エンタルピー交換効率=20.70%
 冬:温度交換効率=90% --> エンタルピー交換効率=53.73%
顕熱では効率が低い、全熱では汚染物のリターンが怖いというのが私見です。
Name : さも/愛媛 Time : (2009年3月03日<火>12時41分)


 全熱交換
ヒロさんのご指摘を興味深く拝見しました.
(1)エレメントを通した汚染空気の混合による不完全換気,
(2)カビの問題,
(3)一時的に室内が室外より非快適環境になる場合には"交換"すべきでない,
の3点が全熱交換の欠点として挙げられるとのこと.
これは以前からも言われていたことらしいが,ヒロさんの指摘のポイントは,そのような全熱の欠点は認めた上で全熱の導入は条件付でokで,その条件というのがサニタリー&キッチンだけ個別換気とする,ということだと理解しました.
全熱交換でのセントラル換気は居室は廊下,玄関などに留めなさいということでしょうか.
キッチンはともかく,トイレとお風呂をセントラルに組み込んだときの危険性(安全性)については,十分なデータが揃っている状況なのかよくわからないのですが,たとえばご紹介頂いている
 http://www.iesu.co.jp/shinbun/2003/2003_10_25/031025HP-02.htm
を見ると,水蒸気クラスタよりも小さい危険物質というのがホルムアルデヒドのようで,他のウィルスとか細菌は水蒸気より大きいのでどうやら大丈夫そう(といっても熱交換エレメントの仕様がどうなのか不明なのでなんともいえませんけど)しかし,すくなくとも水蒸気クラスタよりも小さいホルムアルデヒドは原理上分離することは不可能で,絶対に新鮮空気に混入することは避けれない.
これがどのぐらい割合なのか?上記アドレスの記事を読んでもいまいちよくわかりません.5%とか15%とか50%という数字が出てくる.
まったく混ざっちゃだめというのではいかにもエンジニアリングセンスが無いので,混ざっても許容範囲がどこまでか,そして今の技術ではそれが達成されているのか否か,というところを検討してみたいですね.
 カビの問題は? これも5年使用後の全熱エレメントやダクトを覗いてカビてるかどうか調べてみたいものです.拙宅は全熱交換機を導入して2シーズン目を迎えています.このような調査をやる機会があったら是非お役に立たせて頂きたいものです.自分で分解したら二度と組み立てられなくなりそうで怖い.シーズンを通した全熱の使用感はこの場でも何回かお知らせしたと思いますが,後ほど簡単にレポートしたいと思います.
Name : YS Time : (2009年3月03日<火>14時26分)


 疑問
今までも全熱交を使っている住宅メーカーがいます。
例外なくトイレと浴室は個別換気。
この個別換気は24時間連続換気ではなく、間欠運転ないしは同時給排なのでしょうか?だとしたら、温度差が避けられないですね。

R-2000の時、カナダから教わったのは必要給気量と排気量を計算して、大きい方の量にしなさいというものでした。給気は主寝室と地下室が40m3で、その他の部屋は20m3。仮に計160m3とします。排気はトイレのみ20m3で、浴室トイレが50m3、台所60m3。計180m3だったとします。この場合、排気の180m3を選択しなさいというもの。この180m3が小さな家だと0.5回/hとなり、大きな家だと0.3回/hとなります。これが原則。
ところが、日本では一律に0.5回/hと決められました。もっともそれだけの能力のある機械を設置しなさいということであって、0.3回/hで運転していても建築基準法上で入居者が咎められることはありません。

仮に130m2の住宅があり、その気積が320m3だったとします。
0.5回/hですから160m3の排気が必要になります。トイレが2つと浴室で、半分の80m3が熱交換せずに捨てられるという勘定。2つのトイレと浴室の気積は大きくても20m3。320m3-20m3=300m3×0.5=150m3。居室部分の必要給排気量150m2プラス捨てられる80m3が加わるので230m3となります。これではわざわざ全熱で熱交換する価値が全くなくなってしまいます。
また、この150m3のうち60m3を台所からの常時排気にするとしても、残りの90m3はどこから排気するのでしょうか。シューズルームやクロゼットにすると、家全体の給気の流れがおかしくなります。
どのような換気計画になっているかを知っている方、具体的に教えてやって下さい。

このため、私は長い間もっぱら顕熱を奨めてきました。
そして、一条が全熱交を開発したということは、光触媒で問題が解決したのだと早とちりしました。一条が80m3~100m3を捨てているとしたら0.76Wの熱損失係数が本当に可能なのでしょうか?
早急に空気質の点検を行う必要があるようです。
Name : uno Time : (2009年3月03日<火>16時56分)



 鵜野さん:
>シャワーを浴びている場合、相対湿度が90%になりますが、浴室の温度は室温と変わらないはずです。42℃というサウナ並のお湯温度ということはありません。
 確かにそうですね。
42℃の無限潜熱供給源があったとしても、排気ダクトに入る前に天井や壁で結露して潜熱は回収されてしまいますね。失礼しました。*ただ、最近の流行でユニットバスに標準装備も増えてきたミストサウナを使うと簡単に42℃90%RHぐらいはいくようです。

先ほど、拙宅の風呂の排気口(=天井)の温度を測ってきました。28.5℃でした。(給湯温度42℃設定、給湯後30分後に測定)
室内温度=脱衣室温度=24.5℃でしたので室内温度+4℃ほどと言うことになります。これは最近のユニットバスが壁や天井がかなり断熱されているからだと思います。夏期はさらに室温が3℃ほど高くなりますので最大31.5℃程度と言うことでしょうか。
31.5℃で90%RHとすると絶対湿度はだいぶ少なくなって、26.5g/kgDA=29.6g/m3程度でしょうか。29.6*60*0.71=1261g/hとなりました。更には外気の差分で潜熱は交換されますので実際の潜熱負荷増大分は、夏期外気の平均が15g/m3程度だとすれば、(29.6-15)*60*0.71=622g/hとだいたい除湿器1台分強となり、時間も短いのでそんなに気にするほどでないかもしれませんね。

それから、一条や三菱地所ホーム等の全熱交換器を使った場合のトイレと浴室の換気ですが、基本的に完全に個別換気で、使用していない時はOFF(間歇)と言うことだと思います。ですので通常時でないこれらはQ値には全く反映していないものだと思います。

それで、問題はONにした時です。ちゃんと換気するためにはどこかから給気しないといけません。ですので、ロスナイ等の個別1種か専用の給気シャッター等を用いることになるのだと思います。もし、給気できずに排気専用だとすると壁等の隙間から給気されるということであれば、換気装置として問題有りだと思います。いずれにしても、結局全館空調のバランスを崩し、どこかに不要な温湿度差を生じさせることになると思います。

 さもさん:
>顕熱交換機の機能は、エンタルピーの回収というよりも、吸気の温度調整による不快感の抑制ではないかというのが私見です。
 温暖地では私もほぼ同様に考えています。夏期夜間でも外気の急激な温度低下に引きずられにくく、高温低湿環境を維持しやすいと感じています。

 アダチさん、YSさん:
おっしゃる通り、家庭用全熱交換システムは昔に比べるとフィルターもたいへん良くなり、さらにいろいろな特殊フィルター(VOC、NOX、HEPA等)もオプションとなってきています。すなわち、それなりの歴史を積んできていてかなり信頼性も良くなっていると思います。もちろん潜熱負荷削減には非常に効果的で、日本の夏期空調エネルギー削減の切り札だと思います。
最近、三菱地所ホームはエアロテックの10年保証を始めました。無償点検前提ですが、これも自信が無くてはできないことだと思います。それでも、浴室とトイレは個別のままです。やはり、紙の湿度を上げた状態を長く維持させるのは原理的に危険だと思っているのかもしれません。
そこで提案ですが、浴室とトイレ、サニタリーは顕熱交換器(例えばエアカルテット)とし、それ以外の居室を全熱交換器(例えばベンティエール)とするのです。換気装置が2台必要になりますが、家全体を完全に24時間換気とすることができ、良好な温熱環境とエネルギー負荷削減を両立できるうに思います。
 訂正
 誤: もし、給気できずに排気専用だとすると壁等の隙間から給気されるということであれば、換気装置として問題有りだと思います。
 正: もし、給気できずに排気専用だとすれば、壁等の隙間から給気されるということになり、換気装置として問題有りだと思います。

 優先順位
ちなみに、拙宅では家人にアレルギー持ちが多いので、温熱環境が良好でありながら衛生的なリスクがより小さいと考えられる顕熱交換を選んだという経緯がありました。要は人それぞれで、温熱環境、健康・安全性、1次エネルギー(CO2)削減、経済性(2次エネルギー)等優先順位が異なると思いますので、優先順位を意識して選択していけばよいのだと思います。
ただ、最終的には全てを満足するような住宅(+機器)を作り上げていかなくてはいけないのだとは思いますが。
Name : hiro@首都圏 Time : (2009年3月04日<水>01時05分)

 全熱使用感
鵜野先生の掲示板を間借りする形になってしまい、申し訳ございません。
拙宅はダクト式セントラル空調で、そこに全熱交換のベンティエールが組み込まれています。鵜野先生がおっしゃっているように送風の分配はエアコンの送風機で行い、ダーティーゾーンからの排気も個別換気ではなくすべてベンティエールに送り込まれる完全なセントラル換気になっています。ただし、台所のコンロには同時給排気方の換気扇はあります。給気は外気からの新鮮空気と階段室からのリターンを混ぜて、光触媒の脱臭器?を通して各部屋に給気されています。
 使用感ですが、気になる匂いの問題は全くありません。
当初は、浴室の石鹸臭やトイレの臭いが各部屋に散逸する可能性も捨てきれないといわれていましたが、私の嗅覚が特別敏感というわけではないものの、まったく匂わず、新築特有の匂いもせず、外気の新鮮な空気と遜色ないという印象です。今はこれが当たり前になってしまいました。もちろん人間の五感ですし、導入したシステムに対する思い入れというバイアスもかかっているので客観的評価ではないでしょう。客観的評価のためにはにおい成分の測定が必要でしょうか。試しに光触媒のスイッチを切っても試しましたが、それでもにおいの問題は感じなかった。これは家族に内緒でこっそりやったんですが、誰も気づかず。
 水蒸気回収については、今年の冬はその効果を実感しています。
ほとんど加湿器を使うことなく、部屋の相対湿度は40%を下回りません。室温は就寝時以外はhiroさんの設定を参考に24℃以上を保つようにしています。就寝時はこれだと私には暑いので22℃に下げてます。この状態だとのどが痛くなりません。ちなみに私はのどアレルギーです。
 逆に夏の湿度除去効果は体感としてはまったくわからない。相対湿度は70%を超えるので、全熱交換だけではダメで再熱除湿が必須と思いました。
 第一種ですから外気給気口はひとつで、フィルターがあるため、家の中の花粉についても、ベランダに花粉がうっすら積もっていても、部屋の中は全く無いです。家族に花粉症の人はいませんから、センサーが鈍いだけかもしれませんけど。
 hiroさんご指摘の優先順位について同感致します。
ただ個人的にはそれでいいのでしょうけど、作り手さんとしてはシステムを最適化してお客さんに提供しないといけないわけで、コストも含めて顧客満足度が高くなるように最大公約数的なものづくりが要求されるわけですから、大変だなぁと思います。
Name : YS Time : (2009年3月04日<水>23時15分)

 ヒロさん有り難うございます。
全熱と顕熱の併用はとても面白いアイデアと思いました。ただ,リフォームで実現させるのは,ちょっと大変かなと思っています。具体的にどのように配置して組み込めばいいのか。リフォームで天井を破ってダクトを引き回す手間や,安全性を考えると,風呂場,トイレ二つの排気口全てに,エアコンの室外機を配置して,ヒートポンプでことごとく排熱を回収してしまえばいいのかなと,考えたりもしています。理屈の上では,これで排気熱損失をゼロに近付けることができるはずです。先日,排気をぶつけたエアコンの室外機を観察していましたら,室外機から大量の結露水が滴り落ちていました。屋内の湿気が室外機にぶつかって結露しているんですね。これは確かに全熱交換になっていて,エンタルピーの回収率も高いように思います。ただ,夏季の除湿の面では不利になりそうですし,普通のエアコンに対する省エネ効果はどうもハッキリしない面があります。タコが自分の足を喰って生きているような面がありますし。少なくとも,Q値計算に反映させることは無理でしょうね。排気熱ゼロとして計算するわけにはいかないような。もちろん,数値はともかく,少ない電気代で快適に暮らせればそれで良いわけですが。YSさんのレポートも有り難うございました。YSさん宅のシステムにもとても魅力を感じます。現実に臭いの問題がないとすれば,一番理にかなったシステムのように思いました。あとは,熱リサイクルのエアコンか何かで除湿機能を組み込めば完璧ではないかと思います。YSさん宅の方式は,一旦,湿度の低い環境ができれば,あとは,全熱交換方式がそれを維持するのに貢献してくれると思います。申請書の提出まであれこれ悩みが続きます。
Name : アダチ/新潟 Time : (2009年3月05日<木>08時41分)

YSさん:
最近の全熱交換素子はかなり性能が良くなってきたと言うことですね。
ただ、長期で考えた場合やはり少し心配なところがありますので、年に1回くらいは熱交換素子の清掃を兼ねた点検を行った方がよいと思います。
ところで、夏期に70%を越える相対湿度になるということは、室内のエンタルピーは外気と平均値としてはそんなに変わらないと言えるのではないでしょうか。入浴して一旦室内の湿度が外気より高くなると、全熱交換ではなかなか下がらないように思います。やっと下がってきたところで、また入浴して高くなると言うことを繰り返すのではないでしょうか。
そこで、提案ですが、今年の夏期はずっとバイパス換気で通されてはいかがでしょうか?
要は冬季以外はバイパス状態にするのです。基本的に普通の第3種換気と変わらなくなるだけなので大きな問題は無いと思います。効果としては、エンタルピーの低い夜間には排湿効果が高まることが挙げられます。また、カビの生えやすい夏期に風呂からの湿気を熱交換素子に通さずに済むので一石二鳥だと思いますが、どうでしょうか?
Name : hiro@首都圏 Time : (2009年3月05日<木>21時47分)

  hiro様
 >素子の清掃を兼ねた点検を行った方がよいと思います。
ダクトを外すなりしないと素子は目視で確認できる構造になってないんです。なるほど点検ですか。今度ちょっと中が覗ける構造になっているかどうか試してみたいと思います。
 >そこで、提案ですが、今年の夏期はずっとバイパス換気で通されてはいかがでしょうか?要は冬季以外はバイパス状態にするのです。
去年は春と秋の中間期はバイパス換気にしていました。
よっしゃ、夏もバイパスにしてみましょう。いろいろ試してデータを取ってみるのは面白いですし。
ダイキンの技術者の話では、今回の全熱交換換気は冬期の性能は自信があるが、夏はおまけ程度に考えて置いてくださいとおっしゃっていた記憶があります。去年の夏もエアコンは24時間運転ですが、電気代は冬期よりはるかに安い。エアコンではそれだけ除湿しきれていない証拠だと思います。
 鵜野先生のご指摘も興味深く、トイレと浴室が個別換気では全熱交換する意味が無いとのこと。
なるほど。換気量が半減して、半分は捨てているとしたら、ロスガード90=90%回収になるのでしょうか。よくわからなくなってきました。うちの排気量配分は以下です。
 玄関:50m3/h、1Fトイレ:20、浴室:40、洗面所納戸:20、台所:30、2Fトイレ:20、合計:180m3/h。気積は約330m3/hなので0.55回/hになります。玄関が一番多いというのは私も再確認してはじめて知りましたが、なるほどフィルタ掃除に際に気づきましたが、玄関が一番ほこりが溜まっています。浴室とトイレの合計が80m3/hなので44%を占めますね。確かに多いです。
Name : YS Time : (2009年3月05日<木>22時43分)

  YSさん:
熱交換素子はいざという時のために簡単に取り外せるようになっていると思うのですが・・・。一度ダイキン様にご確認されてはいかがでしょうか。拙宅のエアカルテットプラスの顕熱交換素子は、手で回せるネジ2本とドライバーの要るネジ1本の計3本はずせばすぐに取り出せます。所要時間1~2分程度です。
 >鵜野先生のご指摘も興味深く、トイレと浴室が個別換気では全熱交換する意味が無いとのこと。なるほど。換気量が半減して、半分は捨てているとしたら、ロスガード90=90%回収になるのでしょうか。
個別エアコンと同様、基本的に間歇動作なので、普段は動作せず、動作時の捨ててる換気量は
無視すると言うことなのでしょう。トイレはともかく、風呂はカビ防止の乾燥に時間がかかるので無視できないと思うのですが。→最近、風呂用の「浴室乾気暖房乾燥機」なるものが流行っているのにはこの辺に理由があるのかもしれませんね。かなりの消費電力のはずですが。
Name : hiro@首都圏 Time : (2009年3月05日<木>23時00分)

 熱交の疑問
熱交換について議論が盛んですが、北海道でこんな話があります。
C値が1.0の場合、換気装置を通るのが50%で隙間の自然換気が50%程度だったと北総研の研究員が言いました。それで昨年の先導モデルは1.0にしたと言うことです。概ね換気量の半分が換気装置を通れば計画換気と言えるだろうということです。だとすると、交換率が90%と言っても現実には換気量の半分と言うことになります、
 北海道の2x4住宅は0.5以下にするというのが常識になっています。
あるメーカーが熱交換率80%で計算してQ値1.0以下と発表して新聞広告を出しました。2月・3月の灯油消費量も書いてありましたが、とてもQ値1.0の数値ではありませんでした。相当の自然換気があるものと思われます。北海道の場合内外の温度差が多きいので、内地とは違うかもしれませんが。
 トイレと浴室を個別換気でとありましたが、それでは計画集中換気とは言えないのでは?計画集中換気の場合、建物内外・部屋ごとの気圧差も問題になるところで、これでは部屋が負圧なのか正圧なのか一定しないと思うのですが。 負圧か正圧かで気密仕様や雨仕舞の施工法が変わります。負圧にした場合は構造体に室内空気が進入しにくく壁内結露の予防の一つになってます。これも北海道の特殊事情かな・・・。一条さんは北海道に昨年進出してきましたが、その辺心配ですね。
Name : 北海道の人 Time : (2009年3月06日<金>18時20分)

 北海道の人さん
北総研が、3種換気の時、C値が1.0cm2だと換気口からの給気が50%で、残りの50%は隙間だと言っているのですね。とくに排気器に近い玄関とか、浴室あたりからのショートカット漏気が多く、2階の主寝室の給気量が不足になりがちなのでしょうね。
このため、北総研が「北方エコの基準で気密性能をもう少し上げたい」と言ったら、国交省で反対され、1.0cm2にせざるを得なかったという話は本当なのでしょうね。1.0cm2の住宅でそんな状態ですから内地の2.0~5.0cm2の住宅では、3種換気だとほとんどがショートカットの空気で間に合い、主寝室は過剰炭酸ガス状態なのでしょう。こわい話。でも隙間があるから窒息死の心配は無し、か…。

これに対して、第1種は、隙間の大小にかかわらず、また全熱・顕熱に関係なく、各室に必要な空気は確実に給気されます。ただし、北欧住研の川本氏の言っているように、第1種の方が第3種より風の影響が受けやすいということが、その科学的根拠の是非はともかくとしてあるのかもしれません。
したがって、熱回収率を90%以上に高めるためには、パッシブハウス研究所の提示している漏気回数0.6回/h(あえて相当隙間面積に換算すると0.2cm2程度)というのは、大変に正しい数値だと思います。
つまり、90%の熱回収を問題にするなら、漏気回数をまず問題にしなければならないということ。これこそ、わが高気密研究所が世の中に存在する唯一の価値であると言えるのだと思います。(少し手前味噌すぎますかな…)
そこでご指摘の一条のi-cube。
先に示しました「概要」を見ても、昨年3月10日付けの北海道住宅通信を見ても、気密性能が一切書いてありません。パネル工法ですから、おそらくC値で1.0cm2を切る程度か?となると、北海道の人の指摘される点が問題になってきます。一条の謳い文句を100%信用できないということに…。
そして、局所・間欠排気は、これとは別に議論すべき問題点だと思います。
Name : uno Time : (2009年3月07日<土>10時44分)

  平行弦トラス
全熱か顕熱かの議論はさておき、日本でダクトシステムが普及しないのは、根太に平行弦トラスを採用していないから。全部の根太に採用する必要はありません。南側は212のTJIでいいのです。必要に応じてダブルに入れればいい。そして、ダクトが這う北側に212セイの平行弦トラスを使う。hiroさんの提案にあった大きな家では換気が2つ必要ですから、ダーディゾーンは顕熱にして、他は全熱にするという案。これをやるにはダクトが複雑になるから平行弦トラスが不可欠。そんなに高いものではありません。これを、北海道などでも使えば、一種換気は簡単に普及出来る。この採用を、鉄骨プレハブを含めて本気になって検討すべきだと思います。
Name : uno Time : (2009年3月08日<日>09時17分)

 平行弦トラス
全熱か顕熱かの議論はさておき、日本でダクトシステムが普及しないのは、根太に平行弦トラスを採用していないから。全部の根太に採用する必要はありません。南側は212のTJIでいいのです。必要に応じてダブルに入れればいい。そして、ダクトが這う北側に212セイの平行弦トラスを使う。
hiroさんの提案にあった大きな家では換気が2つ必要ですから、ダーディゾーンは顕熱にして、他は全熱にするという案。これをやるにはダクトが複雑になるから平行弦トラスが不可欠。そんなに高いものではありません。これを、北海道などでも使えば、一種換気は簡単に普及出来る。この採用を、鉄骨プレハブを含めて本気になって検討すべきだと思います。
Name : uno Time : (2009年3月08日<日>09時17分)

 TJI210でもダクト可能
お説のとおり平行弦トラスは素晴らしいと思います。しかし、TJIでも換気のダクトなら、212でなくても210で自由に出来ます。下の注意書きに沿って施工すれば問題ありません。空調換気の150mmを越えるダクトは不可能ですが、必ずしも平行弦トラスにこだわる必要はないと思います。
Name : MMM Time : (2009年3月10日<火>21時19分)

 MMMさん
お説の通り。北欧や北海道、あるいは一条などで採用している換気専用ダクトだとTJIの中央部に穴をあけることは問題がありません。熱回収率が高いと、給排気の温度とも限りなく室温に近く、断熱材で保護する必要もないので、穴の径は太くても100Φ。ただ、空調換気になると150Φが中心になり、しかも冷房も行うので断熱材の保護が必要で、TJIに穴をあけることが出来ず、平行弦トラスの方がベター。アメリカでもオーストラリアでも、W型のギャングネールメタルを両側から上・下弦材に挟み込むものがとっくに開発されており、かなり手頃な価格で使い勝手が非常に良くなっています。なぜ日本で採用されないのか、その理由が私には謎。
Name : uno Time : (2009年3月11日<水>08時22分)

 熱交換の可能性
ハーティは90%以上が空調換気システムだったと聞いています。他社が踏み切れないのは、会社の主流派をなしているトップをはじめとした役員のほとんどが営業上がりだからだと思います。どの会社も営業の発言力が圧倒的に強い。少しでも価格が上がることだと強く抵抗する。それを説得する馬力が開発などの技術者にはない。だから思い切った技術開発が出来ない。それにしても、90%以上の熱回収率というのはすごいことだと思います。昨年暮れのunoさんのパッシブハウス調査報告書では、ドイツとオーストリアで熱回収率92%のメーカーがすでに数社も存在していると書かれていました。ということは、室温が22℃だと新鮮空気は20.24℃で導入されるということ。スウェーデンのハンスさんのように換気側でちょっとプレヒーテングをしてやれば暖房機は不要。もし、この熱回収が96%に出来ると、新鮮空気はなんと21.12℃で入ってくる勘定に。これだと内部発熱だけでほとんど賄え、それこそプレヒーテングをしなくても暖房費をゼロに出来ます。ただ、unoさんの報告では、オーストリアの技術者から「これ以上フィラメントを密にすると騒音がうるさくなるので92%が限界だ」と言われたとありました。
この限界説が、いまでも気になります。たとえば、消音装置をつけるなどの工夫を凝らせば、95から96%という熱回収が可能なのかどうか。それが可能であれば、文字通り無暖房住宅が得られます。そのあたりの技術に明るい人・・・日本に居られないのでしょうか?
Name : MMM Time : (2009年3月11日<水>19時55分)

