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12月2日 朝日サイトに火山記事が3つ。 姶良や鬼界の巨大噴火 まで言及

  
2012.12.2

12月2日の朝日サイトに火山記事が3つ出ました。
過去の巨大噴火まで記事になっています。

■ 九州の火山、活動活発 桜島・新燃岳ともに警戒レベル3 2012.12.2 朝日

 九州ではより広範囲に被害を与える巨大噴火も数万年~数千年ごとに起きている。阿蘇山の東西17キロ、南北25キロの巨大なカルデラは、30万~9万年前に4度繰り返された巨大噴火で作られた。9万年前の噴火の総噴出量は東京ドーム約50万個分(約6千億立方メートル)に上り、北海道でも10センチの火山灰が積もった。
 南の縁(へり)に桜島があり、錦江湾奥部の海底に位置する姶良(あいら)カルデラは、約2万8千年前に南九州を火山灰で埋没させるほどの巨大噴火を起こした。 鹿児島県三島村の薩摩硫黄島近くの海底にある直径約20キロの鬼界カルデラは約7300年前に巨大噴火。大規模な火砕流が海面上を走って薩摩半島や大隅半島に達し、灰が東北地方まで覆った。この影響で九州南部の縄文文化はいったん壊滅したとされる。

 
■ 富士山噴火、西日本にも影響懸念 首都機能補う必要も 2012.12.2 朝日

姶良カルデラでは2万8千年前に発生した火砕流が鹿児島、宮崎、熊本の各県を埋没させ、シラス台地を形成。総噴出量は4500億立方メートルに上り、空中に噴き上げられた火山灰は、近畿で約30センチ、関東で約10センチなど、日本列島各地に降り積もったという。


■ 大地震と連動警戒 富士・御岳・焼岳、監視続く 東海  2012.12.2 朝日

世界の活火山の1割が集まる日本。

広大な観光地を抱え、風評被害を恐れて語ることがタブー視されてきた富士山(標高3776メートル)の噴火。それに備えて県境を越えた対策組織ができるのは初めてだ。 富士山が最後に噴火したのは1707年。噴火地点に近い村は壊滅状態になった。宝永噴火と呼ばれるこの噴火は、実は南海トラフを震源域とする宝永地震の49日後だった。 昨年の東日本大震災の4日後には、富士山直下でマグニチュード(M)6.4の地震が発生。その後、地震活動は低下したが、国は東日本大震災で火山噴火が誘発する可能性もあるとして、自治体などに火山による広域災害に備える体制づくりを要請した。


■ 国内火山1162回噴火 過去2千年 大規模は百年なし 2012.12.1 朝日

東日本まで降灰被害が広がった桜島(鹿児島県)の「大正大噴火」以降、大規模噴火は約100年起きておらず、中村教授は「各地の活火山でマグマがたまっている可能性が高い」と指摘
日本の火山_convert_20121202193630
国内の主な活火山と過去2千年の噴火回数


■ 十勝岳、火山性地震がやや増加 原因不明で推移注視 2012.12.2 朝日

札幌管区気象台は、十勝岳で2日昼前から火山性地震がやや増加している、と発表した。火山性微動は観測されておらず、噴火警戒レベルは「1(平常)」のままだが、原因は不明として推移を注意している。気象台によると、火山性地震は2日午前11時半~午後6時に107回観測された。このうちの1回は、山麓(さんろく)の十勝岳温泉地区などで震度1程度の揺れを感じた。十勝岳で有感地震の観測は2000年6月以来。十勝岳の火山性地震は、最近では1日あたり10回未満で推移していたという。






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◆ アイスランドグリムスボトン火山が2011年噴火。ラキが連動すると世界大混乱
◆ 95%中国輸入のレアメタル(アンチモン)を鹿児島湾で発見。埋蔵量180年分
◆ 桜島の本体は 鹿児島湾の北の姶良カルデラ。 カルデラは 破局噴火の痕跡
◆ 十勝岳火口が赤く燃える。 硫黄が燃焼? 火山は硫黄が取れる宝の山だった
◆ 12月2日 朝日サイトに火山記事が3つ。 姶良や鬼界の巨大噴火 まで言及
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リンク切れ、記事削除のときの自分用資料


