異動は、やる気を刺激し仕事や組織への責任感を育てる。(R.M.カンター)

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会社が壊れ社員が折れる、その前に… 異動という妙薬の使い方  河合馨
                    日経ビジネスオンライン 2009.12.17 ページ2
アメリカの組織心理学者のR.M.カンター。組織内での「異動の機会」の重要性を説いた。異動は、やる気、仕事へのコミットメント、組織への責任感を育てる。 「大企業のようなヒエラルキー的大組織では、成功と言えば異動以外の何ものでもなく、異動のないまま1つの仕事を1つの部署でやり続けると、次第に目立たない存在になり、やる気が失せていく」とした。
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R.M.カンターさんの本はどんなのが出ているか調べると、amazonに1冊ありました。
ただ、どんな内容なのかのさわりすら紹介されていないですし、題名も不思議な題名なので、外れだったら怖いと思い、手が出ません。R.M.カンターさんの論は、大学の経営学部とかで英語文献で勉強するような感じなのでしょうか。よくわかりません。

この河合馨さんの文章からのカンターの「異動論」は刺激的です。
なるほどとうなづける部分が多いです。 そういえば、なにかのビジネス書で「異動があるうちは、会社から期待されていると思え」とあったような気がします。

人を育てようと思ったら、異動を繰り返して、新しい経験を積ませていくことが一つの手法なのでしょう。きっと大企業や、全国的になど広く展開している形態の会社組織に向いている、人材育成法なのでしょう。


ただ、人対人でのサービスで、中長期の継続サービスで属人的な要素が多い場合などでは、どうでしょうか。 人の異動は、優れたサービスの移動になり、評判の途絶となると売り上げ損になるような職種もあるかもです。 育成度合いと、売り上げへの影響度のバランスをとりながらと思いました。


また、どんどん異動させて優秀な人を作っていく方法もあるでしょうが、
固着期間を長くし移動を抑え地域に密着し評判を浸透させ実績を上げれる優秀な個人を見いだし、そこに研修を受けに行く形でスキルを学ぶような仕組みでも人づくりができます。
異動なら優秀な人を伸ばすでしょうけれど、この仕組みだと、底上げが主眼の育成法になるかもしれません。


ただ、活性化ということを考えると、やはり異動が一番なのかもです。
ほかに効果の大きい手立てはわたしは思いつきません。 


横への異動、そして上下への異動、内外への異動。 
人生いろいろ、異動もいろいろです。




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■ 会社が壊れ社員が折れる、その前に… 異動という妙薬の使い方
  日経ビジネスオンライン  河合 薫 2009年12月17日
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20091214/211570/?P=1

「まさか自分がなるなんて……、最初は驚きました。でも、仕事がはかどらなかったのが病気のせいと思ったら、ホッとした部分もあったんです」

 そう語るのは、今から1年ほど前にパニック障害(医師からの診断名)を患い、3カ月前に復職したA氏。知人から、「メンタルを低下させて仕事を休んでいたヤツがいるから、会って相談にのってやって欲しい」と紹介された人物である。

 広告会社に勤めるA氏は48歳。第一印象は、バリバリ元気な営業マン。彼が休職を強いられるほどメンタルを低下させていたとは、外見からは全く想像できない。どちらかと言えば、ストレスに強い人、と分類される雰囲気をもつ人物だった。

 「突然でした。毎朝9時過ぎの電車に乗って会社に行くのですが、その日もいつも通り乗りました。ところが電車が動き出した途端、急に息ができなくなり、慌てて次の駅で降りたんです。少しベンチに座って休み、30分ほどで落ち着いてきたから電車に乗りました。すると今度は電車が動き出した途端ものすごい耳鳴りがし、冷や汗が出てきて苦しくてなり、また次の駅で降りました。死ぬんじゃないか、とにかく自分のことを知っている人がいるところに行かなきゃ、会社に行かなきゃと思い、普通だったら30分の道のりを3時間もかけて会社に着いたんです」