 MMMさん
アメリカには有名なASHRAE(アメリカ暖房冷凍空調学会)があって、ここで室内温度と湿度に関する大変貴重なデータを提示してくれています。これに匹敵する学会が日本冷凍空調学会だろうと思いますが、どうも冷凍に比重があって、空調関係で面白いデータはそれほど見かけません。空気調和・衛生工学会も換気に関してはあまり実績が見当たりません。部外者なので良くわかりませんが、換気ということになってくると、日本建築学会の中に設けられている小委員会での活躍が中心になるようです。
村上周三先生、吉野博先生をはじめ赤林伸一、小峯裕己、今井建彦、石川善美、長谷川房雄などの諸先生が、熱回収率の高い換気に関して、どれだけの研究をなさっているか・・・です。やはり、役所が予算を付けて助成しないと、日本での研究および開発は進展しないのではないかと思います。極限の熱回収というのは大変に面白いテーマだと思います。このテーマで圧倒的に先行しているのがパッシブハウスで促されたドイツとオーストリア。日本ではニーズが少ないので学問的な追求がほとんどなされていないよう。除湿と換気に関しては、日本は先進的な役割を果たせるはずだと、素人は考えるのですが・・・
Name : uno Time : (2009年3月12日<木>12時39分)

 相対湿度14%
今日の東京はびっくりするほどの異常乾燥。午後4時半の相対湿度が14%。20%前後のことは時折ありますが、15%を切ったのは珍しいと思います。絶対湿度は1g強。表を歩いていて、ノドが乾くというより鼻の中が乾きました。皆さんのところはいかがでしたか。お互いに十分な加湿対策を。
Name : uno Time : (2009年3月12日<木>19時24分)

 松本建工、木の城ともに再生へ
10日付けの北海道住宅通信は、昨年北海道の住宅業界を震撼させた松本建工と木の城の両社の、再生のニュースを伝えています。
 松本建工は、3月17日にニチハが4億円出資してつくる新会社「FPコーポレイション」が事業譲渡をうけ、4月上旬から営業開始の予定。
FP会員との契約は新会社が引き継ぎ、建築中の物件も全て引き受けるというもの。4ヶ月余という比較的短期間に再生のメドがつきました。
 一方、木の城の方は、関西で戸建てとマンションで年商約200億円の創建が、栗山町の本社跡地に3月6日付で設計販売会社「きのしろ」と加工施工会社「たいせつ」を設立。資本金は各1500万円で、とりあえずは元社員30人程度を採用し、一年ぶりに再出発するとのこと。とりあえず、めでたし、めでたし。これとは別に、北方型エコハウスに参加する企業が設計事務所18社を含めて昨年の2倍以上の178社にもなったと伝えています。目が離せない一大運動になりそうです。Name : uno Time : (2009年3月13日<金>17時24分)

 熱回収率
すみません。どなたか全熱交換の熱回収率の定義が掲載されている資料をご存知でしょうか。改めて勉強してみたいのですが、空気調和の教科書が手元になく、ネット上を探しても見つかりませんでした。 http://x-unoblog.seesaa.net/article/54587376.html 鵜野先生のS邸チャレンジ記録で、IBECで「換気の熱計算式」が示されている。とのことですが、これはどうやったら手に入るでしょうか。ご存知の方ご教示頂けるとありがたいです。Name : YS Time : (2009年3月13日<金>19時13分)

  YSさん
どなたからの書き込みがないので、間違っているかもしれませんが書いてみます。IBECのホームページの左側に「図書・プログラム」の欄があります。 その中の ・次世代住宅の省エネ基準の解説 ・次世代住宅の熱環境計画 この2著の中に書いてなければ諦めるしかないと思います。 残念ながら私はこの2著を持っていません。したがって、間違っている可能性大。どなたかご存じの方は居られませんか?Name : uno Time : (2009年3月14日<土>21時15分)

 YSさん
出張に行ってまして遅くなりましたが,書棚を調べてみましたら,それらしいヒントがありました。「R-2000 高断熱・高気密住宅の計画・施工マニュアル」カナダホームビルダーズ協会編(井上書院)の234ページ 16・3・2 性能テストと評価法の項に以下の様に記されています。「熱改修換気扇の性能は,風量と排気から給気への熱交換効率により定まる。熱回収換気扇の評価法としては,CSA-C439規格「熱回収換気扇に関する性能評価試験法」がある。」あと,温度条件など色々と書いてあって云々と続きますが,要するに具体的なことは,CSA-C439規格を見なさいということのようですね。一応,何ドルか払えば,その規格の資料はダウンロードできるみたいです。 以下のサイトが参考になるでしょうか。あるいはCSA-C439で検索してみると色々と出てくると思います。
 JISにもありました
カナダの規格にあるならJISにもあるだろうということで調べてみましたら,やはりありましたね。JIS B 8628がそれらしいです。 以下のサイトが参考になるでしょうか。私は読みこなす力がないので,YSさん,また,よろしくお願い致します。
 YSさん。
後手後手で恐縮ですが,本家のサイトは以下の通りです。ここに,JIS B 8628で検索をかけると,測定法のPDFのファイルが出てきますので,見てやって下さい。先のサイトの方が見やすいかもしれませんが。
 何度もすみません。
先のサイトは,そのままでは出ないみたいですね。
以下のサイトで試して見て下さい。Name : アダチ Time : (2009年3月15日<日>

 ご紹介どうもありがとうございました。
アダチさんに教えていただきましたJISのページからB8628で検索すると全熱交換の記事があり、そこに熱交換率の測定方法やその条件、効率の計算方法が紹介されていました。いままで温度交換率や湿度交換効率という言葉を知らずに聞き流していました。熱交換なんだから熱バランスで定義されているはずなのに変だなあと思っていましたが、熱バランスのほかに別々に定義されているのですね。いずれも給排気の流量は一定を仮定。これら3者の効率が相互にどういう関係なのか考えてみたいと思います。Name : YS Time : (2009年3月15日<日>15時58分)

 すごい住宅を見てきました
どうも最近は住宅の性能面ばかりを話したり、書いたりしています。
住宅には耐震、防火、耐久、気密、断熱、空調換気という性能は欠かせません。しかし、それに匹敵するくらいに重要なのが機能性やデザイン、インテリアを含めた癒しの空間づくり。
自分が商売をやっている時は、性能だけでなく、当然のことながら機能やデザインを駆使しながら癒しの空間をどのように演出し、表現するかにこだわっていました。ところが、このところご無沙汰気味。
 2日前の日曜日に、フカヒレでお馴染みの 気仙沼 のトップハウザー ササキ という会社が建てたS邸を案内していただきました。
 北道路側から見た外観は、最近流行のシンプルモダン調。
「ありふれたデザインの1つ」とタカをくくって南面に回ったら腰が抜けるほどびっくり。なんとも言えない美しさ。そして、内部へ入ったら、少なくとも私がこの2年間に国内外で見た約200ぐらいの住宅の中で、機能と色使いを含めたデザイン面で最高。 ダントツのトップ。
 社長さんに「どこの設計事務所、あるいはデザイン事務所を使われたのですか」と当然のことながら聞きました。そしたら、これまた腰が抜けるほどびっくりする答。
 「私は大工上がりです。このデザインもインテリアもお施主さんと打ち合わせをしてすべて私が提案させてもらったものです」
 住宅に関係の深い東京の名の通ったデザイン事務所はほとんど知っています。
優れた設計士の友達も多い。メーカーの中でオリジナルな空間づくりに頑張っている優れた設計士の存在も知っています。しかし、この大工上がりの佐々木社長ほど、隅の隅まで徹底的にこだわり、空間を活かしきった住宅にお目にかかったことがありません。
 その溢れる好奇心と抜群のセンスの良さ。「参りました」と、完全に脱帽!
本当によい物を見せてもらいました。そして、多くのビルダー仲間や設計仲間にも、是非このS邸を見て欲しいと強く感じました。それは、いくら性能が良くても、あるいはエコにこだわっていても、ダサい住宅が多いから…。造る側のマスターベーションにすぎないものを見かけるからです。
 気仙沼には、フカヒレや牡蠣などの海産物のほかに、トップハウザー ササキという隠れた名物があります。Name : uno Time : (2009年3月17日<火>13時31分)

 ■ トップの現場日記 ㈱トップハウザーササキより現場のご紹介等
      カテゴリー ( S様邸新築工事 )

 ドイツ 省エネ政令
始めまして、北陸で住宅の仕事に携わっている者です。
どうしても知りたいことがありフォーラムに参加しました。「ドイツの省エネ政令」について 政令はドイツでは法律にあたりますよね・・・ ドイツでは省エネ政令で住宅のエネルギー消費基準を5段階に階区分しているとのこと。 色々な場所(ネット)で登場するのですが、ここ数日かけて調べてみてもその根拠となる規格値が出てきません。規格値どころか5段階そのものにたどり着けないのです。(ドイツ語に堪能な方にお願いしたのですが分りませんでした) ドイツの役所(日本で言えば国交省)の中でも調べた限りでは辿り着きませんでした。
この5段階区分については「改訂版 環境先進国 ドイツ」の24頁が発信元になっているのだと思いますが・・・ どなたか是非この5段階が国の政令であるのか、そうであればその規格値を教えてください。パッシブハウス研究所が推奨する規格値と国の法律とは違うと思うのですがいかがでしょうか?ドイツでは政令で定めたパッシブハウスは何棟建築されたのでしょうか?疑問は深まるばかりです・・・ Name : TB Mail : hcs@helen.ocn.ne.jp Time : (2009年3月17日<火>15時29分)
 TBさん
残念ながら私には「ドイツの省エネ政令」というのは分かりません。ただ、その5段階の表示というか、呼称はどんなふうになっているのかが分かれば、類推出来るかもしれないという気がします。その5段階の1つがパッシブハウスだということは分かりました。あとの4つは、なんと呼ぶのでしょうか。
Name : uno Time : (2009年3月17日<火>19時13分)
 5段階の分類
WSVO/EnEV で検索するとヒットすると思います
ドイツでは2002年2月1日以降「省エネルギー政令」によって,新築住宅はすべて低エネルギーハウスとすることが義務付けられた。これまでも,断熱や省エネに関する法律(WSVO/EnEV)により年間暖房用エネルギーの最低要求水準に関し年数を区切って明確に設定してきた。同時に,次世代の目標設定のための実験的な省エネルギー建築の試みが行われている。ドイツでは住宅のエネルギー消費基準を5段階(低エネルギーハウス,パッシブハウス,ゼロ暖房エネルギーハウス,ゼロエネルギーハウス,プラスエネルギーハウス)に分類している。これと右図「ドイツにおける省エネルギー建築の変遷」との対比は次のようになる。

出典:フラウンホーファー建築物理研究所(IBP)
年     名称        年間暖房用エネルギー 5段階の分類名
1982年 ソーラーハウス     150Kwh/㎡・a     最低要求水準以下
1987年 低エネルギーハウス  70Kwh/㎡・a  低エネルギーハウス2002年最低基準
1992年 超低エネルギーハウス  20Kwh/㎡・a  パッシブハウス
1998年 ゼロ暖房エネルギーハウス   0Kwh/㎡・a     無暖房ハウス
外部からの電力供給なし ゼロエネルギーハウス
消費する以上のエネルギーを発電 プラスエネルギーハウス
上の表はコピーして張り付けた為ズレているかも
http://sotodan-npo.org/blog/archives/080808_horiuchi.pdf P22
Name : おじゃま虫/仙台の近く Time : (2009年3月17日<火>23時52分)

 おじゃま虫さん TBさん
貴重な資料を有難うございます。ドイツでは住宅省エネ基準を5段階に分けているということですね。この5分類は私も何回か見たことがあります。しかし、これは政令ではないと思うのですが・・・昨年5月23日に、NPO外断熱協が主催したドイツ湿式外断熱協専務理事セッツラー氏の講演が行われました。その時、セッツラー専務理事は、今までのドイツにおける「年間暖房費」の基準と今後の見通しを次のように述べました。
 ◆1984年制定基準 150kWh/㎡
 ◆1995年制定基準 100
 ◆2002年制定基準  70 低エネルギーハウス
 ◆2009年予定基準  50
 ◆2012年予定基準  35
 ◆2020年予定基準  15 パッシブハウス
上の5段階のうち政令で決められているのは2002年制定の70kWh/㎡だけなのではないでしょうか。
そして、今年とさらに3年先に基準の改定が予定されているらしい。日本が10年たった今年、次世代基準を改定せず、単に「改正」にとどめたのとは大違い。そして、11年後の2020年に、パッシブハウスの基準の15kWh/㎡の線で基準が定められそう。それ以前のパッシブハウスというのは国が政令で指定したものではなく、民間有志による自発的な基準ではないかと思いますが・・・そして、パッシブハウス研究所のグラフからは、5段階の住宅の消費エネルギーを次のように捉えています。
             年間暖房費    年間2次エネルギー
 ◆低エネルギーハウス  70kWh/㎡    135kWh/㎡
 ◆パッシブハウス     15kWh/㎡     32kWh/㎡
 ◆ゼロ暖房ハウス     0kWh/㎡     20kWh/㎡(プラス8kWh/㎡)
 ◆ゼロエネハウス     0kWh/㎡      0kWh/㎡(プラス28kWh/㎡)
 ◆プラスエネハウス    0kWh/㎡    ▲20kWh/㎡(プラス48kWh/㎡以上)
このゼロ暖房エネハウスが、暖房機ゼロハウスなのか、あるいは暖房に一切の買電を使わない家のことなのかが良くわかりません。いずれにしろ0.5回の換気をしますから15kWh/㎡は必要なくても最低この半分は必要。ハンスさんの家はラジエーター暖房機のない家に過ぎず、プレヒーターで買電を使っていますのでゼロ暖房とは言えない。ドイツのゼロ暖房エネハウスとゼロエネハウス、プラスエネハウスは、太陽光などの発電設備を持っていないと実現は不可能な住宅だと認識しているのですが、いかがでしょうか。Name : uno Time : (2009年3月18日<水>12時39分)

 訂正
年間2次エネルギーの数字が間違っています。
パッシブハウス  36 ゼロ暖房エネ   21 ゼロエネルギー  0(29) プラスエネ      (49)なお、熱回収率高い換気を使うと8kWh/㎡は多すぎますね・・・
Name : uno Time : (2009年3月18日<水>13時03分)

 ドイツの省エネ基準
>ドイツでは住宅省エネ基準を5段階に分けているということですね。
この5分類は私も何回か見たことがあります。しかし、これは政令ではないと思うのですが・・・政令ではないとの事了解しました 日本にも 建設業界の自発的な基準はあるのでしょうか
http://passivehouse.jp/images/081023passivehouse.pdf p10
ドイツの省エネ基準(義務化)
1977年実施200 kWh/m2・a
1984年実施150 kWh/m2・a  改正断熱に関する通達
1995年実施100 kWh/m2・a  再改正断熱に関する通達
2002年実施70 kWh/m2・a  省エネに関する通達
(現在の省エネ基準)
2009年予定50 kWh/m2・a
2012年予定35 kWh/m2・a
2020年予定15 kWh/m2・a
(パッシブハウス)
昨日貼り付けたものと少し違ってるもの 
http://www.enbw-eg.de/~upload/enbw-eg/veranstaltungen2008/enbw_energieeffizienz/Hauser.EnBW.040608.pdf p32 Name : おじゃま虫 Time : (2009年3月18日<水>22時26分)

 省エネ住宅の5分類は1つの概念であって、政令ではないのではないかというのはあくまでも個人の推論にすぎません。政令だったら、年間消費暖房エネルギー基準や第2次消費エネルギー基準が明記されていなければならないと思うからです。それが明記されたものを見たことがありません。そこで、あやふやな推測値を記入したという次第。なお、建設大臣認可が解消されたのでR-2000住宅の国の基準はなくなりましたが、未だに多くのビルダーがこの基準を守っていますし、新住協のQ1.0W住宅運動は、民間の自発的な基準の代表的なものだと思います。Name : uno Time : (2009年3月19日<木>08時32分)

 ハウスオブザイヤーの表彰式(上)
昨日、ハウスオブザイヤー・イン・エレクトリックの表彰式の案内をいただいたので、参加してきました。大賞は昨年同様で2点。
 1点はナショナルの「エルソラーナ」
この商品は2003年の7月に開発され、昨年までに1万戸売上げたという。
Q値は次世代省エネ基準。セントラル換気システム、光触媒、太陽光、IH、エコキュートなど電化のオンパレード。性能的には他社に比べて見劣りがするが、その普及力が大きく評価されての授賞。上田社長の体験談が面白かった。全国の電力会社と提携して体験宿泊棟を、なんと52棟も建てたという。そして宿泊体験者は昨年までに1200組にも及ぶという。オール電化の使い方を家族全員に1時間かけて覚えてもらうことによって、オール電化を加速させた。その功労ということで電力会社からの強い推薦で選ばれたようだ。しかし、宿泊体験のノウハウ談はなかなか聞かせた。
 もう一つはサンワホームの「無暖房住宅ハイパーエコ 0.7」
つまり、Q値が0.7Wで性能的に一番優れていたという評価。しかし、はながた設計工事部長の話は抽象的でさっぱり要領を得なかった。0.7WのQ値が得られたのは1.23WのPVCのトリプルサッシを使ったからだとだけ説明。1.23Wのサッシだけで0.7Wの性能が出るのなら誰も苦労はしない。少なくとも0.9Wのサッシと90%以上の熱回収換気が不可欠のはず。それらの説明が一切なかった。そして「無暖房」の根拠が、千葉で冬期暖房を使わずに過ごした家が一軒あったからだという。その家の室内外の温湿度記録や消費電力記録の発表が一切ない。そこで同社のホームページを開いてみたら、冬期と夏期の数日間の室内外の温度データしか発表されていない。それに体験発表が5つ載っているが、何市の誰さんなのかが分からない。ただ、部長の発表で分かったことは、過去3年間に12県で78回の「無暖房セミナー」を開いたということだけ。何戸売れたのか、どんなことが問題になったかという体験発表はゼロ。
 サンワホームの住宅は、無暖房機住宅でもなければ、暖房費ゼロ住宅でもない。
しかし、大賞を得たことで、「無暖房住宅」という顧客を欺くセミナーが12県で今年から来年にかけて激しく続くであろう。この「無暖房住宅」という羊頭狗肉の不当表示の公害活動は、施主から訴訟され、敗訴しない限り続くものと覚悟しなければならない。せめて「限りなく暖房費がゼロに近い住宅」という表現にすべき。今年も「無暖房住宅」というエセ住宅が大賞を得て闊歩する。嗚呼。Name : uno Time : (2009年3月20日<金>09時03分)

 表彰式 (下)
特別賞は、昨年の4件に対して今年は8件と倍増。このうちダイワハウスを除いて7件はビルダー系。私が懇意にさせて頂いている5社が入ったのだから愉快。北から北洲のアルセコ外断熱、ツーベアホームのハイブリッド、栃木の島野工務店のダブル断熱、横浜のエコハウスのエコソラーナ、トステムのスーパーシェル。このほか福地建装と松島組。地場系の大活躍が光っている。優秀賞は昨年の8件に対して今年は12件。中でも注目されているのが一条工務店のi-cube。これは、本来は大賞になってもおかしくなかった。ただ、開発されたばかりで昨年度の実績が少なかったので、今年は見送られたようだ。サンワホームが同じ商品で、昨年は特別賞で今年は大賞。その事例から推測するなら、来年は間違いなく大賞になるだろう。特別なえこひいきがなければ・・・。

地場ビルダーにとって、最大の強敵はこのi-cubeであることは間違いない。
2、3の仲間に聞いてみたが、各社ともまだ有効な対応策を用意出来ないでいる。さて、今年からⅠ、Ⅱ地域も対象に加えられた。イン・エレクトリックなので、寒冷地でのヒートポンプ効率が悪いという条件を考え第一回は対象外とされていた。しかし、寒冷地でもヒートポンプ効率が良くなったので加えたという。北海道でQ値が0.5Wを切るものも実用化されてきている。単に断熱が厚いだけでは評価されない。ヒートポンプを纏って、今年の秋には応募してほしい。応募詳細は10月頃に発表される。なお、坂本先生の総評の中で注目すべき発言があった。これは、後ほど本音欄で紹介することにしたい。Name : uno Time : (2009年3月22日<日>07時50分)

 グリーン・ニューデール
 アダチさん 19日夜7:30が1時間15分にわたるNHKの特集「不況脱出を環境で・グリーンニューデール・オバマの戦略」は久々に見応えのある番組でした。要約しますと、今から20年前のアメリカはもうダメだと言われていた。ソニーや三菱地所などの日本企業にアメリカの会社やビルが買われ出した・・・。ところが、そのアメリカがIT産業に集中投資をした。そのアメリカの集中投資と技術開発で、この16年間で世界がインターネット社会に一変した。その中心になったのは、アメリカのベンチャーを応援したファンド群と総合戦略をまとめ上げる力。そして、100年に1度の大不況で、オバマはかってのニューデールの向こうをはって太陽光・風力・電気自動車・送電・蓄電というグリーン産業でもってグリーン・ニューデールを実施しょうとしている。効率的な電気だったら原子力発電が良い。しかし、原子力発電は雇用を生み出さない。だから太陽光であり、風力であり、電気自動車、リチウムイオン蓄電池であり、スーパー・グリッドという新しい送電施設への投資。そういった総合戦略をオバマは描いている、というのです。なかでも面白い構想はグーグルが加わっての各家庭のスマート・メーターを中心にしたスマート・グリッド構想。各家庭の売電・買電情報をスマート・メーターで瞬時に測定して、近距離の範囲内で効率のよい送電システムを構築してゆくもの。そして、将来は各家庭の電気カーを太陽光や風力発電の蓄電池として活用してゆく構想まで描いている。余剰電力を電気カーに蓄え、電力が不足してくると、電気カーに蓄電した電気を地域の需要に活用してゆくという小型分散型のネットワークづくり。これは画期的構想。

日本の自民党や民主党には、こういった総合戦略が期待出来ない
今までの日本の電力政策は雇用のことまでも考えていなかった。だから原子力が一番だと電力会社や経済産業省は言っていた。オバマのグリーン・ニューデールはITを越えるかもしれない。これからの半年間から一年間で、アメリカは大転換をするかもしれないとの寺島実郎氏の発言には、大きく肯かせられました。今日から選抜高校野球の放送があるので、再放送がいつになるかわかりませんが、この再放送は是非見て下さい。シェルの判断が大きな間違いであることが分かるはずです。Name : uno Time : (2009年3月21日<土>08時06分)

 何戸の実績が必要か
ハウスオブザイヤーにの場合、応募条件として建物の規模とか仕様について制約があるのでしょうか。また、実績は何戸必要なのでしょうか。パナホームが延べで1万戸という数字にびっくりしています。地場ビルダーは、それほど実績がなくても授賞しているという気がします。応募するには今から準備が必要だと思います。応募条件のポイントを教えていただければとお願い致します。Name : ishi/札幌 Time : (2009年3月23日<月>14時26分)

 ishiさん
まず、最初に心得ねばならないのは、ハウスオブザイヤーはIBECなどが行っているサスティナブルなどの設計コンペではないということ。表彰されるのは「〇〇邸」ではなく、〇〇社の「〇〇〇〇システム」。
あらかじめ延べ121.73㎡のプランが用意されています。この家の床、外壁、天井、開口部の外皮面積が決まっています。そこへ、自社の仕様を落とし込んでゆけば、SMASHで自動的に性能値が出てくる仕掛け。
 そして、ポイントになるサッシはウッド、プラスチックとも2.33Wで計算されます。したがいまして、輸入品など特殊なサッシやダブルハニカムなどを使う場合は、試験機関のデータをつけないと2.33Wなど定量的なU値で扱われてしまいますので、くれれぐれもご注意を。
そして、評価は4つの視点で行われます。
  (1) ポイントはQ値に代表されるトータルな省エネ性能。
  (2) その性能を得るための独自な設計、駆体、設備、空調などの工夫。
  (3) 快適性、安全性、利便性などとのバランス。
  (4) コストパフォーマンスと供給実績。
設計コンペではないので、〇〇邸が1戸だけとか、モデルハウスが1戸だけだというのは評価されません。しかし、年間5戸しかやってないのに3戸をそのシステムでやったとか、年10棟の実績のうち7戸が新しいシステムだということであれば、高く評価してもらえるはず。地場ビルダーは戸数よりも何パーセントを占めているかを主張した方が良い評価が得られると思います。
 一昨年の第1回の時は、206に14cmの高性能グラスウールを充填するだけのR-2000仕様で「特別賞」が貰えました。しかし、今年はR-2000仕様では「優秀賞」どまり。2回目の今年の特別賞は、206の充填断熱プラス50mmの外断熱でないと「特別賞」をもらうことが出来なかった。Q-1.0W以下。
 これはあくまでも個人的な印象ですが、3回目の来年はおそらく0.9Wが特別賞の最低基準になると考えて走る必要があると思います。応募が開始されるのは10月頃ですが、特別賞を取るためには、春先の契約が物を言いますから、その気になって準備されることをお奨めし、期待します。Name : uno Time : (2009年3月23日<月>16時55分)