■ 九州の火山、活動活発 桜島・新燃岳ともに警戒レベル3 2012.12.2 朝日

【安田朋起、斎藤徹】世界有数の火山国日本のなかでも、九州は「火山大国」だ。

 国内110の活火山のうち九州は17、全国47の常時観測火山でも九つだが、気象庁が噴火警報を発令中に限ると6火山のうち4火山が九州。うち二つは人が住む地域近くまで影響が及ぶと予想され、噴火警戒レベルが現時点で最高の「3」に引き上げられている。

 その一つが鹿児島県の桜島。地球上で最も活発な火山の一つで、約60万人が暮らす鹿児島市が近いのも珍しい。

 今も噴煙をあげる南岳(1060メートル)は約4千年前に活動を始めた。大噴火を100~300年ごとに繰り返し、多数の死者を出してきた。1471~76年の「文明噴火」、1779年の「安永噴火」、1914年の「大正噴火」が代表例。大正噴火で東側に流れた溶岩は海を埋め、桜島が大隅半島と地続きになった。46年に起きたひとまわり小規模の「昭和噴火」とあわせて4大噴火と呼ばれる。

 70年代から90年代、南岳山頂火口で活動が激しくなり、ピーク時の総降灰量は年2千万トンを超え、鹿児島市内も降灰に悩まされた。

 90年代半ばごろからおとなしくなったが、2006年には昭和火口が約60年ぶりに活動を再開。09年から活動が本格化し、昨年は年間爆発回数が観測史上最多の996回。今年も11月26日現在で830回を数え、総降灰量も年500万トン程度まで増えている。

 地下のマグマだまりに推定年1千万立方メートルほどのマグマが深い所から供給されており、火山学者は「大噴火は差し迫ってはいないが、着実に近づいている」との見方で一致する。

 もう一つが新燃(しんもえ)岳(1421メートル)。鹿児島・宮崎両県にまたがる霧島連山の一つで、昨年1月、約300年ぶりに本格的に噴火した。最初の1週間の噴石や火山灰の総噴出量は推定約5千万トン。今の桜島のほぼ10年分にあたる。

 噴火は昨年9月7日を最後に途絶え、爆発の可能性は低くなったとして、気象庁は今年6月、立ち入り規制区域を「火口から3キロ以内」から「2キロ以内」へ縮小。周りの高千穂峰や韓国岳への登山が解禁された。ただ、火口にたまった溶岩は高温のまま。地下のマグマだまりの蓄積量も噴火前に近い水準に戻っており、活動がおさまるか予断を許さない。

 今は静かだが約20年前に痛ましい被害をもたらしたのが、長崎県の雲仙・普賢岳(平成新山・1483メートル)。90年11月17日、198年ぶりに噴火。翌91年6月3日に高温の噴出物が火山ガスと一体になって高速で流れる大火砕流が発生し、死者・行方不明者43人を出した。山頂の火口にできた溶岩ドームが崩れたためだ。

 その後も火砕流や土石流を繰り返し、最大時は1万1千人が避難対象に。活動は95年まで続いた。溶岩ドームは平成新山と名付けられ、今年5月には間近に望む新登山道が開通した。

 江戸時代の噴火では近くの山が大きく崩れ、有明海に流れ込んだ土砂で津波が発生。対岸の熊本や天草にも大被害をもたらした。「島原大変肥後迷惑」と呼ばれ、死者は約1万5千人に達した。

 雄大な景色で名高い熊本県の阿蘇山(中岳・1506メートル)も時々噴火する。中岳火口は今は観光名所だが、58年に12人が死亡、79年にも観光客ら3人が亡くなった。昨年5月も小規模噴火が起こり、警戒レベルが一時「2」(火口周辺規制)に引き上げられた。

■過去には巨大噴火

 九州ではより広範囲に被害を与える巨大噴火も数万年~数千年ごとに起きている。阿蘇山の東西17キロ、南北25キロの巨大なカルデラは、30万~9万年前に4度繰り返された巨大噴火で作られた。9万年前の噴火の総噴出量は東京ドーム約50万個分(約6千億立方メートル)に上り、北海道でも10センチの火山灰が積もった。

 南の縁(へり)に桜島があり、錦江湾奥部の海底に位置する姶良(あいら)カルデラは、約2万8千年前に南九州を火山灰で埋没させるほどの巨大噴火を起こした。

 鹿児島県三島村の薩摩硫黄島近くの海底にある直径約20キロの鬼界カルデラは約7300年前に巨大噴火。大規模な火砕流が海面上を走って薩摩半島や大隅半島に達し、灰が東北地方まで覆った。この影響で九州南部の縄文文化はいったん壊滅したとされる。

