◆ 竹原信一市長(阿久根市)・庭山由紀市議(桐生市) 地方行政改革の記事



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◆ 竹原信一市長(阿久根市)・庭山由紀市議(桐生市) 地方行政改革の記事
◆ 『さるさる日記 - 阿久根時事報』竹原信一の記事 2008年2月分まで

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  自分用の資料。 
■ さるさる日記 - 阿久根時事報     2009年3月25日~
■ 阿久根対立                 読売新聞 九州 
■ 由紀日記       群馬県桐生市の庭山由紀市議会議員
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■ ブログ市長の「切ない」思い    (日経ビジネス) 2009/03/26 (木) 井上 理 
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■ 「ブログ市長」が語る食税族のアッパー待遇   2009.10.1 プレジデントロイター
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■ 実はたっぷりもらっている公務員のボーナス
 この不況時でも失業の不安なく、高額支給 JBpress 2009.12.16 木下 敏之
   http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2357
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■ 「ブログ市長」竹原氏が再選された阿久根市長選は行政改革の光明
   http://mojix.org/2009/06/03/blog_takehara    2009.06.03 モジックス
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  新しい順
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■ 阿久根市職労がブログ市長を提訴 2009.6.24 産経
   http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090624/lcl0906240802000-n1.htm
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■ 阿久根市職労がブログ市長を提訴 2009.6.24 産経
   http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090624/lcl0906240802000-n1.htm

 2度の不信任決議で失職後、職員給与削減を掲げた出直し選で再選された鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が、庁舎から市職員労働組合事務所の退去を求めている問題で、市職労は24日、建物の使用許可を取り消した処分の無効を求め、鹿児島地裁に提訴する。

 訴状や市職労によると、市側は4月1日に無料で1年間の事務所使用を許可。市長は5月末に再選され、今月11日に「許可条件に疑義が生じた」と取り消し、1カ月以内の立ち退きを要求した。市職労は、市長が自分のブログで「市民の税金にたかってきた事務所を市役所から追放します」と批判していることなどから、許可取り消しは組合への嫌悪から行われたもので、裁量権の逸脱、乱用だと指摘している。


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自分用の資料。
さるさる日記 - 阿久根時事報 2009年3月25日以降

■ 阿久根市職労事務所問題、市長と11日に団体交渉 (2009年6月5日 読売)

 阿久根市の竹原信一市長(50)が、市職員労働組合(落正志委員長、203人)に庁舎内にある市職労事務所の明け渡しを求めている問題で、11日に市と市職労の団体交渉が開かれることが決まった。

 竹原市長は団体交渉で事務所の明け渡しを正式に申し入れる方針だが、他の自治体と同様に市庁舎内で長年、事務所を構えている市職労側が難色を示すことが予想される。

 4日に開かれた市側と市職労との事務折衝は、市側から松永庄司総務課長ら3人、市職労側から落委員長ら5人が出席し、非公開で行われた。折衝後、市職労の大野裕人書記長は団体交渉では事務所問題を話し合うことを明らかにしたうえで、「明け渡しを求める理由や、明け渡した後の利用法などを尋ねたい」と話した。

 市職労の事務所は「市行政財産の使用料徴収条例」に基づき、今の市庁舎が完成した1978年から、北側の別館の一室(約50平方メートル)を無料で使用する契約を毎年度結んでいる。使用許可書には〈1〉公用または公共用に供する必要が生じたとき〈2〉使用者に許可条件に違反する行為があると認めるとき――のいずれかに該当する場合は許可を取り消すことができるとしている。

 竹原市長は市職労が長年、無料で事務所を使っていることを「市民の財産の目的外使用」と主張しており、今年度の契約に関しても「課長の代理決裁で私は許可していない」と話し、使用を認めない考えを示している。





■ 「苦労や犠牲覚悟を」竹原市長、就任式で職員に訓示(2009年6月2日読売)

 31日に行われた阿久根市の出直し市長選で再選を果たした竹原信一市長(50)。1日の記者会見で、市職員労働組合(約200人)に対し、庁舎内から事務所を退去させる方針を明らかにしたほか、就任式では、職員に「自分から苦労や犠牲を引き受ける心意気を持ってほしい」と訓示するなど、早くも「改革」の第二段階に取り組む意欲を示した。

 市役所で記者会見に臨んだ竹原市長は、市職労が市庁舎内の部屋を事務所として長年、無料で借りていることを指摘。「市民の税金を不当に使っている。背信行為だ」と批判し、早々に市職労に申し入れすることを表明した。今後、予想される議会との対立については、「私は絶えず窓口を開いている。市民、議員も交えた対話集会を開ければいい」などとした。

 市職員ら約50人が集まった就任式では「私は主権者である市民の代理人」としたうえで、「市民生活や、次の世代のために働くことを喜びとする職員に育っていただきたい」と述べた。

 式では、市関連の各種委員会の代表として、浜之上大成市議会議長が壇上に立った。反竹原市長派の浜之上議長だが、この場では「市政発展のためご精進ください」と激励し、竹原市長と握手も交わした。ただ、取材に対しては「市長には説明責任を持ち、市民の声、住民の声を聞いて熟慮をした施策をしてほしい」と注文を付けた。

 一方、市長選で敗れた元国土交通省職員の田中勇一さん(56)は同日、市内の自宅で支持者らの来訪を受けるなどした。田中さんは「一市民として竹原市政をじっくり見つめさせてもらう」と話した。

     ◇

 竹原市長は記者会見で、今後の市政運営などについて語った。主なやりとりは次の通り。

 ――再選されたことへの感想は

 「何もない。失職していた間もこれまで通り活動していた。場所がしばらく変わっていただけ」

 ――選挙期間中に掲げた公約のうち、期日を定めて実現できるものは

 「合理的な結果が出るものからやる。計画はない」

 ――学校給食費を無料化するための財源は

 「1億円ぐらいだろう。なるべく早く実行したいが、まずは市民の意見を聞く。公約したから押し切るという発想はない」

 ――10億円の人件費削減を掲げている

 「仕事に応じた給与にするのは当然。私の見込みでは、半分の費用でできて当たり前の仕事量だ。市民は仕事に見合った給与をもらっているのに、職員だけが厚遇されるのはおかしい」

 ――職員を非難するばかりで、組織は機能するのか

 「私は非難とは思わない」



■ 市職労事務所に退去要請へ、竹原市長「目的外使用だ」(2009年6月1日読売)

 阿久根市長に再選された竹原信一氏が、市職員労働組合(落正志委員長、約200人)に対し、庁舎内にある組合事務所の明け渡しを求める方針であることが分かった。竹原氏は「市民の財産の目的外使用」と指摘、無料で使っていることも問題視している。

 市行政財産の使用料徴収条例は「市長が公共上必要と認めれば使用料を減免できる」と規定。市職労は市庁舎別館の部屋(約50平方メートル)を使い、使用料の全額免除契約を毎年度結んでいる。電気、水道代として月額1万5000円を市に支払っているという。

 市側は今年度も竹原市長名で使用を許可しているが、竹原氏は「課長の代理決裁であり、私は許可していない」と主張。組合活動についても「職員給与を議会と一緒になって引き上げている。市民への背信行為だ」などと批判している。

 市職労の落委員長は「事務所がなくなれば職員の福利厚生に不便をきたす」と撤回を求める方針。

 自治体の職員組合が庁舎内に事務所を置くことは他の自治体でも一般的。大阪大の小嶌(こじま)典明教授(労働法)は「地方公務員法には職員組合事務所の規定はなく、庁舎の使用については、法的に市長の判断を妨げるものはない。ただ、長年の慣行をいきなり打ち切ることが妥当かどうかは疑問」としている。





■ “竹原流”改革2期目スタート「人件費、半分に」 (2009年6月1日 読売)

 鹿児島県阿久根市で2度の不信任決議を受けて失職し、5月31日の出直し市長選で再選を果たした竹原信一市長(50)(無所属)が1日、初登庁した。市職員の出迎えを「普段通りでいい」と断るなど、早速“竹原流”で2期目をスタートした。

 市は同日、新市長を自宅に公用車で迎えに行き、市役所で出迎えた職員が花束を贈呈する予定だった。しかし、竹原市長はこれを断り、前任期中と同様に自家用車で市役所へ向かった。市長室に入り、2期目について「これまでと気持ちの変化はない」と淡々と語った。当選証書を受け取った後の記者会見で、出直し市長選で公約に掲げた市職員の給与削減について「職員の人件費は、これまでの半分にできるのではないかと考えている」と述べた。






■ 阿久根市長選 竹原氏が再選、改革手法に支持 (2009年6月1日読売)


鹿児島県阿久根市の出直し市長選は31日、投開票され、2度の不信任決議を受けて失職した前市長・竹原信一氏(50)(無所属)が、新人の元国土交通省職員・田中勇一氏(56)(無所属)を破り再選を果たした。対立を繰り返してきた竹原氏と市議会側が改めてどう向き合うかが注目される。

 投票率は82・59%(前回75・50%)。竹原氏は8449票、田中氏は7887票をそれぞれ獲得し、562票差だった。

 公選法によると、任期途中で辞職した人が出直し選で当選すると任期は残り期間だが、今回は失職のため、31日から4年間となる。

 選挙戦は、職員給与カットや議員定数削減など竹原氏が市長時代に打ち出した改革の是非や、その政治手法が最大の争点となった。

 竹原氏は人件費の削減分を、学校給食費の無料化や市内巡回バスの運行などに充てると公約に掲げた。「市役所、市議会の実態を知って市民が変われば、阿久根は変わる」と訴え、幅広い層の支持を集めた。

 反竹原氏派が擁立した田中氏は「展望なき改革は破壊」と強調。市議会や職員との対話による改革を訴えたが、及ばなかった。

 竹原氏は阿久根市議を務めた後、昨年8月の市長選で新人3人を破り初当選。自身のブログ(日記形式のホームページ)で議員批判を繰り返し、市議会(定数16)との対立を深めた。2月の臨時議会で不信任案が可決され、議会を解散。しかし出直し市議選で反竹原氏派が11人を占め、2度目の不信任決議を受けて失職した。






■ 阿久根市長選説明会に3陣営、選管「ブログはダメ」 

 鹿児島県阿久根市の竹原信一・前市長(50)が、市議会から2度目の不信任を突きつけられて失職したことに伴う出直し市長選(24日告示、31日投開票)の立候補予定者説明会が30日、同市役所で開かれた。

 竹原前市長と、反市長派の市議らが支援する元国土交通省川内川河川事務所副所長・田中勇一氏(56)の2陣営のほか、同市の金物店経営、砂畑実氏(79)の陣営も出席した。

 竹原前市長は昨年8月の市長選期間中、自身のブログ(日記形式のホームページ)を連日更新し、市選挙管理委員会から公職選挙法に抵触する恐れがあるとして注意を受けた。市選管は説明会で「公選法の解釈では、告示後のブログ更新などインターネットを使った選挙運動はできない」と各陣営に注意を促した。 (2009年5月1日 読売新聞)




■ 2009/04/18 (土) 祝!阿久根市長失職 市民は覚醒するか  

  報道関係者から再度の失職についてコメントを求められたが、夕方の放送に間に合わなかったらしくテレビ放送はなかった。にもかかわらず、その内容が諸野脇正氏が書かれたものとほとんど同じだったのには驚いた。
 氏は私の考えを正確に理解いただいていると感じる。

諸野脇 正の闘う哲学 

諸野脇正氏と阿久根市議会、そして報道関係者に心から感謝する。



■ 祝・竹原信一市長失職! --阿久根市民は「覚醒」するか  諸野脇 


  不信任決議案が可決され、予定通り竹原真一市長が失職した。
 これは竹原信一氏の予定でもあった。
 そして、竹原信一氏は出直し市長選挙に出馬する。
 
● インターネット上で「問題」を起こすという広報活動 --竹原信一市長失職を考えるための論理
   
 竹原信一市長が「問題」を起こすたびに有権者に情報が伝わってきた。
 マスコミに取り上げられてきた。例えば、次のような文章である。
 
   ● ブログ市長の「切ない」思い
今度の出直し市長選挙でも、情報が有権者に伝わるであろう。
これは有権者への広報活動なのである。
かつて、竹原信一市長は次のように言った。

