消費税率を11年度から毎年1%ずつ合計7%引き上げて、12%にする必要があるとの試算が公表された。税率を5%引き上げて10%にするだけでは、黒字化は21年度にずれ込んでしまうという。 試算とはいえ、これだけ厳しい現実が明らかになった以上、消費税率の引き上げから、与野党とも逃げるわけにはいくまい。
と、書いています。財政再建と社会保障充実という二つの問題を同時に解くカギは、消費税が握っている。税率の引き上げが、むしろ生活の安定につながることを、国民は頭に入れておく必要があろう。
日本が抱える財政赤字の深刻さが、改めて浮き彫りになった形だ。
政府の経済財政運営の指針となる「骨太の方針2009」原案に、財政再建に関する新しい目標が盛り込まれた。
財政の健全度を示す国と地方の基礎的財政収支を、19年度に黒字化するのが新目標の柱である。
これまでは11年度での実現を目指していた。だが、度重なる財政出動などで、基礎的財政収支の赤字が09年度末で40兆円近くに膨らむ見通しとなり、一気に8年後へ先送りせざるを得なくなった。
しかも黒字化は、年1~2%の経済成長や従来の歳出削減努力だけでは不可能で、消費税率を11年度から毎年1%ずつ合計7%引き上げて、12%にする必要があるとの試算が公表された。
税率を5%引き上げて10%にするだけでは、黒字化は21年度にずれ込んでしまうという。
試算とはいえ、これだけ厳しい現実が明らかになった以上、消費税率の引き上げから、与野党とも逃げるわけにはいくまい。
将来的に重い負担を国民に求めざるを得ない背景には、危機的なわが国の財政事情がある。
09年度の国の予算は、補正を合わせ44兆円もの国債を発行する計画だ。年間税収に匹敵する規模である。09年度末の国債残高は600兆円に近づく。
国と地方を合わせた債務残高の国内総生産(GDP)比は約170%に及ぶ。欧米の主要国が60~80%にとどまっているのに比べ、際だって高い。
この状況を放置すれば、国債の暴落と金利上昇を招き、経済的な大混乱を引き起こしかねない。新しい目標を立て、財政再建に向けて努力するのは当然のことだ。
政府・与党は、景気の動向を注視しながら、景気が回復すればすぐ消費税率の引き上げに取りかかれるよう、今から準備を進める必要がある。
民主党も、政権奪取を標榜(ひょうぼう)する以上、財政の厳しさを再認識し、消費税率引き上げに、正面から向き合うべきではないか。
消費税に焦点が当たるのは、財政再建のためばかりではない。少子高齢化の進展で膨らみ続ける社会保障費を賄う財源として欠かせないからだ。
財政再建と社会保障充実という二つの問題を同時に解くカギは、消費税が握っている。税率の引き上げが、むしろ生活の安定につながることを、国民は頭に入れておく必要があろう。
記事マップ
● 記事map1 ・ 家づくり
● 記事map2 ・ 子供に身につけさせたい お金の知識・ 家族・ 子育て・ 夫婦
子供に学力の土台をつくる・ 子供の意欲を伸ばす・ 子供の学力を伸ばす
● 記事map3 ・ 健康 ・食育 ・書評 ・環境 ・政治・経済・リンク集 他
« 読売新聞は、幸福実現党の公約の価値を見抜け。時事を対応せよ l ホーム l 新型インフルが一部変異、感染力強まる。強毒に変異時に大切な事 »
「50年も憲法変えてない国なんかないよ。欧州各国とも」
なんですが、同じ人が同じ口から
「欧州は消費税10%超なんて当たり前、20%の国だってある」
などと言ってます。彼の場合は自民党の議員なんで、
自民党内じゃそういう教育受けてるんでしょう。
・・・でもこれって徴税側の論理じゃね?税制なんてもっと単純に
しちまえば節税脱税も徴税コストも減るだろって発想が皆無なのはきっと、
政治家たちよりむしろ財務省や税務署の意向なんじゃないのかって思っちゃうよ。
でも読売とかがそれに乗るってのも理解できんなー。
既得権の上に乗っかってる連中と癒着があるんかね。
小選挙区の名簿は出揃っているようなので・・
どうなるのでしょうか・・
http://www.youtube.com/watch?v=BRzar8-A2XY