 カナダ スーパーE住宅
ハウスオブザイヤーに応募しているのかは知りませんが、カナダのスーパーE住宅の仕組み(認定制度?)、基本性能について教えてください。Name : TB北陸 Time : (2009年3月23日<月>18時21分)

  R-2000住宅というのは
1985年にカナダ政府が開発したもので、2000年までの15年間で家庭で使うエネルギーを1/4にしようという、当時としては世界で突出した画期的な政策でした。

 このノウハウをカナダ政府は日本政府を通じて、日本ツーバィフォー協会に無償で提供してくれるという交渉がまとまり、協会は建設大臣認定制度として1990年に正式発足させました。
 ところが、この契約成立前にミサワホームがカナダホームビルダー協会に働きかけ2000カナダドルで買うからというアプローチを行い、カナダのホームビルダー協会から2000カナダドルをせびられたという経緯があります。
 そして、カナダと日本政府との正式な契約の後でも、カナダの技術をタダで日本へ渡す必要はないという声をキミ・伊藤氏を中心に上げられ、日本からノウハウ代を巻き上げる組織としてカナダ政府内に「スーパーE」制度が設されました。そして、ほんの一握りのカナダ系日本人が大儲けしましたが、カナダの材料メーカーも、日本のビルダーも、何1つメリットがなかったというのが実情だったと思います。
 そして、三井ホームの藤井常務理事にそそのかされて、日本ツーバイフォー協会の鎌田専務理が、こともあろうに友好的なカナダ政府の善意的な提携を一方的に破棄するという暴挙に出てしまいました。と同時に、尾崎明仁教授の献身的な努力で何とか息をついていたスーパーEが、いつの間にかを閉鎖余儀なくされています。これが、スーパーEに関して私が知っているすべてです。
 カナダ政府、その中でも粉骨砕身の努力を払ってくれた ライリィ博士 に対しては、いまでも強い自責の念にさいなまれています。日本の高気密高断熱運動を推進してくれた間違いない大恩人です。
その大恩人を日本ツーバィフォー協会は、泥足で蹴り、恩を仇で返したのです。
その直接の責任者は三井の藤井であり、協会の鎌田専務でありましたが、その暴行をとめられなかったということで、私に80%の重い責任があり、高倉氏には20%の責任があると思っています。心からお詫び致します。
 スーパーEのマニュアルを持っていますが、協会のマニュアルより優れている点は数点はあります。しかし、日本のR-2000住宅基準に比べて、尾崎先生の執筆されたもの以外でめぼしいものはありません。必要だったら、資料をお貸しいたします。認定の仕組みは、どこまでも日本のR-2000住宅に準じています。Name : uno Time : (2009年3月23日<月>21時43分)
 訂正  スーパーEの訂正
 25万カナダドル(約2000万円)   
日本でスーパーEと名乗れる条件は、主要資材の60%をカナダからの輸入資材であること。このため、多くのビルダーが離れてゆき、日本で正式にR-2000住宅と呼称出来る住宅が影を消してゆきました。Name : uno Time : (2009年3月24日<火>07時57分)

 ハウスオブザイヤー
応募しましたが賞外でした。実績がなくて(モデルハウスのみ)応募したのでしかたありませんが。エコ指数は400を超えていたのに残念です。そうゆう賞外のところが4社くらいあったみたいです。ひとつ気になったのは、1種熱交でもQ値の計算では換気回数の低減はせず、0.5回で計算しています。と言わたことです。今年は実績をあげ再度挑戦できればいいと思います。Name : SA Time : (2009年3月23日<月>23時02分)

 スーパーEのkWh/㎡・aは・・・
TBさんから、スーパーEの年間エネルギー消費量が何kWh/㎡と規定しているのかを知りたいのです。とのメールをいただきました。議論があらぬ方向へ行ってしまった・・・とのこと。そこでこの欄で分かる範囲でお答えします。

R-2000住宅というのが、カナダ政府の開発した省エネプログラムの名称。
しかし、このR-2000という名称の使用権をツーバィフォー協会に委譲。そこで、カナダの資材を60%以上使ったR-2000仕様の輸出住宅を「スーパーE」と呼称したまで。したがって内容はあくまでもR-2000。このR-2000住宅のそもそもの命名は、2000年までに外壁の断熱性能値をR-20、つまりU値で言うならば0.21W以下にしようという発想から生まれたもの。そして、屋根・壁・床・開口部などの部位別のR値が決められ、漏気回数、換気量の決め方などが明記されました。しかし、全体の熱損失係数(Q値)とか、年間kWh/㎡とかの基準はありません。したがいまして、カナダのスーパーEの年間kWh/㎡を探そうとされる努力は、ムダに近いと思います。ただし、日本では坂本先生がⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ地域毎に決められた部位別U値の数値から、それぞれの地域の熱損失係数を次のように示されています。Ⅰ地域が1.2W、Ⅱ地域が1.3W、Ⅲ地域とⅣ地域が1.4Wという具合に。私どもはこの数値と部位別U値を活用していますが、これはカナダ政府が決めたものでも指導したものでもなく、日本で独自に決めたものです。そして、スーパーEの日本語版ではU値ではなく実質熱抵抗値(R値)で、各地域毎の部位別数値を発表しています。Name : uno Time : (2009年3月24日<火>11時37分)

 タマホームの現場拝見
私は現場主義者。
毎日のように50分は散歩しています。車でも結構動いています。そして、各社の建築現場があれば、必ず見学させていただきます。最近、比較的多く見るのが三井ホームの分譲の現場。分譲で稼いでいることが良くわかります。しかし、タマホームの建築現場は、今まで一度もぶつかったことがありません。3日前に、歩いて5分のところに現場を発見しました。延べ30坪程度の小さな現場。配筋を見なかったので確言出来ませんが、基礎はなかなかの出来。べた基礎で、天端均しも、アンカーボルトも文句なし。上下水の配管も合格。そして、昨日は雨だったので見に行かず、今日見にいったらびっくり。床には24mmの構造用合板を用いて、プラットフォーム。柱は無垢の4寸角。乾燥度はわかりません。
 びっくりしたのが間柱。なんと45mm×120mm。
今まで近くで見ていた木軸の現場では、ほとんどが27mmから30mmで105mmもの。大手木軸メーカーの現場でも見付け寸法が1寸以上のものにはなかなか出会えませんでした。それがいきなり1.5寸。2X4材よりも厚く、見込みが206ほどではないが大きい。材積を計算したら206材とほとんど変わらない。こんな木軸メーカーがあったとは・・・。しかもそれが、あのタマホームだったとは・・・。
そして、外壁はトステムの910mmX3030mmX9.5mmのMoiss。
壁倍率は木軸大壁だと2.7倍、ツーバィフォーだと4.0倍という代物。ただ、4隅に60mmの端材を張っており、開口部回りも面材をくり抜くということをやっていなかった。折角1.5寸の間柱を使っているのに、耐震性を落としているのは残念。何しろシートがかかっており、狭い現場で多分4人の大工さんが忙しく働いていたので、中に入って細かく観察することは出来なかった。しかし、タマホームに対する私の印象が一変したのは事実。http://www.moiss.jp/index.php Name : uno Time : (2009年3月26日<木>17時50分)
  現場(続)
今朝、6時前に現場を確認してきました。
金物工法ではなくプレカット工法。現場を見る時は、いつも中越地震の川口町の状況を想い浮かべています。震度7の直下型に襲われた時、どのような被害が想定されるか?
2階の床はフラットなプラットフォーム。
通し柱に水平力が集中します。しかし、なにしろ小さな家。東西と北側は3尺おきに柱が入っており、真四角な総二階建て。若干の懸念はあるけど、この小さい家は大丈夫だろうと判断しました。
それにしても、北側は細かい部屋が多いので4寸角の柱だらけ。
一条工務店の現場でも感じたのですが、鉛直力がかからない北側にやたらと柱を使うのは、過剰強度というか材積のムダ以外の何物でもありません。 なぜ木軸壁工法に変えないのか? 集成材による金物工法に変えないのか?
残念ながら、含水率測定器を持っていない。
このため含水率は測定出来なかった。何ヶ所も手で柱と間柱を触ってみたが、20%強という感触。どなたか、是非測定していただけないでしょうか。Name : uno Time : (2009年3月27日<金>07時30分)

 10~11%(現場続々)
友人から含水率測定器を借りて、現場へいってきました。
しかし、昨日中にYKKのサッシやドアが取り付けられており、中に入ることは不可。そこで、表に捨てられていた間柱の端材と積み上げられていた天井下地材(1.5角だったか1.3X1.5だったか・・)の含水率を測定してみました。いずれも10~11%という含水率。北米のキルンドライ材よりもよい。
4寸角の柱の測定はできませんでしたが、背割りをしていなかったところから、おそらく同じ含水率でないかと推定します。
埼玉のかなり進んだビルダーが川西材を使っていると自慢していますが、未乾燥材を「乾燥すると強度が落ちる」と言い訳し、背割りして使っているよりははるかにまし。私の見た現場が、タマホームのすべての現場と共通しているかどうかは分かりません。しかし、木軸工法としてみれば、そこいらの分譲屋さんよりは上。
ただ、現場に袋へ入れたゴミが5日間も放置したまま。
放火魔がいたらと心配でなりません。タマホームの現場監督は、一体何をやっているのでしょうか。
少し怒りを覚えます。
それにしても、建築現場はウソがつけませんね。駆体に関しては、全部公開されています。
セキスイハウスのシャーウッドの現場をみて、その合理性よりも不合理な点が目立ちました。
工事中に、お互いにきちんと事実を確かめたいもの。Name : uno Time : (2009年3月29日<日>07時20分)

 スーパーEの訂正  TBさん
帯広の岡本さんからカナダの「住宅省エネ政策の経緯」をまとめたFAXをいただきました。
それにより、いくつかの点で私の思い違いや認識の至らなさを知らされました。まず、エネルギー源として天然ガスが45%で電気が38%、重油9%、木が7%。そして、電気のうち水力が58%、原子力12%で、CO2を出さないのが70%も。
スーパーEに関しては、R-2000住宅の日本向けの輸出住宅として開発されたという点は間違っていません。だが、日本だけではなく2002年からイギリス、アイルランド、中国、韓国へも輸出しています。
したがって対日本向けという私の既述は間違っており、訂正します。
なお、カナダは極寒冷地からバンクーバーのような比較的温暖な地域があります。したがって年間kWh/㎡という数値は決められないとしています。南北に長い日本もその通りでⅠ地域からⅥ地域に分けて外皮の基準を決めるというやりかたしかとれません。つまり、ドイツとかスウェーデンのように、比較的デグリディが同条件の国は、一定のkWh/㎡aで表現が可能ですが、デグリディが大きく異なる国ではそのような表示ができないのだということだと思います。Name : uno Time : (2009年3月28日<土>08時33分)

 サッポロ・タマホームの失速?と生キャラメルの大行列  

 3日間、サッポロへ行って来ました。
大変に、大変に勉強になりました。
その成果は、今週の本音欄でおいおい紹介させていただきます。

高気密高断熱住宅とは別に、驚くべき事実を2つ知らされ、びっくりしました。
1つは、サッポロの業界関係者の話によると、タマホームの実績が意外と少ないらしいということ。
タマホームの発表では、既に100棟近い契約があるように伝えられていますが、サッポロの業界関係者10人近い人の話によると、「着工したのはせいぜい10棟程度で、下職関係の話によると大変に苦戦している。
場合によってはティーク・オフ出来ないかもしれない」と異口同音に言うのです。
それが事実か、あるいは希望的観測なのかはわかりません。
ただ、次の事実は指摘出来るようです。

タマホームの内容は、土屋ホームの外断熱と変わらない。
全く同一。
そして、営業マンは土屋ホームから引き抜かれたものが大部分。
土屋ホームと何が違うかと言うと、価格が安くなっただけ。
それ以上の「売り文句」がない。
ところが、北海道の北方型エコは、昨年からQ値1.3Wを打ち出し、今年は地場ビルダーや設計事務所170社が名乗りを上げている。
つまり、北海道ではQ値が1.3Wの性能が消費者にとっても最低基準になってきつつある。
そのことは、タマホームも分かっていたはず。
それなのに、皆がパーを出しているのを見ながら、タマホームは後出しジャンケンのくせにグーを出した。つまり次世代基準の1.6~1.7Wで勝負しようとした。
つまり、サッポロの消費者を完全にナメてかかった。
その結果、離陸出来ないかもしれないと言うのです。
この是非は、今の時点で判断することは出来ません。
しかし、想像もしなかった意外な展開を見せているようです。

もう1つ意外だったのは、帰りの空港に大行列が出来、3人の制服を着た整理人が行列をさばいていたこと。
何の行列かと覗いて見たら、「花畑牧場の生キャラメル」を買うための行列。
お昼の時点で150人近くが並び、しかも1人で買える量の制限があるとか。
サッポロ名物は「白い恋人」ではなく「生キャラメル」に変わっていました。
行列している店以外で私も花畑牧場の生キャラメルを見つけ買ったら12粒入りで900円近い高価なもの。いやはや。
Name : uno Time : (2009年4月11日<土>19時48分)



 一条の全熱交換の謎
R-2000住宅の換気性能規定には、「原則として居室に外気を導入し、排気は台所・トイレ・浴室から行うものとする」という基本的な義務規定がありました。
したがって、24時間連続機械換気を義務付けていたR-2000住宅では、顕熱交換機しか使用することが出来なかった。

これに対して、R-2000住宅以外の各社は、高気密高断熱住宅でありながら平気で全熱交換機を採用し、浴室・トイレは間欠運転。
ということは、(1) 連続運転していない浴室・トイレと居室・廊下などと温度差が生じ、不快なだけでなく結露の心配があるのではなかろうか。
(2) 浴室・トイレの排気運転をした場合、室内が負圧になり、玄関ドアが開けにくくなるとか、引き違いサッシ回りから雨水を浸入させる怖れがあるのではなかろうか。
という2つの疑問を長い間、抱いてきました。
一条のi-cubeの札幌の体験棟を訪ね、とりあえず一条の全熱交換機に関しては、疑問がある程度は解けました。

(1) の温度差は、一条では冬期に関しては起こらない。なぜなら、2階のトイレの床も、浴室のユニットの床も床暖房がなされているから。

(2) の負圧の問題は、実際には起こっているはず。しかし、ほとんど問題になったことがないという返事。そこで、換気扇を回し、アンダーカットに手を当ててみましたが風を感じない。風量が浴室でもかなり弱い。

今から20年前、カナダのトップ技術者に聞いたら「浴室と台所はそれぞれ最低40m3か、それ以上の風量が必要だ」と言われました。それが頭に刷り込まれていました。
そこで、帰宅早々にカナダのスーパーEの資料を漁りました。ともかく、排気量をきちんと明示しているのは、世界の中でR-2000住宅の輸出版のスーパーEしかありません。
それを読んだら、連続運転の場合は、主寝室とコンクリート剥き出しの地下室は36m3/hrが必要。だが、その他の台所・食堂・居間・トイレ・浴室・機械室などはすべて18m3/hrで良いと・・・。20年前に比べて大幅な改正。

間欠運転の必要排気量は、本来はこれよりかなり多いはず。
しかし、基準法で浴室やトイレの24時間排気が義務化されているわけではありません。R-2000住宅システムがなくなった以上、全熱交換機を採用している各社は日本のどの規定にも違反していません。ただ、スーパーEとは言えないだけ。ちょっと淋しい発見でした。
Name : uno Time : (2009年4月13日<月>17時06分)

 
 鵜野日出男の今週の本音2009より引用

 ■ 4月から施行される改正省エネ法の余りにも淋しい内容 2009年03月05日
 省エネ法は、1980年から約10年間隔で、過去3回改正されてきた。
1980年のいわゆる、旧省エネ法。
1992年の通称、新省エネ法。
1999年の、次世代省エネ法。
そして、2009年の今年は、21世紀を見据えての改正があってしかるべき。
日本の常識ある人は、すべてがそう感じているはず。

ちょうど3ヶ月前の12月の初旬に、ネット・フォーラム欄にhiroさんから「国交省の第3回省エネ基準小委員会の配布資料がwebに掲載されている」との書き込みがあった。
早速開いて、全資料をプリントアウト。
なんと14項目を全部プリントしたら200枚にもおよぶ膨大さ。
こうなると一人でやっているSOHOの悲しさ。この200枚の資料を読み下すだけの能力が備わっていない。現役だったら関係者や懇意の記者を食事に誘って教えてもらうのだが、資料の多さに圧倒され、そのまま放置していた。
このため、改正省エネに対して、私は間違えた認識を持っていた。
その間違った認識でいろいろ発言してきたことを、まず深くお詫び致します。

3ヶ月前にwebに掲載された資料は、大きく分けて3つにわかれていた。
(1) 150戸以上を分譲している業者のための新しく設定する基準
(2) 2000㎡以上の建築物にあった届け出義務を2000㎡未満に改訂する告示
(3) 4月1日から次世代省エネ基準を部分的改訂する公示案

この中で、私どもビルダーにとって関心があったのは(1)と(3)。
(1)の大規模分譲業者用に新設される基準で目立った点が2点。
●Q値がⅠ、Ⅱ地域で1.4W。  Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ地域で1.9W。
●省エネ地域基準がⅠ地域とⅣ地域が細分化され、Ⅰa、Ⅰb、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳa、Ⅳb、Ⅴ、Ⅵの8区分に分けられたこと。
これを読んで私の早とちりが始まった。
まず、品確法が改正されるであろうと考えた。
ご案内のように、現在の品確法の省エネ基準は4等級しかない。
次世代基準が4等級。新省エネ基準が3等級。旧省エネ基準が2等級。
いまどき2等級の基準が存在すること自体、国家の犯罪行為という以外にない。

いわゆる200年住宅。
200年も先の省エネ事情に対応するためにはかなり難しい制約があると考えるのが普通。ところが次世代省エネ基準の4等級をクリアーしておれば、200年住宅として認定される。
消費者の皆さんはどう考えられますか。
たしかに補助金などが得られて嬉しいが、次世代省エネ基準は東京だとQ値が2.7Wというみすぼらしい性能。そして、耐震基準も2等級。つまりギリギリの基準法の1.25倍のものでしかない。中越地震の震度7、2500ガルの直下型が襲ってくれば、倒壊しないまでもかなりの被害が避けられない性能。
こんな性能のものを200年住宅として認可されるのですから、国交省を信用して下さいと言われても素直に出来ない。

私は、耐震性は1.5倍の3等級を最低条件にすべきだと思う。
そして、省エネ基準は、新しく5等級を設けて、Ⅰ、Ⅱ地域のQ値が1.4W。Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ地域のQ値が1.9Wが設定されるのだろうと考えていた。そして、これが200年住宅の最低条件になると…。
今までの10年間隔の省エネ基準の改正を考えると、これが最低の改正案であるべき。
ところがですよ…。
分譲業者用の高い基準を新設しながら、国交省は品確法を変える考えは、なさそう。つまり、省エネ性能は等級4止まりで打ち切り。
国民の住宅をより良い方向へ誘導する政策作りが国交省の仕事のはず。それが、多分大手プレハブメーカーと全建総連の反対でネグレクトされたのだと邪推せざるをえない。

こうしたチンタラムードの中にあって、北海道の「北方型エコ」は突出している。
大手分譲業者用のⅠ、Ⅱ地域のQ値1.4Wを先取りしただけでなく、それを上回り、限りなくR-2000住宅に近い1.3Wを、北海道の省エネ住宅の最低基準として機能させようと頑張っている。
この動きをつぶさに見てきたので、このようなドラスティックな改訂意欲が、(3)の今回の改正省エネの中のどこかに含まれているのだろうと、ないものねだりの期待をしてきた。
だが、その期待は見事に裏切られた。
次世代省エネ基準は、その性能基準をただの1ヶ所も上げることなく、何ヶ所かの手抜き工事を奨励し、ご案内のとおり気密性能に付いての書き込みを抹殺してしまった。一口に言うと改悪しかやっていない。

改正省エネ基準のポイントについては、新建ハウジングの2月28日付けの4~5ページにわたる特集記事が参考になる。
基準策定委員の一人である北総研の鈴木大隆氏のインタビュー記事が掲載されている。この記事を全面的に紹介したいのだが、同社のホームページに掲載されていないので、残念ながら勝手に紹介するわけにはゆかない。関心のある向きは、同日付の新聞のコピーなどを取り寄せて欲しい。

まず、「次世代省エネ基準の主な改正点」は以下。
(1) 冬期の日射取得と夏期の日射遮蔽の計算を簡便化した。
(2) 相当隙間面積(C値)の基準を削除した。
(3) 換気に関する規定を削除した。
(4) 熱貫流率(K値)を国際的なU値に変更した。
(5) ユニットバス回りと玄関回りの軽微な手抜き、およびオーバーハング床の軽微な手抜き工事をみとめた。

これと併行して「設計施工指針の主な改正点」は以下。
(1) 断熱する部位の緩和。
(2) 断熱・防露の施工基準の削除。
(3) 気密の施工基準の削除。
(4) 開口部断熱規定の合理化。
(5) 開口部日射遮蔽仕様の簡素化。
(6) 換気計画、暖冷房・給湯計画、通風計画の削除。

この中で、一番問題になるのはC値基準を何故外す必要があったかということ。
私は、寒冷地2cm2、それ以外の5cm2というC値基準というのは、どこまでも鉄骨プレハブメーカーと全建総連に対する妥協数値であって、世界的に恥ずかしい数値であり、全面的に改定すべきであると提唱してきた。
まず、10パスカルでのC値表現は世界に通用しない。やはり国際基準である50パスカルでの漏気回数に改めるべき。そして1.5回/hとか2.0回/hにすべき。最低でも3.0回/hにすることが、責任ある技術者の取るべき行動だと思う。
そういった指針値は絶対に必要。

ところが、鈴木氏は撤去した理由として「気密性を高める目的は①漏気の低減 ②壁内気流の流れ抑制 ③結露の防止 ④換気計画の実効性の担保、と言う目的があるが、その目的から逸脱して各工法間のC値競争になっており、意味のないものになっていた」を上げている。
良心的なビルダーは、鈴木氏の上げた4点の目的を正しく遂行するため、命がけで施工精度を維持してきている。氏の言うような意味のない競争はやっているのではない。これは、ビルダーを愚弄した発言だと言いたい。
といっても、別に鈴木氏に糾弾しようというわけではない。ただ、こんな言い訳が世界の建築界に通用するだろうか。ヨーロッパや北米の学者が聞いたらあきれるのではなかろうか。説得力を持つものとはお世辞にも言えない。

「気密の書き込みが無くなったから、気密性がどうなっても良いといっているわけではない。気密工事の重要性は今までどおり大切だ」と、昨日のセミナーで支援機構の河田氏も強調していた。
ただ、「画一的な規制基準が、基準の簡素化・合理化によってなくなった」と理解すべきであり、「省エネ性能の実現・内部結露の防止・計画換気実現のために仕様書などを参考にして、高い気密性確保のために丁寧な施工が望まれる」と声を大にしていた。
また、等級4の適合を得るためには、防露対策として品確法で規定されることになっており、改訂省エネ基準から気密性が削除されたからといっても、気密性は幾重にも担保されていると弁護していた。

しかし、気密性が削除されたので、かつてあった乾燥材の使用規定がなくなっている。
そのほか、温熱関係の研究者だけで制度を作っており、日本の木質構造が間違った方向へ誘導されているという気がしてならない。
杉山英男先生のように林産と木質構造と建築に精通した研究者が居なくなった。
杉山先生が生きておられ、改正省エネ法を読まれたら、おそらく長嘆息されることは間違いない。
単に温熱環境の研究者だけでなく、木質構造の研究者や、金物工法で実績を上げてきている民間の技術者を巻き込んで、次世代の次の省エネ基準に合致する素晴らしい木構造建築を創造してほしいと、心の底から願望したい。

  