実は、議員定数削減案が今の市議会で成立できるとは考えていなかった。
私は議会の本当の姿を市民に知ってもらう道具として提案した。

私が議員の時に提案した浄化槽管理費削減の決議案にまで反対した市議会である。
今回は定数削減に反対、浄化槽管理費削減の規則改正にも反対、市民に駐車場を確保する事にも反対、手数料値下げ案にまで反対してくれた。
予想をはるかに超える反応をしてくれている。

 議員たちが自らの値打ちをとことん下げて市民に覚醒の機会を与えている。
私は阿久根市議会議員達に感謝している。
この市議会でなければ阿久根市民を変えることはできない。
   ● 2008/10/31 (金) 阿久根を変えるということ


 今回も、竹原信一氏は阿久根市議会に「感謝」しているであろう。(笑)
 阿久根市議会が、また「本当の姿」を現してくれたのである。
 阿久根市議会は、議員定数削減・市職員の給与の削減を主張する竹原信一市長を失職に追い込んだ。
 これによって、出直し市長選がおこなわれる。出直し市長選は、マスコミに注目されるであろう。だから、竹原信一氏の主張も、対立候補の主張も有権者に伝わるであろう。(注)
 阿久根市議会は、阿久根市民に「覚醒」の機会を与えてくれたのである。阿久根市の現状について深く考える機会を与えてくれたのである。
 ありがたいことである。(笑)    諸野脇@ネット哲学者


(注)竹原信一氏の目標は市民の「覚醒」である。
 だから、竹原信一氏にとっては、出直し市長選挙での勝敗はどうでもいいことである。「覚醒」した市民が対立候補を選ぶならば、それはそれでいいのである。



 諸野脇 正の闘う哲学
現在の常識が正しいならば、黙っていればいい。
正しくないから、主張する。
だから、必然的に哲学は闘いなのだ。


■ 2009/04/15 (水) 広報あくね 市長のコラム  

 http://www.city.akune.kagoshima.jp/osirase/koho/h21_4/2.pdf
 私の目指すもの
「市民と議員と語る会」で
櫁柑議員が「職員の給料は国が別枠で出している」との発言をしました。
これは大きな間違いです。
阿久根市では平成19年度に正規職員の人件費に約24億円もかけましたが、これは阿久根市が自由に使える一般財源からの支出です。
また彼は「市職員の給料で購買力を増している」とも発言しました。
まったく市民を見下しています。市民は職員からおカネを恵んでもらう必要などありません。高すぎる職員給与を適正化すれば公共料金を安くしたり、給食費負担を補助するなど福祉を充実させる事ができます。公共事業の負担金も確保できます。市民の暮らしをもっと楽にできます。
 木下議員は「市長は国に陳情に行って、交付金をもらって来るのが仕事」との発言をしましたが、国は市長が媚びる所に交付金を追加するわけではありません。反対派議員たちは市長を邪魔にする一方で、手数料等の値下げに反対するなど、市民を突き放す闘争をしています。議会が格差を広げてきました。私は市役所の人件費を市民のために配分し直して、皆が痛みや喜びを分かち合い、支えあう阿久根に変えるつもりです。
阿久根市長 竹原 信一





■ 2009/04/15 (水) みんなで渡れば破綻  

 知事会の「地方財政の展望と地方消費税特別委員会」の中間取りまとめ報告書 より抜粋、
  地方財政は、今後とも深刻な財源不足が継続
 ○ 一般財源総額が今後も抑制され続けた場合、義務的経費や社会保障関係費の増大により、財源不足が拡大
 ○ 財源不足を補填する基金残高も年々減少し、平成23 年度までに枯渇、地方団体の財政運営は完全に破綻  抜粋終わり、

全国の自治体は急激に財政状況が悪化、転落する見通しだ。国も余裕はない。 「職員給与が他の市町村と比較して高くない」などと悠長な事を言っている余裕は全くない。
 市の財政が破綻した場合、最も大きな被害を受けるのは弱者や低所得者だ。 私は今の改革は急ぎすぎどころか、間に合わないとさえ思っている。

 今回提案する職員給料削減6パーセント程度、市長報酬削減30パーセントなどが成立しなければ、給与水準が前年度よりも上がってしまう。この議案に対して、議会が私の選挙対策などと言いがかりをつけて反対する可能性も有る。これによる損害は全て市民が受ける一方で職員と市長は手取りが増えてしまう。 
それこそ、蜜柑議員グループと職員組合が最も望んでいるところだろうが。 自分達は、この負担を全て子供達に押し付けてしまう。“恥ずかしい、申し訳ない そして腹立たしい”。

 それにしても、「職員賃金を減額すれば地方交付税も減額される」などと言う痴呆職員と痴呆議員がまだ少なからずいる。おそらく、県議、国会議員にもいるだろう。
職員給与を減額しても交付金は変わらない。職員給与を減額すれば財源に余裕が出来て市民サービスに振り向ける事ができる。





由紀 ■2009/04/10 (金) 押し問答  

 昨日のお昼にラーメンをズリズリ食べていたら、花粉症でつらそうなジェントルマンからナイスな電話がありました。
「おもしろいことが分かってね。・・・という資料があるんだよね。これが出ると・・・(まだナイショ)・・・」
「あ!それ絶対みたいです。午後イチで担当課に行ってみます」

 ということで、担当課に行ってみました。すると、
  「そんな資料項目はない」から始まって
  職員:算出方法が分からない。
  庭山:じゃあ、算出方法が分かれば出してくれるのですか?
  職員:算出方法が分かっても、どのくらいの手間がかかるかわからない。
  庭山:どのくらいの手間か分からないと、出せないの?
  職員:日常業務があって、こんな仕事をしたら残業代がかかって大変だよね。
  庭山:A市で出せたんだから、出せるでしょ?
  職員:分かりません。
  庭山:じゃいいです。A市で出せるものでも、桐生市では出せないんですね。
     それならそれが明らかになればそれで結構です。
  職員:そういう訳ではありません。
  庭山:どういうわけだか分かりません。
    「出せ」、「出さない(出せない?)」の押し問答は延々と続き、しまいには、
  「議員さんからの資料請求には、どんなに時間と金をかけてもやらなくてはいけないのですかね」とおっしゃった。
   (はぁ?これはそんなに無理な仕事なんでしょうか?)
  庭山:算出方法や手間がどれだけかかるか分からないなら、A市でやっているからA市の担当課に問い合わせてください。
  職員:それを私にやれと?
  庭山:そうです。
  職員:それはちょっと・・・。(資料も受け取らずに)まぁ、検討してみます。

でも、まじめな職員さんでしたので、結局A市の担当課に問い合わせてくださったようで、たぶん資料を出してくれるでしょう。ちなみにA市では2日で作成できた資料だそうです。

さて、桐生市では、どのくらい時間がかかるでしょうか?

まぁ・・・こういう押し問答は珍しいことではありませんが、何でこんなことでエキサイトしなくてはならんのだ?

「情報や資料が出たことで喜んではいけないよ。私たちは市民の生活が良くなったときに初めて喜ぶもんだよ」と花粉症のジェントルマンは言います。

本当に、そうですよね。でも、資料が出るまでがあまりに混戦するので、出たときにどうしても喜んでしまいます。まだまだ未熟な私です。





■2009/04/09 (木)  あおってなんぼの商売だ!  

 (お尻かじり虫の音楽で) 
 あおってなんぼ、あおってなんぼの商売だ!

  記者 「2人目の出馬表明がありましたが、、」
  竹原 「そうですか」
  記者 「どのように受けとめられますか」
  竹原 「別に何とも」
  記者 「コメントをいただきたいのですが」
  竹原 「コメントはありません」
  記者 「コメントできないということでしょうか」
  竹原 「コメントするつもりはないということです。」
  記者 「それはどういった意味でしょうか」
  竹原 「あらゆる意味でコメントするつもりはないということです」
  記者 「それでは困るんですが、出馬の意思については、、」
  竹原 「あらゆる意味でコメントするつもりはありません」

  ニュース記者は必死だ、
  一生懸命あおって大衆が感情を動かしそうな言葉を引き出そうとする。
  本人から出なければ創作する。
  現実をろくに知らない人間に中途半端な情報を与えて発言させるという手口まで使う。
   ニュース報道は基本的に無責任で不誠実だ。
  カネに目がくらんで社会に対する影響を自覚していない。

  記者 「阿久根市長が全国で話題になっていますが」
  竹原 「あんた達がしたんでしょ。大衆がやったみたいに言わないで」

   ニュース報道は大衆の憤りや不安をあおって部数や広告を稼ぐ商売だ。
   大衆にとって報道にないことは存在しないのに近い、
   一方では報道されたことで、
   今までありふれたことがある日突然、意識の中心になる。

   報道があおって大衆の意識をコントロールしている。
   あおられ癖のついた人間には冷静な判断はできない。
   この環境で選挙、投票がおこなわれる。
   あおりのニュース報道がひっかき回す、非常に不安定で危険な民主主義システムだ。

   今のデタラメな政治状況にはニュース報道が
   極めて大きな働きをしてきた事は間違いない。

   大衆の意識を握るニュース報道こそが最大の破壊力である。
   報道の鍵を握る者が日本の政治に大きな影響を与えている。
   あおり屋の記者はその兵隊にすぎない。




■2009/04/07 (火)  高校の入学式祝辞

  鶴翔高等学校第五回入学式が挙行されるに当たり 一言お祝いの言葉を申し上げます。 
新入生の皆さん 御入学おめでとうございます。
 高校での3年間は人生の中では大変短いものですが、多くの皆さんが社会への入り口を決める大事な時期です。気持ちが揺れ動き易いので、心の中に太い筋を通しておかなければ大きく迷い、無駄な苦しみを背負う可能性があります。
今日は人生の覚悟についてお話をします。

この世では人々が社会を作り、世代をつないできました。人間は生まれて食べて死ぬだけの動物ではありません。人は宇宙にまで意識を拡大できます。私達は社会を人々が助け合い、愛し合う、美しいものであるように作り上げることが出来るはずです。皆さんは、まず「生涯を賭けて社会作りに参加する」と覚悟を決めてください。学校教育は個人の為ではありません。
人は結局、自分の気持ちや感情を満足させるためだけに生きることはできません。そんなことでは自分を尊敬できず大切にも出来ないのです。
美しい社会づくりを目標にすることができれば、その中での地位や財産は問題ではありません。運、不運も関係ありません。
「自分という筆を使って美しい社会を描く作業に参加する」と決めるのです。そうすれば個人的な感情を超えることができます。
国とか宗教とか主義などの枠組み、そしてお金や世間の常識などにも惑わされない、美しい社会作りを担う人間に育っていただきたい。嘘と本当を見極める知性と感性も必要です。たった3年間です。
そこで注意してください。例えば、「楽して儲かる方法を狙っての自分探し」は放浪であり、命でもある時間の無駄遣いです。
可能な限りテレビや漫画あるいはゲーム等の時間を無くして、「自分探し」ではなく、「社会を描ける自分作り」に励んでください。「自分とは探すものではなく作るものです。」
皆さんにとって、鶴翔高校の3年間が励ましあいの場になることを期待します。
 学校長をはじめ 指導にあたられる先生方そして保護者の皆様に 万端の御協力をお願いいたしましてお祝いの言葉とします。

 平成二十一年四月七日  阿久根市長 竹 原 信 一 




■2009/04/07 (火)  組合の団体交渉 

  本日夕方6時から職員組合との団体交渉がある。
私が臨時議会に提案する給与削減6パーセント(鹿児島県並み)、
日当廃止(鹿児島県並み)等を議題にする予定だ。
過去には団体交渉直前に裏から逃げ出した市長もあると聞く。
蜜柑議員が執行委員長として派手にやっていた頃は、強い組合として知られていたらしい。今でも組合に出入りしていると聞く。彼の影響下での交渉になるだろう。私も組合を恐れて逃げ出すかもしれない。
この交渉で、仕事に対する職員たちの本音が聞けるのではないだろうか。
交渉内容を記録して公開すべきだろう。職員の考え方や態度を市民にも知ってもらいたい。