 やっとの思いで出社はしたものの、顔面蒼白のA氏は、驚いた同僚から病院に行くよう促される。そして「パニック障害」と診断されたのだった。

 以前、過労死するまで働いてしまうメカニズムを書いたが(関連記事http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20091109/209286/)、いわゆる“心の風邪”も、風邪をひきそうなことに全く気づかないまま働き続けて、ある時にポキリと折れてしまうことがある。特に、元気な人ほど、自分の強さを過信してしまうためか、その傾向が強い。

 A氏も診断されるその瞬間まで、自分が心の病になるとは、これっぽっちも考えたことがなかったし、「俺、ヤバイかも…」と思うことも全くなかったそうだ。ただ、発症した当時を思い出すと、「確かに毎晩遅くまで働いていたし、自宅の机の上はタバコの吸殻だらけでモノも散乱し、部屋もゴミ箱などが荒れ放題だった」という。

 さて、今回A氏の事例をとりあげたのは、復職後、彼が元気を取り戻す過程に、「元気のない組織」から脱却して「元気ある組織」になるためのヒントがあったからである。その本題に入る前にまず、「気がついた時には、遅かった」という状態にならないために、A氏の経験をお話しします。



 半年間休職しても調子を崩したままのA氏

 パニック障害――。
 多くのメディアでも一時取り上げられたり、芸能人がパニック障害であったことを告白したりで、誰もが一度は聞いたことがある病名だろう。

 ただ、病名の認知度とは裏腹に、パニック障害の症状や治療法をあまり理解できていないドクターが日本では多く、上手く対処できていない実情がある。また、単に「呼吸ができなくなった」というだけでパニック障害と診断されることがあるなど、広く病名が知られているわりには、的確な診断や治療法が取られていない。

 本来、薬の服用と並行して認知行動療法などで専門家がサポートするのが望ましいとされているが、たいていの場合は薬を処方され、通院するよう要請される。基本的にドクターは薬を出して治療するのが目的なので、仕方がない、と言えばそれまでなのだが、薬だけで完治するのは難しい。

 さらに、診断や治療が首尾よく行われていないと、その後うつ傾向が強まり、うつ病を発症することも少なくない。A氏のケースが本当にパニック障害だったのかどうかは定かではないが、彼は最初のパニック経験をして以降、うつ傾向が若干強まり、休職することになった。

 そして、半年間の休職後、復職したA氏。前述した通り、完全とまではいかないまでも、8割方は回復しているように見えた。だが、次の一言を聞いて、それは“見かけ”だけだったことを知る。彼はまだ本調子にはほど遠い状態だったのだ。

 「周りの人が僕に気遣ってくれたり、やさしくしてくれるのは、すごくよく分かるんだけど、今の僕には、そのことが有難いとか、人様のおかげで頑張れているとかは到底思えません。普通に生活するだけで精一杯なんです。医者からは『会社へ行くのが辛くなったら、図書館に行くとかして、とにかく家にはこもらないように』と言われていますが、会社に行きたくなくて図書館に行けるわけないじゃないですかね(笑)」

 彼は私が話の中で、ストレス対処力の高い人は他人の力を上手く使っているとか、たった1人でもいいから信頼できる人がいるとか、そんな風なことを話していたので、このように言ったのだ。

 「普通に生活するだけで精一杯」。そう思う彼に、他人に感謝する余裕などない。初対面の私と話すのもしんどかったに違いない。それでも、「河合さんと話しているとなんか元気が出る」と言ってくれたので、その後も飲みにいったり、ご飯を食べるなど数回お会いした。

 そして、何度かお会いするうちに、A氏が仕事に集中できる時とできない時のムラがあること、食事を全く受けつけないことがあること、会社に行きたくなくなって家に引きこもることがあること、などなど、自分ではコントロール不能な感情に振り回され、疲れきっていることを知ったのである。

 ところが、ある時を境に彼からの連絡が途絶えた。「どうしたのかな」と気にはなっていたが、押しかけて状態を確かめるほどの仲ではなかったし、私からの連絡が負担になってしまっては申し訳ないので、何もしないまま時間だけが過ぎた。

 そして1カ月前。「入社以来ずっと担当していた業務を離れ新天地へ異動します」といった内容のメールが送られてきた。それは、“飛ばされた”と本人が感じていることがヒシヒシと伝わってくる、屈辱に満ちたメールだったのである。