 ■ 国交省が住宅のCO2表示制度を考慮中? 2009年03月30日 
  ハウスオブザイャー・イン・エレクトリックの表彰式のことは、10日前のネット・フォーラム欄ですでに触れた。
一番の疑問だった「なぜパナホームのエルソラーナが大賞に選ばれたのか」は、坂本先生の講評で簡単に氷解した。

賞は4つの視点で選ばれる。
  (1) Q値を中心とした省エネ性
  (2) トータル性とオリジナリティ
  (3) 全体的なバランス
  (4) 普及率とコストパフォーマンス

このうち、ポイントになるのは何と言っても(1)の省エネ性能。
パナホームのエルソラーナは、省エネ性能では今回の応募システムの中では2流。
しかし、03年に発売されて以来、過去5年半に1万戸を売ったと言うから(4)の実績ではダントツ。
下の写真は、横の席から撮ったもので大変に見にくい点をお断りする。
上の棒グラフが各社の(1)の省エネ性。
そして、下の棒グラフが(4)の普及戸数。



これを見せられたら、エルソラーナが大賞に選ばれた理由が納得。
と同時に、(1)の省エネ性能でQ値0.7Wのサンワホームが大賞に選ばれた理由も納得させられる。
ただ、同社の言う「無暖房住宅」という表現には、どうしても「誇大広告ではないか」との疑念がついて回る。
ハウスオブザイャー大賞を授賞したシステムが、誇大広告であったということになれば、折角のこの制度そのもの信頼性が損なわれることになりかねない。
何回も書くが、同社の「ハイパーエコシリーズ 0.7」は「無暖房機住宅」でもなければ「暖房費ゼロ住宅」でもない。「限りなく暖房費がゼロに近い住宅」にすぎない。
それなのに、消費者を欺くようなPRの数々と企業姿勢・・・。
くれぐれも自重されることを願いたい。

さて、この表彰式で面白い話が2つあった。
1つは経産省の渡邉宏窯業建材課長の祝辞。
「日本の住宅が本当に200年持つようなレベルになったら、年間の新築着工量は25万戸で十分だということになる。しかし、現存する約5000万戸を25年で断熱回収するということであれば、毎年200万戸の断熱改修工事が必要だということになる。ハウスオブザイャーは、新築住宅も大事だが、これからはハウスオブザイャー・イン・改修という面にも着目して欲しい」と。
ことさらに取り上げるだけの新規性に欠けるが、役所が耐震改修だけではなく、断熱改修工事にも触れたという点で評価したい。

ドイツには約4000万戸の既存の住宅がある。
これらの住宅の平均的な暖房エネルギー消費量は年間250kWh/?uという。
ドイツの今までの新築住宅の年間消費暖房エネルギー基準と、今後制定されるであろう基準は下記のようになるだろうとドイツの関係者は話している。
  ・1984年   150kWh/?u
  ・1995年   100kWh/?u
  ・2002年    70kWh/?u
  ・2009年    50kWh/?u
  ・2012年    35kWh/?u
  ・2020年    15kWh/?u

なぜドイツの例を出したかというと、(1) ドイツではこのところ数年毎に基準を厳しくしている。これに対して次世代省エネ住宅が施行されて10年たった今年は、本来改正されるはずなのにされなかった。
(2) ドイツの基準は義務化基準。
これに対して日本は2000?uという大型物件は届け出なければならない。だが、一般の住宅の場合は、次世代基準はあくまでも推奨基準であって義務基準ではない。今年も義務化が見送られた。

日本の住宅業界には2つの守旧派グループがある。
1つは鉄骨プレハブを中心とする大手の住宅メーカー。もう1つが全建総連。
国交省はこの2つに弱い。このため、今年の省エネ基準の改定と、最低線での義務化規定が見送られてしまった。情けないお話。

ドイツでは新築住宅の義務化基準を厳しく改正する一方、昨年から実施している住宅の消費エネルギー量表示の義務化「エネルギー・パス制度」の影響で、既築住宅の断熱改修がものすごい勢いで進んでいる。
とくに賃貸住宅では、年間燃費の表示が義務化された効果が大きい。
いままでは、勤務先への近遠とか家賃だけでアパートが選ばれていた。しかし、年間燃費が明らかにになったため、燃費を含めての家賃の比較が始まった。
当然のことながら暖房代が嵩むアパートは敬遠される。
このため、アパートの断熱改修ラッシュが起こった。
ほとんどがEPS、あるいはロックウール100mmによる外断熱での改修。
ついでに、サッシを高性能なものに変え、換気工事や太陽熱利用の給湯改修工事も行われている。国の断熱改修補助制度もある。
もちろん、戸建て持ち家の改修も行われているが、圧倒的に先行しているのが中高層のアパート建築。

渡邉課長の発言は、これらの実態をどれだけ理解しての発言だったかはさだかでない。
日本で、断熱改修をやるとすれば、最初に取り上げなければならないのが公営、公団の賃貸住宅。
こうしたRC造の断熱改修に最適なのがEPSとロックウールによる外断熱。
しかし、EPSは上階への類焼問題を完全に解決しなければならない。それこそ独立行政法人建築研究所の出番。だが、そういった動きが見られない。

もう1つの発言は坂本雄三先生。
当日は国交省の担当者が急用で出席できなかった。変わって坂本先生が省エネ基準改定のポイントを、講評とは別にサービス講演。
気密の基準がなくなったことには、一言も触れなかった。
それで良いのだと思う。
実際のところ、相当隙間面積が5cm/?uなどという基準は、全建総連のために設けられた基準。鉄骨プレハブ以外の普通の企業なら、黙っていても2cm/?uは軽くクリアー出来る。
1cm/?uの基準を設けるなら意味があるが、5cm/?uの基準ならない方が良い。
そして、どうせ設けるなら国際基準で、50パスカルでの漏気回数とすべき。

そして、先生が強調したのは、大手分譲業者用に新設された省エネ基準の持つ意義。
ご案内のように?T、?U地域の熱損失係数(Q値)は1.4W。夏季日射取得係数(μ値)は0.08。?V、?W、?X地域のQ値は1.9W。μ値は0.07。

これから先はあくまでも私の推定。
坂本先生らは、今年の省エネ基準の改正をこの線で考えていたのだと思う。
そして、最低守らねばならない義務化基準として、1980年制定の通称「旧基準」を考えていたはず。
ところが、どこからどんな横槍が入ったのかはわからないが、強化予定の省エネ基準の改正は見送られてしまった。その代用として登場してきたのが、大手分譲業者に対する基準の新設だったのではなかろうか。そして、この1.9Wという数字は、単に分譲住宅だけにとどまっていることはあり得ない。当然、戸建てにも波及してゆく。鉄骨プレハブが1.9Wを達成することは、容易なことではない。しかし、この制度が発足したということは、早かれ遅かれ、鉄骨プレハブも次世代省エネ基準からの脱皮を迫られるということ。

「国交省は、この大手分譲業者用の基準の推移を見極め、一年がかりで分譲以外の戸建てへの応用も考えているようです」と坂本先生。
そして、つぎのように付け加えた。
「国交省は、大手分譲業者の分譲住宅のそれぞれの家に、CO2の排出量を表示することを考えている節がある。これはきちんとした数値が出されれば簡単に計算出来る。もし、分譲住宅にそのような表示制度が採用されるようになれば、これを戸建て住宅に応用することはいとも容易。そんなふうに進むかもしれません・・・」

さて、再び私の推論。
国交省も、EU各国で進んでいる住宅の燃費表示制度のことは知っているはず。
しかし、いきなりこの制度をドイツのようにドラスチックに打ち出すと、公庫や公団をはじめとしてアパートのオーナーから総スカンを喰う。家賃保証とか入居保証をしている大手の住宅メーカーからの反撥は、想像を絶するものがある。天下りにも影響が出てくる。したがって、とりあえずは分譲から、しかも分かりづらいCO2表示で始めれば、環境問題として誰も反対は出来ないだろう。そして、徐々に戸建て需要にも及ぼしてゆく。アパートへ波及させるのは最後にしたい。そうでないと、何よりも身内の公団が困ってしまう・・・。

上の写真は、応募システムの第一次エネルギーの測定結果。
SMASHを使えば、二次エネルギーの表示も、一次エネルギーの表示も簡単に出来る。ギガジュール表示でなく、kWh/?uaでの表示も問題ない。そして、一次エネルギーが分かれば、電力会社ごとの変換表を用いてCO2の排出量を表示するのは簡単な作業。

私は当初、ドイツからエネルギー・パス制度をそっくり持ってこなければ、日本で燃費表示制度を軌道に乗せるのは難しいと考えていた。しかし、一年ぐらいのズレは出そうだが、どうやらその必要はなさそう。いや、絶対にそうであってほしい。
国交省さん。頑張って下さい。



  Re: 一条の全熱交換の謎
気になったので私も調べてみました。
各お宅によって給排気口の位置や数は異なると思いますが、私が聞いた一条のお宅では、排気口は2階ホールに2箇所あるだけで、1階には排気は無いということでした。トイレ、おふろの排気はそれらとは別でついており、1回押すと延々排気、もう一度押すと一定時間後に止まるシステムらしいです。ずーっと24h個別換気から排気することも可能なのですね。

以前鵜野先生のご指摘で本来風呂やトイレから排気すべき量も個別換気の排気口から排気しているとすると空気の流れがおかしくなるというお話でしたが、そもそも2階に2つしかない排気口から必要排気量のすべてを排気しているのでしょうか。
それとも、トイレや風呂の個別排気を勘定に入れて(それに期待して)ロスガードによる排気は小さく、0.5回/hr以下に抑えられているのでしょうか。

トイレ・風呂からの個別排気では、必要排気量の半分近くを熱交換せずに捨てられちゃうということでした。でも個別間欠排気ってQ値計算には勘定されないんですよね?後者だと換気量が少ないので、Q値が過大に評価されてしまうと思います。
Name : YS Time : (2009年4月13日<月>22時29分)


  YSさん
私の給排気に関する今までの理論は、かつてのカナダから学んだもの。
  ・必要給気量  4人家族 4X30=120m3
  ・必要排気量  各室・トイレ20×6+浴室40+台所40=200m3
この2つを計算して、大きな数字をその家の換気量/hにしなさいというもの。当然のことながら、ほとんどが排気量で換気回数が決まりました。大きな吹き抜け空間があり、気積が470m3だったとすると、4.3回/hでよい勘定。日本の基準法のように一律0.5回/hではなくて済みました。

この排気量が、スーパーEでは次のように変わっていました。
  ・必要排気量  各室・トイレ・浴室・台所18X7+主寝室36=162m3
これだと、0.34回/hで済みます。日本での実際上の基準も、これに準じて運用してら良いと思います。そして、ダーディゾーンからの排気量はかつての120m3/200m3=60% ではなく、18X4=72m3でよく、 72/162=44%と過半数ではなくなっていました。

なお、i-cubeの宿泊棟の給気ダクトは8本、リターンが4本。
リターン口の位置は残念ながら未確認。給気量は部屋の大きさに合わせてコントロールできるので、空気の流れが少しいびつでも、新鮮空気の供給面で問題はありません。
ただ、個別間欠排気量が、Q値計算にどのように反映されているかを聞くのを忘れました。
Name : uno Time : (2009年4月14日<火>08時22分)


換気扇稼働時の給気
スーパーEの排気規定を教えていただき感謝。そういえば当初、台所換気扇を稼働している時の給気「メイク・アップ・エアー」のことが大きな問題になっていました。スーパーEでは、メイク・アップ・エアーについては何か触れていますか。触れていたら教えて頂きたいと思います。
Name : MMM Time : (2009年4月14日<火>09時20分)


MMMさん
触れていません。メイク・アップ・エアーに関してはその必要性が分かりましたが、カナダの現場で見せられたのはがっかりする代物。昔はガスが主流だったので、この対応には各社とも苦労をしました。
しかし、最近はほとんどがIHに変わり、CO2の問題がなくなりもっぱら臭いと煙と水蒸気の排出だけ。強力なものは不要に。そして、優れた給排システムの換気扇が開発それてきているので、記載がないのだと推測します。Name : uno Time : (2009年4月14日<火>12時54分)


 IH対応換気扇
新築前に調べた時に「IHでは余分な発熱が少ないために、上昇気流が発生しにくい。そのため、ガスコンロ使用時よりも排気能力が大きい換気扇が必要」という情報を入手し、IH専用の換気扇(同時給排無し)を選択しました。そのためか換気扇使用時はサッシ回りからかなりの吸気があり、玄関扉の開閉もやや困難になります。IHで同時給排を選択した場合でも、熱交換されない換気分の問題は結構大きいのではないかと感じています。
Name : さも/愛媛 Time : (2009年4月15日<水>12時37分)


鵜野先生解説ありがとうございました。お返事が遅れてもうしわけございません。最新の基準では必要な換気量が当初よりも少なくてokということになっているので、ロスガードで排気口の数が足りなくても換気量としては基準を満足すると理解しました。ただ、本来排気したいダーティーゾーンから排気しない(個別じゃないと排気できない)というのは、換気の考え方としては疑問は残ります。
第一種全熱で全熱セントラル換気が採用できないのだったら、顕熱の方がましの気もします。

さもさんのIH対応換気扇のお話。拙宅もIHですが、同時給排気型の換気扇を使用しております。それでも換気扇を動かすと、若干ですが玄関の扉は重くなります。気密の良い証拠だと思っていましたが、あんまり良くないことなんですね。
Name : YS Time : (2009年4月16日<木>22時02分)


 家庭菜園
住宅業というのは、完全なサービス業。
皆さんが休みの土日、祝祭日、お正月やお盆休み、ゴールデンウィークが稼ぎ時。
連休に子どもを遊びに連れてゆくという発想は、とっくの昔に捨てました。
そして、ウィークディはウィークディで現場のことが気になり、現場回りをしていると結局ほとんど無休状態に。
しかし、それを苦痛に思っている仲間は少ない。仕事を楽しんでいる。
ワーカホリックということではなく、消費者との交流エンジョイ症候群。

しかし、現役の時にどうしても家庭菜園をやりたかったが時間がとれず、出来なかった。これだけが苦痛だった。退いてすぐやったのが10㎡ばかりの家庭菜園。食料自給率を少しでも高めようなどと言う高尚な考えからではない。生き物を育てるのが好き。本当はブタとかニワトリを飼いたいのだが、田舎に出かける勇気もない。野菜で紛らわせている小心者。しかし、今年から作付け面積が3倍の30㎡となった。農家の人には笑われるだろうが、2人暮らしにはこれでも十分すぎる。3月の中旬からはじめて、今日で10種類の種や苗を植えた。来週はあと2種類を植える予定。

土日に畑で鍬をふっていると、現役の仲間に悪いような気がしてならない。皆さんも、ウイークディに6㎡でも10㎡でもいいから野菜づくりを始めたらいいですよ。普段使わない筋肉を使い、大洋の下で汗をかくと、日頃のストレスが吹き飛ぶ。住宅業というサービス業者にとっては、家庭菜園の方がゴルフをするよりも、はるかにストレス解消に役立つということが分かってきました。
Name : uno Time : (2009年4月18日<土>13時32分)


 もし良かったら 私の知人が青梅市成木地域で、2年間程度の遊休農地をもっています。約200坪。
どうしても、貸さねばならないというのではありません。unoさんは30m2で手一杯の様子。しかし、もし希望があれば斡旋します。決して無理強いはしません。ストレス解消に役立つなら喜んで紹介します。Name : MMM Time : (2009年4月19日<日>22時34分)


 MMMさん
ご配慮有難うございます。数年前、真剣に移転を考えました。しかし、奥多摩から秩父にかけては、イノシシとサルで野菜がやられる。内地の山麓ではブタやニワトリを山で放し飼い出来ない。林業の失政がそこまできている。出かけるなら九州か北海道しかないと分かり、諦めました。もう歩いて行ける30m2で十分です。いつもご配慮いただき、感謝致します。Name : uno Time : (2009年4月20日<月>06時53分)


 パネルヒーターVS床暖房
鵜野先生の本音ブログをいつも楽しみに拝見しております。
ところで,床暖房の件ですが,私自身も長年,床暖房には否定的な見解を抱いてきました。
実際の見学を通して,どうも,のぼせる感じが強かったり,あるいは立ち上がりが遅く,温度調整が難しかったり,施工費の問題や,パイプに穴を開けて大騒ぎになったなど,ほとんど良い印象がありませんでした。
それに対し,パネルヒーターはこれらの問題がなく,とても快適でしたので,高断熱高気密住宅に床暖房は不要であると考えておりました。
しかし,近年になって,かなり性能の高い住宅に,よく工夫された床暖房が設置されている物件を多数見学するようになって,見解が変わってきました。
Q値やC値が優れた住宅で床暖房を設置すると,その温度をかなり低めに抑えていても,家中がとても温かく快適に感じます。
実際には,むき出しの床温度が19℃から23℃の範囲でもとても温かく感じました。
そして,その上に足や体が乗ると,その温度は上昇しますので,冷たさを感じることもありません。
熱の流れが,床から天井,壁へと向かっているわけで,そこに蓋をすると温度が上がるということでしょう。
それで,座布団や布団の下もとても温かくなります。
そこで,歳と共に感じるのは,本格的な高断熱高気密住宅の場合,床や壁の温度が同じで,決して,足元の温度が低いわけではなくても,それでも足の冷えを感じる時があります。(実は拙宅がそうです)
そんなとき,床暖房などで,床の温度を壁よりも,数度程度高めにしておくと,足が暖まってとても気持ちが良いということです。
現在,私の高齢の母は足湯健康法にはまっていますが,これは足を湯桶で温めて健康を図るというもので,確かに効果はあるようです。
それで,床暖房は適切に用いると,気持ちが良いだけでなく足湯効果があるように思います。
現実に,高断熱高気密住宅に床暖房を標準装備して,足湯効果の家というネーミングで商売しておられる工務店さんもありましたが,ここの展示場もとても快適で,私自身,この経験が床暖房を見直すきっかけになりました。
もちろん,パネルヒーターも快適さの面で劣るわけではないのですが,特に温暖地では,設置場所の選定に苦慮したり,夏場,邪魔になることを考えると,今では床暖房の方に軍配が上がるかなと感じるのが正直な所です。
厳冬時に適切に制御された床暖房を体感すると,本当に気持ちがいいですよ。
拙宅でも,室内のリフォームで,現在,一番取り組みたいのは床暖房です。
もっとも,気持ちが良過ぎて,眠気を誘うので,勉強部屋にはどうかなとは思いますが。
Name : アダチ Time : (2009年4月20日<月>10時20分)


 第三種換気の亡霊に取り付かれている一条
アダチさんの意見に疑問があります。
私の家はR-2000住宅だけれども、床に蓄熱性があるため、床暖房をしているように温かい。
床が冷たいと思ったことはありません。
アダチさんの住宅は第三種換気ではないですか。
それだったら、冷たい外気が床の上に落ちてきて、足元が冷たくなると思います。
私の家はセントラル空調換気で冷気が降りません。
床が冷たいという経験が、この8年間全くありません。
第一種換気は、床暖房は必要ないという鵜野さんの意見に賛同します。
一条は、第一種換気に変えたのに、未だに第三種換気時代の妄想を引きずっているだけだと思います。Name : poji/八王子 Time : (2009年4月20日<月>22時15分)


 poji/八王子さん今晩は。
私も長年,床暖房不要論,むしろ反対論で通してきました。
過去上梓した,幾つかの拙著を見て頂けると分かります。
その為,建築関係の友人と不仲になってしまったこともありました。
また,拙宅でも床暖房の必要性を感じたことはありませんでした。
換気に付いても,今は,壁から給気する方式はやめていますので,放射温度計で計ってみて,床温度が低くなっているわけではありません。
しかし,論より証拠で色々と体験してみて,見解を変えざるを得ませんでした。
当初,見学したのは,主にFPグループの物件でしたが,一部の工務店で熱心に床暖房を採用するようになり,当初は異端視されていたようですが,その快適性により,偏見が取り除かれて行きました。
現実に,床暖房の方が,より気持ちいいのです。
poji/八王子さんも,厳冬時に体験してみると納得されると思います。
もちろん,うまく設計されたパネルヒーターが快適性で劣るわけではありませんが,先にも述べた通り,接地場所の面も考えると,床暖房の方が現実的だと,今は考えるようになりました。
ただし,床暖房は温度管理が要で,熱を逃がさない家は,床暖房を低めの設定で運用できる為,快適な空間が実現できるようになってきたと観察しています。
近年の床暖房は,昔の足元が冷える家の解決策というレベルとは異なる次元に入ってきているように思います。Name : アダチ Time : (2009年4月20日<月>23時16分)


 窓のU値と蓄熱と
pojiさんのおっしゃる通り、R-2000のモデルハウスでは異口同音に「この家は床暖房をしているのですか」と聞かれました。
わざとスリッパを用意せず、靴下ないしは裸足で感触を味わって頂きました。

しかし、当時はサッシの性能が1.5~1.7W程度で、掃き出し窓下の床は1~3℃程度温度が低い。明らかにコールドトラフト現象が起きていた。
それと、基礎断熱でなく床断熱のために1階床に蓄熱量が不足。
したがって、たとえ1種換気であっても、またセントラル空調換気であっても、アダチさんの言われることは間違いないと思います。

このほど札幌で、一条の性能に勝るとも劣らない道東ハウスの完成物件を拝見することが出来ました。3日前から暖房を止めていたといいましたが、やたらに広い玄関の、大きな吹き抜け空間で測定したら、1階床と2階の天井はいずれも21℃で温度差なし。
基礎断熱ですから同じ21℃でも温かく感じました。
ただ、北海道の住宅で掃き出し窓がない。開口部直下の床温度が測定出来ませんでした。しかし、吹き抜けの大きな窓の下の土間床は測定しなかったけれども低かったはず。

厳寒期の体験ではないので確言は出来ませんが、札幌だとQ値が0.7Wで、サッシのU値が0.8Wで、基礎断熱であれば私は床暖房でなくても十分に快適なはずと思いました。
東京だとQ値が0.9Wで、サッシのU値が1.0Wで、土間床スラブで、日射遮蔽に留意し、セントラル空調換気という条件を用意することが、これからのビルダーと設計士の仕事だと考えています。
Name : uno Time : (2009年4月21日<火>09時31分)


 アダチさんに一票
暖房の快適性だけを考えると、低温床暖房>セントラル空調だと思います。
拙宅では、一階に床下エアコンを採用していますが、十分に室温が高く温度差がない場合でも、二階に上がると床の温度が低いと感じて気になりました。現状ではコルクマットを敷いて問題を感じなくなっています。
一方で、床暖房で気になる点は、イニシャルコストと長期メンテナンス性です。この点をクリアしているのであれば、一条工務店の商品は非常に魅力的と感じます。Name : さも/愛媛 Time : (2009年4月21日<火>12時34分)


 さもさん

私は一条の床暖房をけなしているのではありません。
2階まで、押入れ以外を全館床暖房をして60~70万円で上げられることに、ビルダーの立場で脅威を感じているだけ。
床暖房という一条の得意の土俵で相撲をとるわけにはゆかない。
負けることが分かっていて相手の土俵に上がるバカはいない。
一条の床暖房に匹敵するか、メンテナンスを含めるとそれ以上のものを提供しなければ、ビルダーの負け。
そして、浴室以外は、椅子の生活が進んでいるので、床暖房にこだわる必要は全くないと考え対策を錬っています。

関東以西では、床暖房 vs パネルヒーターではない。
また、暖房だけではなく「涼房」を含めての勝負になります。
Name : uno Time : (2009年4月22日<水>12時55分)



 床暖房に関して
   unoさん
床暖房に関しては、アダチさんも触れているように、断熱性能の向上と共に次元が変わりつつあると感じています。
一条工務店が全面的に床暖房を採用したのもこの辺りを強く認識しているのでは無いかと感じています。
基礎断熱では床断熱と比較して床温度が低くなり、不快に感じることがあると聞いていたので、基礎断熱採用の拙宅では床下エアコンによる暖房を取り入れましたが、二階の床温度にも冷たさを感じたのは驚きでした。
赤外線温度計による実測では室温と差がないのに!
年中裸足で過ごしており、フローリングの感触をこよなく愛してる私には、これは結構大きな問題でした。
冬場には、三人の息子共もコルクマットの上でしか遊ぼうとせず、床の冷たさを実感しているようでした。
椅子生活が進んでいるとのご指摘ですが、少なくとも子供が小さいうちは床に体が接触する頻度が高いので、「快適性」という意味で床暖房に大きな魅力を感じています。
個人的には、スミターマルのような低温潜熱蓄熱材と組み合わせて、温度変動の抑制と暖房費の省エネ向上が図れないかと考えています。
涼房に関しても、温水ではなく冷水を流して対応できないかと夢想しています。
実際に、拙宅では床下エアコンの冷気で床温度を下げることで、夏場の体感温度が下がっていることを感じています。
ただし、除湿に関してはエアコンに頼らざるを得ないので、この点での二重投資の問題は回避できませんが...
最終的には、快適性(温冷、乾湿、空気清浄度)、初期コスト、ランニングコスト、メンテナンス性、寿命、等を総合しての判断となりますが、一覧表やレーダーチャートの様な数値的な比較資料が欲しいところです。