由紀日記の「先制パンチ」が面白い。
彼女に言いがかりをつけたがる議員は阿久根の議員達に良く似ている。これが議員になるような人間の正体だ。どこでも一緒、普通の人間に不釣合いな立場と、成果に関係無くカネを与えるとほとんどこうなってしまう。
人間性は絶対に治らない。彼らが態度を変えるのは権力者に対してだけだ。
議員たちは選挙の時以外は有権者を軽視している、有権者を選挙の時だけの権力者だと知っているからだ。
議員たちから軽視されているのは、程度の悪い候補者に騙された上に選挙が済めば政治に関心を失ってきた有権者に責任が有る。
人間の現実を夢や理想で誤魔化してはいけない。公の仕事をするには、自分自身の中にも有る不条理や矛盾を見つめ続ける力が必要だ。自分自身が最大にして唯一の敵である。私は自分をやっつけてこの仕事を終わらせる。





■2009/04/06 (月) 議員が市民を突き放す労働闘争に加担 

  山田議員も言っている通り、
「市民と議員と語る会」で蜜柑議員が「職員の給与は国が別枠で出している」との発言をしました。これは大きな間違いです。
阿久根市では平成19年度に正規職員の人件費に約24億円もかけましたが、これは阿久根市が自由に使える一般財源からの支出です。また彼は「市職員の給料で市内の購買力を増している」とも発言しました。まったく市民を見下しています。市民は職員からおカネを恵んでもらう必要などありません。
高すぎる職員給与を適正化すれば公共料金を安くしたり、給食費負担を補助するなど福祉を充実させる事ができます。公共事業の負担金も確保できます。市民の暮らしをもっと楽にできます。
木下議員は「市長は国に陳情に行って、交付金をもらって来るのが仕事」との発言をしましたが、国は市長が媚びて来る所に交付金を追加するわけではありません。反対派議員たちは、市長を邪魔者にする一方で手数料等の値下げに反対するなど、市民を突き放す職員の組合闘争に加担しています。議会が格差を広げてきました。
私は市役所の人件費を市民のために配分し直して、皆が痛みや喜びを分かち合い、支えあう阿久根に変えるつもりです







2009/03/29 (日) 公務員のための考え方--一例  

  次のようなメールを頂いた。 
彼の説明なら市民が今の職員給与を納得するらしい。

 コメント: 「阿久根市職員の平均収入700万円、阿久根市民の平均収入200万円未満」、
このような数字を市民の1/3がマトモニに信じている。
勿論、市職員の給料が安いとは思わないが。そもそも、個人の平均収入と市民一人当たりの数字を並べ判断させるやり方が頭の良い市長のマジック。
収入700万円の市職員が3人家族だとすると一人当たりいくらかな。(233万円)4人家族だと(175万円)変なマジックを使わないで、このような比較で市民に判断材料を提供するべきだと思いますが。

 彼の考え方ならば、市民の家庭収入は3人家族なら600万円、4人家族なら800万円ということだ。 
 同様の計算をすれば、職員が家庭に二人居れば家庭の収入は1400万円になる。
市民の家庭には無収入の人間は想定しない。職員の家庭は一人だけに収入が有るとするのはこちらの方がトリックに見える。
市民の平均収入200万円は納税者収入であり、職員の収入と比較することは不当ではない。
また嘱託、臨時の職員平均は150万円である。
700÷150=4.666 正規職員は嘱託や臨時の4倍以上の働きがあって当たり前だ。職員の給与は「安くない」のではなく高すぎるのだ。
給与体系などを見ると扶養手当などがたっぷりある。公務員には給与が働きに対する対価であるという発想が無く、身分に対する権利だと考えているようだ。 公務員はそれ程つらいご身分なのでしょう。

市民は職員に対して、うらやましいと思わず、気の毒だと思うべきなのですね。
この方はおそらく公務員様
典型的な公務員の考え方を教えていただいた。たいへん勉強になりました。




2009/03/27 (金) アエラ  増大号アエラ No.15
ルポ 鹿児島 阿久根市 増税の前に
地方公務員の高すぎる給与明細

夕張のようにならないと格差は消えないのかもしれない



2009/03/25 (水) 小学校卒業祝辞

卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます。
さる3月12日には市内中学校の卒業式がありました。
そこで私は
「KYを恐れるな。空気を読むのではなく空気を作る人になってもらいたい。努力すればイチローのように空気を作る人になれる。」
そういうお話をさせていただきました。
 
今日は「努力」のお話をします。
私たちは本当に大事な事のために最大の努力をしたいと思います。
本当に大事な事とは何でしょうか。それは社会です。
皆さんに学校で学んでいただくのは社会のためです。
精神的にも豊かな社会であれば人は争わずにすみます。
競うことは励ましあいでなければなりません。

しかし、たいへん残念なことに、競うことと争うことを混同する「競争」という言葉があります。
私はよく考えずに使われている「競争」という言葉が人の心に深い傷をつけていると感じています。
そもそも、争いによって社会が豊かになるという考えは間違いです。
「競争」ではなく励ますという文字を使った「競励」とすべきです。

私には憧れがあります。
それは、地位や財産がなくても争わず、励ましあい支えあう、生きることを喜び楽しめる社会です。
そこで皆さんにお願いがあります。
「競争」を「競励」と読み替えてください。
競励ならば勝っても負けても成功です。
是非、皆さんには人々が支えあう理想的な社会への憧れを持ち続けていただきたい。
憧れへの努力はそれだけでも人を幸せにします。
その喜びは周りの人にも伝染します。
皆さんが持つ憧れには社会を変えてしまう力があります。
憧れを胸に、励ましあいになるような努力を続けていただきたいと思います。


最後になりましたが、保護者の皆様、校長先生をはじめ先生方、その他ご参列の皆様、本日は誠におめでとうございます。
皆様と共に子供たちの健やかな成長を心からお祈りしてお祝いの言葉とさせていただきます。
  平成二十一年三月二十四日       
                      阿久根市長 竹 原 信 一 


2009/03/25 (水) 庭山由紀議員から「おめでとう」

 群馬県桐生市の庭山由紀市議会議員(女性)
http://www.senkyo.janjan.jp/diet/profile/0057/00057882.html
が二人の子供と一緒に阿久根の選挙を見に来てくれた。彼女は当選して二年目、私よりも訳のわからない事で問責決議を受けた方だ。議会の呆れた現実に閉口している。
少しだけ阿久根を案内させていただいたが、下村海岸の美しさに「日本にこんな所があったとは」と驚き、感動した様子だった。彼女から阿久根の皆さんへの「おめでとうメール」
 コメント:風邪の調子が悪そうですね。
お医者さんにはいきましたか?まさか注射が嫌いとか・・・?選挙は、たとえ最初は誰かにお願いされたとしても、最終的には個人の決断でしか立候補できません。竹原さんの議会内情の告白によって、疑問と怒りを共有してくれた方々が立候補したことは、本当に画期的なことだと思います。当選した方々はもちろん大変な議会という異次元空間へ飛び込まれるわけですが、なかなか体験できないことが体験できるので、人生に深みが増すと思います。その意味で「おめでとう」です。近い将来小説家への転身も可能でしょう。また、阿想会の方々、阿想会を支持する方々、そして今回は地縁・血縁で応援できなかった市民も含めて「おめでとう」です。自分たちの自治体が健全になる可能性が出てきたわけですもの。阿久根市に大きな声で叫びたい。「おめでとー!!」
   ---引用終わり--- 
 
にわやま由紀の議会ノート「由紀日記
あっちでも、こっちでも 孤軍奮闘 頑張りましょう。 by竹原信一

                         
2009/03/25 (水) 当選おめでとう?

 市議会議員選挙で当選した阿想会の人達に「当選おめでとう」という気持ちにはなれない。彼等は苦労を引き受けてしまった。

 この人達は、議員選挙に出て、周りの人達を巻き込んでお願いをし、ご苦労をおかけした。
当選した事で、応援した人達を落胆させずに済んだ。その点は良かった。

自分が市議会議員選挙に当選した時には呆然となった。市長に当選した時には辛くて切なくて自棄酒を飲んだ。政治の責任を引き受ける事は本当は孤独で辛いことなのだ。
議員に当選した事を単純に喜んで、“議員様”であることを威張るようになってしまう人達との間には信じられないほど高い壁が有る事を感じる。 

 市長の仕事をはじめて6ヵ月、役所の中身は予想を超えてひどい状態であることがわかった。
職員給与や退職金はその代表だ。
私は議員を2年半して職員給与の公開を要求したが「個人情報」を理由に職員から抵抗をされた。生の数字を知ることは出来なかった。
市長になって、給与データを見てショックと憤りを感じた。あまりにも悲しい。一般市民との間にこれだけの差をつけ、市民を突き放す事に良心の痛みを感じない人達がたくさん居る。
そういった職場に居ることが面白いわけがない。しかし今のところ自分がここに居なければ変えることができない。今辞めれば絶望が残るだけだ。
    失職してもまた選挙、、、
          少し弱気になっているのは風邪のせいかもしれない。

 阿久根だけではない、日本中が同じような状態だ。この原因が色々有るとは思えない。本当の原因は公務員が市民のために身を削る事をしない。個人主義で公務を務めているということだと思う。政治家と公務員が自分のために生きているからこの国が今の状態なのだ。教育がなっていない。

  覚悟を取り戻して少し元気になった。自分の活動は生への絶望と哀しみが原点であることを思い出した。自分はこの原点にとどまり続けれは良いのだ。
 このような表現を理解してくれる人が居るとは考えにくいが、生き続ける事は苦労である事は間違いない。どうせ苦労なのだから世のために身を削る苦労であっても構わないではないか。つきあってくれる大バカモノが増える事を期待する。 

■ 2009/03/26 (木) 私の本心をここまでわかり易く出していただいた事に感謝。
  ブログ市長の「切ない」思い (日経ビジネス)    井上 理(日経ビジネスオンライン記者)

  九州の天草灘に面した人口2万4000人の小さな市が揺れている。
  鹿児島県阿久根市。
 昨年8月に初当選した竹原信一市長への不信任決議が今年2月に全会一致で可決。
竹原市長が議会を解散したことによる出直し市議選が3月22日に行われ、反市長派が優勢を保った。

 「市政を混乱に陥れ、阿久根市の恥を全国にさらした」と糾弾する議会と竹原市長との対立は、今後も続く。次の不信任案が可決されれば竹原市長は失職し、5月中にも出直し市長選に臨むことになる。
 自身のブログ「阿久根時事報」で、市議への歯に衣着せぬ“口撃”を繰り返し、一方で職員給与が高すぎるとして、職員計268人の給与明細の匿名公開に踏み切るなど、何かとお騒がせな「ブログ市長」。
 反対派の市議が「品位のかけらもない」と言うように、ただの変人なのだろうか。騒動の真意を探るべく、鹿児島へと飛んだ。

 バイクに乗って一軒一軒の郵便受けにビラ配り

鹿児島中央駅から川内(せんだい)駅まで北上。在来線だと50分かかる区間を、部分開業している九州新幹線を使って13分で行く。車内はガラ空きで採算を心配してしまうが、個人的には救われた。

 そこから肥薩おれんじ鉄道線という第3セクターのローカル線に揺られ、海沿いを走って約40分。切符をどこで誰に渡せばいいのか戸惑いながらディーゼル車を降りると「10分停車します」のアナウンス。

 数分後、小さなロータリーしかない駅前に、タクシーが滑り込み、中から女子高校生3人がキャッキャ言いながら改札へ駆け込んでいく。乗せて来た運転手に駅前で待機していた別の運転手が「断れよ。みんなが電車は待ってくれるものだと思ってしまうだろ」と叱責している。

 そんな、のどかな町で竹原氏は6年前、1人でチラシ配りを始めた。これまでの、すべての行動の原点である。

 行政サービスと言いながら市民を見下す態度の役所、財政赤字を放置して責任も取らず研修という名の旅行に興じる議員、職員と議員を身内のように扱う無軌道な市長、そして、こうした事実に目を背ける無気力な市民…。

 これでいいのかと糾弾するビラを作り、バイクに乗って一軒一軒の郵便受けに配って回った。その数、2年半で約7万枚に及ぶ。その頃の話から竹原氏に聞いた。

  ビラ配り、変な人だと見られませんでしたか。

竹原 信一 変人だとか何とか、あるでしょうけど、自分が何もしないことが辛くて、切なくてやっているわけですから。やっていても悲しい、辛いですよ。でも、何もしないのも切ない。だから、それで喜ばれようなんて思ってないので、気になりません。

 ―― ビラの内容はどんなことを?