■命守るため「正しく知る」

 なぜ九州に活発な火山が多いのか。

 火山のマグマは海側のプレートが陸のプレートの下に沈み込んだ、深さ100~150キロの高温高圧の場所で生まれる。マグマはまわりの岩石よりも軽く、岩盤の亀裂などを伝ってじわじわと上昇する。

 この「マグマの通り道」が九州の地下ではできやすい傾向にある、と九州大地震火山観測研究センター(長崎県島原市)の清水洋センター長は説明する。「地球の深い所にあるマントルの動きの関係で、九州の岩盤は構造的に亀裂ができやすく、地震よりも火山活動で地下のひずみエネルギーを多く解放する。東日本は力のかかり具合が違うので、逆に、火山活動が少なく地震が多い」

 噴火災害から身を守る備えのひとつが「火山ハザードマップ」を見ることだ。火砕流や噴石、溶岩がどこまで及ぶかを予測した地図をメーンに、噴火災害の歴史や避難の経路なども示している。九州にある九つの常時観測火山すべてで県や地元自治体が作っている。

 普賢岳の噴火災害を経験した清水さんは、「まずは過去の火山災害をよく知ること。正しく知ることが、いざという時の正しい判断につながり、命を守ることになる」と話す。




■ 富士山噴火、西日本にも影響懸念 首都機能補う必要も 2012.12.2 朝日

【角谷陽子】火山大国・日本にあって九州を除く西日本(北陸、近畿、中国、四国)は活火山が少ない地域だ。
全国には活火山が110あるが、この地域には北陸の弥陀ケ原(みだがはら=富山県)と白山(はくさん=石川・岐阜県)、中国の三瓶山(さんべさん=島根県)と阿武(あぶ)火山群(山口県)しかない。このうち、気象庁が24時間体制で監視する47火山に入っているのは、白山だけだ。

 その白山も、江戸時代初期の1659年を最後に噴火していない。火山災害に備えたハザードマップもまだ策定されていない。

 なぜこの地域に活火山が少ないのか。産業技術総合研究所で火山活動を研究する星住英夫・主任研究員は「海のプレート(岩板)の沈み込みが関係している」と説明する。海のプレートが陸のプレートの下に沈み込む際、地中深くのマントル(岩石層)が溶けてマグマとなり、地表に噴き出して火山ができる。この地域では沈み込んだプレートが浅く、マグマが発生しにくいためだという。

 ただ、火山災害と無縁かと言えば、必ずしもそうではない。かつて九州の阿蘇、姶良(あいら)、鬼界といったカルデラや中国の大山(鳥取県)などで起きた規模の大きな噴火では、近畿などにも火山灰が降ったことが確認されている。

 例えば、姶良カルデラでは2万8千年前に発生した火砕流が鹿児島、宮崎、熊本の各県を埋没させ、シラス台地を形成。総噴出量は4500億立方メートルに上り、空中に噴き上げられた火山灰は、近畿で約30センチ、関東で約10センチなど、日本列島各地に降り積もったという。

 これほどの大噴火が起きる頻度は日本では1万年に1回程度と、まれにしか起こらない。とはいえ、九州には活動が活発な活火山が多く、降灰などの影響が及ぶ可能性はある。

 また、最も影響が懸念されるのは富士山の噴火だ。1707年には、南海トラフ沿いの巨大地震「宝永地震」の49日後に「宝永噴火」が起き、江戸にも大量の火山灰が降った。

 国は2004年、宝永噴火と同規模の噴火があった場合を想定し、ハザードマップを策定。静岡・山梨・神奈川の3県は山麓(さんろく)の自治体などと共に今年6月、対策協議会を発足させた。

 火山灰は関東に降り注ぎ、健康被害のほか、停電などライフラインがマヒする恐れがある。新幹線や東名高速道路が止まり、航空機の運航に支障が出る。物流網が混乱し、企業の生産活動にも影響する。

 東西の大動脈が寸断されれば、西日本にも大きな影響が及ぶ。政治や経済の中枢が集中する首都圏が被害を受ければ、近畿を中心とする西日本で首都機能を補う必要性も出てくる。

 関西広域連合は、関西が首都機能のバックアップを担う仕組みをつくるよう政府に提言。国会や中央官庁の業務のほか、金融や物流などを関西で代替する制度を早期に整えるよう求めている。民主党のワーキングチーム(当時)も3月、首都機能のバックアップ拠点は「大阪が望ましい」とする中間報告をまとめた。