(追記)
家庭菜園に関しては全く同感です。
拙宅では直ぐ隣の畑を借りて野菜を作っていますが、「化学実験」&「実技体育」の様な感じで楽しんでいます。
やり過ぎて週明けに筋肉痛で苦しむのだけが難点です。

(追々記)
試しに「床冷房」で検索したら、出てくる出てくる...
同じ様なことを考える人はいるのですね。
ただ、除湿はやはり問題な様です。(エアコンの弱運転必要とか...)
Name : さも/愛媛 Time : (2009年4月22日<水>20時53分)


 パッシブハウスがサブテーマ?  unoさん
一条工務店のi-cubeに対する洞察力には脱帽。
本格的なグローバル化の幕開けだという視点。そのことに、全く気が付いていませんでした。50坪で53万円ということは、空調換気設備込みの建築費が2650万円。解体工事とか土壌改良、屋外給排水取出工事、確認申請料を入れても3000万円で上がるという勘定。そして、ざっとした計算ですが40坪だと坪59万円。35坪だと坪62万円強ということになるのでしょうか。いずれにしても、Q値が7.6Wのフル装備で、坪60万円以下というのは、たしかに黒船だと思います。このi-cube対策が、業界の中心的な話題になるということは間違いありません。
ただ、パッシブハウスがメインテーマからサブテーマになるということの真意がよく理解できません。パッシブハウスよりもi-cubeの提示している問題点の方が大きいということなのか、性能よりも価格面が大事ということなのか。もう少し、突っ込んで書いて頂けたらとお願いします。
Name : MMM Time : (2009年4月26日<日>09時18分)




   私のホームページの表紙に書きましたように、2009年4月27日<月> 

 パッシブハウスのポリシーには賛同し、心から支援しています。

しかし、今までの暖房の15kWh/m2aの外に、
昨年から冷房の15kWhが加えられてからおかしくなってきました。
これが、年間冷房費/m2ではなく、建物の冷房負荷だという。
ペテンくさい言い分。
したがって、北海道など寒冷地ではパッシブハウスをメインテーマとして追求するのは正しいと思いますが、III地域以西では疑問が残ります。

つまり、冷房とか、夏の除湿という問題に対して経験と実績を持っていないドイツのパッシブハウス研究所のソフトは、日本では有効性に疑問が残ります。

除湿についての不満があるが冷房負荷に対してきちんとした基準を示しているSMASHで、年間冷暖房費を当面は表示してゆくべき。
暖房費だけのソフトは使えません。

そして、当面の削減目標は、皆さんのお知恵を借りてホームページに発表した通り。
当面、この目標を変える必要はないと思っています。
パッシブハウスの数値を金科玉条のように考えるのではなく、日本では地域に見合った目標数値を設定してゆくべき。

そして、今まではやたらQ値だけを追ってきたと思います。
ドイツでもそうであるように、日本でも「無暖房住宅」が目的ではありません。
全館空調換気でありながら、冷暖房費を如何に少なくしてゆくか」がビルダーと消費者が真剣に目指すべき方向。

しかも、建築コストを如何に抑えてゆくかという現実的な問題を、
i-cubeは具体的に提示してくれました。

しかし、i-cubeも考えはどちらかというとQ値偏在。
日射遮蔽換気の問題など、あまりにも多くの問題を残しています。
これを、日本の実態に合うように正しく訂正してゆく必要があります。

つまり、暖房費だけのドイツのパッシブハウスで議論するより、日本各地で大影響を与えゆくであろうi-cubeをメインに議論した方が、日本の省エネの進むべき道筋がより明解になると考えます。

i-cubeは、とても重い問題を投げかけています。
地場ビルダーが発想の転換を行い、対応策を用意するのに早くて半年、場合によっては一年はかかると思います。
 否応なしに、メインテーマとして取り組まざるを得ません。
Name : uno Time : (2009年4月27日<月>08時02分)




■ 全熱に対する固定概念が・・・  

 昨日、ダイキンエアテクノ、オリエンタル冷熱、石田ホームと一緒にYS邸を訪ねてきました。

夏期の除湿に対する私の配慮が足らず、2夏も25℃で相対湿度が70%という生活をご一家に強要してしまいました。全くお恥ずかしい限りです。
現場でいろいろ検討した結果、若干夏期の電気代が増えるかもしれないけれど、今夏は28℃で相対湿度50%で生活して頂けるのではないかという見通しが得られました。

YS邸は、ダイキンが一条工務店用に開発した全熱交換機を、了解を得て採用した全館空調換気システムです。
全熱交換機ですから、当然のことながら臭いと細菌が新鮮空気へ移転することが懸念されます。
このため、光触媒機能を排気ダクト側に取り付けております。

しかし、このことについて、アダチさんからは将来的に臭いが移転するからダメだという指摘を受けています。
hiroさんからは、細菌の移転の懸念が強く指摘いただいております。

そこで、ざっくばらんなご感想をご夫妻からお聞きしました。
まず、臭いについては 「全然気にならない」 との返事。
念のために、光触媒のスィッチを切って試してみたそうです。
R-2000住宅で、顕熱交換機を使っていた時、臭いに敏感なお客さんから 「浴室でシャンプーを使った時に臭いがする」 という指摘を受けた時があります。
その時、顕熱交換機のJISを調べたら90%程度の精度でよく、10%程度の空気、つまり臭いや細菌の1割が新鮮空気に移っていることが分かりました。
顕熱だからといって、完全だということではないということ。

そして、私だけでなくダイキンやオリエンタルの担当者の実感ですが、顕熱交換機の家よりも全熱で光触媒を介した家の空気が、より空気が澄んでいるように感じます。細菌については測定してみないと何とも言えませんが、全熱+日本で開発した光触媒は、YSさんの話からも、住宅の場合には案外正解ではないのかな、と感じました。

それと、もう1つびっくりしたのは、全熱交換機のために 「今年の冬の室内の相対湿度が40%以上あった。したがって加湿器を購入する必要がなかった」 との報告をいただいたことです。

この詳細データと感想は、YSさんから直接発表していただくようお願いしたいと思いますが、全熱交換機に対する固定概念が、大きく変わりました。
Name : uno Time : (2009年4月30日<木>13時40分)




■ 鵜野先生。 

 初期の全熱交換タイプに付いては,ローターリー型,和紙による熱交換型を問わず,生活臭がかなり気になることがあり,これらの問題を懸念しておりました。
しかし,先生がおっしゃるように,最近のシステムは確かに,空気がとてもきれいなのを確認していますので,私自身も大きく見解を変えました。
柔構造か剛構造の論議,免震か制振の論議,内断熱か外断熱の論議もそうですが,とかく言葉に捕らわれると本質を見失う恐れがあるのかなと感じるようになりました。
小平は以前、「白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である」と言ったそうですが,確かにその通りかなと思います。
それで,顕熱,全熱も同様に,ケースバイケースで実証的に論議する必要があるように思います。
それで,ダイキンの全熱に光触媒機能を組み合わせる鵜野先生のアイデアは,一つの優れた回答だと思います。
拙宅の場合も同様な方法でリフォームしたいと思いましたが,現実に,リフォームでダクトを引き回すのかなり大変そうなので,今は躊躇しております。
しかし,新築なら,私も鵜野先生の方式を採用すると思いますので,ダメと指摘しているわけではないことをご理解頂ければと思います。
むしろ,室内の湿度を安定させるためには,全熱がベストだと思います。
ただ,この点は,早くから阪大の矢野先生が指摘しておられた点だったので,矢野先生の理論は,十数年を経て,実用化できるようになってきたのかなと思いました。
全熱は屋内の湿度を一定に保とうとする機能があるので,特に夏期の屋内の除湿が要になると思いました。
一度,うまく除湿して,屋内の湿度を下げてしまえば,後は,さほど除湿しなくても低い湿度を保ちやすいと思います。
それが,当時は熱リサイクルエアコンが普及していなかった為,夏期は全熱タイプの室内は高湿度のまま推移し,それが,種々の問題を生んでいたのだろうと思います。
それで,全熱と光触媒などの消臭機能,そして,熱リサイクルなどの除湿機能の組み合わせがベストの換気システムになるように思います。
冬季は,生活上でのかなりの水蒸気が発生していますので,これを上手に回収する全熱交換は,過乾燥対策としてはとても有効だと思います。
Name : アダチ Time : (2009年4月30日<木>17時41分)




■ 札幌で全熱が良くて顕熱がダメ  

 北海道でスティーベルなどの顕熱の熱交換機が不評なのは、氷点下の外気が結露し、その解氷運転のために実質的な熱回収率が低いこと。
このため、Q-1.0Wグループでは国産の全熱を採用しています。

何故、全熱がよくて顕熱が問題になるのかの理由が、よく分かりません。
どなたかお分かりの方、教えていただけないでしょうか。

一条の全熱交換機も、「旭川へもってゆけば心配だが、札幌では問題がない」 と言っていました。
もっとも、ヨーロッパのコンパクトな顕熱交換機に対して、ダイキン製品はボリューム的には3~4倍もあります。
何らかの工夫がこらされているのだろうと思いますが・・・・。
Name : uno Time : (2009年5月02日<土>08時33分)




■ 単なる机上の想像ですが,寒冷地で顕熱がダメで全熱が良い(始めて知りました)ということであれば,多分,次のようなことかと推察されます。
①顕熱交換器の場合,屋内の温かい湿った空気が熱交換器の部分で外気に冷やされる際に,室内空気側で結露が発生する。
②外気が極端に低い場合には,その結露が氷結して霜となる。
③この状態が続くと,霜の層が分厚くなっていく。
④霜の熱伝導率は低いので,一種の断熱材となって,熱交換器の機能を失う。
⑤冷たい外気がそのまま入ってくる。
⑥これを防ぐために霜取り装置が付いている場合には,そのエネルギーが余分にかかる。
一方,全熱交換器の場合は,室内側で局部的に結露が発生しても,和紙がそれを吸収して,熱交換器を通して,室外側の空気に発散し,最終的にはそれを屋内側にリターンするため,熱交換器表面に結露が溜まることが少なく,結果的に氷結も生じないので,熱交換器の機能が損なわれることがない。
あくまでも想像に過ぎませんが,こんなことではないかと思いました。
Name : アダチ Time : (2009年5月02日<土>13時35分)

■ 高高住宅と風と通し
新潟はこのところ晴天続きで,気候も最良の時期を迎えています。
今,窓を開けていると,室内の温度は29℃,相対湿度は40%。
幸い,杉や檜の花粉も収束したようで,この時期は,窓を開けて,風通し良く暮らすと,とても快適ですね。
エアコンが必要ないので,電気使用料も大幅に下がっています。
高高住宅の場合も,窓の配置に気をつけて,風通しを考えて設計することが大切ということでしょうか。
もっとも,新潟はまもなく梅雨が始まるか,あるいは耐えがたい暑い季節になると思います。
Name : アダチ Time : (2009年5月05日<火>09時36分)

■ アースチューブと結露
アースチューブは,エネルギー的にはとても面白そうですが,北海道以外の温暖多湿の日本では大丈夫でしょうかね。
冬季は良いとして,夏期は,チューブの中で結露してカビ,ダニの温床になりそうな気がしますが。
それとも,夏期はチューブは密閉状態にして,湿った空気を通さないような工夫があるのでしょうか。
Name : アダチ Time : (2009年5月05日<火>09時50分)




■ 北総研は、過去にアースチューブの研究をした実績がある。
しかし、「夏期の結露で使えないという結論を出した」 という話を聞いたことがあります。
多分、夏期にもアースチューブを使ったからではないかと推測。

北総研は道立ですから、地場のビルダーや消費者のためにする研究こそ最優先すべき。
部外者の私が考える道が当面している緊急な課題は (1) 道材を使ったオープンな軸組壁工法の開発 (2) ドイツのデータをもとに道における最も有効なアースチューブシステムの開発 (3) 熱回収率の高い熱交システムの開発と全熱交、顕熱交との比較。さらには光触媒を応用した全熱交の空気質の測定 (4) U値が1.0W以下のサッシの開発と普及。

独算制が叫ばれ、北総研の90%以上は内地メーカーからの委託研究で占められている。道の企業を相手にしていては採算がとれず、顔が内地にしか向いてないと嘆く声を何人かの方から聞いています。

地場ビルダーがある程度共同で経費を負担してでも、北総研が先導的に動いてくれないと、日本では本格的なブレークスリューが出来ない。

長期優良住宅で、Q値が1.3Wという先導的な基準を打ち出した北海道。
それを、より有効にするためにも、民間企業に呼びかけて上記の研究が進められることを期待します。
すべてを、地場ビルダーにやらせることは不可能です。
Name : uno Time : (2009年5月06日<水>09時30分)




■ 銅ダクト 

 夏季の除湿,冷房を考えると,アースチューブは夏季にも是非活用したいところです。
検索をかけてみると,既に採用例は幾つかあるみたいですね。
この場合,結露は避け得ないとして,むしろ,これは除湿能力として積極的に活用するとして,結露水自体は別のパイプとポンプで排出するとして,問題はカビ対策かなと思いました。
そこで,カビ対策の一つとして,アースチューブを銅製にするのはどんなものでしょうかね。
つまり,銅製のダクトを地中に埋めて,それを,アースチューブとして利用する。
銅ならカビや雑菌は発生しないというのは甘いでしょうかね。
もっとも,価格は半端でないかもしれません。
念のため,検索してみましたら,制作しているメーカーはありました。
何やら,原子力研究所?の御用達とかで,一般向けではないでしょうかね。
しかし,アースチューブは,夏季の省エネに大きなヒントを与えて頂けたと思います。
今年の夏は,この実験をやってみたくなりましたが,銅ダクトは板金屋さんに頼むとして,穴は相当深く掘らないとダメでしょうかね。
また,長さも必要でしょうか。
Name : アダチ Time : (2009年5月06日<水>18時41分)




■ アダチさん

 実際にアースチューブの施工経験が無いので何ともいえません。
しかし、常識的に考えて、35℃で相対湿度が70%の露点は28℃。したがって18℃の空気に接したら激しく結露しますね。
積極的に結露させて除湿し、その水をポンプアップするのでしょうか?
それにしても銅管を用いて、果たして採算がとれるでしょうか?

北海道は基礎工事の前に凍結深度以下に配管をしているから、追加工事で20万円前後で施工が可能。だから、暖房補助機能として単価的に合うのであって、内地でわざわざ掘削していたのではアースチューブは価格的に合わないと考えますが・・・。
除湿は、別方式を各社考えているようです。果たして、何時ごろ実用化されるのかは分かりませんが・・・。
Name : uno Time : (2009年5月08日<金>07時05分)

■ 思いつき
ふと、思いつきました。
かなり深く竪穴を堀り、最下部に砕石と砂を入れて結露水を地下へ浸透させる。
その50cmぐらい上から斜めに傾斜をつけてアースチューブ配管を行えば、結露水が滞留する心配がない。
竪穴の位置をどこにしたら良いのかはわかりませんが、これだったら換気の送風運転だけで、ノンエネルギー除湿が可能かもしれませんね。
理屈の上では、1g以上の除湿の可能性があります。
Name : uno Time : (2009年5月08日<金>07時25分)




  鵜野日出男の今週の本音 2009年05月05日

 ■ 北海道「3-0-3運動」・アースチューブの可能性 (上) 

 北海道無暖冷房住宅研究会(会長・北大繪内正道教授)では2年前より「3-0-3運動」を提唱し、かなりの成果を挙げてきている。
この「3-0-3運動」というのは、「平方メートル当たり暖房費を3リッター、冷房費を0リッター、給湯費を3リッターで上がる住宅造り」を目指す運動のこと。

本来、無暖冷房研であるならば、「0-0-3」であるべき。
それが、暖房費が3リッター/㎡というのだから、「暖房費ゼロ住宅という世界のトップを走る素晴らしい研究だ」と、お世辞を言うわけにはゆかない。設立時から、無暖房という呼称の紛らわしさは指摘してきた。
「無暖冷房住宅造りを研究する」ことは一向に構わない。研究し、試行することは自由。
しかし「3-0-3住宅」を「無暖冷房住宅」としてビルダーがチラシに書き込むことだけは絶対に避けるべき。
告訴されるのは「研究会」ではなく、どこまでも「地場ビルダー」。
「訴訟に要する費用と時間と、失われる信用はとてつもなく大きいですよ。当事者以外はそのリスクが分かっていませんよ」というのが、実務経験者の肉声・・・。

ドイツでは今から10年前に「3リッターハウス」が叫ばれていた。
それが、現在では3リッターを完全に卒業して、半分の「1.5リッター/㎡」で済む「パッシブハウス」がブームになっている。
それでも、ドイツではパッシブハウスのことを「暖房費ゼロ住宅」などとは絶対に言わない。暖房費をゼロにするには、建築コスト15%増程度のさらなる初期投資が不可欠。
それよりも、1.5リッターハウス(15kWh/㎡)の住宅の方が、費用対効果が高い。
したがって、賢明な消費者は「暖房費ゼロ住宅」には踊らされない。

3週間前に札幌を訪ねた折、研究会メンバーのビルダー2社に、完成と工事中の3つの現場を案内していただいた。
当然のことながら、最初に「3-0-3運動」の性能進捗状況を書くべき。
ところが、私の頭の中に焼き付いたのが大洋建設鏡原社長の「札幌では、20メートルの長さのアースチューブなら、原価19万円で出来ます」という言葉。
これは、北海道の戸建て住宅の省エネ化を考える場合の「キー・ポイント」になるのではないかと直感させられた。

アースチューブがどんなものであるかを、昨年ドイツで初めて目にした。
カナダやスウェーデンでは見なかった。
スウェーデンではほとんどが中高層住宅。新設される木造戸建ては「サマーハウス」と呼ばれる別荘需要と農家住宅しかない。
中高層住宅、サマーハウスではアースチューブは採用していない。
都市住宅は中高層の集合住宅が主体で、そのほとんどが地域暖房システムを採用している。ヨーテボリ市では地域暖房の普及率は85%と聞いた。
熱源は(1) 家庭からの廃棄物 (2) 下水の汚水処理熱 (3) 製油所などの排熱などで、残った15%が(4) 天然ガス、とのこと。

つまり、各家庭には安くお湯が供給されてくる。
それをシャワーや洗面などに使う一方、開口部の下部にパネルラジエーターを設置して輻射暖房として使う。
各室の開口部下部にパネルラジエーターがあるから、換気は第3種換気で良い。給気はパッコンよりもサッシからのものが増えてきており、排気は台所・浴室・トイレからダクトで強制排気。
このような地域暖房を大前提に、スウェーデンでは第3種換気が普及している。それなのに、地域暖房とパネルラジエーターが普及していない日本に、やたらに第3種換気を売り込もうとする一部業者の、偏った意見には腹立たしさを覚える。

そのスウェーデンでも、熱回収型の顕熱交換機が普及しはじめている。
しかし、スウェーデンの顕熱交には、原則的にプレヒーターが付いている。
某社の顕熱交換機をバラしてみたら、新鮮空気の取り入れ口にプレヒーターが、そして熱交換した空気を送る送風口にもアフターヒーターが付いていた。
もちろん結露を防ぐのが目的。
このヒーターはシーズ状の、単なる電熱器。
したがって、ヒートポンプよりもはるかに熱効率が悪い。

ヨーテボリ市のハンスさんのタウンハウス団地の「無暖房機住宅」にはこのプレヒーターが使われており、暖房代に匹敵する電気が消費されていた。ただ、パネルラジエーターが不要な分、イニシアルコストが削減されている。
この実態を知って、スウェーデンではその後、誰もこの無暖房機方式を採用していない。
騒いでいるのは、日本の無知なる「無暖房論者」だけ。
茅野市に建てられたQ値が0.6Wのパッシブハウスの介護施設。
延べ234坪と大きなRC造。
一年前、空調関係者と一緒に同施設を訪ね、田代専務に実態を教えてもらった。
エネルギー代はQ値が0.6Wと優れているため、今までの施設に比べて年間冷暖房費は500万円安くなったという。パッシブハウス仕様にするために余分にかかった費用が1500万円。ということは3年間余で元がとれるという勘定。
そして、冬期のエネルギー源として電灯など電気機器類からの放熱が51%。入居している老人や若い職員の発熱が12%。
そしてプレヒーターの電気代が37%というから馬鹿にならない。
このため2年目からは極寒期を除いて、プレヒーターを使わずに出来るだけヒートポンプエアコン暖房に切り替えているとのこと。
つまり、プレヒーター付きの熱交換システムは、省エネ性の面で問題が残る。

これに対して、ドイツやオーストリア製の90%という高熱回収型熱交にはプレヒーターが付いていない。
北海道のQ-1W住宅ビルダーが、スティーベル社の90%熱回収という顕熱交を採用したら結露がひどく、溶解している時間が長くて熱回収率は低くて使えなかった。このため、国産の全熱交に替えたという話を聞いた。
これは日本スティーベル社の平山所長が悪い。多分。
スティーベル社製のパッシブハウス用の顕熱交は、アースチューブを大前提に考案されている。それを、アースチューブを装置していないドイツよりも厳寒な北海道の住宅に売り込むこと自体が間違っている。
昨秋のドイツ調査報告で紹介したが、改めてドイツのアースチューブの実態を見てみることにしよう。


庭の南側に設置されている冬期用の給気口。長さ30メートルのアースチューブに繋がっている。


南面の壁際にあるのが夏期の給気口。そのまま顕熱交に入る。


これが排気口。給気口とは別の、道路に面した東壁に位置している。


太いダクトの中央に赤い切り替えダンバースイッチが見える。冬期は下から給気し、夏期はアースチューブ内の結露を防ぐために上から直接空気を入れる。


これが地下室に置かれた90%以上熱回収する顕熱交。アースチューブで高温になるので結露の心配はない。しかし、念のために排水施設が付いていた。

ドイツの戸建て住宅は、ほとんどが地下室付き。このため3メートル近く堀って、そこに30メートルのアースチューブを施工する。このため、プレヒーターが不要。関東以西ではとても考えられない工事。
ところが、札幌では凍結深度の関係で、布基礎の下に上下水道の配管工事が行なわれるという。
つまり、基礎工事に先行して配管工事が行われる。したがって水道屋さんは大型の掘削機を持っていないと商売にならない。
その水道屋さんに、「19万円を払うから、ついでに20メートルのアースチューブを施工してくれ」と頼めば、簡単に施工してくれると鏡原社長。
したがって、北海道ではアースチューブといっても、驚くほど原価は高くならない。
ただ、今まで冬期用と夏期用の2つの給気口を設けて、切り替えダンバーを付けるなどという発想がなかった。
また、20メートル長が常識で、ドイツのように30メートル長が必要だという規定がなかった。ドイツでは30メートル長が必要だというのには、何らかの理論的根拠があるはずだと思う。
つまり、北海道のアースチューブは、怒られるかもしれないが実験的な経験値しか持っていない。これに対して、ドイツの30メートルは科学的な根拠を持っている・・・。

鏡原社長の経験によると、20メートルでも7℃近い高温が得られるという。その高温を顕熱交へ入れるのではなく、現在は床下の土間空間に入れ、蓄暖で温めて各室へ上昇気流を利用して供給している。
つまり、アースチューブシステムとしては、かなり中途半端な方法でしか北海道では実験され、採用されてこなかった・・・。
これが、20年以上も前から本格的な開発がなされ、改良に改良を重ねてきたパッシブハウス研究所を中心とした顕熱交のシステムとドッキングさせると、かなり大幅な省エネが可能になるはずだと思うのだが・・・?