 竹原 今言っていることとあまり変わらないかな。(市職員は)いろいろな悪事をやっていたから。職員が自分の天下り先を作るために市民をだまくらかしてNPO(非営利組織)を作らせ、それを取り上げると。一般市民は知ろうともしない話ですけれども、特別な情報ではない。

   最も腹が立ったことは何ですか?

 竹原 相手が憎いわけじゃないんですよ。それぐらいしかできない人を市長にしてしまった、その程度の人を議員にしてしまった、この状況が切ない、辛い、悲しい、そこら辺ですよね。私の行動する原点というか、エネルギーというものは。

 行動すれば改善がいくらか進むような、治るような気もしていた。自分が引き受けてやるつもりはなかったんですけどね。こういうことになるとは思わなかったです。


  研修旅行に欠席したら「反省しなさい」

 こうした活動がある市議の目に留まり、2005年の市議選で出馬を持ちかけられた。「言いたいことを伝える道具にはなるかもしれない」と思い立候補したら「当選してしまった」。わずか2万4000人の市に、定数16人の議会。立候補者は18人しかおらず、「大した運動はしていない」のに当選したのも頷ける。

 ともかく、より市政の実態を知る立場となった竹原氏。切なさは、さらに増幅した。

 例えば議員が出張の際に受け取る2600円の日当。「こんな小遣いは財政が厳しい中、必要ない」と廃止の条例案を出すも、「市民に良い顔をしなくても」「何で議員ばかりもらわんようにせにゃならんか」と多数の議員に反対され、否決となった。

 2006年6月には、「私のような議員が13万円の税金を使って北海道に行ったとしても、経費に見合う成果を発揮することはほぼ不可能」として、議員全員で行く研修旅行を欠席した。すると議会は「反省しなさい」と、竹原氏に対する問責決議案を採決する。

 問責決議案に賛成した議員らの「トンデモ視察旅行」や領収書偽造の実態が、市民オンブズマンによって明らかとなったのは、翌2007年のことだった。


 ある政務調査費を使った視察旅行の領収書にはこうあった。「はじめてのバンコク5日間、10万3000円」。鹿児島空港を飛び立ち、ソウルで市内観光の後、バンコクへ向かい、寺院や水上マーケット、アユタヤ遺跡などを巡るパッケージツアーだった。

 別の領収書にはこうあった。「ふれあいの旅、2万3000円」。お隣、熊本へ向かい、阿蘇ファームランドでショッピング、湯布院を散策の後、別府温泉に宿泊するツアーである。

 同時に市民オンブズマンのチームは、バンコクツアーに行った議員が別に提出していた領収書に目をつけた。「プリンター、スピーカー代、8万4000円」。店に確認したところ、販売していないという。この市議は2007年9月、詐欺や私文書偽造などの疑いで書類送検された。

 竹原氏は同日、この市議の辞職勧告決議案を提出するも、「他にも政務調査費を巡る問題がある中、1人だけに辞職を求めるのは間違い」などとの意見が他の議員から飛び出し、否決された。

 馴れ合い議員のための、馴れ合い議員による儀式化した議会。一方で、職務怠慢の職員を守り、職員の退職金を上乗せする市長。竹原氏の切なさは、ピークに達する。

  市税収は20億円、職員人件費は23億円

 2008年5月、竹原氏はブログで、事実上の出馬宣言をした。

 「議会はまったく市民の為になっていない。議員達はラクをして喰う為だけに議員をしている。本当にサイテイの議会だ。何を提案しても全て無視、否決される。自分にはこんな連中と一緒に居る理由が無い。もはや、あたりまえの市政にするには自分が市長をやるしかない」

 3期続いた前市長の引退表明に伴う12年ぶりの選挙は、前市議会議長、前消防長、そして、竹原氏が激戦を繰り広げた。
役所側に立つ対立候補に対して、竹原氏は徹底して反役所の姿勢を取る。特に主張したのが、市の税収約20億円のところ、約23億円もかかっていた職員の人件費削減。市長の給与、退職金、議員定数の削減などを公約に訴えた。

 結果は、次点に500票差の5547票を獲得した竹原氏の辛勝。2008年9月、市長となった。


   市長になって、何か変わりましたか。

竹原 何も。市長という立場、権力を借りているだけで、それ以上でも以下でもないですよ。

 ―― 役所のトップに立ち、職員は市長としての目にはどう映りましたか。

 竹原 例えて言えば、社長のいない会社で、よく分からない規則でお互いを縛り合っている状態。舵のない船とも言える。舵がないからどうしたらいいかと考えるのが本来の仕事なのに、もう思考停止。お金に溺れている感じですね。

 加えて、態度が悪いうえに、勝手に手当をつけたり、身内でやりたい放題だった。本来なら彼らを律すべき市長や議員たちも、下手なことをすると「選挙で落とされるかもしれない」と、職員たちに対してすくんでいる状況だった。


 ―― 職員の採用は適正に行われていたのでしょうか。

 竹原 私が市長になってから、「職員を採用する際には、自分も面接に参加する」と方針を述べたら「いや、そこにいてもらったら困る」みたいなことを、職員係長などから言われました。市長を採用の現場に出させず、自分たちが選んだ人間にハンコを押させるだけという環境でした。だから、やりたい放題です。

 ―― ほかの市町村も、一緒なのでしょうか。阿久根市固有の話なのでしょうか。

 竹原 議員や職員たちが、市民ではなく、自分の生活のために議員や職員をするという意味では、一緒なんでしょうね。

 議会も、野党がいるから与党に意味があり、与党がだらしがないから野党に意味がある、もたれ合い。お芝居ですよ。そのお芝居にみんなだまされているわけですね。そして市民は閉塞感を感じていると。首長もみんな役人出身とか、議員出身とかでしょう。議員、職員とマインドは一緒ですよ。

 役所村の上には想像以上に厚い岩盤が、市民との間に存在していた。竹原氏はブラックボックスだった採用プロセスに何とか自身もかめるよう調整する一方で、最大の懸案事項に着手する。うずたかく積もった人件費だ。

 今年2月23日、竹原氏は人件費の実態を知らしめるべく、2007年度分の各種手当を含めた全職員の給与明細を、匿名で公開させた。

  「給料」だけでは何の実態もつかめない。年収2586万円の医師、同1015万円の市長に次いで、3位の職員は、年間543万円の給料に、扶養手当が37万円、住居手当が32万円、時間外手当が55万円、期末手当が158万円、勤勉手当が77万円ついて、実際の年収は909万円だった。

給与明細の公開は「当たり前のこと」
 竹原氏は、このリストへのリンクをブログに張ったうえで、こうコメントした。

 「年収700万円以上の職員が54パーセント、大企業の部長以上の給料を受取る人間が過半数にもなる組織が阿久根市民の上に君臨しているのだ」

 財団法人 地方自治研究所によると、阿久根市の人件費は全国に67ある人口5万人以下の市のうち、2番目に高い水準にある。200~300万円程度だという阿久根市民の平均所得に対して、阿久根市の職員は倍近い所得を得ていることになる。

◇   ◇   ◇

   データの入手と公開に壁はありましたか?

 竹原 いや、ないです。私は伏魔殿と思っていたというか、怖かったんですね。
ここに来た時、鬼が出るか蛇が出るかという感覚があった。その、言い出せなかった自分がいたという気がします。

 でも「出しなさい」と言ったら、あっさり「はい、メールでデータを送ります」と来た。
いざ、メールを受け取ると、「本当に来た」という感じです。初めて市長になったという実感がわきました。
 
   賛否両論ありますが。

 竹原 公開して当たり前でしょう。言ってみれば主権者たる市民が社長ですよね。社長が職員の給料を知っていて、文句を言われる筋合いは、ない。しかも、国は公開しろと言っている。

 私は市民の代理人だから、社長に対して職員の給料を公開しましたと。ただ、それだけのことで、やって当たり前。市民に隠されてきたこと自体が大きな問題なんです。

 市民、国民は現実の税金の使われ方がどうなのかを分かってないといけない。肌で感じてないといけない。そこから、初めて信頼が生まれるわけですね。その当たり前の作業がなされてこなかった。

 ひどい状態ですよ。だって、こんな当たり前のことを日本中でしたことがないんですよ。あれを見なければ職員の給料が高いのか、安いのか誰も分からないじゃないですか。国の指導で公開しなさいとなっていますけれども、本給だけ公開したりと、分からないような公開を日本中でやっている。それはおかしいでしょう。

  市民も職員も、みんなが現状を確認することなしには変わるわけがない。知らされているということで、公務員が当たり前の仕事をせざるを得なくなる。そして、頑張る人間は認められる。そういうことになっていれば、この国もこんな状態になっているはずはないんですよ。

 だから、給料明細の公開自体は、決して突飛な話じゃなくて当たり前のこと。それで大騒ぎになること自体が、どれだけ今の世の中はおかしいのかという話です。

 棘のある表現、叙情的な言い回し。反市長派が問題視するのは、竹原氏の歯に衣着せぬ、あるいは品位に欠けた攻撃的な物言いや、ブログで市議の不人気投票をするなどの行為だ。

 確かに、竹原氏は、今回の市議選の告示後、ブログで領収書を偽造した議員らのニュース映像にリンクを張って、「こんなサイテイの連中でも選挙を勝ち続けてきたという事だ」と批判するなど、やり方はキツく、お騒がせなところはある。

 ちなみにニュース映像は、動画投稿サイトのユーチューブに無断でアップされていたものであり、南日本放送は「報道目的以外に映像が使用されることがあってはならない」と竹原氏に抗議した。市長選の時は、ブログの更新を公職選挙法違反だと当局から咎められたこともある。

 反市長派からすれば、下品でグレーなブログ市長。出直し市議選では、10人の反市長派が当選したため、2回目の不信任案が可決する公算は大きい。

 しかし竹原氏は「あっ、そうですか、分かったよと言うしかないですよね。残念でございます」と意に介さない。出直し市長選で改めて有権者に信を問うのみだ。

切なさが消えたら、戦いは終わる
 もともと、23人の立候補者中、市長派は7人と少なく、次回の不信任決議が即、有権者の不信任だとも言い切れない。市長派のうち5人が、得票数で1位から5位を独占している。

   市民にとってどういう存在でありたい?

 竹原 あんまり関わり合ってもらいたくないなと(笑)。
いいかげん、結構切ないので、自分たちでやってと思っています。

 あなた方、皆さんがちゃんと良心に基づいて政治を知り、行動してくれれば、私はこんなことをしなくてもよかった。市民の本心がろくでもない市長を選び、ろくでもない議員を選び、職員のわがままを許してきたということですから。

  市民自身の手で市政を変えてほしいというわけですね。

 竹原 そうです。変わった方がいいでしょうと。気づいてもらえないのが辛くて切ないから、やっているだけです。だから、市民が変わり、私の中の切なさが消えたら終わりですよ。それでいいのではないでしょうか。

 中央からの補助金をどんどんと削られ、税収も伸びず、弱体化に喘ぐ地方自治体。その中で、多くの自治体において、人件費だけが高止まりしている。今、阿久根市で起きていることを、風変わりな市長と異様に権力が強い役所がある、日本の片隅の特殊な自治体の話と片付けることはできない。

 「地方は簡単に切り捨てられる」「職がない、景気も悪い」「何とかしてくれないか」…。弱体化する地方の有権者からは溜息しか聞こえてこない。だが、溜息を漏らす前に、役所や国に頼る前に、自分たちの力で変えようと思わなければ何も変わらないのではないか。

 そんなメッセージを、竹原市長は九州の田舎から、ブログで全国に発信している。
















   阿久根対立   読売新聞 九州 

 ■ ブログ市長失職、5月31日出直し市長選…鹿児島・阿久根 (2009年4月18日 読売新聞) 


 鹿児島県阿久根市選挙管理委員会は18日、竹原信一市長(50)が議会の不信任決議で失職したことに伴う出直し市長選の日程を、5月24日告示、同31日投開票と決めた。
 出直し市長選には、竹原氏と、反市長の立場から元国土交通省職員の田中勇一氏(56)の2人が立候補を表明している。 



 ■ 各部署に人件費張り出し…阿久根市長「失職前の仕事」 (2009年4月18日 読売新聞)

  鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が「失職前の仕事」として、市役所の各部署出入り口に、それぞれの部署に所属する職員の人件費合計額(2007年度分)を記した紙を張り出していることが17日、分かった。竹原市長は2月から同市のホームページで市長を含む職員計268人の給与明細を1円単位で公開して物議を醸していた。