 異動が凹んだ気持ちを戻してくれた

 A氏が異動になった経緯は不明だが、メンタルを低下させていた社員が、復職後、異動になることはよくあること。本人希望の場合もあれば、産業医の指導に基づいた異動もある。ただ、「本人の負担を減らすため」と表向きには言いながら、実際には「あなたはもう1人前としては扱えません」という会社からのメッセージだったり、周りが扱いに困った末の異動も少なくない。

 心の病で休職していた人の復職は、産業医だけでなく、受け入れる会社側の理解や同僚や上司のサポートなくして、上手くいくことはないのだが、周りができる限りのサポート体制を整えたからといって必ず上手くいくわけでもない。非常にデリケートな問題だけに難しく、一部の報告によれば、復職が成功するのは3割程度ともされている。

 さて、ここからが本題である(前フリが長くてすみません。ただ、これはこれで結構意味がある前フリなんでお許しください)。

 “飛ばされた”ことへの不満、自分へのふがいなさ、傷ついたプライド。そんなネガティブな感情を抱えて異動したA氏だったが、意外にも“飛ばされた”ことが妙薬となって効果を発揮したのである。

 というのも、先週A氏から「久々に飲みたいですね」とのメールをもらい、早速お会いしたのだが、開口いちばん彼は、

 「新しいことを始めるのってこんなに気分がいいんですね。自分でも驚いています。分からないことだらけなんですけど、すごく新鮮で、すごくいいムードです」と、心底楽しそうに言ったのだった。

 こちらの心配もよそに、というわけではないが、「なんだ、元気なんじゃん」とうれしい悲鳴を上げたくなるほど、回復していたのである。それは決して一時的にそう状態になっていたからではなく、確実に気分が変わり、一歩前に踏み出した、と感じられる“元気さ”だった。

 異動は、やる気、仕事へのコミットメント、組織への責任感を育てるとして、組織内での「異動の機会」の重要性を唱えたのは、米国の組織心理学者のR.M.カンターである。

 カンターは、「大企業のようなヒエラルキー的大組織では、成功と言えば異動以外の何ものでもなく、異動のないまま1つの仕事を1つの部署でやり続けると、次第に目立たない存在になり、やる気が失せていく」と唱えた。

 たとえば、ある秘書だった女性は30歳の時に結婚をし、出産を機に辞職しようと考えていた。ところが、辞職を申し出ようとした時、上司から突然、課長補佐職への異動を告げられ、数年後、女性初の役員になったという。

秘書という1つの仕事だけをやってきたその女性は、「秘書という仕事には、子供を預けてまで働く意義を見出すことができない」として、辞めるのが当然と考えていたそうだ。ところが課長補佐という新しい仕事の機会が与えられ、“辞める”のをやめた。「もっと自分の可能性を引き出せるかもしれない」との思いが募り、会社にとどまったのである。そして彼女は、その後それまでの彼女とは別人のように、積極的に仕事に関わり、最終的には経営管理担当の役員まで登りつめた。

 人間は「自分にもできる」という実感を得ると、「もっと何かできるかもしれない」と思うようになる。“自分期待”のスイッチが入るのだ。この人間の特性を、カンターは“異動”という組織内における機会で説明したのである。

 異動は“能力発揮の機会”であり、人間の成長に欠かせない重要な傘だ。

 だが実際、異動にはもう1つの大切な効用がある。それは“気分転換の機会”という効果だ。

 異動を“気分転換”などと言うと少々誤解を招きそうだが、新しい空間、新しい人間関係、新しい仕事、そんな新しい環境は、気分が変わる大きなきっかけとなる。小学校の頃、クラス替えが「仲のいい子と別れる悲しい儀式」であるとともに、「キライな人と離れられる都合のいい儀式」であったように、異動は人間関係のリセットボタンを押してくれる。

 もちろん異動は異動でも、個人の能力を引き出すプラスの異動と、上司の都合で異動させるマイナスの異動がある(「“嘘”をつかせる会社の常識」参照http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090914/204715/)。いわゆる“飛ばし”といわれるような辞令の場合、「どうせ俺は、使いモノにならないんだよ」などと自尊心が低下し、「こんな部署のこんなヤツらと同じようには思われたくない」と、気分転換どころかそのまま腐ってしまうケースも少なくない。