これは、ど素人の単なる思いつきかもしれない。
しかし、検討してみる価値はあると思う・・・。








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  私は基本的には、全熱交換器をサニタリーの排気、特に浴室に繋ぐべきでないと思っています。
一条工務店のロスガード90も例外ではありません。
(実際、夢の家では浴室とトイレは個別換気です)

  hiro@首都圏 Time : (2009年3月03日<火>)

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 ここからは、新しい順に収録


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絶品の面白さ!! 「リンゴが教えてくれたこと」

4日前に買ってきた本。
「奇跡ののリンゴ」の二番煎じだと考え、建築関係の本を先に読み、後回しにしていました。
そして、夕べ9時頃から読み始めたらやめられない、とまらない。
朝までに一気に読まされました。

単にリンゴだけの話ではありません。
著者は、コメや野菜などでも「無肥料・無農薬」栽培を成功させ、海外の技術指導も行っているのです。
いいですか、「無農薬・有機農業」ではないんです。
これだったら、かなり広く浸透してきています。
そうではなく、「無農薬・無肥料農業」という新しいジャンルの開拓に成功しているのです。

農業の革命です!
今度の「今週の本音」でも紹介しますが、是非一読をお奨め致します。

Name : uno Time : (2009年6月03日<水>14時54分)
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建築家の住宅展

アーキテック・スタジオ・ジャパン 武蔵野スタジオが主催する「未来をのぞく住宅展」が、JR国分寺の駅ビル8階で開催されていたので、覗いてきました。
今回は東京と神奈川の9人の建築家がカラー写真とミニチュアを展示し、無料相談に応じていました。それなりの盛況さ。

ツーバィフォーを導入してきたということもあって、ツーバィフォーに取り組んだ多くの建築士の方々と面識があります。
独立して事務所を開いている人も多ければ、企業に属している人も多々あります。
それぞれに敷地、予算、構造などの制約の中で、いかに構造強度と省エネ性、耐火性にすぐれ、木造の快適さ、温かい住み心地の良さを提供してゆくかで、日夜頑張ってくれています。
そして時折、ハツとするデザインに巡り会え、「この予算で、こんな素晴らしい空間が得られ、こんな快適さと楽しさが味わうことができるのか」と心の底から嬉しくなってくることがあります。

住宅産業はサービス産業。
顧客が希望する言葉の裏の裏まで読んで。つまり言葉の行間の間を読んで、顧客が想像していなかった機能、デザイン、快適を、顧客の予算の範囲内で提供するのがプランナーの仕事。これが住宅業のサービス。
その点で、建築家の中では隈研吾氏の言葉に共感を覚えています。
日経の朝刊に、今朝までの5月一杯、磯崎新氏の「私の履歴書」が連載されていました。
正直言って、がっかりしました。建築家というのは、コンペに入賞することがすべてであって、顧客のことは考えていないのだ、という強烈な印象が残りました。
その残像が強すぎたので、今日の建築展で、やたらとガラスだらけの写真が目に付き、「住宅づくりはデザインコンペではないのだよ」と叫びたくなりました。

そして、「今日出席されている建築家の中で、Q値が1.0Wの住宅を設計された実績があるか、無くてもパッシブハウスに造形の深い設計士さんは居られますか」と聞いてみました。
「うちのグループには1200人の設計士がいます。エコ建築などのプロもいますので、いくらでも対応できます」とのこと。
「エコはもはや常識。そんな建築士を求めていません。そうではなく、パッシブハウスをこなせるほどの超省エネ技術に明るい建築家を探しているのです・・・」

といっても、私は基本的に冷やかし。
「建築家と家をつくる」という運動は、どうやらイメージしていた範囲内のものでしかありませんでした。

Name : uno Time : (2009年5月31日<日>18時57分)
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北総研の研究報告会

北総研の調査研究報告会が6月8日と9日の2日間に亘って開かれます。
それほど、はっとするものはありませんが、報告内容がコピー出来るし、大まかな内容がダウンロード出来ます。
旭川まで行けない人は、活用したらいかがと思います。
http://www.hri.pref.hokkaido.jp/090608_09asahikawa.html

Name : uno Time : (2009年5月30日<土>09時54分)
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建築家のネットワーク

今朝の折り込み広告に、ASJ(Architects Studio Japan)の広告が入っていました。
全国の建築家1210名が登録されており、地域ごとに159のスタジオがあって、「未来をのぞく住宅展」とか「建築家作品展」とか「無料相談会」を開催しているのですね。

省エネ住宅にどれだけの実績を持ち、知識や造形が深いか・・・。
冷やかしで参加してみようと考えています。

Name : uno Time : (2009年5月29日<金>06時17分)
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アダチ様
新潟は関東地方よりもさわやかなのかもしれません。
関東でも今日は低湿で気温が低く、風が冷たく感じました。
これぐらいが一番過ごしやすいです。

鵜野先生
感心できないということなんですが、残念ながら料理をしているときは
その匂いが玄関まで行ってしまいます。料理の内容にもよるかもしれません。
拙宅も富士工業の高気密対応同時給排気型の換気扇でした。
http://www.fjic.co.jp/how/how06-1.htm
それでも作動時は玄関ドアが重くなるので負圧になっているのでしょう。
負圧になっているということはキッチンに向かって気流ができていると思われるのですが、
コンロから一番遠い玄関に匂いが来るんですよね。
気流より拡散が上回っているという感じなのでしょうか。
換気量はベンティエールで強にしているので、
内部の調節つまみをいじらない限りこれ以上給気量を大きくすることができません。強の状態で0.6回/hぐらいの換気量があります。

hiroさんの換気ライトはすごいですね。かっこいい。
うちでは卓上での焼き肉は怖くてやっていません。

Name : YS Time : (2009年5月25日<月>23時33分)

国交省、省エネリフォームの補助金情報です。
http://www.kenken.go.jp/shouenekaishu/index.html

補正は衆議院は通過しましたから、
参議院の動向に関わらず、自然成立するでしょう。
役所がそれを見越しての募集でしょう。

Name : kei2@北関東 Time : (2009年5月25日<月>22時33分)
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訂正
http://www.fjic.co.jp/how/index.html

Name : uno Time : (2009年5月25日<月>10時29分)
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台所換気扇

YSさん

台所で料理をすると玄関まで臭うというのは感心出来ません。

R-2000住宅を採用するとき、問題になった1つがメークアップエアー。
つまり、台所換気扇を回した時、近くに給気口がないと室内が負圧になって玄関ドアが重くなるとか、排気が足りなく台所の臭いが拡散するという問題が生じる。これに注意しなさいと言われた。
しかし、カナダで採用していたシステムはかなりいい加減なもので、そのまま採用出来ません。日本でどうしたら良いかでいろんな試行を繰り返しました。
◆換気扇に連動して稼働時にはセントラル換気の給気量を多くする ◆コンロの脇に小さな開口部を設け、換気扇稼働時にはサッシを開けてもらう ◆コンロの外側に下引き換気を設ける、等々の工夫をこらしましたが、なかなかうまくゆかなかった。
しかし、下記の富士工業の「高気密対応同時給排型換気扇」が出来て以来、問題はほとんどなかったように聞いていました。第一線を離れて、最近の事情に疎いので間違っているかも知れませんが、台所の臭いが拡散する事態は避けられるはず・・・。

そして、昨年hiro邸を訪れた時、食堂の上に照明と排気扇を兼ねた「ライトフライヤー」が設置してあり、びっくりしました。
このシステムの給気方法は忘れましたが、高気密住宅の室内で焼き肉をやっても、100%とはいえないけど臭いが外部へ排出できるというすぐれもの。
http://www.innoinno.jp/

このライトフライヤーと同じ機能を持ったものを、ドイツのモデルハウスでも見ました。
自分で性能を確かめていないので確言は出来ませんが、高気密住宅の台所や食堂の換気に関しては、すぐれたシステムが登場してきているはずです。
http://fjic.co.jp/how/index.html

Name : uno Time : (2009年5月25日<月>10時24分)
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YSさん。
新潟はまだ,一日の平均気温はさほど高くないので,エアコンは必要ないようですね。
ちなみに今,一階リビングは24℃50%,二階書斎は28℃50%といった具合です。
一階は肌寒い程ですが,二階は日当たりが良いのと,電力を喰うパソコンを付けているので,少々,暖か目ですね。
拙宅の場合,今は全く冷暖房は使っていませんが,一日の電気使用量が大体,17キロワット時程度で,家の廃熱と熱損失のバランスが丁度良い時期と言えるでしょうか。
四人家族がほとんど家にいるので,冷暖房以外の電気使用量はかなり多めですね。

Name : アダチ Time : (2009年5月24日<日>01時05分)
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臭いの問題

匂いに関してお伝えするのを忘れていました。

私達が臭いに敏感かどうかわかりませんけど、もともと家人は芳香剤とか嫌いで無臭が好きです。拙宅のトイレには芳香剤を置いたことがありません。
室内の生活臭ですが、台所で料理をすると玄関までその匂いが漂います。
コンロ上の換気扇を回していてもです。
この換気扇を回すと室内が負圧になって玄関ドアが重くなるのですが、
それでも玄関に料理の匂いはただよってきます。
玄関と台所は対角線上の一番遠いところにあります。

しかし、トイレや風呂の匂いというのは家中に拡散することは感じたことがありません。
最近のトイレの脱臭機能がすばらしいということも要因のひとつにあると思います。
換気量はベンティエールを弱運転でしたので0.45回/h程度です。
全熱は熱交換素子で排気と給気が混ざってしまうということでしたが、
その混合による換気不足や匂いの拡散を体感するほどには至っていません。
じゃあ、外気とまったく同じぐらい新鮮かといわれればさすがにそれは無い。
玄関を開けた瞬間の空気の方が新鮮でさわやかな印象を受けます。
このへんは記録が無いのでどうしても定性的な議論になってしまいます。

ただ、ベンティエールだけで空調ファンを停めた時には換気不足を感じたことがあります。
このため今では窓を開けて通風するとき以外は空調ファンを停めることもしなくなりました。

Name : YS Time : (2009年5月23日<土>09時38分)
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鵜野先生

11月はの最初の0.15は冷房を停めた9月末~暖房を始める11月中旬までの中間期に消費した空調の電力です。
この中間期はきちんと記録をとってなかったので、10~11月分をまとめて書いてしまいました。
やっぱり絵(グラフ)で示したほうがわかりやすいでしょうか。

>平均温度が何℃で、平均相対湿度が何パーセント

記録は朝起床後に1日1回だけしかとっておりませんが、
室温が24℃、相対湿度が40~45RH%でした。
就寝時も暖房いれっぱなしですが、設定温度を1~2℃下げています。

加湿器は本当に記憶がないくらい使いませんでした。
hiroさんの温熱環境を目指すべく、12月頃は50RH%を目指そうと頑張って
フル回転で運転していましたが、50なくても40あれば不快じゃなく、
喉も痛くならないので、いつの間にか使わなくなってしまった感じです。

なので水を長期間タンクに入れっぱなしでヤバイと気づいたり、
加湿器の噴出口にホコリが溜まってしまって中が汚れてしますので、
布巾をずっとかけていたような状況です。

昨年は加湿器をかけないと40%にいかなかったので、
過乾燥の印象を免れませんでしたが(それでも30ということは無く35ぐらいはあった)、
今年はほぼ加湿器無しで40RH%は確保できました。
全熱の威力だと思うのですが、去年と今年で差が出た理由は不明です。

Name : YS Time : (2009年5月23日<土>09時16分)
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YSさん

2点ばかり質問があります。
11月のデーターが、0.15(D)0.30と、0.69(D)1.03の2つ記載されています。
どちらが正しいのでしょうか。

相対湿度が今年の冬は5%ほど高かったということですが、平均温度が何℃で、平均相対湿度が何パーセントだったのでしょうか。
また、加湿器を併用されたということですが、その運転時間は平均何時間/日だったのでしょうか。

顕熱交換機の場合、透湿膜加湿器を付けていても、22~23℃で生活された場合は、ほとんど40%に達することが出来ず、30数%どまりで冬期の快適性に問題がありました。
光触媒機能が付いているとはいえ、全熱ですので臭いなど実生活で困られたことはなかったでしょうか。また、友人や親戚の方々の評判といいますか冬期の感想はどのようなものだったかを、教えて下さい。

Name : uno Time : (2009年5月23日<土>07時36分)
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中間期の空調

皆さんはこのさわやかな時期の空調はどのようになさっているのでしょうか。
拙宅では24h換気を熱交換素子をバイパスした普通換気にし、
換気量を冬の間は弱にしていますが、今は強にして、
出来るだけさわやかな外気を取り込むようにしています。

それでも室内はオーバーヒート気味です。
窓開けによる通風もいろいろ試しています。
全館空調を動かしているとその気流が邪魔をして窓から風が入ってこない気がするので、
空調ファンを停め、24h換気だけを動かしています。
幸い24h換気の排気口はリビングから一番遠い対角線にあるので、
この状態でリビングの窓を開けると排気による負圧で窓からの通風が
効率よく得られるのではないかという目論見です。
なかなかうまく行っている気がします。

しかしそれでも室温が27度とかになってしまうこともあって、
相対湿度は50%程度なので蒸し暑くはないのですが、
クーラーを入れてしまうことも少なくないです。

再熱除湿機能をお持ちのアダチさんやhiroさんはどのような感じでしょうか。
さすがに再熱運転はこの時期は不要でしょうか。

Name : YS Time : (2009年5月22日<金>22時43分)
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今冬の消費電力

鵜野先生、皆様

ご無沙汰しておりました。
すっかりさわやかな陽気になり、今冬の拙宅の暖房費の集計が出ましたの
この場を借りてご報告させていただきます。
拙宅の簡単なスペックは以下です。

● ツーバイフォー工法、内部充填、天井+床断熱
● Q値0.9程度、C値0.3(新築時測定)
● 外壁HGW16K180mm、床HGW16K230mm、天井SF25K300mm
● 窓、スウェーデンパインサッシ+トリプルガラス(LOW-E)
● 北関東IV地域
● ダイキン全館空調(除加湿機能なし)+全熱交換換気(顕熱90%回収)
● 温湿度設定:24℃以上、40RH%以上@リビング

月 冷暖房(kW/m2K) 換気含む合計(kW/m2K)
12 2.47(D) 3.00
1 2.93(D) 3.38
2 1.22(D) 1.39
2 1.81(D) 2.11
3 1.95(D) 2.37
4 1.38(D) 1.85
5 0.50 1.03
6 0.29 0.77
7 1.65(R) 2.07
8 1.61(R) 2.09
9 1.66(R) 2.10
10 0.00 0.50
11 0.15(D) 0.30
11 0.69(D) 1.03
12 1.63(D) 2.12
1 2.82(D) 3.30
2 2.41(D) 2.85
3 2.26(D) 2.75
4 0.90(D) 1.40

昨年の12~4月暖房費が12.56kWh/m2であったのに対し、
今年の11~4月の暖房費は10.86kWh/m2でした。
暖房費が下がった理由は以下があげられると思います。

■ 昨年は12~1月後半まで空調専用の電力メーターが無いので、
  東電のメーターを利用して中間期からの引き算による試算で見積もっていました。
  このため過大見積りになってしまいます。
  今年は専用電力メーターの読み取りなので正確です。
■ 昨年は5月中旬まで暖房を使用していましたが、今年は4月後半で暖房不要。

また、理由がわからないのですが、今年は全熱交換の調子がなぜか良くて、
相対湿度が昨年よりも平均で5%程度高いです。
室温は去年と今年でほとんど同じか、今年の方が若干高いぐらい。
もちろん去年も今年も加湿器は使っていますが、
今年は使う時間が極端に減りました。
湿度を記録しているのは毎朝8時ぐらいです。

以上、ご参考まで。

Name : YS Time : (2009年5月22日<金>22時35分)
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アダチさん

納得しました。
実際住んでいる戸建て住宅の断熱改修とか耐震改修いうのは、大変な作業です。
一番手っとり早いのが、Low-Eペアガラス入りの内窓を追加施工をする方法。
ブラインドを間に取りつけ、その内側に取付ける内付けサッシを開発しているメーカーが札幌にあります。

ドイツで行っている断熱改修工事で、圧倒的に多いのが中層の集合住宅。
外側に100mmのロックウールないしはEPSを貼り付け、メッシュを張って薄い湿式工法での仕上げ。
これだと、壁を剥がす必要が一切ない。
また、サッシは内側へ取り外せるから、取り替えも可能。
だから、凄い勢いで断熱改修工事が進められています。

日本では200年住宅ということが言われていますが、こうした断熱改修のことまでを考えた提案があるのでしょうか。
古民家の断熱改修工事のスライドを見たことがありますが、棟上げ式状態にまで一切を剥がしてから工事をやっていました。新築と変わらない手間と費用。

それと、意外と多いのが減築による断熱改修。
つまり、使わない2階などをそのままにして、夫婦2人だけが使っている部分だけを断熱改修する。これだと、引越さないで工事が出来ます。

電車や散歩で家を見るたびに、この家は震度7の直下型地震がきたらどうなるかを否が応でも考えます。そして、この家の耐震補強と断熱改修にはどれくらいの費用がかかるかを試算する悪いクセがついてしまいました。

Name : uno Time : (2009年5月22日<金>10時36分)
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鵜野先生。
申し訳ないながら,応募した後,長年使っていたパソコンが壊れまして,応募一式のファイルが読めなくなってしまいました。
復活ソフトを使えば読めるのですが,面倒なので,そのままになっており,何パーセントの削減率で提出したか忘れてしまいました。
一応,計算方法は怪しげですが,従来の充填断熱に外貼り断熱を加え,樹脂ペアの窓にアルミ単板,または木製ペアを追加した仕様で,Q値を計算して,その差により,灯油の仕様量の変化を推定して,それを,二酸化炭素の排出量に換算して,その見積もりを提出したと思いました。
壁の断熱はネオマフォーム66㎜厚の外貼りの追加で計画しましたので,結構な改善率になっていたと思いますが,今となっては夢と消えました。
正直言いますと,既存住宅では,付帯設備が多すぎるため,壁をはぐっての改修工事はかなり大変だと思うようになりました。
植木で埋まった庭にどのように足場を設置するか,ガスの給湯器をどうするか,ネット環境のひかりケーブルをどうするか,などと考えると,もう正直やる気が失せました。
それでも,補助金が出れば,勢いが付いたのですが。
今後の計画としては,取り敢えず,内側からできる窓の断熱改修を考えていました。
大工さんに木製の窓枠を作ってもらい,そこに真空ガラスをはめ込むことを考えていましたが,果たしてどうなりますやら。
数字を色々といじっていて感じたのですが,やはり,費用対効果を考えると,既にある程度の断熱,気密が確保されている住宅では,窓の断熱改修の効果性が高いようですね。

Name : アダチ Time : (2009年5月21日<木>17時36分)
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アダチさん

個人で応募されたのですね。
なかなか勇気ある行動。
しかし、企業の「作文」には敵わないと思います。
場合によっては、採算性を度外視して、賞取りにきますから・・・。

それにしてもCO2削減ですから、削減量を数値で示さねばなりません。
何パーセントぐらいになったのでしょうか。
やれば出来るという実態を教えてください。

Name : uno Time : (2009年5月21日<木>07時14分)
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住宅・建築物省CO2推進モデル事業

既存住宅の断熱改修というテーマで応募してみましたが,見事に外れました。
合格事例を見ると,私が応募したような個人宅はお呼びでなかったようですね。
参考までサイトを紹介させて頂きます。
http://www.kenken.go.jp/shouco2/index.html

Name : アダチ Time : (2009年5月19日<火>22時53分)
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MMMさん

道無暖冷房研の三星事務局長に聞いた答を、そのまま記述します。

(1) 現在、同研究会のビルダー会員は札幌を中心に30社だそうです。

(2) その中の10社近くが、売上げ戸数の1/3が3-0-3住宅に近いものになってきているそうです。
 そして、トップは年間10戸近くが3-0-3住宅に変わり、客層が一変してきているとのこと。

(3) のアースチューブについては、まだまだ一般化していない。
 ただし、北総研の月舘課長の手でかなりの実験が進められてきていた。
そのデータがいままで陽の目を見ていなかったが、このデータをもとに実用化の研究が進めば、一気に普及する可能性があるかもしれない。

以上です。

Name : uno Time : (2009年5月18日<月>09時45分)
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無暖冷房研への疑問

3回に亘った報告で、北海道無暖冷房研究会の3-0-3は、かなり前進しているということが分かりました。
しかし、書かれていた範囲では分からない点がありましたのでお聞きします。
1、この研究会に、地場ビルダーが何社ぐらい参集しているのでしょうか。
2、3-0-3住宅に特化しつつあるビルダーが誕生しつつあるとのことですが、年間完工高は何戸ぐにいでしょうか。
3、アースチューブは北海道ではかなり一般化したものになってきているのでしょうか。
以上の3点ついて簡単なコメントを、宜しくお願いいたします。

Name : MMM Time : (2009年5月18日<月>08時35分)
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訂正
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090517t15021.htm

Name : uno Time : (2009年5月17日<日>07時43分)
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杜の都・仙台の住宅は美しい

昨日、2年振りに仙台へ行ってきました。
ちょうど「仙台・青葉まつり」が始まったばかり。
仙台駅構内では、賑やかなスズメ踊りが披露されていて、黒山の人だかり。

そして、地下鉄で泉中央を出てタクシーで郊外の住宅地を走ったのですが、敷地も住宅も大きく、しかもまさに杜の都で新緑に埋まっている。
角張ったシンプルモダンは1つもない。
静かで、それぞれ個性豊かな表情の家々。

都心から大宮へ抜けるまでの小さくて汚い家並み。
そして、宇都宮、福島と続く街や村の家々。
まさしく「何でもあり」の無国籍住宅群。
古い瓦屋根の家があっても、決して美しいとは感じられない。
杉山英男先生が「瓦を乗っけて頭でっかちになっているから在来の家は地震に弱い」と、よく話されていた言葉を想いだすから・・・。

そして、仙台北部郊外住宅地の、個性が豊かだけれども「美しさ」と「杜」で統一のとれた一幅の風景画。
電柱さえなかったならば、世界に出しても恥じない景色だと再認識させられました。

シンプルモダンという時代の潮流に巻き込まれ、味気のない家造りを見せられ続けてきたので、杜の都の家々のたたずまいに、久々に心が洗われました。
皆さんも、騙されたと思って一度訪ねられることをお奨めします。
http://www.kohoku.co.jp/news/2009/05/20090517t15021.htm

Name : uno Time : (2009年5月17日<日>07時31分)
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 WindEye

7月公開予定だそうです。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/wink_doc/mailmagazine/special/200904_200909/384.html

Name : ワンダースリー Time : (2009年5月14日<木>14時01分)
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失礼しました。
まだ、正式発表前でした。

Name : uno Time : (2009年5月14日<木>08時01分)
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「日本パッシブハウスリーグ戦」の開幕前夜

souichiさん

Future Housing Systems Inc.が、遂にパッシブハウス仕様を発表しましたか!