 市によると、今月13日の課長会で、竹原市長が指示したという。市長室前にも、「平成19年度 市長と副市長の報酬合計1916万円 市民の皆様の為の市政をします」と書いた紙を張り出した。竹原市長は「市民が知るべき情報であり、職員に責任感を持って職務にあたってもらうといった狙いがある」と説明している。



 ■ 阿久根市議会、2度目の市長不信任案可決へ (2009年4月17日 読売新聞) 

 鹿児島県阿久根市の臨時議会が17日開会した。竹原信一市長(50)と対立している市議らは同日午後、市長に対する2度目の不信任案を議員提案する方針。市議会(定数16)の大半を占める反市長派の賛成多数で可決される見通しで、地方自治法に基づき、竹原市長は自動的に失職し、5月下旬に出直し市長選が行われる。

 反市長派は、昨年9月に就任した竹原市長が自身のブログ(日記形式のホームページ)で議員を中傷したり、議会が不同意にした副市長や教育長候補を独断で市幹部職員に採用するなどの行為を、「議会制民主主義の否定で独裁政治」と批判し、対立を深めていた。

 2月の臨時議会で不信任案が全会一致で可決されると、竹原市長は市議会の解散を選択。3月の出直し市議選では反市長派が過半数の10人を確保し、2度目の不信任案の可決を確実にした。

 地方自治法によると、2度目の不信任案は議員の3分の2以上の11人以上が出席し、過半数の賛成で可決する。市議会の勢力は、反市長派10人、市長支持派5人、中間派1人。採決には全16議員が出席するとみられ、反市長派らの賛成で可決する見通し。市長は自動的に失職し、50日以内に出直し市長選が行われる。市選管は同日午後に選挙日程を決めるが、5月24日または31日投開票を軸に協議するとみられる。



 ■ 阿久根市長選、反市長派の田中勇一氏が出馬表明 (2009年4月9日 読売新聞) 

 鹿児島県阿久根市で5月下旬にも行われる見通しの出直し市長選で、竹原信一市長(50)の市政運営に反発する市民らが擁立する元国土交通省川内川河川事務所副所長・田中勇一氏(56)が8日、立候補を表明した。市長選には、竹原市長が立候補する意向を示しており、反市長派と、市長支持派による激しい選挙戦が予想される。

 田中氏は同市出身。1971年に旧建設省に入省し、主に九州地方整備局管内の出先機関に勤務し、今月1日付で退職した。

 田中氏は記者会見で「混迷する阿久根市再生の旗頭になる」と語った。議会定数の大幅削減を提案したり、ブログ(日記形式のホームページ)で、職員給与を公開するなどした竹原市長の政治手法について「市民や議会に十分な説明責任を果たすべき」と批判した。

 反市長派が竹原市長に対する2度目の不信任案を提案する臨時議会は、17日招集で調整が進んでいる。議員数の3分の2以上の11人以上が出席し、過半数が不信任案に賛成すれば市長は失職し、50日以内に出直し市長選が行われる。不信任案は可決される公算が大きい。

 ◆不信任案審議の臨時議会、17日有力
 阿久根市の竹原信一市長(50)が失職した場合に行われる出直し市長選に8日、元国土交通省川内川河川事務所副所長・田中勇一氏(56)が立候補を表明したことで、今後の焦点は2度目の不信任案を採決する市議会(定数16)の動きに移ってきた。

 竹原市長と対立する反市長派の市議は3月30日、2度目の不信任案を審議する改選後初の臨時議会の招集を竹原市長に請求した。竹原市長は20日以内の今月18日までに議会を招集しなければならず、17日開会が有力となっている。

 今のところ、臨時議会に提案される同案は、反市長派の賛成多数で可決される公算が大きい。市長失職に伴う出直し市長選は失職後50日以内に行われるため、17日に失職した場合、5月24日か31日の投開票が有力になっている。

 臨時議会では、同案のほか、竹原市長から職員給与の削減案も提案される予定だ。削減案は、職員給与を2~8%削減する内容。昨年度まで1~3%削減していたが、県職員並みのカット率にする。

 竹原市長は7日、組合員分の削減について市職員労働組合に提示したが、組合側は「意見集約する時間が必要」として結論は出なかった。

 職員給与の削減について、竹原市長が「議会が職員を守っている」と批判した経緯があるため、ある反市長派の市議は「市民の誤解を招かないためにも、給与削減案をしっかり審議してから、不信任案に移りたい」と話しており、不信任案の審議は臨時議会の最後になる見通し。






 ■ 出直し阿久根市長選、市長・反市長両派早くも臨戦態勢 (2009年3月31日 読売新聞) 

   阿久根市の出直し市長選に向け、反市長派の住民らが竹原信一市長(50)の対立候補として県内の国の出先機関の幹部男性(56)を擁立したことを受け、反市長派、市長支持の議員らは30日、それぞれ男性や竹原市長の支持を表明し、早くも臨戦態勢に入った。
 一方、約半年で3度目の選挙となる市民からは「混乱はいつまで続くのか」との声も聞かれた。
 反市長派候補として立候補が決まった男性は30日、勤務先で「今の仕事を全うしたいので、今は詳しい話はできない」と語った。正式な立候補表明は、退職する4月1日以降になるという。

 一方、竹原市長は再選を目指して立候補する意思を改めて示した上で、男性について「その人が(改革)できればそれでもいいと思いますよ」とも述べた。
 男性の出馬について、反市長派の木下孝行議員は「これからの阿久根を任せられる人が市長として適任。個人的には(男性が)市長になるのが望ましい」と歓迎した。
 市長支持の松元薫久議員は「今の状態で竹原市政をストップさせるわけにはいかないが、男性の公約も聞きたい」と話した。

 同日、反市長派の議員4人は地方自治法に基づく市長不信任案を審議する臨時議会の招集を竹原市長に請求し、出直し市長選が行われる公算が大きくなった。昨年8月の市長選、今年3月の出直し市議選、そして出直し市長選と約半年で相次ぐ選挙に、市内のある男性(64)は「財政難のなか多額の経費を使って選挙をするのはどうかと思う。これで混乱が収まるとは思えないし……」と困惑した表情で話した。




    阿久根市長、9職員を降格 「適材適所の人事だ」  (2009年3月28日 読売新聞) 

 市のホームページで職員の給与を1円単位で公開するなど物議を醸している鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)は27日、人事異動(4月1日付)を発表し、9人を降格させた。
 中には2階級降格となったケースもある。竹原市長は読売新聞の取材に「成果を求めるための適材適所の人事で情実ではない」と話している。

 同市は部制を取っておらず職員の階級は上から課長、参事、課長補佐、主幹、参事補の順。降格の内訳は▽参事から課長補佐2人▽課長補佐から主幹5人▽課長補佐から参事補1人▽主幹から参事補1人。給与が下がるのは2人とみられる。

 降格された男性職員は「仕事で失敗した心当たりはなく、こんな人事では士気が低下しかねない」と憤っていた。今回の異動規模は95人で、降格の一方、初の女性課長が誕生するなど係長級以上で21人が昇格した。 

 


  阿久根市議選「痛み分け」 対立構図なおも続きそう (2009年3月24日 読売新聞)  

 阿久根市の出直し市議選は、当選者の上位5人を市長支持派が占め、全得票の30%強を得る一方、反市長派も支持派の2倍の10議席を獲得した。竹原市長の失職の公算は大きいが、両派の「痛み分け」の感もあり、市長と議会の対立の構図は当分続きそうだ。

 同市は過疎、高齢化が急速に進み、基幹産業の農水産業も後継者不足などで足元が揺らいでいる。「平成の大合併」にも乗り遅れ、県の浮揚を担う九州新幹線も郊外を素通りするなど、市民には閉塞(へいそく)感が増している。

 そんな中、「仕事をしない議員はいらない」と議会定数を16から6に減らす案を打ち出すなどした竹原市長を支持する市民は多く、市長支持派の躍進に「出直し市長選になっても勝てる」との声も出ている。

 一方、反市長派は、竹原市長が自身のブログ(日記形式のホームページ)で議員の中傷を続けたり、議会が不同意にした副市長らを独断で市幹部に登用したりという、激しさと独断専行ぶりに対する批判をくみ上げ、支持を広げた。

 出直し市長選が行われることになれば、竹原市長の政治手法や改革案への賛否を、有権者が直接判断することになる。昨年9月から混乱が続く市政運営と、市を二分する争いに決着をつける選挙に、有権者がどのような判断を下すかが注目される。




  阿久根市長、出直し選に意欲「反市長派勝てるのか」 (2009年3月23日 読売新聞)

    議会から不信任を受けた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が議会を解散したことに伴う出直し市議選(定数16)から一夜明けた23日、竹原市長は市長支持の5人が上位を独占したことについて「出直し市長選で反市長派が勝てる状況にあるのか疑問」と述べ、再選に意欲を見せた。市長はまた、反市長派が多数を占めた議会と対話集会を開く意向を明らかにした。

 竹原市長は23日朝、トップ当選した議員を訪ねて祝福。市長は出直し市長選に立候補する意向を示しており、反市長派も候補擁立を急いでいる。

 対話集会は、中立的立場の市内の団体に準備を持ちかけている。市長、市議、住民の3者が参加し、議員定数削減や議員報酬の日当制、職員給与など議会や市政のあり方を議論する。議員の参加が決まれば今週中にも開く。議会では市長から議員に質問する機会がなく、昨年9月の市長就任後、ことごとく対立してきた両者の関係が修復されるかどうかが注目される。

 出直し市議選には前議員11人、新人12人の計23人が立候補し、市長失職を目指す反市長派は15人中10人が当選した。しかし、市長支持派も2人の落選にとどまり一定の理解を得た。1人は態度を保留している。改選後の市議会で2度目の不信任案を可決するには11人以上の出席が必要。市長支持の2議員も「採決に出席する」と話しており、市長が失職し、出直し選となる可能性が大きい。
 選挙期間中、竹原市長が自身のブログで「サイテイの連中」と批判した反市長派の候補2人は落選した。


  地方自治法によると、改選後の市議会に2度目の不信任案が提出され、議員の3分の2以上にあたる11人以上が出席して賛成が過半数に達すると、市長は自動的に失職。50日以内に出直し市長選が行われる。


  反対派を「サイテイの連中」批判、阿久根市長ブログで (2009年3月16日 読売新聞)

   鹿児島県阿久根市の出直し市議選(15日告示、22日投開票)に絡み、竹原信一市長(50)が自身のブログ(日記形式のホームページ)で、反市長派の候補者2人の政務調査費に絡む問題を追及する民放テレビ局の番組映像が無断で閲覧できるよう設定した上で、「サイテイの連中」などと2人を批判する内容の書き込みをしていたことがわかった。

 ブログは15日付。動画投稿サイトを利用して番組を閲覧できるようにした上で、「こんなサイテイの連中でも選挙を勝ち続けてきたという事だ。今度も多くの市民が連中のうそにだまされてしまうのだろうか」と書き込んでいた。

 番組を制作した「南日本放送」(鹿児島市)は「報道目的以外に映像が使用されることがあってはならない」として、16日午後にも市長に文書で抗議する。動画投稿サイトの運営会社には動画削除を要請し、直ちに削除された。

 市選管はブログについて「候補者の名前を記しているわけではないので、ただちに公選法に抵触するとは言えないが、慎重に検討して、しかるべき対応をしたい」と話している。

 出直し市議選は、市長が議会に不信任を突きつけられ、議会を解散したことに伴うもの。竹原市長は15日、市長支持派の新人候補4人の名前などが書かれた名刺大のカードを配布。これについて市選管は公職選挙法(文書図画の頒布)に抵触する恐れがあるとして、16日午後にも市長を口頭で指導する。




 阿久根市長、今度はブログで支持派候補者を紹介 (2009年3月16日 読売新聞) 

  竹原信一市長が15日付で更新した自分のブログ(日記形式のホームページ)に新人候補者4人の名前を記載し、市長の政治理念を支持する政治団体「阿想会」の推薦を示したり、4人の名前などを書いたカードを配布したりしていることが分かった。
 ブログの書き込みを把握した市選管は公職選挙法(文書図画の頒布)に抵触する恐れがあるとみて、16日にも県選管に照会し、違法と判断されれば警告などの対応を検討する。カードについても確認するという。