 東日本大震災以降、東京に本社を置く企業では大阪本社を新設したり、東京の被災時に大阪で業務を継続できる態勢づくりを急いだりする動きも進んでいる。


白山_convert_20121202191717
南西方面の上空から見た白山
=石川県白山市、朝日新聞社ヘリから、中里友紀撮影


立山_convert_20121202191913
弥陀ケ原(右下)と大日平(左下)から臨む立山。
中央を走る立山黒部アルペンルートの先に室堂ターミナルが見える
=富山県立山町、朝日新聞社ヘリから、中里友紀撮影

三瓶山_convert_20121202192106
三瓶山。
中央奥の男三瓶山と、右手前の孫三瓶山、右中央の子三瓶山、
左中央の女三瓶山が寄り添うように連なる
=島根県大田市、朝日新聞社ヘリから、戸村登撮影

阿武_convert_20121202192301
阿武火山群の笠山(中央)
=山口県萩市、朝日新聞社ヘリから、戸村登撮影





■ 大地震と連動警戒 富士・御岳・焼岳、監視続く 東海  2012.12.2 朝日

【宋光祐】世界の活火山の1割が集まる日本。東海4県には、気象庁の諮問機関の火山噴火予知連絡会が「監視・観測体制の充実が必要」だとしている火山・火山群が六つある。過去には巨大地震の後に火山が噴火した例もあり、東日本大震災が起きた今、火山災害への備えも迫られている。

 静岡、山梨、神奈川の3県は今年6月、国や自治体でつくる「富士山火山防災対策協議会」を発足させた。今年度中に広域避難計画を策定し、2014年度には合同避難訓練の実施をめざす。

 広大な観光地を抱え、風評被害を恐れて語ることがタブー視されてきた富士山(標高3776メートル)の噴火。それに備えて県境を越えた対策組織ができるのは初めてだ。

 富士山が最後に噴火したのは1707年。噴火地点に近い村は壊滅状態になった。宝永噴火と呼ばれるこの噴火は、実は南海トラフを震源域とする宝永地震の49日後だった。

 昨年の東日本大震災の4日後には、富士山直下でマグニチュード(M)6.4の地震が発生。その後、地震活動は低下したが、国は東日本大震災で火山噴火が誘発する可能性もあるとして、自治体などに火山による広域災害に備える体制づくりを要請した。8月末に内閣府の有識者会議が被害想定を示した南海トラフ巨大地震が実際に起きれば、地震に伴って噴火が起きることも懸念される。

 岐阜県には、気象庁の常時観測の対象になっている火山が計四つある。このうち近年に噴火したのは、御岳山(おんたけさん=3067メートル)と焼岳(やけだけ=2455メートル)だ。

 御岳山は1979年に有史以来初めて噴火した。91年と07年にも小規模な噴火をおこした。84年の長野県西部地震(M6.8)では、大規模な山体崩壊が発生。岩屑(がんせつ)なだれが下流の村に達し、29人が犠牲になった。火山の山肌はもろい火山噴出物が堆積(たいせき)して崩壊しやすいため、噴火以外にもこうした危険性が潜む。

 焼岳は、数千年~千数百年の間隔でマグマの噴出を繰り返している。

 62年の噴火では火口付近の山小屋に噴石が飛び、2人が負傷。95年2月には、山頂の南東約3キロにある安房トンネル建設に伴う国道の工事現場で水蒸気爆発が起きた。火山ガスを含む水蒸気と6千立方メートルを超す土砂が噴き出し、作業員4人が亡くなった。岐阜県側には奥飛騨温泉郷、長野県側には上高地という観光地があり、両県や地元自治体は観光客をどう逃がすか難しい対策を迫られている。

 気象庁は、これらの火山に地震計や傾斜計、遠望カメラなどを設置し、24時間体制で監視を続けている。07年には新たに、火山活動の活発さを5段階で示す「噴火警戒レベル」を導入。「避難」「入山規制」など自治体が取るべき対応を明確にした。県や自治体はレベルごとに行動計画をつくる必要がある。