昨年秋、同社の越川社長とドイツのパッシブハウス視察に同行しました。
そして、いままでのQ値が1.7W程度の商品体系とは別に、限りなくパッシブハウスに近い商品の開発を進めていました。
しかし、ドイツからの輸入サッシや換気業者の選定と実務面での信頼性確保面などで計画が約4ヶ月ほど遅れ、この度の発表になったようです。

同社が一条工務店と異なるのは、地域によってQ値を変えていることです。
関東以西では暖房費だけではなく冷房費がより問題になってきます。
このため、Q値は0.9Wを切る程度でよく、むしろμ値が問題になってきます。
その対策が完全になされているとは言いきれませんが、以下の熱損失計数値はかなり正鵠を得たものだと考えられます。
これに近い数値が、これからの基本になってくるかもしれません。

Ⅰ地域  0.67W/㎡a
Ⅱ地域  0.75W/㎡a
Ⅲ地域  0.80W/㎡a
Ⅳ地域  0.82W/㎡a

そして、セントラル空調換気システムを装備したモニター価格が坪54万円から60万円ということですから、決して一条工務店に引けをとってはいません。

そして、同社の特徴は、積算も、熱計算も、すべて公開していること。
自分で性能と価格を決めることが出来ます。
いままでのホームページには、日に6万件ものアクセスがあるというふうに聞いています。
展示場や営業マンという間接経費を減らし、設計原価を公開することで販売価格を安くしています。

同社の周囲には、ベテランの1級建築士事務所が何社か付いています。
問題は施工。
何しろ、C値は0.3cm2前後を保証するのですから、特訓が不可欠。
従来の手慣れた業者だと問題はないでしょうが、新規の業者の指導・育成・管理面での体制が問われてくると思います。

ともあれ、新生巨人の坂本、松本の若手1、2番コンビではありませんが、トップバッター一条、2番パッターフーチャーが登場してきました。
次はどこが3番、ならびに4番バッターとして名乗りをあげてきてくれるのか・・・。

「日本独自のパッシブハウスリーグ戦」の本格的開幕前夜です。

http://www.wintec-house.com/

Name : uno Time : (2009年5月14日<木>07時30分)

鵜野さん皆さん、はじめまして。いつも興味深く拝見しております。

i-cubeではありませんが、フューチャーハウジングシステムズという限界公開で2×4住宅を手がけている会社が、最近中々興味深い住宅を発表しております。

http://www.wintec-house.com/geh/pdf/geh_panf.pdf
http://www.wintec-house.com/geh/pdf/geh_1.pdf
http://www.wintec-house.com/geh/pdf/geh_2.pdf
http://www.wintec-house.com/geh/pdf/geh_3.pdf

モニター価格という扱いではありますが、この性能でこの価格はi-cube同様になかなかインパクトがあると思います。この住宅は以前鵜野さんが紹介されていたドイツの調湿シートやU値0.77wの高性能樹脂サッシをいちはやく取り入れているようです。もしかしたら鵜野さんが監修や指導をされているのでしょうか。

なんにせよ、日本でも高性能な住宅が法外ではない現実的な値段で建てられるようになる事は、良い事だと思います。

Name : souichi/兵庫県 Time : (2009年5月13日<水>19時31分)
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ワンダースリーさん

VM-Aです。

臥竜山の家は、Q値が0.66W。C値が0.1cm2。
バイオマス燃料で暖房費のCO2排出量を実質ゼロという点に最大の特徴があると思います。
アースチューブに関しては、「クール・チューブ」「ホット・チューブ」とも実験的なもので、付属的に付けられたものと考えられます。
詳しいことは、里見さんに聞いて見て下さい。

Name : uno Time : (2009年5月11日<月>09時35分)
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VMとアースチューブ

下記事は、システムエアー社のVMのことですか。
詳細な報告を楽しみにしてます。
ところでアースチューブのことなのですが、
アイベックの第3回サスティナブル住宅賞の
↓の住宅にも使われてますね。(パッシブハウス臥竜山の家)
http://nisi93.exblog.jp/i20/
そちらの情報もありましたらお願いします。

Name : ワンダースリー Mail : http://kasumi500.blog37.fc2.com/ Time : (2009年5月09日<土>22時31分)
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スウェーデン系でプレヒーターなし90%の熱回収顕熱交

ブログで、スウェーデンの顕熱交は、原則的にプレヒーター付きで、省エネ性が劣ると書きました。
ところが、スウェーデン系で、プレヒーターがなくても外気温が-27℃になっても、熱回収率が90%という顕熱交の存在を知りました。

まだ、カタログ段階のことしか分かりません。
来月初旬に、現物をたしかめてから詳細な報告をしたいと思います。

探せば、あるのですね。

Name : uno Time : (2009年5月09日<土>08時41分)
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鵜野先生,おっしゃる通り,既存宅で庭に改めて穴を掘って,ダクトを埋めてというのは,現実的にかなり厳しいようですね。
今,考えたのは,地下水の利用かなと思っています。
新潟では,融雪の為に,庭に井戸を掘るお宅が結構あり,規制も厳しくないようです。
この地下水で家を冷やす,井戸水クーラーも,昔は良く見かけました。
電気代はコンプレッサーは使わないので,ポンプとファンのモーターだけで,かなり少額で済むようです。
冷え過ぎないと,概ね好評でしたが,金気の多い水質の為,耐久性やメンテナンスの課題があり,今はほとんど見かけなくなりました。
しかし,省エネを考えると,何か,地下水を使って工夫できないかなと思いました。
除湿は別に考えるとして,適度に冷やす面では,かなり期待できそうなのですが。

Name : アダチ Time : (2009年5月08日<金>13時14分)
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思いつき

ふと、思いつきました。
かなり深く竪穴を堀り、最下部に砕石と砂を入れて結露水を地下へ浸透させる。
その50cmぐらい上から斜めに傾斜をつけてアースチューブ配管を行えば、結露水が滞留する心配がない。
竪穴の位置をどこにしたら良いのかはわかりませんが、これだったら換気の送風運転だけで、ノンエネルギー除湿が可能かもしれませんね。
理屈の上では、1g以上の除湿の可能性があります。

Name : uno Time : (2009年5月08日<金>07時25分)
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アダチさん

実際にアースチューブの施工経験が無いので何ともいえません。
しかし、常識的に考えて、35℃で相対湿度が70%の露点は28℃。したがって18℃の空気に接したら激しく結露しますね。
積極的に結露させて除湿し、その水をポンプアップするのでしょうか?
それにしても銅管を用いて、果たして採算がとれるでしょうか?

北海道は基礎工事の前に凍結深度以下に配管をしているから、追加工事で20万円前後で施工が可能。だから、暖房補助機能として単価的に合うのであって、内地でわざわざ掘削していたのではアースチューブは価格的に合わないと考えますが・・・。
除湿は、別方式を各社考えているようです。果たして、何時ごろ実用化されるのかは分かりませんが・・・。

Name : uno Time : (2009年5月08日<金>07時05分)
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銅ダクト

夏季の除湿,冷房を考えると,アースチューブは夏季にも是非活用したいところです。
検索をかけてみると,既に採用例は幾つかあるみたいですね。
この場合,結露は避け得ないとして,むしろ,これは除湿能力として積極的に活用するとして,結露水自体は別のパイプとポンプで排出するとして,問題はカビ対策かなと思いました。
そこで,カビ対策の一つとして,アースチューブを銅製にするのはどんなものでしょうかね。
つまり,銅製のダクトを地中に埋めて,それを,アースチューブとして利用する。
銅ならカビや雑菌は発生しないというのは甘いでしょうかね。
もっとも,価格は半端でないかもしれません。
念のため,検索してみましたら,制作しているメーカーはありました。
何やら,原子力研究所?の御用達とかで,一般向けではないでしょうかね。
しかし,アースチューブは,夏季の省エネに大きなヒントを与えて頂けたと思います。
今年の夏は,この実験をやってみたくなりましたが,銅ダクトは板金屋さんに頼むとして,穴は相当深く掘らないとダメでしょうかね。
また,長さも必要でしょうか。

Name : アダチ Time : (2009年5月06日<水>18時41分)
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訂正

サッシはQ値ではなくU値。

Name : uno Time : (2009年5月06日<水>10時16分)
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北総研は、過去にアースチューブの研究をした実績がある。
しかし、「夏期の結露で使えないという結論を出した」 という話を聞いたことがあります。
多分、夏期にもアースチューブを使ったからではないかと推測。

北総研は道立ですから、地場のビルダーや消費者のためにする研究こそ最優先すべき。
部外者の私が考える道が当面している緊急な課題は (1) 道材を使ったオープンな軸組壁工法の開発 (2) ドイツのデータをもとに道における最も有効なアースチューブシステムの開発 (3) 熱回収率の高い熱交システムの開発と全熱交、顕熱交との比較。さらには光触媒を応用した全熱交の空気質の測定 (4) Q値が1.0W以下のサッシの開発と普及。

独算制が叫ばれ、北総研の90%以上は内地メーカーからの委託研究で占められている。道の企業を相手にしていては採算がとれず、顔が内地にしか向いてないと嘆く声を何人かの方から聞いています。

地場ビルダーがある程度共同で経費を負担してでも、北総研が先導的に動いてくれないと、日本では本格的なブレークスリューが出来ない。

長期優良住宅で、Q値が1.3Wという先導的な基準を打ち出した北海道。
それを、より有効にするためにも、民間企業に呼びかけて上記の研究が進められることを期待します。
すべてを、地場ビルダーにやらせることは不可能です。

Name : uno Time : (2009年5月06日<水>09時30分)
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アースチューブと結露

アースチューブは,エネルギー的にはとても面白そうですが,北海道以外の温暖多湿の日本では大丈夫でしょうかね。
冬季は良いとして,夏期は,チューブの中で結露してカビ,ダニの温床になりそうな気がしますが。
それとも,夏期はチューブは密閉状態にして,湿った空気を通さないような工夫があるのでしょうか。

Name : アダチ Time : (2009年5月05日<火>09時50分)
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高高住宅と風と通し

新潟はこのところ晴天続きで,気候も最良の時期を迎えています。
今,窓を開けていると,室内の温度は29℃,相対湿度は40%。
幸い,杉や檜の花粉も収束したようで,この時期は,窓を開けて,風通し良く暮らすと,とても快適ですね。
エアコンが必要ないので,電気使用料も大幅に下がっています。
高高住宅の場合も,窓の配置に気をつけて,風通しを考えて設計することが大切ということでしょうか。
もっとも,新潟はまもなく梅雨が始まるか,あるいは耐えがたい暑い季節になると思います。

Name : アダチ Time : (2009年5月05日<火>09時36分)

単なる机上の想像ですが,寒冷地で顕熱がダメで全熱が良い(始めて知りました)ということであれば,多分,次のようなことかと推察されます。
①顕熱交換器の場合,屋内の温かい湿った空気が熱交換器の部分で外気に冷やされる際に,室内空気側で結露が発生する。
②外気が極端に低い場合には,その結露が氷結して霜となる。
③この状態が続くと,霜の層が分厚くなっていく。
④霜の熱伝導率は低いので,一種の断熱材となって,熱交換器の機能を失う。
⑤冷たい外気がそのまま入ってくる。
⑥これを防ぐために霜取り装置が付いている場合には,そのエネルギーが余分にかかる。
一方,全熱交換器の場合は,室内側で局部的に結露が発生しても,和紙がそれを吸収して,熱交換器を通して,室外側の空気に発散し,最終的にはそれを屋内側にリターンするため,熱交換器表面に結露が溜まることが少なく,結果的に氷結も生じないので,熱交換器の機能が損なわれることがない。
あくまでも想像に過ぎませんが,こんなことではないかと思いました。

Name : アダチ Time : (2009年5月02日<土>13時35分)
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札幌で全熱が良くて顕熱がダメ

北海道でスティーベルなどの顕熱の熱交換機が不評なのは、氷点下の外気が結露し、その解氷運転のために実質的な熱回収率が低いこと。
このため、Q-1.0Wグループでは国産の全熱を採用しています。

何故、全熱がよくて顕熱が問題になるのかの理由が、よく分かりません。
どなたかお分かりの方、教えていただけないでしょうか。

一条の全熱交換機も、「旭川へもってゆけば心配だが、札幌では問題がない」 と言っていました。
もっとも、ヨーロッパのコンパクトな顕熱交換機に対して、ダイキン製品はボリューム的には3~4倍もあります。
何らかの工夫がこらされているのだろうと思いますが・・・・。

Name : uno Time : (2009年5月02日<土>08時33分)
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鵜野先生。
初期の全熱交換タイプに付いては,ローターリー型,和紙による熱交換型を問わず,生活臭がかなり気になることがあり,これらの問題を懸念しておりました。
しかし,先生がおっしゃるように,最近のシステムは確かに,空気がとてもきれいなのを確認していますので,私自身も大きく見解を変えました。
柔構造か剛構造の論議,免震か制振の論議,内断熱か外断熱の論議もそうですが,とかく言葉に捕らわれると本質を見失う恐れがあるのかなと感じるようになりました。
小平は以前、「白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である」と言ったそうですが,確かにその通りかなと思います。
それで,顕熱,全熱も同様に,ケースバイケースで実証的に論議する必要があるように思います。
それで,ダイキンの全熱に光触媒機能を組み合わせる鵜野先生のアイデアは,一つの優れた回答だと思います。
拙宅の場合も同様な方法でリフォームしたいと思いましたが,現実に,リフォームでダクトを引き回すのかなり大変そうなので,今は躊躇しております。
しかし,新築なら,私も鵜野先生の方式を採用すると思いますので,ダメと指摘しているわけではないことをご理解頂ければと思います。
むしろ,室内の湿度を安定させるためには,全熱がベストだと思います。
ただ,この点は,早くから阪大の矢野先生が指摘しておられた点だったので,矢野先生の理論は,十数年を経て,実用化できるようになってきたのかなと思いました。
全熱は屋内の湿度を一定に保とうとする機能があるので,特に夏期の屋内の除湿が要になると思いました。
一度,うまく除湿して,屋内の湿度を下げてしまえば,後は,さほど除湿しなくても低い湿度を保ちやすいと思います。
それが,当時は熱リサイクルエアコンが普及していなかった為,夏期は全熱タイプの室内は高湿度のまま推移し,それが,種々の問題を生んでいたのだろうと思います。
それで,全熱と光触媒などの消臭機能,そして,熱リサイクルなどの除湿機能の組み合わせがベストの換気システムになるように思います。
冬季は,生活上でのかなりの水蒸気が発生していますので,これを上手に回収する全熱交換は,過乾燥対策としてはとても有効だと思います。

Name : アダチ Time : (2009年4月30日<木>17時41分)
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全熱に対する固定概念が・・・

昨日、ダイキンエアテクノ、オリエンタル冷熱、石田ホームと一緒にYS邸を訪ねてきました。

夏期の除湿に対する私の配慮が足らず、2夏も25℃で相対湿度が70%という生活をご一家に強要してしまいました。全くお恥ずかしい限りです。
現場でいろいろ検討した結果、若干夏期の電気代が増えるかもしれないけれど、今夏は28℃で相対湿度50%で生活して頂けるのではないかという見通しが得られました。

YS邸は、ダイキンが一条工務店用に開発した全熱交換機を、了解を得て採用した全館空調換気システムです。
全熱交換機ですから、当然のことながら臭いと細菌が新鮮空気へ移転することが懸念されます。
このため、光触媒機能を排気ダクト側に取り付けております。

しかし、このことについて、アダチさんからは将来的に臭いが移転するからダメだという指摘を受けています。
hiroさんからは、細菌の移転の懸念が強く指摘いただいております。

そこで、ざっくばらんなご感想をご夫妻からお聞きしました。
まず、臭いについては 「全然気にならない」 との返事。
念のために、光触媒のスィッチを切って試してみたそうです。
R-2000住宅で、顕熱交換機を使っていた時、臭いに敏感なお客さんから 「浴室でシャンプーを使った時に臭いがする」 という指摘を受けた時があります。
その時、顕熱交換機のJISを調べたら90%程度の精度でよく、10%程度の空気、つまり臭いや細菌の1割が新鮮空気に移っていることが分かりました。
顕熱だからといって、完全だということではないということ。

そして、私だけでなくダイキンやオリエンタルの担当者の実感ですが、顕熱交換機の家よりも全熱で光触媒を介した家の空気が、より空気が澄んでいるように感じます。細菌については測定してみないと何とも言えませんが、全熱+日本で開発した光触媒は、YSさんの話からも、住宅の場合には案外正解ではないのかな、と感じました。

それと、もう1つびっくりしたのは、全熱交換機のために 「今年の冬の室内の相対湿度が40%以上あった。したがって加湿器を購入する必要がなかった」 との報告をいただいたことです。

この詳細データと感想は、YSさんから直接発表していただくようお願いしたいと思いますが、全熱交換機に対する固定概念が、大きく変わりました。

Name : uno Time : (2009年4月30日<木>13時40分)
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私のホームページの表紙に書きましたように、パッシブハウスのポリシーには賛同し、心から支援しています。
しかし、今までの暖房の15kWh/m2aの外に、昨年から冷房の15kWhが加えられてからおかしくなってきました。これが、年間冷房費/m2ではなく、建物の冷房負荷だという。ペテンくさい言い分。
したがって、北海道など寒冷地ではパッシブハウスをメインテーマとして追求するのは正しいと思いますが、III地域以西では疑問が残ります。

つまり、冷房とか、夏の除湿という問題に対して経験と実績を持っていないドイツのパッシブハウス研究所のソフトは、日本では有効性に疑問が残ります。
除湿についての不満があるが冷房負荷に対してきちんとした基準を示しているSMASHで、年間冷暖房費を当面は表示してゆくべき。暖房費だけのソフトは使えません。
そして、当面の削減目標は、皆さんのお知恵を借りてホームページに発表した通り。当面、この目標を変える必要はないと思っています。
パッシブハウスの数値を金科玉条のように考えるのではなく、日本では地域に見合った目標数値を設定してゆくべき。

そして、今まではやたらQ値だけを追ってきたと思います。
ドイツでもそうであるように、日本でも「無暖房住宅」が目的ではありません。
「全館空調換気でありながら、冷暖房費を如何に少なくしてゆくか」がビルダーと消費者が真剣に目指すべき方向。
しかも、建築コストを如何に抑えてゆくかという現実的な問題を、i-cubeは具体的に提示してくれました。

しかし、i-cubeも考えはどちらかというとQ値偏在。
日射遮蔽や換気の問題など、あまりにも多くの問題を残しています。
これを、日本の実態に合うように正しく訂正してゆく必要があります。
つまり、暖房費だけのドイツのパッシブハウスで議論するより、日本各地で大影響を与えゆくであろうi-cubeをメインに議論した方が、日本の省エネの進むべき道筋がより明解になると考えます。

i-cubeは、とても重い問題を投げかけています。
地場ビルダーが発想の転換を行い、対応策を用意するのに早くて半年、場合によっては一年はかかると思います。
否応なしに、メインテーマとして取り組まざるを得ません。

Name : uno Time : (2009年4月27日<月>08時02分)
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パッシブハウスがサブテーマ?

unoさん

一条工務店のi-cubeに対する洞察力には脱帽。
本格的なグローバル化の幕開けだという視点。
そのことに、全く気が付いていませんでした。
50坪で53万円ということは、空調換気設備込みの建築費が2650万円。
解体工事とか土壌改良、屋外給排水取出工事、確認申請料を入れても3000万円で上がるという勘定。
そして、ざっとした計算ですが40坪だと坪59万円。35坪だと坪62万円強ということになるのでしょうか。
いずれにしても、Q値が7.6Wのフル装備で、坪60万円以下というのは、たしかに黒船だと思います。
このi-cube対策が、業界の中心的な話題になるということは間違いありません。
ただ、パッシブハウスがメインテーマからサブテーマになるということの真意がよく理解できません。
パッシブハウスよりもi-cubeの提示している問題点の方が大きいということなのか、性能よりも価格面が大事ということなのか。
もう少し、突っ込んで書いて頂けたらとお願いします。

Name : MMM Time : (2009年4月26日<日>09時18分)
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床暖房に関して

unoさん

床暖房に関しては、アダチさんも触れているように、断熱性能の向上と共に次元が変わりつつあると感じています。
一条工務店が全面的に床暖房を採用したのもこの辺りを強く認識しているのでは無いかと感じています。
基礎断熱では床断熱と比較して床温度が低くなり、不快に感じることがあると聞いていたので、基礎断熱採用の拙宅では床下エアコンによる暖房を取り入れましたが、二階の床温度にも冷たさを感じたのは驚きでした。
赤外線温度計による実測では室温と差がないのに!
年中裸足で過ごしており、フローリングの感触をこよなく愛してる私には、これは結構大きな問題でした。
冬場には、三人の息子共もコルクマットの上でしか遊ぼうとせず、床の冷たさを実感しているようでした。
椅子生活が進んでいるとのご指摘ですが、少なくとも子供が小さいうちは床に体が接触する頻度が高いので、「快適性」という意味で床暖房に大きな魅力を感じています。
個人的には、スミターマルのような低温潜熱蓄熱材と組み合わせて、温度変動の抑制と暖房費の省エネ向上が図れないかと考えています。
涼房に関しても、温水ではなく冷水を流して対応できないかと夢想しています。
実際に、拙宅では床下エアコンの冷気で床温度を下げることで、夏場の体感温度が下がっていることを感じています。
ただし、除湿に関してはエアコンに頼らざるを得ないので、この点での二重投資の問題は回避できませんが...
最終的には、快適性(温冷、乾湿、空気清浄度)、初期コスト、ランニングコスト、メンテナンス性、寿命、等を総合しての判断となりますが、一覧表やレーダーチャートの様な数値的な比較資料が欲しいところです。

(追記)
家庭菜園に関しては全く同感です。
拙宅では直ぐ隣の畑を借りて野菜を作っていますが、「化学実験」&「実技体育」の様な感じで楽しんでいます。
やり過ぎて週明けに筋肉痛で苦しむのだけが難点です。

(追々記)
試しに「床冷房」で検索したら、出てくる出てくる...
同じ様なことを考える人はいるのですね。
ただ、除湿はやはり問題な様です。(エアコンの弱運転必要とか...)

Name : さも/愛媛 Time : (2009年4月22日<水>20時53分)
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さもさん

私は一条の床暖房をけなしているのではありません。
2階まで、押入れ以外を全館床暖房をして60~70万円で上げられることに、ビルダーの立場で脅威を感じているだけ。
床暖房という一条の得意の土俵で相撲をとるわけにはゆかない。
負けることが分かっていて相手の土俵に上がるバカはいない。
一条の床暖房に匹敵するか、メンテナンスを含めるとそれ以上のものを提供しなければ、ビルダーの負け。
そして、浴室以外は、椅子の生活が進んでいるので、床暖房にこだわる必要は全くないと考え対策を錬っています。

関東以西では、床暖房 vs パネルヒーターではない。
また、暖房だけではなく「涼房」を含めての勝負になります。

Name : uno Time : (2009年4月22日<水>12時55分)
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アダチさんに一票

暖房の快適性だけを考えると、低温床暖房>セントラル空調だと思います。
拙宅では、一階に床下エアコンを採用していますが、十分に室温が高く温度差がない場合でも、二階に上がると床の温度が低いと感じて気になりました。
現状ではコルクマットを敷いて問題を感じなくなっています。
一方で、床暖房で気になる点は、イニシャルコストと長期メンテナンス性です。
この点をクリアしているのであれば、一条工務店の商品は非常に魅力的と感じます。

Name : さも/愛媛 Time : (2009年4月21日<火>12時34分)
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窓のU値と蓄熱と

pojiさんのおっしゃる通り、R-2000のモデルハウスでは異口同音に「この家は床暖房をしているのですか」と聞かれました。
わざとスリッパを用意せず、靴下ないしは裸足で感触を味わって頂きました。

しかし、当時はサッシの性能が1.5~1.7W程度で、掃き出し窓下の床は1~3℃程度温度が低い。明らかにコールドトラフト現象が起きていた。
それと、基礎断熱でなく床断熱のために1階床に蓄熱量が不足。
したがって、たとえ1種換気であっても、またセントラル空調換気であっても、アダチさんの言われることは間違いないと思います。

このほど札幌で、一条の性能に勝るとも劣らない道東ハウスの完成物件を拝見することが出来ました。3日前から暖房を止めていたといいましたが、やたらに広い玄関の、大きな吹き抜け空間で測定したら、1階床と2階の天井はいずれも21℃で温度差なし。
基礎断熱ですから同じ21℃でも温かく感じました。
ただ、北海道の住宅で掃き出し窓がない。開口部直下の床温度が測定出来ませんでした。しかし、吹き抜けの大きな窓の下の土間床は測定しなかったけれども低かったはず。

厳寒期の体験ではないので確言は出来ませんが、札幌だとQ値が0.7Wで、サッシのU値が0.8Wで、基礎断熱であれば私は床暖房でなくても十分に快適なはずと思いました。
東京だとQ値が0.9Wで、サッシのU値が1.0Wで、土間床スラブで、日射遮蔽に留意し、セントラル空調換気という条件を用意することが、これからのビルダーと設計士の仕事だと考えています。

Name : uno Time : (2009年4月21日<火>09時31分)
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poji/八王子さん今晩は。
私も長年,床暖房不要論,むしろ反対論で通してきました。
過去上梓した,幾つかの拙著を見て頂けると分かります。
その為,建築関係の友人と不仲になってしまったこともありました。
また,拙宅でも床暖房の必要性を感じたことはありませんでした。
換気に付いても,今は,壁から給気する方式はやめていますので,放射温度計で計ってみて,床温度が低くなっているわけではありません。
しかし,論より証拠で色々と体験してみて,見解を変えざるを得ませんでした。
当初,見学したのは,主にFPグループの物件でしたが,一部の工務店で熱心に床暖房を採用するようになり,当初は異端視されていたようですが,その快適性により,偏見が取り除かれて行きました。
現実に,床暖房の方が,より気持ちいいのです。
poji/八王子さんも,厳冬時に体験してみると納得されると思います。
もちろん,うまく設計されたパネルヒーターが快適性で劣るわけではありませんが,先にも述べた通り,接地場所の面も考えると,床暖房の方が現実的だと,今は考えるようになりました。
ただし,床暖房は温度管理が要で,熱を逃がさない家は,床暖房を低めの設定で運用できる為,快適な空間が実現できるようになってきたと観察しています。
近年の床暖房は,昔の足元が冷える家の解決策というレベルとは異なる次元に入ってきているように思います。