 だが、A氏がそうだったように、“飛ばし”と認識していても、自分でも驚くようなプラスの効果が現れる可能性もある。新しい空間、新しい人間関係、新しい仕事に身を置くことは、同じ部署にいては絶対に手に入れることができない“変化の切符”を手に入れるチャンスだ。そして、凹んだ気持ちが少しでも和らげば、再び歩き出そうと力が出る。異動という“傘”は、びしょ濡れになりかけたココロを上手く雨宿りさせ、凹んだ気持ちを戻す役目を担ってくれるのである。



 “ストレッサー”に対処する前に“ストレス”への対処をする

 私は常々、“ストレスの雨”に対峙する傘についてお話してきたが、傘の差し方には2種類ある。

 「凹んだ気持ちを戻す」という傘の差し方と、「問題を解決するため」の傘の差し方である。

 「凹んだ気持ちを戻す」差し方は、ストレスへの対処(=情動中心型対処)といい、ストレッサー(ストレスの原因)に遭遇することで生じたネガティブな感情である「悲しみ」「苦しみ」「つらさ」「不安」などをコントロールすることが目的である。

 運動したり、お酒を飲んだり、おしゃべりをしたり、買い物をしたり、といった一般的にストレス発散法と呼ばれているものは、このストレスへの対処に有効な傘で、「仕方がない」とあきらめたり解決を先延ばしすることで感情をコントロールする方法も、ストレスへの対処となる。

 一方、「問題を解決するため」の傘の差し方は、ストレッサーへの対処(=問題中心型対処)といい、
・原因を検討しどうすべきか考える 
・反省して次にすべきことを考える 
・良い面をみつけようとする

など、ストレスの原因そのものの問題の所存を明らかにし、解決し、二度とそれがストレスにならないような解決策を試みることである。

 専門家の多くは、凹んだ気持ちを戻す対処(=ストレスへの対処)は後ろ向きで、問題解決の対処に取り組むことが望ましいとしている。だが、ストレスへの対処は決して後ろ向きの対処法ではない。人間はネガティブな感情を抱いていると、物事をどんどん悪い方向に考える傾向がある。凹んだ気持ちのまま、問題を解決しようとしてもいい考えは浮かばないし、パワーも出ない。そこで、まずは凹んだ気持ちをポジティブな方向に戻す努力を行う必要があるのだ。

 ストレス学的に言えば、「逃げるが勝ち」というケースもしばしばあり、それが逃避行動であれなんであれ、気分が少しでも戻る行動であるならば、誰がなんと言おうと、どんなに非難されようとも、社会を逸脱しない範囲で、ストレスへの対処を真っ先に行うべきである。

 凹んだ気持ちのまま、前向きの対処を行うのは苦しすぎる。「解決しよう」と思えるまで気持ちをコントロールしたうえで、問題解決に向けた積極的な対処(ストレッサーへの対処)を行ったほうが、たとえ遠回りになっても、問題を上手く処理できる。

A氏の異動は、再び風邪をひきそうになっていた彼のココロを“雨”から守った。もちろん本人はそんなことを期待していなかったし、異動するまでは、異動そのものが“雨”だった。ところが、いやいや行ってみると、なんとそこにはキラキラと輝く太陽の光が差し込んでいたのだ。“異動”が、病気を発症以来、なかなか戻ることのなかった凹んだ気持ちをもとに戻すきっかけを作ったのである。

 それは彼の移動先が、たまたま恵まれていただけ、かもしれないし、たまたまいい人間関係に巡りあえた、だけかもしれない。それに気分が変わったのも一時的かもしれないし、再び凹んだり、新たなストレッサーが生じることだってあるかもしれない。

 だが、「新しいことを始めるのは、こんなに気分がいいんですね」という気持ちは、異動がなければ味わえない気分だったことは確かであり、彼が復職後、初めて会社に行くことが楽しい、と感じたのは紛れもない事実だ。