 15日付のブログでは、候補者4人の名前を挙げ、「阿想会の推薦となっているようだ」と記載。4人は市長が提案した議会定数削減案に賛成し、議員報酬の日当制を推進する立場であることも紹介した。また、今回の選挙に合わせ、4人の名前と会の名称、「竹原改革を支持します」と書いた名刺大のカード約200枚も作成し、市民らに配布している。

 公職選挙法146条では「選挙期間中は、候補者の氏名や政治団体の名称、支持もしくは反対する者の名を表示する文書図画を頒布し、掲示することはできない」と規定しており、市選管はブログはこれに抵触する可能性があるとみている。

 市選管は15日に対応を協議したが、ブログの文言に「ようだ」とあいまいな表現があることから、慎重を期し、県選管に相談して決めることにした。

 竹原市長は読売新聞の取材に、ブログについて「(公選法に抵触するかどうかは)皆さんが読んで判断すべきこと」とし、カードについては15日に配布したことを認めた上で「市民から『市長を支持している候補は誰か』とよく聞かれるので作った」と話した。  




  HPで公開の阿久根市職員給与、項目を簡略化 (2009年2月25日 読売新聞)

  鹿児島県阿久根市のホームページに2007年度当時の市長、教育長ら幹部を含む職員計268人の給与明細を匿名ながら1円単位で公開した竹原信一市長(49)は24日午後、扶養、地域、住居、児童、期末、勤勉など14項目にわたる手当の項目を「諸手当」「時間外勤務等」「期末、勤勉」の三つにまとめ、新たに公務員の社会保険料にあたる共済費の項目を加えて更新した。

 個人の手当支給額について一時、14項目も細かく公開したことに対し、識者からは「個人の特定につながる恐れがある」との批判が相次いだ。鹿児島大法文学部の平井一臣教授(政治学)は「児童手当の額なども掲載されていたため、職員名が出ていなくても個人が推定される恐れがある。職員の年収が不特定多数の目にさらされたことで、情報が悪用される可能性も否定できない」と懸念。個人情報保護行政に詳しい九州大法学部の南野森(しげる)准教授(憲法学)は「公務員の給与の透明性を高めるという考え方は理解できるが、やり方に問題がある。平均年収がいくら、年収600万円台が何人いるといった具合で十分では」と指摘した。

 市総務課によると、給与明細の公開は20日午後4時だった。竹原市長が同課に対し公開を打診した際、同課は「全職員の給与公表は個人情報の目的外利用を禁じた市個人情報保護条例に抵触する可能性がある」と慎重な姿勢を示した。しかし、市長の強い指示を受けてやむなく掲載したという。

 手当の項目を三つにまとめたことについて、竹原市長は24日夜の読売新聞の取材に対し、「(公開内容を)市民に見やすくしたのが目的。公益を第一に考えており、職員のプライバシーを守ることが理由ではない」と説明した。




  阿久根市職員268人分の給与、市長がHPに公開 (2009年2月24日 読売新聞)

  鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)が、市のホームページ(HP)に2007年度当時の市長、教育長ら幹部を含む職員計268人の年収、給料、14項目の手当の明細を1円単位で公開していることが23日、わかった。

 多くの自治体が職員給与の水準をHPで公表しているが、平均額などの公表が一般的だ。名前などは伏せられているが、懐具合を公表された職員からは「そこまでやるか」との声も出ている。

 市HPの市政情報の欄に消防を除く全職員の給与を表組みで掲載。年間の給料に加え、扶養、地域、住居、児童、期末、勤勉など14項目の手当が記載され、正確な年収が明らかになっている。いずれも1円単位で給与総額が多い順に番号を振って公開。名前はないが、医師、市長、副市長、教育長は役職を記載している。

 このうち職員で最も高いのは医師、市長に次いで3番目で、給料543万8400円、扶養手当37万2000円、住居手当32万4000円、時間外手当55万6284円などとなっており、年収は総額909万1695円。

 公開について、竹原市長は自身のブログ(日記形式のHP)で「19年度職員給与、手当明細も公開しました」と紹介し、市HPの該当サイトにつながるようリンクを張っている。そのうえで、「年収700万円以上の職員が54パーセント、大企業の部長以上の給料を受け取る人間が過半数にもなる組織が阿久根市民の上に君臨している」「職責や能力と給料の関係もデタラメとしか言いようがない」などと職員批判を展開している。

 竹原市長は読売新聞の取材に「市民から職員給与や退職金のことを知りたいと要望があったため掲載した。税金の使い道の話だから公開して当然。市は年間20億円の税収しかないのに多額の人件費を使っていることに市民がどう感じるかということだ」と話した。

 これに対し、ある職員は「自分の年収も載せられている。正直気分が悪い。出直し市議選に向けた選挙戦略としか思えず、『そこまでやるか』と開いた口がふさがらない」と憤りをあらわにした。別の職員は「阿久根市が他の自治体に比べて高いわけではないのに……」と話していた。



  阿久根市長また“裏技” 議会不同意の副市長を参事に (2009年2月3日 読売新聞)

  ブログ(日記形式のホームページ)を使った選挙運動などで物議を醸している鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)が、副市長に推しながら議会の同意を得られなかった元会社員の橋口信幸氏(57)を市農政課参事として1日付で採用したことが分かった。

 行財政改革の中心になるという。
議会が不同意とした人物を市長が独断で管理職に採用したのは市教委課長に次いで2人目。識者は「民主主義の手順をすり抜ける裏技」と批判している。

 市によると、採用は市職員任用規則の「選考による採用」に該当し、採用試験や議会の同意は不要。参事は決裁権のない課長級職員という。

 市長は昨年8月、「民間からの副市長起用」などを掲げて当選。副市長に橋口氏を充てる人事案を9月議会に提案した。しかし議会は「民間出身の市長を補佐する副市長は行政経験者が相応」との理由で不同意とした。任期満了で退任した教育長ら教育委員2人の後任人事案についても「市外在住者である」などとして不同意とした。

 これに対し市長は昨年12月、議会が不同意とした元三島村教育長の長深田悟氏を市教委教育総務課長として新規採用し、教育長を兼務させた。
この場合も「選考による採用」で、市の規則で教育長が空席の場合、教育総務課長が兼任できることを逆手にとった

 反市長派がほとんどを占める市議会の反発もあり、同市の教育委員は5人中3人が不在という状態が続いている。 文部科学省初等中等教育企画課は「議会の同意を得なかった人物を市教委に迎えたケースは聞いたことがない。 市長や議会は教育委員の任命に努力し、早く正常な状態に戻してほしい」としている。




  議会と対立の阿久根市長、今度は定数4減提案の意向 (2009年1月26日 読売新聞) 

  市議たちが不信任案提案の構えを見せるなど市議会との対立が深まっている阿久根市の竹原信一市長(49)は25日、現在16の議会定数を12とする条例改正案を近く開かれる臨時議会に提案する意向を示した。市長は昨年の9月議会に、定数6とする削減案を提案したが、市議会は否決した。不信任案提案への対抗策とも取れるが、今回の削減案も否決される公算が大きい。

 同市内で開かれた市民懇談会で明らかにした。竹原市長は出席した市民から議会定数の考えを問われ、「定数6に固執するつもりはない。臨時議会に定数12で出してみようかと思う」と述べた。

 懇談会終了後、市長は「市民の意見を聞くと12が妥当かなと思う。市民や議員も賛同してくれるのでは」と話した。条例案には3月の実施が確実視されている出直し市議選から適用することを盛り込むという。市長と市議会の対立を巡っては、市長不信任案を審議する臨時議会が2月にも開かれる。市長によると削減案をこの臨時議会に提出するかどうかは未定という。




  選挙中ブログ更新の阿久根市長、市議ら28人が告発 (2009年1月23日 読売新聞) 

  鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)が市長選期間中、自身のブログ(日記形式のホームページ)を更新したのは違法として、県議と市議、市民の計28人が22日、市長を公職選挙法(文書図画の頒布)違反容疑で県警阿久根署に告発した。竹原市長は「違法ではない」と反論している。
 告発したのは民主、社民、無所属でつくる県議会会派・県民連合所属の二牟礼正博県議ら7人と反市長派の市議6人、市民15人。告発人は櫁柑幸雄(みかん)市議で、全市議15人のうち12人が告発を支持しているという。

 告発状によると、竹原市長は初当選した昨年8月の市長選期間中、ブログを連日更新して自身の主張や他候補批判を展開。市選管から同法に抵触する疑いがあるとして更新停止を求められたが、選挙戦最終日まで聞き入れなかった。

 公選法142条は、選挙中、規定されたビラ以外の文書図画の頒布を禁止している。提出後、会見した二牟礼県議は「ブログ更新はビラではなく明らかな違法。今後、公平な選挙を推進するためにも告発した」と述べた。
 一方、竹原市長は「ブログへの書き込みを頒布と言えるのか。そもそも選挙中のブログ更新が禁止だと法では規定されていない」と話した。 同署は「受理するかどうかを含めてコメントできない」としている。




  
   阿久根市長が不人気市議投票、議会反発 不信任可決へ (2009年1月15日 読売新聞)  

  ブログ(日記形式のホームページ)を使って選挙運動をしたり、「アカンベー」をして取材を拒否したりするなどして物議を醸してきた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)=写真=に対し、市議15人のうち少なくとも12人が「市長の資質に欠ける」として不信任決議案を提出することを決めた。決議案は可決される公算が大きい。市長は辞職せずに議会を解散して対抗する構えだが、出直し選後の議会の構成次第では辞職に追い込まれる。市民からは「市民そっちのけの不毛な争い」という冷めた声が上がっている。

 市長に反発する市議12人はグループを結成、「市議の任期満了は今年12月だが、このまま市長を放ってはおけない」として、解散覚悟で不信任決議案の提出を決めた。グループの新坂上誠市議は「早く市長を辞めさせないと混乱がさらに広がる」と話した。別の市議は「市長を失職に追い込むためには出直し選で反市長派が過半数を占めることが大切。新しい市長候補の擁立も含めしっかり準備したい」と語った。

 竹原市長は読売新聞の取材に対し、「自分の生活のことばかり考え、市民のことを考えない議会は必要ない。私のやり方に反対するのであれば議会解散は仕方ない」と話した。

 市議グループは、早ければ2月に臨時議会の開会を求め同決議案を提出する。議会が解散されれば3月末までに市議選になるとみられ、反市長派の現職のほか、市長派の新人数人も立候補する予定だ。

 竹原市長は市議を2年半務めて昨年9月に就任。以来、ブログで市議たちを「市政妨害グループ」などと評したり、「最もやめてもらいたい市議は」などの意見を募ったりして議会との対立を深めてきた。

 議会では2007年、複数の市議が領収書を偽造するなどして政務調査費を水増しして受け取っていた不祥事が発覚。当時、市議だった竹原市長は「議会の信頼を失墜させた」としてこの議員に対する辞職勧告決議案を議員提出したが、議会は否決した。竹原市長は昨年の市長選で議会の体質を批判し、定数の大幅削減などを掲げて当選したという経緯がある。

 市長の言動に対し、議会は議員定数削減案を否決し、市長が提案した副市長人事案もはねつけた。さらに任期満了で退任した教育長ら教育委員2人の後任人事案も不同意にした。市長に反発して退任した1人を含めて教育委員5人のうち3人は今も空席のままだ。

 市議たちは、「ブログ選挙は選挙違反」として、県議会の一部会派も巻き込んで県議、市議連名で市長を公職選挙法違反(文書図画の頒布)の疑いで刑事告発することも検討している。

 市内の男性(69)は「議会制民主主義を否定する市長と、まともな批判もできない議会はどっちもどっち。阿久根をどうするのか展望が見えない」と批判した。





  議会不同意に対抗、長深田氏を課長採用・教育長兼務に (2008年12月10日 読売新聞)

   阿久根市議会は9日、空席となっている教育長に元三島村教育長の長深田悟氏(56)=西之表市在住=を充てる人事案を、11月の臨時議会に続き再び不同意とした。これを受けて竹原信一市長は、同氏を教育総務課長に新規採用し、教育長を兼務させる人事案を発表した。

 市によると、同氏の職員採用は「市職員の任用に関する規則」の「選考による採用」に該当し、通常の試験や議会の同意は不要。また、同課長が空席の教育長を兼務するのも市の規則に定められている。ただし、議会が不同意とした人物なだけに、議会からの反発を招きそうだ。同氏の採用は10日付。