■降灰、交通・作物に被害

 火山が大噴火すれば、被害はふもとだけではすまない。噴煙となった火山灰が風に乗って広がり、広い範囲で交通網や農林水産物などに被害を及ぼす。

 内閣府が2002年にまとめた富士山の被害想定によると、宝永並みの噴火が起きた時の経済被害は最大2兆5千億円。火山灰は東名高速や新東名高速、東海道新幹線が通る地域にも2~10センチ積もるとされる。

 鉄道では、線路に灰が積もると電流がうまく流れなかったり、踏切に障害が出たりする恐れがあり、内閣府は、関東や東海地方の一部を中心に総延長約1800キロで被害が出ると試算している。

 00年に噴火した北海道・有珠山(うすざん)のケースでは、乾燥時に2センチの灰が積もると車はスリップし走れなくなった。また、航空機のエンジンは火山灰に弱いため、降灰が広い範囲に及べば空路にも影響が出る。交通が寸断されると、富士山や御岳山、焼岳など火山による直接的な被害が少ない愛知や三重県でも、物流などに影響が出る可能性が高い。

 数万年に1回のカルデラ噴火と呼ばれる超巨大噴火では、火山灰は日本各地に降り積もる。約7300年前に九州・屋久島近くの海中で起きた噴火では、東海地方でも灰が降ったとみられる。






■ 国内火山1162回噴火 過去2千年 大規模は百年なし 2012.12.1 朝日

国内の110活火山が過去2千年間で計1162回噴火していたことが分かった。宇都宮大の中村洋一教授(火山学)の研究室が調べた。一方で東日本まで降灰被害が広がった桜島(鹿児島県)の「大正大噴火」以降、大規模噴火は約100年起きておらず、中村教授は「各地の活火山でマグマがたまっている可能性が高い」と指摘している。 中村教授らは気象庁の火山総覧や過去の文献などから、比較的資料が豊富な2千年前から2011年までの噴火を調査。規模の大きさは世界的な指標に基づいて分類し、近年の桜島のように短期間に繰り返される小規模噴火はまとめて「1回」と数えた。

 その結果、計1162回の噴火を確認。このうち短い期間で大量の火山灰や溶岩が放出された大規模噴火は52回で、38年間に1回の頻度だった。10億立方メートル以上の噴火は1640年の北海道駒ケ岳など17世紀に3回、1707年の富士山の「宝永噴火」など18世紀に2回起きた。やや大規模な噴火は124回だった。

 中規模噴火は91年の雲仙・普賢岳や00年の有珠山など562回。3.6年に1回の割合で発生していた。

 1162回のうち、気象庁が24時間監視している47活火山の噴火は9割近くを占める1012回。回数別では阿蘇山の167回、浅間山の124回、桜島の91回、伊豆大島の77回、霧島山の70回、樽前山の39回、富士山と蔵王山の38回が目立った=図参照。

 一方で最近の100年間は1914(大正3)年の桜島から大規模噴火が起きていなかった。この年の桜島噴火では溶岩流で桜島と大隅半島が地続きになり、東日本にも灰が降った。

 マグニチュード(M)9.0だった東日本大震災では列島の地殻が変動し、富士山を含む20ほどの活火山で地震活動が活発化した。20世紀以降、世界で起きたM9級の地震後、数年以内に誘発されたとみられる火山噴火が起きている。

 日本火山学会の火山防災委員会世話人を務める中村教授は「火山災害のリスクを評価して防災に役立てるため、過去の活動を洗い直した」としたうえで、(1)マグマの供給が最近減ったとするデータはない(2)噴火履歴を分析すると、大規模な噴火が近年起きていないことはマグマの蓄積を示している――と指摘。「将来的に大噴火が起きる可能性がある」と話している。(編集委員・黒沢大陸)

     ◇

 《火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長の話》 日本の火山活動を統一的に整理して経過を示した点が意味深い。近年は大きな噴火が起きていないが、噴火の危険性が低いわけではない。マグマは蓄積されており、1707年の富士山噴火クラスの大噴火が21世紀中に5、6回起きてもおかしくない。

     ◇

 〈活火山〉 過去1万年以内に噴火した火山と今も活発な噴気活動が確認されている火山。気象庁が定義している。以前は「2千年以内」としていたが、1979年に御岳山(長野県、岐阜県)が有史以来初めて噴火し、最後の活動から数千年後に噴火した火山もあるため、2003年に改めた。活火山は北方領土や海底も含めて110あり、気象庁が47について24時間体制で監視している。「休火山」「死火山」という表現は使われていない。

日本の火山_convert_20121202193630


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