 「気持ちが楽になる」のであれば、それでいい

 たとえ一瞬であってもプラスの気分になれれば、前向きな気持ちのスイッチが押されることもある。いや、たとえ前向きになれなくとも、ただ単に「気持ちが楽」になれるのであれば、それで十分ではないか。少しでも元気になれるのであれば、それはそれでとても大切なことではないか、と思うのだ。

 私自身、彼の元気な様子を見て反省したことがある。心の問題を語る時は、「まずは、凹んだ気持ちを戻す」と真っ先にアドバイスするのに、転職やらキャリアに関することになると、ついその時の“心の状態”をないがしろにし、問題解決に向けたアドバイスばかりをしてしまうのだ。

 たとえば、「会社がつまらないから、転職しようと思う」といった相談(この不況でこんな相談も激減したが…)が来ると、「つまらないから、というだけで辞めても失敗する。自分が何をやりたいのか? 今の仕事の何が問題なのか?を考えてからじゃないと、転職しても意味がない」などと、自らの経験も加味し、問題型対処、ストレッサーへの対処をやれ!とついつい言ってしまう。その人の心の状態が折れる寸前まで弱っていたら、まずは凹んだココロをもとに戻さない限り、問題解決などできるわけないのに、 “ごもっともなご意見”ばかりを言ってしまうのだ。

 当然ながら、ココロが風邪をひいていない状態の人が、気分転換で辞めたところで、いい結果にはつながらない。だが、既にココロの風邪をひきかけている人の場合には、さっさと辞めて、とにかく凹んだ気持ちを戻したほうが、“勝ち”につながるかもしれないのに…。場合によっては、後先考えずに辞めちゃうことが、いい結果につながることもあるかもしれないのに…。

 人間は所詮、感情の生き物である、ってことを忘れてしまうのだ。



 「会社が元気」は「社員が元気」であってこそ

 今、多くの会社は、いつ組織全体が“心の病”に陥ってもおかしくない状況にある。そこで働く労働者は、すでにココロの風邪をひきはじめているかもしれないのだ。

 会社は、それ経費削減だ、それ事業縮小だと、問題解決に向けて様々な取り組みをするよりも、労働者の凹んだ気持ちを元に戻すことに、もっとプライオリティーをおくべきではないか、と思うのだ。

 何も、全員異動、大シャッフル、子供の頃はやったフルーツバスケットのように、社内大異動してしまえ!と言っているのではない。もっと人の“心の状態”にこだわった取り組みをしないと、組織も、そこで働く従業員も折れてしまう。そういう危険な状態にあるということを、今一度考えるべきなんじゃないか、と。

 ビジョンなき施策は失敗する、というのは真っ当なビジネスの世界の考え方だ。だが、今は、ビジョンがなくてもいいから、とにかく社員が気分転換できることだけをやってみてもいいんじゃないか。こんな状況だからこそ、多少無謀でも、凹んだ気分を戻すきっかけになりそうなことに取り組む会社だけが、最後は勝つ。そう思えてならないのである。

 「異動が気分転換など、ふざけるな」とか、「気分が変わるだけで何の解決にもならない」「もう少しは専門家らしい真っ当なことを言え!」と叱られそうだが、「社員の元気」を取り戻さない限り、「会社が元気」になることはない。

 もちろん気分転換を目的とするなら、異動にこだわる必要はない。だが、出社する場所が変わる、関わる人が変わる、携わる仕事が変わる、それ以上の気分転換って組織にあるだろうか。異動という、ストレスへの対処に使える“傘”を上手く使わない手はない。どんなやり方でやればいいのか、それこそ会社によって差し方を変えなくてはならないだろう。だが、これまでの常識を打ち破るような破天荒な考えで捉えて、異動という“傘”を上手く使ってはどうだろうか。

 そんな発想の転換が、「まさか自分が…」という社員を増やさないためにも、会社が「まさかうちの会社が…」とならないためにも、必要な状況なんじゃないでしょうか。 気がついた時には…、とならないために、「とにかく気分を変えよう!」と秘策を練って欲しい、と願っています。

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■ 会社が壊れ社員が折れる、その前に… 働く組織
http://ryubigitoku00z.blog114.fc2.com/blog-entry-1586.html
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2009/12/19(土) 00:21 | URL | 記名なし #-[ 編集]
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