 11月の臨時議会で、教育長の人事案は、同氏が村長選に立候補した過去の経歴や市外在住者であることなどを理由に不同意となった。竹原市長は議会への説明不足を感じ、今議会に同じ人事案を再提案していた。

 この日の本会議では、議員からの質疑や討論はなく、無記名投票の結果、賛成3、反対11で不同意になった。議会後、市議の一人は「反対の理由は前回(臨時議会)と同じなので質疑などはしなかった」と語った。

 竹原市長は「別の人を提案しても議会は不同意にするだろう。私には教育行政をきちんとする責任がある。職員採用は私の権限」と述べた。




  阿久根市教委課長兼業 市長、問題ないと見解 南日本新聞 2008 12/18

   教育委員長「許可してない」
 阿久根市の教育長職務代理者を兼務する市教委教育総務課長に10日付で就任した長深田悟氏(57)が現在も西之表市内の保育園長を務め、地方公務員法(地公法)が禁止する公務員の兼業状態にある問題で、竹原信一市長は17日の市議会一般質問で、地公法38条に基づく兼職(兼業)許可を10日付にさかのぼって長深田氏に出したため、問題はないとの見解を示した。
 地公法38条は、公務員は任命権者が認めなければ、兼業はできないと定める。長深田氏は市長部局の職員として採用され、市教委職員に出向。市は、職員採用した時点で兼業許可が出せると判断したという。
 これに対し、文部科学省は「教委職員の任命権者は当該自治体の教育委員会」との見解。県教委も兼業には当該教委の許可が必要と説明する。同市教委の折橋嘻典委員長は「(長深田氏の兼業は)会議も開いておらず、許可していない」としている。
 同市総務課の松永庄司課長によると、長深田氏は15日に許可申請書を市長に提出、同日許可された。兼業は10日から保育園長を辞任する26日までで、その間、保育園から報酬は受けないとしている。
 日付をさかのぼって市長が許可したことについて、松永課長は「教職員人事などで阿久根市が取り残されないためにはやむを得なかった」と話した。竹原市長は答弁で、「単なる手続きのミス。それほど大げさにいうことはない」と述べた。

保育園側、兼職認めず/理事長「保護者らに説明を」
 阿久根市の教育長代理者を兼務する市教委教育総務課長の長深田悟氏(57)が西之表市安納の安納双葉保育園長との兼業を続けている問題で、同保育園を運営する社会福祉法人「安納双葉福祉会」(原田敏郎理事長)は17日、「(長深田氏の)身分は12月26日まであり、兼職は認めない」とする理事長名の文書を竹原信一阿久根市長に送付した。
 同会によると、16日に長深田氏から、12月10日から26日までの間、無給で園長職に就くという10日付の兼職許可申請書が送付されてきた。
 同会は持ち回り理事会を開き協議した結果、同園の就業規則に「職員は理事長の許可を受けなければ国、地方公共団体などの事業、事務に従事してはならない」という項目があるうえ、12日の緊急理事会で辞職を26日付と決めていたことから、兼職を認めないと決定した。
 原田理事長は「26日までは園長。阿久根市長が兼業を許可してもこちらは認めていない。今は年休扱いになっているが、給料は支払われるので、他の仕事をしてほしくない。園の保護者や職員にもきちんと説明してほしい」と話した。
 兼業問題をめぐっては、12日に長深田氏から同会に9日付にさかのぼった辞職願が提出されたが、法人の規約により12日付で受理、辞職は2週間後の26日付と決めた。
 
  阿久根市の新教育総務課長が兼業 (2008 12/12 07:31)
   保育園長の辞表未提出
 阿久根市に10日付で新規採用され、教育長職務代理者を兼務する市教委教育総務課長の長深田悟氏(56)が、西之表市安納の保育園長を現在も続け兼業状態であることが11日分かった。地方公務員法(地公法)は特別な場合を除き、公務員の兼業を禁止している。長深田氏は南日本新聞の取材に、「手順としては問題があると思うが兼業ではない。12日に種子島に戻り、9日付の辞職届を出す」と説明した。
 保育園は社会福祉法人「安納双葉福祉会」が運営する安納双葉保育園で、長深田氏は6人の理事の1人。2006年4月から園長を務め、報酬を得ていた。
 同会によると、10日に長深田氏から「(教育長代理者になる)話があって承諾した。よろしくお願いします」と理事に電話で連絡があった。しかし辞表は提出されず、辞職を認めたり、後任を決める理事会を招集できていないという。
 阿久根市の竹原信一市長は「9日付で辞表を出していると聞いていたので、辞めたと認識していた」とコメント。松永庄司総務課長は「元公務員でもあり、当然辞めたと思っていた。調査不足と指摘されても仕方ない」と話した。
 地公法は「職員は職務に専念する」「営利企業や団体の役員を兼ねたり、報酬を得てはならない」などの内容を規定している。県人事課は「兼業の実態が事実なら通常は採用されない」としている。
 竹原市長は教育長候補として、長深田氏を教育委員とする任命案を市議会に提出。しかし三島村教育長時代に同村長選挙へ出馬したことを理由に議会が同意しなかったため、阿久根市は教育長職務代理者を兼務する市教委教育総務課長として新規採用した。





  職員倫理条例“骨抜き”改正、業者と酒やゴルフ容認 (2008年12月3日 読売新聞)  

  鹿児島県阿久根市が今月から、市職員倫理条例の施行規則を一部改正し、これまで禁止していた利害関係者との飲食やゴルフを認めていたことが分かった。市は「職員と市民が自由に意見交換するため」としているが、倫理条例の趣旨を事実上“骨抜き”にしたことに、識者らは「汚職事件が相次ぐ中、時代に逆行している」と批判している。

 旧大蔵省の接待汚職などを機に、利害関係者からの金銭・物品供与などを禁止した国家公務員倫理法が2000年に施行されたことを受け、地方自治体でも職員倫理条例制定の動きが広がった。阿久根市では04年4月に施行された。利害関係者は、国や地方自治体に許認可や補助金交付を申請したり、契約関係を結んだりしている事業者や個人などを指している。

 市総務課によると、条例の施行規則に掲げた「利害関係者との禁止行為」の中で、今回「飲食」「ゴルフ、遊技または旅行(公務の旅行を除く)」の部分を外した。対象は全職員243人と市長。施行規則の改正に市議会の同意は不要という。
 竹原信一市長(49)は「利害関係があれば、たとえ同級生であっても飲食やゴルフができないというのはおかしい。職員は良心に基づいて行動すればよい。不正をすれば厳正に処分する」としている。
 さらに市総務課は、「規則改正で市内飲食店の活性化も期待できる」とも話す。

 竹原市長は8月の市長選で初当選した。選挙期間中に自身のブログ(日記形式のホームページ)を更新し続けて他候補を批判。当選後は当選のお礼とも受け取られかねない文章を掲載した。市選管は「公職選挙法に抵触する恐れがある」と指摘したが、竹原市長は「ブログは私の日記であり、見たい人が見るもの。総務省の解釈がおかしい」と反論。就任後も一部の報道機関に「アカンベー」して取材拒否をするなどして市議会から批判を受けるなどした。

 市議の一人は「規則改正で職員が入札参加業者らに取り込まれたり、市民からも無用の誤解を受けたりする危険性がある。市外で飲食したら地元は潤わないし、市内にはゴルフ場はない。改正の真意が分からず、議会に相談すべき事案だ」と批判している。





  「市議会は解散すべきか」市長、ネット投票呼びかける (2008年11月6日 読売新聞) 

  阿久根市の竹原信一市長(49)が、4日付の自身のブログ(日記形式のホームページ)に、「市議会は解散すべきか」などの質問を掲載して、市民にインターネット上での投票を呼びかけていることが分かった。不特定多数の閲覧者にネット投票を呼びかける政治手法は今後、市議会などから反発を招きそうだ。

 竹原市長は8月の市長選で、市議会の定数削減などを公約に掲げて初当選。9月議会に、現行の定数16を10削減して6にする条例改正案など5議案を提案したが、市議会はいずれも否決した。その後、開いた市民懇談会で、市長は市民に定数のあり方などを問うアンケートを実施する考えを示した。

 竹原市長は「ネット投票の結果をそのまま民意とすることはしない。市民へのアンケートは予定通り行う」と話している。

 竹原市長は市長選の期間中、ブログに主張や他の立候補者の批判を展開して、市選管から法定外の文書の掲示を禁じた公職選挙法に抵触する疑いがあるとして、更新停止を求められたが、市長は「ブログは私の個人的な日記」として、選挙戦最終日まで聞き入れなかった。
 今回の市議会解散の是非を問うネット投票について、ある市議は「市民以外の人も投票できるネット投票には賛成できない。この市長を選んだ有権者はどう受け止めているのか。市民の見識も問われている」と話していた。




  阿久根市、教育長も不在 副市長に続き後任決まらず (2008年10月18日 読売新聞) 

  竹原信一市長(49)が提出した副市長の人事案が市議会に否決された阿久根市で、今度は教育長が任期満了で退任した。両ポストとも後任は決まっておらず、17日が最終日だった今議会にも、追加の人事案は提出されなかった。市長の補佐役と教育行政トップが不在という異例の事態に陥っている。

 教育長は教育委員の互選で選任され、通常は市長が教育長就任を想定して人事案を提出する。櫛山重遠教育長(69)が14日に任期満了を迎え退任。しかし、竹原市長は「後任が決まっていない」との理由で人事案を今議会に提出しなかった。教育長の職務代理は当面、市教委の山下健一教育総務課長が務める。

 教育委員の人事を巡っては、竹原市長が提出した別の委員の人事案が、市議会で「教育行政に携わった経験がない」などの理由で不同意になり、教育委員は5人中2人が欠員となっている。

 市では9月10日、当時の副市長(49)が「一身上の都合」という理由で退職。このため、竹原市長は同29日、空席の副市長に民間出身の男性(57)を選任する人事案を提出した。しかし、市議会は「市長を補佐する副市長は行政経験者が相応」などの理由から不同意とした。
 竹原市長は「両人事案はなるべく早く提出したいが時期は未定」と話している。





  議員定数の市長案「6」を否決、副市長人事も不同意 (2008年10月18日 読売新聞) 

 鹿児島県阿久根市議会は17日、最終本会議を開き、竹原信一市長(49)が提案した議員定数を現在の16から6に削減する条例改正案を否決した。同市では、この削減案を巡って市長と市議会が対立を深め、副市長の人事案が不同意となり、任期満了で退職した前教育長の後任も決まらないまま。市長の補佐役と教育行政トップが不在という異常事態に陥っている。

 最終本会議の討論で議員らは削減案を「市議の権限を無視した暴挙」と批判し、採決で14人全員が反対した。本会議後、市長は「否決は残念だが、市民が議会や定数のあり方を議論する呼び水にはなった」と話した。

 市長は今議会に市長、副市長の給料削減案や、9月10日に前副市長が退職したことに伴う後任人事案も提案。議会は「給料削減はほかの幹部とのバランスを欠く」「副市長は行政経験者が相応」などと否決、不同意とした。

 前教育長は14日付で退職。教育長は教育委員の互選で決まるが、市長が提出した別の教育委員の人事案が「教育行政に携わった経験がない」などの理由で不同意になっており、教育委員は5人中2人が欠員となっている。




 
  アカンベーで取材拒否、阿久根市長「今後はしない」 (2008年10月15日 読売新聞)

  鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)が9月、地元の南日本新聞記者に対し、「アカンベー」をして取材拒否していたことが14日の市議会一般質問で明らかになった。市長は「今後はしない」と答弁したが、謝罪はしなかった。

 同紙によると、市長が初当選した翌日の9月1日、市役所で行われた当選証書付与式会場で、記者が抱負や人柄について取材を個別に申し込んだところ、市長は無言のまま「アカンベー」のポーズをして応じなかった。

 議員から「品位を欠く行為」と批判された市長は事実を認めたうえで、「公式な場でやったのではないが、今後はしない」と説明。
 報道陣の取材に応じた市長は「(取材は)お断り、というサインがああいう形になった。取材姿勢や、ものの言い方などが気になっていた」と話した。
 南日本新聞の谷修司・編集局報道本部長は「市長という公人がメディアを選別し、情報操作しようとするのは極めて遺憾」としている。




  阿久根市議会の定数大幅削減、議運が市長提案を否決 (2008年10月9日 読売新聞) 