Name : アダチ Time : (2009年4月20日<月>23時16分)
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第三種換気の亡霊に取り付かれている一条

アダチさんの意見に疑問があります。
私の家はR-2000住宅だけれども、床に蓄熱性があるため、床暖房をしているように温かい。
床が冷たいと思ったことはありません。
アダチさんの住宅は第三種換気ではないですか。
それだったら、冷たい外気が床の上に落ちてきて、足元が冷たくなると思います。
私の家はセントラル空調換気で冷気が降りません。
床が冷たいという経験が、この8年間全くありません。
第一種換気は、床暖房は必要ないという鵜野さんの意見に賛同します。
一条は、第一種換気に変えたのに、未だに第三種換気時代の妄想を引きずっているだけだと思います。

Name : poji/八王子 Time : (2009年4月20日<月>22時15分)
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パネルヒーターVS床暖房

鵜野先生の本音ブログをいつも楽しみに拝見しております。
ところで,床暖房の件ですが,私自身も長年,床暖房には否定的な見解を抱いてきました。
実際の見学を通して,どうも,のぼせる感じが強かったり,あるいは立ち上がりが遅く,温度調整が難しかったり,施工費の問題や,パイプに穴を開けて大騒ぎになったなど,ほとんど良い印象がありませんでした。
それに対し,パネルヒーターはこれらの問題がなく,とても快適でしたので,高断熱高気密住宅に床暖房は不要であると考えておりました。
しかし,近年になって,かなり性能の高い住宅に,よく工夫された床暖房が設置されている物件を多数見学するようになって,見解が変わってきました。
Q値やC値が優れた住宅で床暖房を設置すると,その温度をかなり低めに抑えていても,家中がとても温かく快適に感じます。
実際には,むき出しの床温度が19℃から23℃の範囲でもとても温かく感じました。
そして,その上に足や体が乗ると,その温度は上昇しますので,冷たさを感じることもありません。
熱の流れが,床から天井,壁へと向かっているわけで,そこに蓋をすると温度が上がるということでしょう。
それで,座布団や布団の下もとても温かくなります。
そこで,歳と共に感じるのは,本格的な高断熱高気密住宅の場合,床や壁の温度が同じで,決して,足元の温度が低いわけではなくても,それでも足の冷えを感じる時があります。(実は拙宅がそうです)
そんなとき,床暖房などで,床の温度を壁よりも,数度程度高めにしておくと,足が暖まってとても気持ちが良いということです。
現在,私の高齢の母は足湯健康法にはまっていますが,これは足を湯桶で温めて健康を図るというもので,確かに効果はあるようです。
それで,床暖房は適切に用いると,気持ちが良いだけでなく足湯効果があるように思います。
現実に,高断熱高気密住宅に床暖房を標準装備して,足湯効果の家というネーミングで商売しておられる工務店さんもありましたが,ここの展示場もとても快適で,私自身,この経験が床暖房を見直すきっかけになりました。
もちろん,パネルヒーターも快適さの面で劣るわけではないのですが,特に温暖地では,設置場所の選定に苦慮したり,夏場,邪魔になることを考えると,今では床暖房の方に軍配が上がるかなと感じるのが正直な所です。
厳冬時に適切に制御された床暖房を体感すると,本当に気持ちがいいですよ。
拙宅でも,室内のリフォームで,現在,一番取り組みたいのは床暖房です。
もっとも,気持ちが良過ぎて,眠気を誘うので,勉強部屋にはどうかなとは思いますが。

Name : アダチ Time : (2009年4月20日<月>10時20分)
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MMMさん

ご配慮有難うございます。
数年前、真剣に移転を考えました。
しかし、奥多摩から秩父にかけては、イノシシとサルで野菜がやられる。
内地の山麓ではブタやニワトリを山で放し飼い出来ない。林業の失政がそこまできている。
出かけるなら九州か北海道しかないと分かり、諦めました。
もう歩いて行ける30m2で十分です。
いつもご配慮いただき、感謝致します。

Name : uno Time : (2009年4月20日<月>06時53分)
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もし良かったら

私の知人が青梅市成木地域で、2年間程度の遊休農地をもっています。
約200坪。
どうしても、貸さねばならないというのではありません。
unoさんは30m2で手一杯の様子。
しかし、もし希望があれば斡旋します。
決して無理強いはしません。ストレス解消に役立つなら喜んで紹介します。

Name : MMM Time : (2009年4月19日<日>22時34分)
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家庭菜園

住宅業というのは、完全なサービス業。
皆さんが休みの土日、祝祭日、お正月やお盆休み、ゴールデンウィークが稼ぎ時。
連休に子どもを遊びに連れてゆくという発想は、とっくの昔に捨てました。
そして、ウィークディはウィークディで現場のことが気になり、現場回りをしていると結局ほとんど無休状態に。
しかし、それを苦痛に思っている仲間は少ない。仕事を楽しんでいる。
ワーカホリックということではなく、消費者との交流エンジョイ症候群。

しかし、現役の時にどうしても家庭菜園をやりたかったが時間がとれず、出来なかった。これだけが苦痛だった。
退いてすぐやったのが10㎡ばかりの家庭菜園。
食料自給率を少しでも高めようなどと言う高尚な考えからではない。
生き物を育てるのが好き。本当はブタとかニワトリを飼いたいのだが、田舎に出かける勇気もない。野菜で紛らわせている小心者。
しかし、今年から作付け面積が3倍の30㎡となった。
農家の人には笑われるだろうが、2人暮らしにはこれでも十分すぎる。
3月の中旬からはじめて、今日で10種類の種や苗を植えた。来週はあと2種類を植える予定。

土日に畑で鍬をふっていると、現役の仲間に悪いような気がしてならない。
皆さんも、ウイークディに6㎡でも10㎡でもいいから野菜づくりを始めたらいいですよ。
普段使わない筋肉を使い、大洋の下で汗をかくと、日頃のストレスが吹き飛ぶ。
住宅業というサービス業者にとっては、家庭菜園の方がゴルフをするよりも、はるかにストレス解消に役立つということが分かってきました。

Name : uno Time : (2009年4月18日<土>13時32分)
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鵜野先生解説ありがとうございました。
お返事が遅れてもうしわけございません。

最新の基準では必要な換気量が当初よりも少なくてokということになっているので、
ロスガードで排気口の数が足りなくても換気量としては基準を満足すると
理解しました。
ただ、本来排気したいダーティーゾーンから排気しない(個別じゃないと排気できない)
というのは、換気の考え方としては疑問は残ります。
第一種全熱で全熱セントラル換気が採用できないのだったら、
顕熱の方がましの気もします。

さもさんのIH対応換気扇のお話。
拙宅もIHですが、同時給排気型の換気扇を使用しております。
それでも換気扇を動かすと、若干ですが玄関の扉は重くなります。
気密の良い証拠だと思っていましたが、あんまり良くないことなんですね。

Name : YS Time : (2009年4月16日<木>22時02分)
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IH対応換気扇

新築前に調べた時に
「IHでは余分な発熱が少ないために、上昇気流が発生しにくい。
 そのため、ガスコンロ使用時よりも排気能力が大きい換気扇が必要」
という情報を入手し、IH専用の換気扇(同時給排無し)を選択しました。
そのためか換気扇使用時はサッシ回りからかなりの吸気があり、玄関扉の開閉もやや困難になります。
IHで同時給排を選択した場合でも、熱交換されない換気分の問題は結構大きいのではないかと感じています。

Name : さも/愛媛 Time : (2009年4月15日<水>12時37分)
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MMMさん

触れていません。
メイク・アップ・エアーに関してはその必要性が分かりましたが、カナダの現場で見せられたのはがっかりする代物。
昔はガスが主流だったので、この対応には各社とも苦労をしました。

しかし、最近はほとんどがIHに変わり、CO2の問題がなくなりもっぱら臭いと煙と水蒸気の排出だけ。強力なものは不要に。そして、優れた給排システムの換気扇が開発それてきているので、記載がないのだと推測します。

Name : uno Time : (2009年4月14日<火>12時54分)
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換気扇稼働時の給気

スーパーEの排気規定を教えていただき感謝。
そういえば当初、台所換気扇を稼働している時の給気「メイク・アップ・エアー」のことが大きな問題になっていました。
スーパーEでは、メイク・アップ・エアーについては何か触れていますか。
触れていたら教えて頂きたいと思います。

Name : MMM Time : (2009年4月14日<火>09時20分)
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YSさん

私の給排気に関する今までの理論は、かつてのカナダから学んだもの。
・必要給気量  4人家族 4X30=120m3
・必要排気量  各室・トイレ20×6+浴室40+台所40=200m3
この2つを計算して、大きな数字をその家の換気量/hにしなさいというもの。
当然のことながら、ほとんどが排気量で換気回数が決まりました。
大きな吹き抜け空間があり、気積が470m3だったとすると、4.3回/hでよい勘定。
日本の基準法のように一律0.5回/hではなくて済みました。

この排気量が、スーパーEでは次のように変わっていました。
・必要排気量  各室・トイレ・浴室・台所18X7+主寝室36=162m3
これだと、0.34回/hで済みます。日本での実際上の基準も、これに準じて運用してら良いと思います。
そして、ダーディゾーンからの排気量はかつての120m3/200m3=60% ではなく、18X4=72m3でよく、 72/162=44%と過半数ではなくなっていました。

なお、i-cubeの宿泊棟の給気ダクトは8本、リターンが4本。リターン口の位置は残念ながら未確認。
給気量は部屋の大きさに合わせてコントロールできるので、空気の流れが少しいびつでも、新鮮空気の供給面で問題はありません。

ただ、個別間欠排気量が、Q値計算にどのように反映されているかを聞くのを忘れました。

Name : uno Time : (2009年4月14日<火>08時22分)
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Re: 一条の全熱交換の謎

気になったので私も調べてみました。
各お宅によって給排気口の位置や数は異なると思いますが、
私が聞いた一条のお宅では、排気口は2階ホールに2箇所あるだけで、
1階には排気は無いということでした。
トイレ、おふろの排気はそれらとは別でついており、
1回押すと延々排気、もう一度押すと一定時間後に止まるシステムらしいです。
ずーっと24h個別換気から排気することも可能なのですね。

以前鵜野先生のご指摘で本来風呂やトイレから排気すべき量も
個別換気の排気口から排気しているとすると空気の流れがおかしくなる
というお話でしたが、そもそも2階に2つしかない排気口から
必要排気量のすべてを排気しているのでしょうか。

それとも、トイレや風呂の個別排気を勘定に入れて(それに期待して)
ロスガードによる排気は小さく、0.5回/hr以下に抑えられているのでしょうか。

トイレ・風呂からの個別排気では、
必要排気量の半分近くを熱交換せずに捨てられちゃうということでした。
でも個別間欠排気ってQ値計算には勘定されないんですよね?
後者だと換気量が少ないので、Q値が過大に評価されてしまうと思います。

Name : YS Time : (2009年4月13日<月>22時29分)
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一条の全熱交換の謎

R-2000住宅の換気性能規定には、「原則として居室に外気を導入し、排気は台所・トイレ・浴室から行うものとする」という基本的な義務規定がありました。
したがって、24時間連続機械換気を義務付けていたR-2000住宅では、顕熱交換機しか使用することが出来なかった。

これに対して、R-2000住宅以外の各社は、高気密高断熱住宅でありながら平気で全熱交換機を採用し、浴室・トイレは間欠運転。
ということは、(1) 連続運転していない浴室・トイレと居室・廊下などと温度差が生じ、不快なだけでなく結露の心配があるのではなかろうか。
(2) 浴室・トイレの排気運転をした場合、室内が負圧になり、玄関ドアが開けにくくなるとか、引き違いサッシ回りから雨水を浸入させる怖れがあるのではなかろうか。
という2つの疑問を長い間、抱いてきました。
一条のi-cubeの札幌の体験棟を訪ね、とりあえず一条の全熱交換機に関しては、疑問がある程度は解けました。

(1) の温度差は、一条では冬期に関しては起こらない。なぜなら、2階のトイレの床も、浴室のユニットの床も床暖房がなされているから。

(2) の負圧の問題は、実際には起こっているはず。しかし、ほとんど問題になったことがないという返事。
そこで、換気扇を回し、アンダーカットに手を当ててみましたが風を感じない。風量が浴室でもかなり弱い。

今から20年前、カナダのトップ技術者に聞いたら「浴室と台所はそれぞれ最低40m3か、それ以上の風量が必要だ」と言われました。それが頭に刷り込まれていました。
そこで、帰宅早々にカナダのスーパーEの資料を漁りました。ともかく、排気量をきちんと明示しているのは、世界の中でR-2000住宅の輸出版のスーパーEしかありません。
それを読んだら、連続運転の場合は、主寝室とコンクリート剥き出しの地下室は36m3/hrが必要。だが、その他の台所・食堂・居間・トイレ・浴室・機械室などはすべて18m3/hrで良いと・・・。20年前に比べて大幅な改正。

間欠運転の必要排気量は、本来はこれよりかなり多いはず。
しかし、基準法で浴室やトイレの24時間排気が義務化されているわけではありません。R-2000住宅システムがなくなった以上、全熱交換機を採用している各社は日本のどの規定にも違反していません。ただ、スーパーEとは言えないだけ。

ちょっと淋しい発見でした。

Name : uno Time : (2009年4月13日<月>17時06分)
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サッポロ・タマホームの失速?と生キャラメルの大行列

3日間、サッポロへ行って来ました。
大変に、大変に勉強になりました。
その成果は、今週の本音欄でおいおい紹介させていただきます。

高気密高断熱住宅とは別に、驚くべき事実を2つ知らされ、びっくりしました。
1つは、サッポロの業界関係者の話によると、タマホームの実績が意外と少ないらしいということ。
タマホームの発表では、既に100棟近い契約があるように伝えられていますが、サッポロの業界関係者10人近い人の話によると、「着工したのはせいぜい10 棟程度で、下職関係の話によると大変に苦戦している。場合によってはティーク・オフ出来ないかもしれない」と異口同音に言うのです。
それが事実か、あるいは希望的観測なのかはわかりません。
ただ、次の事実は指摘出来るようです。

タマホームの内容は、土屋ホームの外断熱と変わらない。全く同一。
そして、営業マンは土屋ホームから引き抜かれたものが大部分。土屋ホームと何が違うかと言うと、価格が安くなっただけ。それ以上の「売り文句」がない。
ところが、北海道の北方型エコは、昨年からQ値1.3Wを打ち出し、今年は地場ビルダーや設計事務所170社が名乗りを上げている。
つまり、北海道ではQ値が1.3Wの性能が消費者にとっても最低基準になってきつつある。
そのことは、タマホームも分かっていたはず。
それなのに、皆がパーを出しているのを見ながら、タマホームは後出しジャンケンのくせにグーを出した。つまり次世代基準の1.6~1.7Wで勝負しようとした。
つまり、サッポロの消費者を完全にナメてかかった。
その結果、離陸出来ないかもしれないと言うのです。
この是非は、今の時点で判断することは出来ません。
しかし、想像もしなかった意外な展開を見せているようです。

もう1つ意外だったのは、帰りの空港に大行列が出来、3人の制服を着た整理人が行列をさばいていたこと。
何の行列かと覗いて見たら、「花畑牧場の生キャラメル」を買うための行列。
お昼の時点で150人近くが並び、しかも1人で買える量の制限があるとか。
サッポロ名物は「白い恋人」ではなく「生キャラメル」に変わっていました。
行列している店以外で私も花畑牧場の生キャラメルを見つけ買ったら12粒入りで900円近い高価なもの。
いやはや。

Name : uno Time : (2009年4月11日<土>19時48分)
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 ヤマダ/静岡さんへ 6

 (つづき)
 ■ 「それともそもそも地震で釘が緩むということは考えなくて良いのでしょうか?」とのことですが、

鵜野先生は、木質構造的に釘の長さと面材の厚みの関係から「抜けはない。心配しなくていい」とお答えされています。

在来工法とのことなので、使用する釘はN釘になるかと思いますが、N釘に代えてツーバイ工法で使うCN釘をご検討されてはいかかがでしょうか。N釘よりもCN釘のほうが太い分、10%強いです。釘代はほとんど変わりません。
 http://www.1-douyo.jp/script/column_view.php?id=21&c=1 
 http://t-ohshita.com/2008/03/20080311-1800.html
 http://iinoakazonae03.blog77.fc2.com/blog-entry-72.html
また、在来工法だと15センチおきに釘打ちになるところを、ツーバイ工法のように10センチおきに打たれると耐震強度が上がります。

また、アダチさんが助言されていた、釘打ちに加えてボンド併用にすると強度が上がります。(ミサワホームなどのHPでボンドどめだと強度アップする記事が読めます)

また、N釘よりも強いCN釘。そのCN釘よりも強いスーパーエルエル釘を使うと、ステンレスで錆びにくく、スクリューで釘が引き抜けに強く、釘頭の面積が 140%なので打つさいにめりこまず、釘頭の面積が140%なので釘が抜けずに面材が抜けてしまうパンチングに強いです。
釘代は高くなりますが、釘代そのものが家の値段にくらべたらとても小さな金額なので、極めてローコストで面材と釘を緩めないようにでき、大きく耐震性を増すことができます。

 ■ 大地震での壁の面材、釘のゆるみを防ぐための大きな視野からの解決法は、家全体がゆがまないようにすることです。
床(天井)をプラットフォームや剛な床(天井)にして 6面で地震の水平力に耐えるダイアフラム効果が発揮されるようにします。

 ■ 耐震と制震と免震についての鵜野先生のお考えは 制震(中) の下から3行目周辺に書かれています。

  ■  2009年の今週の本音の「オープンな木軸壁工法の可能性(上)(中)(下)の記事の中で鵜野先生は、阪神淡路大震災の3倍のガルの加速度を記録した新潟中越地震を踏まえてこれからの在来工法での工夫点を提言をされています。  http://unohideoblog2009.seesaa.net/article/115705968.html

 これらは今週の本音とフォーラムで鵜野先生や他の方々教えていただいた内容です。
引用先は、今週の本音を中心にしたかったのですが、過去の内容が厖大でなかなかたどり着けず、外部の記事への参照が多くなってしまいました。



Name : いの/十勝 Time : (2009年4月06日<月>20時11分)

 ヤマダ/静岡さんへ 5 

おそれいります。鵜野先生の前に投稿できていれば、鵜野先生や他の方々の総括をお聞きできたのに…と反省があり整頓したいと思います。

 ■ 「筋交いだけで耐震性が出るような方法の方が良いでしょうか?」
とありますが、
 どちらか一方を選択なら、面材優先です。
過去の鵜野先生の今週の本音記事 http://homepage3.nifty.com/net-forum/honnne/nonne01.htm から、新潟中越地震の記事(1)~(12)をご覧ください。
面材よりも筋交いのほうが弱く、震度7だと筋交いが外へ弾け飛ぶ(面外坐屈を起こす)だろうからです。

 筋交いを優先しては損です。
そして、「面材(ケナフ)に加えて筋交い併用が必要」と、鵜野先生はお答えされています。
また、筋交いの代わりに、外壁の外側だけでなく内側にも面材を使用する手もあります。 (例 北洲ハウジングの200年住宅) そのときに、外面材+内面材の内側の面材を、石こうボードよりも耐震強度を稼げて、石こうボードのように不燃の面材を考えることができます。 

 また、面材を有効に使うには、間柱の太さが35ミリ以上ほしいと、鵜野先生はいくつもの記事の中で言われています。検索で間柱の太さに言及した記事を、検索で見られると理解が深まると思います。
 また。参考記事として、大下達哉の一戸建てってどうよ より
・「筋かい」なんて要らない。(http://www.1-douyo.jp/script/column_view.php?id=48&c=1)
・筋交いと面材の記事を探せるバックナンバー(http://www.1-douyo.jp/script/column_list.php?c=1)
  インスペクター大下達哉の建築日誌より
・住宅性能表示制度の耐震等級を得ている物件は、筋かいが無いことが多い(http://t-ohshita.com/2006/10/20061020-0600.html)
・「防災センターでも作るつもりですか?」耐震等級に関する意識の違い(http://t-ohshita.com/2009/02/20090208-1600.html)

 ■ 静岡には、国内最大クラスの活断層が走っています。
糸魚川―静岡構造線断層帯(全長約150キロ)です。 
2008年3月11日の読売新聞HPで、「活断層北部の50キロがずれるとM8クラスの地震で、北部に連動して残りがずれるともっと大きな地震になるだろう」という記事を読みました。
記事はすでに削除されているので http://iinoakazonae03.blog77.fc2.com/blog-entry-65.html


Name : いの/十勝 Time : (2009年4月06日<月>20時08分)
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お知らせ

私のブログは seesaa.net を使用しています。
これが3月下旬に、突如システムを変更しました。
そして、今までは写真が小さく掲載され、クリックすると画面幅に拡大してくれました。
それが、いきなり画面からはみ出す大きさで掲載されるようになりました。
また、小さなサイズの写真もクリックすると大きくなりすぎます。

このため、これからは、写真はクリックしなくてもよいように、一定の大きさに勘案して掲載いたします。

前回の坂本先生のグラフが読めないと言うお叱りは当然で、訂正に時間がかかったことをお詫びいたします。
なお、古い写真を全部訂正できません。
その点はお許し下さい。

Name : uno Time : (2009年4月06日<月>07時54分)
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現在の住まいは、壁はHGW16K-140mm、ドアはK2仕様、窓はLow-Eガラス(+カーテン)ですが、
窓の断熱性能に少し不満を持っています。
床ガラリからの暖気上昇がない窓では、すこしばかりコールドドラフトを感じます。
そこでスタイロ嵌込み、二重ロールスクリーン、電動シャッター、内側に仮設障子付加などの実験をしています。


Name : kei2@北関東 Time : (2009年4月06日<月>00時53分)
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論点を整理してみました。


論点を整理してみました。

mori-nさん、
団地(RCアパート)は、結露がしない範囲で、性能が若干下回る物であっても現在の住宅に付加してゆくことがポイント。
そのことが、もっとも合理的なような気がします。

アダチさん、
団地などで窓だけを断熱改修しても,さほど効果は期待できないと思います。
むしろ,断熱されていない場所,例えば壁に面した押し入れなどに大量の結露が発生して,大変なことになると思います。

kei2@北関東
窓の内側を、気密確保しない形で断熱強化するなら、窓の結露がいまより酷くなるだけで問題ない。
(他の部分が結露することはない。木造でもRCでも同じという考え)

前提条件の捉え方が、それぞれ少しずつ違うのだと思います。

Name : kei2@北関東 Time : (2009年4月06日<月>00時43分)
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開口部の断熱補強

>断熱雨戸など屋外側で断熱補強した場合は、アダチさんのおっしゃるように、
>別のところが結露する危険があると思います。

アダチさんのご指摘は、屋外側での断熱補強のみならず、内側へのPVCサッシでの補強すら危険との認識だと思いますが・・・。(但し、団地の場合という条件はありますが)

ちなみに団地とは、RCの文化住宅を想定されていると想像いたします。

団地の場合、開口部の断熱補強をした場合には、浴室の換気扇を、換気量を落として常時運転にしたら改善されるのではないかと思うのですが・・・。

Name : きりこ/北関東 Time : (2009年4月05日<日>21時01分)
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断熱はK値のバランスが大事だと思います。

mori-nさんの考えに賛成です。
断熱はK値のバランスが大事だと思います。
どんなプアーな壁と比べても窓ガラスのK値はさらに劣りますから。

以前の家は昭和時代に建てた家で、アルミサッシに一枚ガラスでした。
冬はコールドドラフトとサッシからのすきま風で、窓際に寝るのが苦痛でしたが、
ケーシングへのスタイロ嵌込みで見ごとに解決しました。
3種ではなく1種bの40mmですが、スタイロに穴を開けて紐を通し取っ手の変わりにして、
夜着けて朝外す。これだけでコールドドラフトは全く無くなりました。

アルミやガラスへの結露は前よりも酷くなりましたが、サッシの構造上、
雨水と同様に屋外へ排出されますので問題ありませんでした。
サッシ枠のケーシングに接する部分だけ注意すれば良いと思います。

断熱雨戸など屋外側で断熱補強した場合は、アダチさんのおっしゃるように、
別のところが結露する危険があると思います。

Name : kei2@北関東 Time : (2009年4月04日<土>22時18分)
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