http://homepage2.nifty.com/ikaruga/
しちまえば 節税 脱税も 徴税コストも減るだろって発想
これ これなんですよ。
この発想が、地面にへばりついた視点なのか
鳥が空から地上全体をみおろしたような視点なのかの差だと思います。
税制なんてもっと単純にしちまえば 節税 脱税も 徴税コストも減るだろうし
節税や脱税にかけていた不毛な時間を仕事や余暇の時間に転化できるし
徴税する人や立案する人は相当優秀な人材が行ってますから、これからの人材をもっと付加価値を産む民間に行くようにできるし
税制なんてもっと単純にしちまえば 、それが収入増の強力なインセンティブになって、社会が活気がわきおこって 経済活動が活発になって
税収大幅増を生んでいく好循環になると、
邱 永漢さんと、渡部昇一さんから聞いて、
そういう社会になってほしい
と10数年ずっと思っています。
応援宣言って言う手があるんですね。
やるなぁ。
これだと敷居が低く、言い出しやすいです。
小選挙区の候補なんか、まだまだ仮なのではないかと思います。
地湧の立候補者が出てくれば、
柔軟にいかようにでも置き換わるのではないでしょうか。
応援宣言か、立候補に転化するか
それはご当人の意志一つではないかと。
個人的には、山崎拓の選挙区にも、
幸福実現党候補の応援演説に行っていただけるといいなぁと思ったりします。
山崎拓って、ここぞというときには必ず北朝鮮よりです。ひもつき?
でも「効率化」って税収に対するサービスの価値の高さで計るのが本来なんだろうけど、マスコミ的には単に「切捨て」みたいな捉え方に陥るだろうから難しいね。事実上の第1権力の割りに彼らも頭は良くないから。
>「効率化」って税収に対するサービスの価値の高さで計るのが本来
うーん いいこといいますねぇ その通りと私も思います。
>第1権力の割りに彼らも頭は良くないから。
頭のよさを知性というなら、知性は何種類かあります。
きっと知識的な頭のよさで終わってしまっているのでしょう。
大局とか構造を認識する頭のよさは性質が違います。
鳥瞰とか俯瞰のような知性です。
知恵と言うものかもしれません。
>税制なんてもっと単純に
しちまえば 節税 脱税も 徴税コストも減るだろって発想
これなんかも鳥瞰とか知恵とかいう知性です。
鳥が下界を眺めるような知性や認識力が、エリートの方々には必要だと思います。
むかしは教養的な勉強からそれを養成したのでしょうけれど、
教養的な勉強のソースの一つは、ほんらいは仏典であるべきだと思います。
ブッダが直接説かれた教えには、たとえ話でわかりやすく知恵が詰っています。
5/27の党首会談を聞いて、ダメだダメだダメだと思ってしまいました。
5/25の北朝鮮の核実験がミサイル搭載への小型化促進にも関わらず、真の危機を認識していないのです。
それまでは選挙があるから世襲議員など存在しないと記事を3つ書いていましたが、
麻生、鳩山の世襲の名門議員でこのレベルなら、
世襲も、名門もなんら英才家庭教育として、
機能していないことがわかりました。
安全保障を考えられない政治家は、国を滅ぼします。
その一点において、麻生家、鳩山家の英才教育は 0点です。
父親と祖父はいったいなにを教育したのか。
親たちもそのレベルだったということでしょう。情けない。
友愛は論外としても、麻生太郎は、9条改正を党首会談で突きつけないです。国民を守る3軍を率いる長ではありません。
そればかりか、争点を9条改正にしぼっての解散のチャンスも、大勝のチャンスも逃しました。
安全保障の不備をうったえた自民党の政策集団、青嵐会は1973年に結成です。
もう35年が経ったのに、なんら自民党は改憲して、国の防衛権を明記する動きはありません。
そして、2009年5月25日です。
さっさと、、国の防衛権を民意に問うて、民意を刺激するべきです。 小泉首相の郵政解散に習えばいいのです。
選挙、必勝の勝ちパターンを見せてくれたのに。それを使わない。
自民はダメで、がっかりです。