  阿久根市議会の議員定数削減問題で、市議会の議会運営委員会は8日、竹原信一市長が提案している定数を16から6にする条例改正案を賛成少数で否決した。 7日には市長の給料を半額にするなどの条例改正案も市議会の総務文教委員会で否決されている。 両議案は17日の最終本会議で採決されるが、いずれも否決される公算が大きい。市長が市長選で掲げた人件費削減に関連する二つの改革案は、早くも暗礁に乗り上げた格好だ。

 8日の議会運営委員会(櫁柑幸雄委員長、5人)では、竹原市長に出席を要請して意見を聞いた。市長は定数を削減する目的について「議会の質を上げ、削減された経費(人件費)を教育や福祉などに充てる」と説明した。

 委員からは「削減案をいきなり提出するのはどうか」などと、事前に議会側と協議をしなかったことを批判。これに対して市長は「(市と議会の関係は)対等だから、真正面から出した」「やり方は間違っていない」と応じた。

 このほか委員からは「定数6の根拠は」「他市と比較して、現在の定数は決して多くない」などの質問が出た。竹原市長は「阿久根には阿久根のやり方があっていいという考えが基本にある」と従来の主張を繰り返すなど、議論は平行線をたどり、委員の1人が「あなたと話をしても解決策は出ない」と言い放つ場面も見られた。採決の結果、議員定数削減案は賛成1、反対4で否決された。

 また、市長の給料を50%、副市長を37%、それぞれカットして40万円にする条例改正案は7日、総務文教委員会が「削減の根拠が不明確」などして否決した。
 8日、委員会終了後に記者会見した竹原市長は「もし本会議で否決されても、(定数6とする)議案を今後変えるつもりはない」と、次回の議会での再提案に意欲を見せる一方、「市民の声をもっと聞く必要がある」とも語り、市民懇談会などで民意を集約する考えも示した。




 阿久根市議会 定数6に、市長提案に議員「極端過ぎる」 (2008年9月30日 読売新聞)

  阿久根市議会の9月定例会が29日開会し、竹原信一市長は市議会の定数を現在の16から10削減し6とする条例改正案を提案した。議員は「削減の明確な説明がなく、極端過ぎる」「行政の監視機能が損なわれる」と反発を強めており、市長が提案した副市長らの人事議案は不同意にした。竹原市政になって初めての市議会は開会日から波乱の幕開けとなった。

 竹原市長は市議会の定数を削減する理由について「市財政は厳しく、議員削減は市の未来のために必要な措置」と述べた。
 定数を6とした根拠について市長は、過去不調に終わった出水市など周辺2市4町との合併協議で新市の議員定数とされた30を基に、人口比などから算出した。また市議会を縮小する代わりに、市が市民から直接、意見や要望を聞く市民懇談会を毎月開いて民意をくみ取るとした。

 このほか市長給料を月額80万円から40万円に、副市長の給料を63万4000円から40万円に減額する条例改正案も提出された。両案とも10月3日の本会議で質疑を受けた後、委員会に付託される。
 この日は空席となっている副市長に鹿児島市在住の元会社員橋口信幸氏(57)を、任期満了に伴う教育委員に同市の住職植松泰尚氏(49)を選任する議案を提案。議会は副市長案を反対12、賛成2で、教育委員案を反対11、賛成3のいずれも賛成少数で不同意とした。
 提案された議員削減案について、議会終了後、ある議員は「定数6にする明確な根拠を市長は示していない。いったい6人の議会で何ができると言うのか」と困惑。別の議員は「定数6は市長独自の理論による、いうならばデタラメな議員数。市民懇談会も議会制民主主義を無視する発想」と手厳しく批判した。
 ある市幹部は「市長が定数6の根拠としている合併協議で阿久根市域に割り振られた議員数は7・9だった。市長からは『7・9から市長と副市長分を除いた数字が6だ』と説明を受けたが、なぜ議員でない2人を除くのか私にもわからない。正直、職員からも疑問の声が上がっている」と戸惑いを隠せない様子だった。




 ブログに当選お礼、鹿児島・阿久根市長に選管指導 (2008年9月13日 読売新聞) 

  阿久根市の竹原信一市長が自身のブログ(日記形式のホームページ)に当選のお礼を掲載しているため、同市選管は「公職選挙法に抵触する恐れがある」として指導した。
 市長は12日付のブログで今回の指導について、「あいかわらずバカバカしいのにもほどがある」などと反論している。
 市長は8日付のブログで「お礼」と前置きした上で、「たくさんの方々が私の選挙応援をされました。(中略)本当に有難うございました」と書き込んだ。
 公選法178条では、自筆の手紙やはがきなどを除き、立候補者が選挙後に文書を頒布して当選や落選のあいさつをする行為を禁じている。ブログによるあいさつも文書頒布と見なされるため、市選管は市長が就任した11日、口頭で指導した。
 当選直後の1日付のブログでも当選のお礼とも取られかねない文書を掲載しているが、市長は「ブログは個人の日記であり、書き方まで指導されたくない。総務省の法解釈はおかしい」と主張している。


 
 
   阿久根市長当選の竹原氏「ブログは日記、放っておいて」 (2008年9月2日 読売新聞)

   8月31日投開票の阿久根市長選で初当選した竹原信一氏(49)(無所属)が、告示後も自身のブログ(日記形式のホームページ)で主張や他の立候補者の批判を展開するなどして、市選管から「公職選挙法に抵触する疑いがある」と指導を受けていたことの波紋が広がっている。竹原氏は1日、当選証書を市役所で受け取り、「『私の日記』の書き方まで指導されたくない」などと報道陣に持論を語った。

 この日、市役所で取材に応じた竹原氏は、まず高齢者らの救済に力を入れるとともに、人件費削減などにより財政再建を早急に進める考えを示した。

 竹原氏は選挙期間中、ブログを連日更新。市選管から注意を受けた後も更新を続け、最終日の30日に停止するまで聞き入れなかった。

 竹原氏は、他の候補から「ブログの更新は不公平」との声があることについて、「日記は私(個人)の問題であり、総務省の法解釈がおかしい」と批判。「日記なのだから放っておいてほしい」と述べた。

 だが、市長選の結果は、多くの市議が支援に回った前市会議長、庵重人氏(69)を約500票の小差で破る勝利。公選法に抵触する可能性がある状態で更新し続けたブログが、何らかの効果をもたらしたという見方も捨てきれない。

 これについて、竹原氏は「分からない」と語ったが、1日当たり400件だったブログへのアクセス数が、28日の新聞報道後は1000件近くに増え、反響が大きかったことも明かした。




  阿久根市長選、竹原さん初当選 人件費削減の訴え実る (2008年9月1日 読売新聞) 

 無所属新人の4人が立候補した阿久根市長選は31日投開票され、前市議・竹原信一氏(49)が初当選を果たした。

 3期目の斉藤洋三市長(71)の引退表明に伴い、12年ぶりの選挙戦になった。行財政改革の推進や、担い手の高齢化が進む農林水産業の振興、地域の少子高齢化対策などが課題となった。

 市長選には竹原氏のほか、前市会議長・庵重人氏(69)、前阿久根地区消防組合消防長・山田実氏(57)、金物店経営・砂畑実氏(78)の4人が激しく競り合った。

 竹原氏は、市民の目線からの改革を呼びかけ、財政再建に向けて市の人件費の削減を主張。2007年度の市の税収が約20億円に対して、人件費が約23億円かかっていることなどを挙げ、市長の給与や退職金、議員定数のカットなどを訴えた。
 市内の事務所では、当選の連絡が入ると、支持者らが「やった」などと歓声を上げ、手を取り合って喜んだ。竹原氏は「停滞する市政を変えて欲しいという市民の願いの現れ。官民格差をただしたい」と語った。
 ▽当日有権者数 2万140人▽投票者数 1万5206人▽投票率 75・50%

 ◇阿久根市長選開票結果
当 5,547 竹原信一 49 無新
   5,040 庵重人  69 無新
   4,401 山田実  57 無新
     138 砂畑実  78 無新
     選管確定、無効など79)




  市長選候補者が告示後もブログ更新、選管の停止要請無視 (2008年8月28日 読売新聞)  

 24日告示、31日投開票の鹿児島県阿久根市長選で、候補の一人が告示後も自身のブログ(日記形式のホームページ)を毎日更新し、主張や個人演説会の日程などを伝えている。市選管は「選挙違反の疑いがある」と更新停止や内容の削除を求め、連日注意しているが、候補は「公職選挙法には抵触しない」と応じていない。総務省選挙課は「市選管の指導に従ってほしい」と話している。

 阿久根市では3期務めた現職が引退を表明し、市長選は無所属新人4人の争いとなっている。

 ブログの更新を続ける候補は2003年からインターネット上にブロクを開設。ほぼ毎日内容を改め、市政への問題提起をするなどしてきた。

 市長選告示後も毎日更新を続けており、28日の更新分では、他の候補者について「市を転落させてきた責任を分かっておらず、選挙に出る資格さえない」などと批判している。

 公職選挙法では選挙期間中、法定外の文書、図画の頒布や掲示を禁止している。市選管は「選挙期間中のブログ更新は公選法の違反に当たる恐れがある」として、25日以降、職員がブログの更新を確認したうえで選挙事務所に電話を入れたり、スタッフに直接会ったりして更新停止や更新分の削除を指導している。しかし候補側は応じないという。

 候補は「ブログはお金もかからず、見たい人だけが見るもの。市選管の解釈は間違っており、公選法違反には当たらない。今後もブログの更新などをやめるつもりはない」と主張している。

 市選管は30日までの選挙期間中、候補に面会して指導し、文書での警告も検討している。

 ◆ネット選挙運動解禁へ、与野党議論
 インターネットを利用した選挙運動を巡っては、自民、民主両党などが公選法見直しの議論の中で解禁に向けた検討を続けている。

 民主党は政治改革推進本部で議論を進め、積極的な見解を打ち出そうとしている。自民党でもその有効性には肯定的な意見が多いが、6月の選挙制度調査会で次期臨時国会に提出する公選法見直し案には盛り込まない方針で一致、結論を先送りした。

 ネット上での選挙運動は、有権者がホームページで場所や時間を問わず、候補者の主張を見比べることが可能という利点がある一方、候補者が開いた掲示板で中傷が繰り返されたり、迷惑メールを誘発したりする恐れがあると懸念されている。




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官様、夫婦で公務員世帯の改革が急務です。
女性公務員は産休中、仕事を全くしないのに給与の10割分が毎月約5ヶ月間も貰える!。
1円も減額されずに真面目に勤労している労働者と同様にです!。
更には、育児時間を1年間も只で貰える。
究極は、3年間も休職できる上、其の休職期間中も共済組合から給料が出る事です。
産後から1年間までは事業所から何と満額の給料とボーナスが出るのです。
2年目から2年間は共済組合から何と給料の8割分が貰えるのですよ!。
共済組合費は女性自身でも負担してはいるが男性も負担しているのですが。
ふざけるな!例えば自営業の女性は産休中も無給だし、ましてや3年間までも給与の8割分なんて全く貰えないよ
不公平な制度である。民種党は公務員女性が得するような政策制度の悪用利権政治不平等政策をやめろ!。
3年間もの、給与の8割分毎月は所謂国民が納める血税で賄われている税金の無駄使いはやめろ!。
夫婦で公務員世帯については、妻の産休中の所得税や住民税及び社会保険料の事業主負担分(健康保険料、年金保険料など)を配偶者である夫に負担させる様に法改正を行う事が緊急に必要である。
日本国では、公務員の女性が得をする様に法律や条例及び制度が整備されているのですよ。
だから、公務員女性と結婚して夫婦になれば其の夫と子供や自分の親までも幸福に成る様に完璧に法整備されているのだよ。

竹原市長様ガンバレ!フンバレ!正義は必ず勝!竹原市長様ガンバレ!フンバレ!正義は必ず勝!竹原市長様ガンバレ!フンバレ!正義は必ず勝!
追伸、政府は総務省と人事院に今までの反省を促し改善策を策定させ国民に分かりやすく示す様に命令しろ!。
2010/07/03(土) 17:10 | URL | 竹原市長様ガンバレ!×10正義は勝者V #MpwxvkMQ[ 編集]
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   『gohan』 『beach』 『simple02』
■ テンプ(さくら): 杏さん
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読みやすく 美しく 感謝しています。
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